ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)
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ブラックペアン1988の感想・レビュー(1128)
長きに渡る因縁に決着がつくのか・・・というところで「黒いペアン」が持つ本当の意味が・・・というわけで、読後感も良く楽しませていただきました。今度は「ブレイズメス1990」が楽しみです。
チームバチスタよりもずっとずっと前のお話。佐伯教授が良い医者なのかどうか主人公と一緒に迷いながら読んでいたが、最後でその真意を知ってスッキリ。未来が開けていく終わり方でよかった。知ってる名前がいっぱい出てきたので、これを手元に置いてもう一度バチスタを読み直したい。内容とは関係ないが、文庫は上下巻でなく1冊の方がいいなぁ。
バチスタを読んだ人と読んでない人とでは楽しさも評価もまるで変わる作品だと思う。自分は強引なんで、感想としては『無難』な作品。しかし、改めてバチスタを読んでみたいと思ったし、そういう意味では期待させてもらった。ラストの手術シーンはどこかしら東野圭吾の『使命と魂のリミット』と似た印象を受けた。
患者と医師は対面していてもずいぶんと距離感があるように感じますが、それはあまりにも素人には理解できない高度な分野を極めた人に対する遠慮、己の無力感に対する卑屈さ、無条件に頼るしかない弱さからくると思います。そうした垣根を越えて歩み寄ってくれる医師はありがたいものですが、やはりいい意味でも悪い意味でも次元の違う世界に生きる人々という印象は強いです。手術シーンの緊迫感の描写はやはり圧倒的なものがありました。
話の舞台が医療現場なので随所に医療用語が入ってくるけど、説明に余分な解説くささがないので読みやすい。医者、看護士、患者、一人一人の思惑や決意や揺らぎに、理屈や正解ではない世界で信念をもって戦うことはどれだけ厳しいんだろうと思う。バチスタから一貫して猫田さんの飄々とした食えない感じが個人的に結構好き。強烈な個性の面々に囲まれて苦悩しながら一歩ずつ成長していく世良がこの先どんな医者になるのか、今後どこかで見られたら嬉しいなぁと思う。
終始テンポは良かったが、後半、わりと怒濤の展開になり、どきどき!!タイトルの意味するものが終盤になって分かる良作。渡海先生、もう出て来ないのだろうか…。続編の文庫版(まだ出てない?)もいつか読もう。
ブラックペアンは目印のペアンなのかとばかり思っていましたがこんな仕掛けがあるなんてびっくりしました。佐伯教授が人でなしでなくてよかったです。佐伯教授をはじめ、小天狗こと高階先生と世良先生、そして渡海先生のキャラが確立されていておもしろいし、速水先生、田口先生、島津先生の3人が既にいい味出してます。田口先生の外科嫌いの原因は絶対世良先生のせいだなーって思いました。
そのまま下巻に突入!ブラックペアンの謎が解き明かせる!佐伯先生の準備の良さが凄い!渡海先生もまた登場して欲しいですね。しかし、東城病院は腕の良い先生が病院を離れる率が高すぎる。去った先生方が残れば日本一の病院になるだろうに(笑)
解説で「バチスタ」より面白いとあったのがわかります。最近の海堂さんは人が殺されなくても面白いですね。ただ、この人だれだった?と気にしながら読まなきゃいけないのが玉にきず。
ブラックペアンというタイトルの意味が分かった時鳥肌がたった。上巻はただ医療現場の日常を書き連ねていたようにも感じたが、しっかりドラマがあった。ただの悪役かと思っていた佐伯教授の秘めた思いを知り胸が熱くなった。憎しみを抱え続けていた渡海先生が真実を知った後でとった行動は潔くてかっこよかった!!いつか渡海先生のその後の話が読めたらいいなぁ。
