丸太町ルヴォワール (講談社BOX)
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丸太町ルヴォワールの感想・レビュー(322)
表紙のイメージとは違う感じで、私的裁判やら話の中に含まれるトリックには驚かされました。アイディアは面白いのですが中盤から後半にかけて読み疲れてしまった感が……。
サラサラと読めるラノベらしい三人称軽妙洒脱な感じもしなくもない語り口調に身を任せていたら読中三度ほど落ちた。京都でこの語り口調だとどうしても森登美彦氏を憶い出すのだが、こちらのほうが堅め?/講談社BOXということだがメフィストでもいけそうな良作。何でもありな私的裁判はやや長いかともおもったが、伏線が緻密で再読すれば二度三度と楽しめそう。時間があるときに読み直したい。
いやあ、BOXって感じ! 久々にこういうの読みました。なかなか面白い。まだまだいけるな、私!よかった。 キャラ立ちが半端ないです。こういう会話の展開もひさびさ。 舞台装置が面白いです。私的裁判で、説得力あったもん勝ち、面白かったもん勝ちみたいな。 どんでん返しの連発も楽しい。最後のほう、これってどうやって収拾つけるんだろう?って思ってしまいました。 強烈なキャラにかなり振り回されましたが、楽しく読めて満足。
最後の最後まで騙される快感は至高。そしてどんでん返しの多さに脱帽する。特異な裁判やキャラの濃さといった、トリックだけじゃない設定の面白さが光る名作。早く続編を読まねば。
ばれなきゃ何でもありの私的裁判。冒頭の供述が裁判に上手く活かされててよかった。ただ展開がコロコロ変わりすぎて混乱する。どんでん返しも多けりゃいいってもんじゃないね。
新人のデビュー作だが、第一章の二人の会話の駆け引きから引き込まれた。しかし、勝てば官軍の私的裁判というアイディアは良かったが、どんでん返しがしつこすぎて驚きが薄れてしまった。叙述トリックの使い方も単純すぎて物足りない。もっと恐ろしいものの片鱗を味わいたかった。ラストシーンは綺麗にまとめていて好印象。☆×4
評判がいいので年末に買ってみた。出版形態が形態だけにラノベ的展開や、キャラ・会話があるけど、それに抵抗なければ楽しめる。後半、確かに「やられた!」という箇所がありました(丁寧に読んでたらもう1回は驚いたかもしれない)。個人的には、丸太町はかつて住んでいたこともあり、そういった意味でも感慨深いものがありました。
異色の登場人物と世界観の絢爛ぶりから各章のエピグラフに至るまでの徹底した雰囲気が堪らない。少しご都合がよろしい部分も気にならないではないけど…ミステリとしてではなく物語としての必然的などんでん返しが堪能できてお腹一杯。もう堪忍してくだせぇ。
第一章がすごく面白かった。第二章も悪くなかったが、第三章あたりから読むのが非常に遅くなった。これ本当に同じ作者が書いてるのかなとさえ思った。どうにも商品にするために小説としての価値を落としているような水増し感があった。終わりは良かったよ。
★9。初読みの作家さん。正直さほど期待していなかったので、嬉しい誤算でした。粗筋を読んでも、あまり面白いとは思えなかったのですが、双龍会になってからは、二転三転当たり前っていう感じで、ある意味気持ちよく騙されました。普通に単行本にした方が読む人も増えるのにな〜とそこが少し残念ですが、面白かったです♪
擬似裁判という独自ルールのリーガルミステリ。勝つためなら嘘や証拠の捏造さえもまかり通るし、ある意味ご都合主義的だけど、理詰めで展開さる達者な語りでぐいぐい読み手を引っ張るし、よく最初から最後までよく考えられていた。ただ、真相を幾度と無くひっくり返しすぎて事件自体がどうでもよくなってしまうのは致し方無いか…。
なんというボーイミーツガール!
始まりも良ければ終わりも良い。細部にまでこだわった幾つもの仕掛けは充分に私を転がしてくれました。息もつかせぬロジカルな展開に騙し騙されのどんでん返し。一気読みは必至でしょう。ただ、なぜ講談社boxからなのでしょうか?
もっと評価されてほしいです。
もし、鮎川哲也が生きていたなら、「これが本格推理の書き方なのです」ぐらいのことは言ったかもしれないなぁと妄想してしまうくらい、本当に最後の最後ギリギリまで読者を欺き続ける巧みな騙りに感嘆。記述に対して眼光紙背に徹し、再三四読してこそ、本当の本格推理の面白みがわかるという鮎川哲也の主張は、この作品に対しても充分、通用する。
こういうミステリのなかでマイヤー・マイヤーやアーヴィン・アーヴィングの名を目にするとは。叙述仕掛けを作品の外側にくくり出さずに作品世界の内部に物理的にとりこんで謎解きに奉仕させているあたりに感銘をうけました。
これがデビュー作とは!そこにあるのに、どこにもない京都の世界観も、ミステリー部分も、最後まで気が抜けない仕掛けも、登場人物も完成度高っ!ラストも綺麗に終わってる。奇想天外な設定説明も苦にならなく読めたし。続編を先に読んでしまったので、登場人物には改めてプロフィールを聞いた感じ。これは3弾目も楽しみ!!
