<新装版>とらんぷ譚2 悪夢の骨牌 (講談社文庫)

<新装版>とらんぷ譚2 悪夢の骨牌 (講談社文庫)
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<新装版>とらんぷ譚2 悪夢の骨牌の感想・レビュー(88)

前作の「とらんぷ譚」で澁澤龍彦が述べていたように、よりトリッキーに幻惑してくれる仕上がりになっている。読み終えて小説全体を見渡したとき、そこかしこに仕掛けられた価値観の反転は作者の緻密な計算に基づいていることを知り、戦慄せざるを得なかった。それにしてもこんな小説を書いてしまう中井英夫はなんて格好いいんだ。個人的ベストは「廃屋を訪ねて」。

12/20:浩乃
12/14:(´・ω・`)
豪奢な洋館のサロンで開かれる宴。女主人、令嬢柚香、10人の客、現実と非現実を行き来する奇譚。とらんぷの名の通りの13の短編にして、長編の装いを持つ物語が、贅沢な幻想に酔わせてくれる。まさに「言語魔術」という言葉がふさわしい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/12

戦後の混乱期の描写は、この時代を生きてこられたかたでないとおそらくわからないもの。それゆえのリアリティがあって、夢に出てこないか心配しながら眠ったほどだ。このような読書体験はなかなかできない、と思わせられた美しくも混沌とした作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/16

11/14:アメジロー
前作にも増して深い迷宮に迷い込んだような感覚に陥ります。読み終わるとまた最初から読みたくなるのは私だけではないはず。再読するたびに見え方が違って来る物語だと思います。後半の戦後の風景が垣間見えるのも面白い。好きな部分は「薔薇の獄」。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/07

11/02:やーか
第2弾は、まさかのSF?前作にも増して、難解で出口の無い迷路を彷徨わされるような短編集でした。巻末に「泉鏡花賞受賞インタビュー」が載っているのですが、中井さんは小学生で乱歩、中学の時に夢野久作や小栗虫太郎を読まれたって仰っていました。なるほど、そういう方が作家になるとこういう作風になるのだろうと妙に納得してしまいました。幻想的な世界に酔わされて、結局続編も購入してしまいました。まだ2冊続きが読めると思うと幸せです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/31

10/04:kei
09/16:かなわ
09/11:
トランプ譚二作目、前作の流薔園に続き今回は時間旅行を鍵とした連作短編でした。中井さんが創り出す幻想的でどこか蠱惑的な世界観はさることながら、解説にて種村さんが述べておられるように決まった読み方をすることが不可能な彼の作風に酔い溺れてしまいました。それだけ中井さんの小説は自分好みなのですが、今回は特に何が真実で今どこにいるのかが曖昧で迷路のようでもあり循環的な時の流れに翻弄されます。特に「薔薇の獄」が好きですが、本当にどれも素敵なのでこれからもっと他の作品も読みたいと思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/23

08/10:
クラブのトランプに模した短編。こちらは序盤は「虚無への供物」を彷彿させるような推理劇だったのに四方八方へと時間の核を真珠の層が包むかのごとく、物語の時空は跳び、最後はSFと大変、驚きました。戦後の風俗の描写も生き生きしていて素敵でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/20

06/14:スミオ
05/25:まろ
05/03:緋茉莉
04/27:双木あるく
02/24:さくらい
02/19:strafkolonie
美貌の母娘、手紙、水仙、時間旅行、自分の半身、戦争、三島由紀夫−。どこからどこまで…と考えず揺蕩うように、世界観に身を任せた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/13

読み進む程煙にまかれる感じ。実際に戦中戦後を体験した人の重さも感じられいろんな意味で楽しめました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/23

01/19:ハル
心地の良い超現実。SF色つよめの幻想文学。藍沢親子のファムファタールぶりには個人的に強く惹かれるものがあったが多くは語るまい。ただ流し読みするだけでなく後半で差し挟まれる戦後批評も面白かろうが、それを野暮と感じさせるくらいには耽美なきらいがある。戦後風俗描写は読んでいて愉しかった。そういえば「虚無への供物」も戦後への批評性を含んだ作品だったような。中井自身の一貫したテーマなのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/22

12/22:ナナシ
12/07:透矢
10/06:唐羽 ルリ
09/27:ティシュ
ミステリらしく始まりながら途中であっさり首謀者がわかり、耽美な悪女譚になったかと思うと幻想がどんどん強くなり、驚愕のSF展開になったあと、最後はまさかの社会派小説になるという。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(2) - 09/16
food
た、確かに……。
ナイス!ナイス! - 09/17 00:36

shalom
言われてみればその通りなんだよね。。。
ナイス!ナイス! - 01/09 14:41


09/13:多夢
09/10:松子
時の牢獄に囚われているのは誰なのか?幻想小説としてだけではなく、戦後批判としても読める作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/09

08/28:藍果
★★★☆

前作のとらんぷ譚からはまた変わった趣。各編もあまり独立したものではない。一ヶ月ごとサロンに届けられる手紙の話から緩やかに時間旅行へと飛ばされる。後半の作中人物を通して著者自身がぼんやり戦後を振り返るような展開は評価が分かれそう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/21

08/20:未明
07/24:蝋子蜜子
前巻もそうだが虚々実々で頭が混乱してしまう。さらに本巻は時間さえも絡んでさらに混乱。でもこの世界観は唯一のものだから気にはならない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/22

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<新装版>とらんぷ譚2 悪夢の骨牌の 評価:64 感想・レビュー:28
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