虫と歌 市川春子作品集 (アフタヌーンKC)
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虫と歌 市川春子作品集の感想・レビュー(1345)
人と他の種族との関わりを描いたお話。夜の暗さと同じ構図で想いを伝えるコマが好きです。一緒に暮らしていて相手を大切に思う気持ちがあれば、それはもう家族なのでしょう。愛情はきっと伝わる。相手が植物でも虫でも、星でも。
アフタの四季賞で「虫と歌」に出会って以来気になってて何回か読み切り掲載号買ったなーと懐かしい記憶。去年の大掃除で四季賞の冊子見つけて単行本出てるか調べたら、あったー!この独特な世界観と絵がとても好き。一見無機質で淡泊で、とても静謐な印象を与える作品たちだけれど、よくよく読んでみればクラクラするほどの有機的な臭いが充満した、濃密な空気を感じさせる漫画じゃないか。圧倒的な切なさや寂しさや其処彼処に閑かにたゆたう死の気配があまりに美しく艶めかしくて、初読のあの日以来市川春子に魅せられたまま。表装も素敵。
25時のバカンスを購入したので再読。表題にもなっている「虫と歌」は、一度読んで話を知っていると、読み返したときに切なさが凄く増して、初読でなんとも思わないところで泣けてきたりした。またしばらくしたら読みたい。
どの話も好き!二作目よりこっちの方が好きです。特に「日下兄妹」はよかった。話の展開も好きだけど、日下くんがかっこよく、まわりの先輩後輩とのやり取りがおもしろくて、ヒナがけなげでかわいい。「虫と歌」もよかった。「星の恋人」もよかったな、「25時のバカンス」もそうだけど、どことなくエロチック。
久しぶりに読み返してみた。そして何度読んでも面白いものは面白いと感じた。『ヴァイオライト』の話もここにきてやっと「ああ」と理解できた、ような気がする。今回は『虫と歌』を読んでラストがいやにせつなく感じ、『ひみつ』が案外印象に残ったりした。うん、この短編集はやはり秀作揃いの名作だ。
すごい。すごい…。絵柄はすごくシンプルだけど、物の形や意味をしっかり捉えて描かれていると思った。さらっとしてるから、何度見ても重たくない。お話の方は、もう、切ない。淡々と不思議なことが起こる日常の後ろに、明らかには描かれていないところに、何かとてつもないものが蠢いている予感がしてそわそわする。とても素敵な漫画。
シュールで綺麗なお話し、ファンタジーと言っていいのかSF と言ってのか。
気持悪いけど綺麗、言い難い気持になる。グロさもありでも後味は爽やか。
25時のバカンスがすごくおもしろかったのでさっそく買って読んでみた。絵は(当然ながら)25時~のほうがうまくなっていたけれど、作品に共通する雰囲気ーー美しさ、切なさ、どうしてこんなこと思いつくんだというぶっ飛んだ設定、それなのにその設定を読み切りで昇華させてしまう贅沢感、そうして一皮向けば恐ろしいことになるんじゃないかというじわじわ沁みる不安定さは既に変わらない。よく考えればグロテスクなのに危ういところでそう感じさせない。もっと他の話も読みたい。それぞれの続きも読んでみたい。今後も作家買い決定。
「日下兄妹」には泣いた…。「虫と歌」のラストが意外で驚いた!しろうくんがメガネかけてニコっと笑うのすごくかわいかった。皆働き者で読んでて気持ちよかった。
シュールで抒情的な作品群。「日下兄妹」と「虫と歌」が特に好き。植物、虫、星といった、これまで読んできた作品とは違った切り口での異種族との生活、交流と別れが描かれているが、とても切ない。
新触感とでも言うのか、もしくは新食感でもいいけれど、とにかく何か接したことのないモノに出会い頭に衝突して今まだ目の前がチカチカしているような感覚。素人目にはシンプルな線に見えるのに、不思議な艶かしさがあって非常に惹かれる。「日下兄妹」にはうっかり泣かされてしまった。自分とこの本自体の関係を、作品内の異質な物との日常生活になぞらえたくなるくらい、これまで読んできた漫画の中で確実に異質な位置を占める作品だった。ぜひ仲良くしていきたい。
短編集。表紙から察するに、雰囲気重視のスタイリッシュな漫画なのかなーと思って読んでみた。スタイリッシュな雰囲気であるという予想は間違っていなかたが、その上、各話に必ずびっくりさせられるショッキングなシーンがある事に意外性を覚えた。しかもこれらがスタイリッシュな雰囲気を壊さないように巧く組み込まれているところが、この漫画の只者ではない所だと思った。
人外の存在と人間との交流を描いた短編集と思いきや、実はどっちも人間ではなかった的な話が4編中2つもあるとか、流石である。「25時のバカンス」も含め、かなりストレンジな話ばかりなんですけど、作者はどういう思考回路をしているんでしょうかね(いい意味で)。一度話をしてみたいです。
やっぱり高野文子を連想するけど それは絵柄の話で 物語や構図はもっと乙女チック。タンスのネジが取れて成長して野球少年の妹になる「日下兄弟」が1番好き。妹が最後にしてくれた事でやっぱり野球するのかな?と思ったら自信満々に孤立して旅立つラストに勇気づけられた
再読。自己愛、雷、兄弟愛(無機的)、兄弟愛(有機的)な話を収録。たまらん。好み。それ以外に言うことは無いのだけど、ヴァイオライトの解釈の仕方だけは何度読んでも定まらないでいる。四季賞受賞作から大好きである。が、ヴァイオライトはアフタヌーン掲載時と全然違うらしいのである。それがショックでならない。原本を読んでみたい……!
とても不思議な読後感。何度も読み返し向き合いたい作品。ただ全体にわりと重たいテーマなので読むコンディションを選ぶ必要がありそうです。
虫と歌 市川春子作品集の
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感想・レビュー:499件














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