とりあえず第一章はすばらしい。双竜会も序盤は屁理屈こねてるだけに見えたけども、後半のどんでん返しの連続は読む手が止まらなかった。次の作品が読みたくなる新星です。
再読。双龍会も含めその前後問わずに細かな仕掛けや様々などんでん返しと内容がド派手で盛り沢山な今作。そんななかでも表題の丸太町通のように折れ曲がることない一本道の、整合性のある物語として語られているのが凄い。言葉遊びのセンスといい、推理小説としての驚きを感じさせてくれる部分といい円居さんの自作以降も楽しみです。
素敵。私的裁判というどろっとした中、きっかけがロマンチック。論語とルージュの軽快なやりとりから双龍会のがやがやとした熱さ、ラストのしんみりとした雰囲気まで楽しく読めた。達也の得体のしれなさがとても好み。流に随分驚いたりどんでん返しの連続で途中でもう誰がルージュでもいいやと思ってしまった。ここからの続編が想像できないので次を読むのが楽しみ。
どんでん返し。そして、どんでん返し。ゴロゴロと掌の上で転がされた。双龍会というのは、どんでん返し向きのガジェットですね。複数の探偵が次々に謎解きしていく形を別の形で表現している。読者を真正面から騙してやろう!という気持ち嬉しいし楽しい。最後の終わり方も素敵。この作者は追いかけたいと思わせる読書体験でした。大満足。
自然死として解決された祖父の殺害容疑で、私的裁判・双龍会にかけられることになった少年。事件の日、短くも熱いやりとりを交わした、ルージュなる謎の女の姿を求めて、少年は裁判に臨むが―― 真実を突き止めるというより、納得させたらOKという、「双龍会」の設定にそもそもついていけなかった。全体的に「内輪受け」なものを感じた。 一方で、キャラクターもみな個性的で(このどんでん返しは良い!)、会話のやりとりも面白い。 …結局、中途半端な読み心地だったけれど、意外にも爽やかなエンディングで、次も読みたくなった。
三年前の祖父死亡の一件で“双龍会”なる私的裁判にかけられることになった城坂論語は、事件当日の屋敷内で“ルージュ”と名のる女性侵入者と会ったと主張するのだが…。“双龍会”で問われるのは「真相」ではなく、如何に相手を言い負かせるか。雰囲気は違うけどA・バークリーを連想した。この物語の世界感には最後まで馴染めず、現代ではなく大正~戦後が舞台ならよかったのにと。ミスディレクションの線引きを超えた記述があったのと、麻雀用語が多いのが不満。麻雀に不案内な人間にはチンプンカンプンでした。次作を読むか迷い中。
父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語が、変幻自在の論客が丁々発止の応酬を繰り広げる私的裁判“双龍会”の被告となる物語。小さいフォントで2段組!登場人物が濃ゆくて、独特のクセのある雰囲気で読み終われるか心配だったけれど、会話が多くてリズムよく読めました。驚愕のどんでん返しではなかったけれど、ギチギチにしかけが仕組まれていて楽しかったです。本格ミステリ好きの方はお好きなのではないかと思います。筆者はかなりミステリを愛しておられる方なのではないかしら。さあ、最新作を読んでみます。
評判から期待し過ぎたかも。疲れた。特別な人間が飽和状態な世界に、ちょっとちょっとウンザリ・・・。誰も真相に興味を持ってない事件の話がだらだら。
確かに面白い!名前とか難しいので戻って戻って読んだけれど、話はスリリングでとてもひき込まれる。次作も楽しみだなぁ~。 それにしても、白澤なんて羨ましい。
人を選びそうな雰囲気。最初はよくわからない言葉が飛び交っていて読みづらったですが、私的裁判は非常に盛り上がりました。終盤のどんでん返しの連続に何度も驚きましたが、なんだか自分の読解力不足で十分に楽しめなかった感じがします。
【再読】新作が出たので、ついつい購入。何度読んでもやっぱり面白いなあ! あっという間にひきこまれて、今回も時間を忘れて一気に読んでしまいました。この本は本当にすごい。お気に入りの一冊です。最後の一ページのやりとりがとても好き。さあ、新作も読むぞ!
古都と故事を本格ミステリでブレンドしたような推理小説。私的裁判という独自の呼称が頻出する舞台で覚え辛い。そこを乗り切った後、第三章からの論理の鍔迫り合いには読む手が止められず、ぐいぐい引き込まれた。ウィットに富んだ掛け合いも楽しい。そもそも第一章だけでも短編として成立するような完成度で、その続きが読めるというのを考えるだけでわくわくした。麻雀の言葉遊びに関しては、あまりにも多すぎて知らない人の理解を妨げているようで気になる。個人的には作品の面白さ以上に好みに共鳴してしまって読み終わるのが惜しいほどだった
1章で騙されて2章でまた騙された!どんでんがえしの繰り返しで面白かった。種明かし全部わかった状態でもう一度読むとさらに楽しめそう。
第一章から知略を尽くした会話の応酬に思わず舌を巻いた。リアリティを感じさせる文章から浮かび上がるどこか幻想的な舞台は、一歩路地に入ると別世界が広がる京都の街並みのように秘密めいた魅力で訪れる者を惹きつける。巧妙な伏線や後半のスピード感とどんでん返しの連続は、作家の底知れぬ実力を伺わせた。キャラクター描写も素晴らしく、大変おもしろく読むことができた。本格ミステリ界の新しい才能に今後も期待したい。
これまた感想に困る作品だこと……。えーまず第一部は非常に素晴らしい。こういうのが年に数冊読めるだけで本読みで良かった、と思えます。ただ途中からガラリと雰囲気が変わってこちらはあまり私の好みではなくなったのが残念です。作中ではやたらとクイーンと対比されてますが、エラリーはただ空回りが多いだけなので、徹底した論理の考証からの転換という意味では法月かなぁ。作者の次作の出版も決まったようですので、ミステリ界の新星ということで期待しておきます。
丸太町ルヴォワールの
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感想・レビュー:144件















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