DON’T TRUST OVER 30 (KCデラックス)
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DON’T TRUST OVER 30の感想・レビュー(255)
「イキガミ様」短編で全部で8ページ位しかないけど、印象に残った。あかるいようでブラックな。でも女の子のパンツが可愛い。そりゃシニガミ様も覗きこむわ。
うーむ…。「マフィアとルアー」と同じテイストをそこかしこに感じる気がする。あと、表題作を読んだら遠藤浩輝の某短編を思い出した。全然似てないけど。
【○】なんとなく自分の人生って、くすぶっている、煮詰まっている、そう感じながら、それでも惰性でダラダラと日々を過ごしているアラウンド・サーティな人が読むと、本当に身につまされるところがある短編集。幾らでもコミカルに描くことが出来る作風の作者なのに、ツンケンとした描き方を目立たせることで、意図的に意図的に「これは真面目な話なんですよー」とそらとぼけた口調のまま呼び掛けてくるようで、読む側としてはかえって、その方が嘘がなくて身に染みてくる。いつまでも子供でいたい、なんて子供は考えないのです、全くね。
あるがままを示したように思う。こうなるんじゃないかという不安と、こうなってしまった後悔。まだまだ自分じゃ読み解けない部分も沢山あった。ただ、大人も子供も結局地続き、同じな気がする。
「30歳以上を信じるな」直訳するとそうなるが、読後感としては、「30歳以上になったなんて信じられない」と言う方がしっくりくる。青春という浜辺には、でかい看板が立っていて、30歳以上は立ち入り禁止と書いてある。青春にはやり残したことしかない。その札の前に立って、やり切れなかったという悔し涙が流されるとき、それが結晶して青春となる。変ゼミの、無理にはしゃいで悔しさを誤魔化すような作風も良いが、このように、ストレートに泣いてみせる方に、サルガッ荘からの読者としては、より強く共振してしまう。
まず、装丁が素敵。一番最後の「SON HAS DIED, FATHER CAN BE BORN.」がとてもよかった。大嫌いな父親に自分を重ねる主人公。許すということ。「マフィアとルアー」も再版かかるらしいので買って読む。
ファウストっぽいなあといえばファウストっぽいけれど、桜庭一樹の一般作や「愛すべき娘たち」(よしながふみ)の母と娘の関係をそのまま父と息子にして青年誌に直した、といった方がしっくりくるか。全体的にダウナーで、上手いけど生気のない絵がより作品の陰鬱さを際立たせている印象。物語よりもメッセージ主体で、全体的に直截的すぎて自分のツボではなかったですが、「Don't Trust Over 30」シリーズはよかったです。中でも女子高生の話が終末のポジティブさにあふれていて好み。タイトルは秀逸だと思います。
ずっと放置して埃被ってたのを読了。なんか見覚えあるなと思ったらファウストかなんかで読んでたかも。読み終わって、このままではいけないような、そんな気がした。
某オトナファミという雑誌を書店で手に取りページをめくっていると「短編集」特集をやっていて、そこで紹介されていた。「変ゼミ」も好きであり、いくつかの短編も読んだ事があったので、載っているのかと購入。第一話で表題作の「DON’T TRUST OVER 30」という作品がいきなり胸に刺さる。結婚もせず、ダラダラと30を越え、ガキであり続ける主人公と、彼が嫌悪する父の存在と言うものが、先週、悪性リンパ腫で入院した私の父の関係とダブって見えるのであった。
「明日、超巨大隕石が落ちてきますよ。でも○○にいれば助かるかもね?」という曖昧な予言をされ、どうにかして生き残りたい人が右往左往した後、それに加わらず残った人たちが恐ろしく静かな街で、いつもと変わらない生活を続ける——なぜかそんな「静かな終わりの風景」が見えた短編集だった。悲しみも、あきらめすらも超越した「無」の境地。これが悟りってやつなのだろうか。それにしても装丁が好き。
大人な話だというのが第一印象。読み終わった後、すぐ読み直して全体の流れをもう一度復習。最初と最後の話が一番よかったな。若い頃の親との衝突は誰しもあるものだと思うし、大人になって、色々経験して親に感謝する人もいるだろう。兄弟や知り合いに赤ちゃんが生まれればそこでまた価値観の見直しが行われる。なんだか色々自分を見つめ直してしまう本だな。既に大人になってしまった人に是非とも読んで欲しい。
2 極端に言えば、江戸の18歳と平成の18歳とでは求められるものが違うはず。そういう流動的なもの(年齢と社会における役割との関係)に対して、絶対的な指標を持とうとするのは浅はか。 社会全体に言えることですけれど。
佐藤友哉の帯に釣られて。こういう気持ちを抱えながらみんな『変ゼミ』を描いたり読んだりしてるんだよな、というあたりまえのことを確認する意味で読んでよかった。説教臭い絵柄じゃないのもよかった。
一回読んだだけじゃ何を言いたいのかよくわからなかった。TAGROはこういう漫画も描けるのかぁとちょっと意外。でもこういうシリアスな話にはTAGROの絵はちょっと合ってないよね。
友人から借りた/「基本は利己的だが、それだけに振る舞い切ることはしてしまえ無いような、人と人。」 傍目には、この連作群と、読者私自身の友人達の環境は、似た問題を抱えているように見えると思う。年齢的にも時代的にも階層的にも似た問題を。だが作品と私とでは「その問題への見方」が全く違い、その違いを面白く読んだ。/TAGRO作品は講談社のは大体読んでいるけど、漫画家が主人公の2話は、先と後でTAGROの絵の二通りを見られると思う。お母さんの絵はまるごと変わっているが。
「Limbo」は飛び過ぎててしっくりこなかったけれど、殆どの作品に身をつまされる思いだった。皮をべろんと剥がされてガスガス殴られているみたいに読んでいる間痛くて堪らない。失ったり過ぎ去ったりした青春たる時代の切なさが凝縮されててTAGROが大好きになった。表題作からラスト「SON HAS DIED~」への昇華が本っ当にすばらしい。
自分の心境にぴったりフィット。現代社会においては、30代が各々の現場で成人式という儀式を迎えているのだ。夢と現実の折り合い、本当の意味での子供から大人への脱皮。両親と向き合い、自身が親になる準備を始めていく。社会が豊かになった結果、食うために働くという切迫が失われ、青年期のモラトリアムが長引いていく。それでも我々がヒトという生物であるかぎり、親から子への連鎖は続いていく。赤ん坊の無垢な目を鏡にして自分の半生を振り返るシーンは圧倒的。29歳という瞬間に読んでおいてよかった一冊。
変ゼミは読んだことないが、この漫画はだいぶ好み。起→結の流れが素晴らしい。大人とはなにか、ということについて描いています。というかまず、カバーがすごい良いですよね。
DON’T TRUST OVER 30の
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