田口、速水、津島の大学生時代を垣間見ることが出来て非常においしかった。そうか、渡海先生の手術は下手なのか…。嵐のように駆け抜けてしまったので、あちこち読み落としたところがありそう。再読の楽しみにしたい。渡海先生とか佐伯教授とか若き日のゴンちゃんについてとか、書きたいことが色々あるはずなのだけど、頭の中で渦巻いて言葉にならず、駄文にさえならなさそうなので、感想は改めて再読したときに。
面白かったです。医療関係の話なので好き嫌いが分かれると思いますが全然難しいとかそういう部分も上手くまとめているからだと思います、医療関係の小説でこんなにハマったのは初めてです。
上の感想に高階と渡海のキャラが似てると書いたけど、下巻にてそれは撤回。渡海の去り際があっけなすぎて寂しかった。いつかまた登場してきてほしい。オペシーンでの佐伯教授の「ブラックペアン」の一言はなぜか鳥肌が立った。
(上下巻共通。) ちょっと昔の話。 もう、完全に医療小説ですね。 手術シーンが多く、楽しめました。 ちょっと残っている推理小説的な要素も、いいスパイスになっていましたね。
とても面白かった。あとがきにもあったが、医者の苦悩、葛藤等を擬似体験できる点でやはり小説は素晴らしく、このストーリーはその点でも、秀でている。この続編が楽しみ。
良い話です。イヤなイヤなイヤな奴が最後にはいい奴だったというややありふれた展開ですが、うまくまとまっていて読んでいてワクワクしました。シリーズの知識がなくてもかろうじて楽しめそうですが、やっぱり読んでいた方が楽しめます。巻末の吉川対談もなかなか興味深い。そして続編にも期待大。
チーム・バチスタの過去のお話。田口・速水の学生時代、藤原看護師長・猫田・花房の若かりし頃など、思わずニヤりとしてしまいます。桜宮サーガ主要キャラが活躍し、あっという間の読了でした。内容は、少し軽い感じがした。
いやー、面白かった。タイトルの意味とか分かってスッキリしたし、佐伯外科(というか佐伯教授と渡海)での因縁の元の真相には驚きと納得で半々かな。バチスタ事件から続く数々のスキャンダルの序章、という感じ。面白かった。そして、これからの作品で新米じゃない外科医の世良が出てくるのか出たらどう活躍するのか楽しみだ。
再読。佐伯外科での因縁の収束。海堂作品のキャラクターには「いけすかない、納得できない、のにカッコいい!」と思うことが多くて、今回はそんなキャラがたくさんいました。ここからバチスタ、そして全ての物語が始まるんだと思うと感慨深くなってしまう。世良先生本当頑張れ!
面白かった。本当、この人魅力的なキャラクターを書くなぁと思った。ミステリーっていえるのかどうかは微妙だけど、「おぉっ」って感じ。今までのシリーズを読んでるから面白かったけど、読んでない人にはどうかなー。よくも悪くもシリーズありきな気がする。世良くん好き。渡海先生も幸せになってほしい。
最後にタイトルの意味がわかり、なるほどと思いました。面白かったです。 ショックから立ち直った世良が一心不乱に糸結びを続ける場面が印象的でした。どの世界でも才能がなくても生き残りたければひたすら努力して結果を残していくのみですね。自分も頑張って仕事の技術を磨いていこうと思います。
タイトルにある「ブラックペアン」の謎が解明される下巻.価値観や信念の全く違う佐伯・渡海・高階が介すクライマックスシーンは読み応えバツグン.ミステリ要素を抜きにしても,「医療エンタテインメント」が確立されている.色々と対立や確執はあるものの,最後に「患者」に行き着くのはほっとする.それだけに「何でも『患者のため』と言えば良いわけではない」という藤原看護婦の言葉は重い.
今までのシリーズに登場した人物たちの過去編。あらすじには医学ミステリーとあるけど、もうミステリー要素は皆無で純粋に医療エンターテイメント小説だわな。アクの強い面々による医者としての信念の激突は、それだけで実にスリリングであり痛快。感想は面白かったの一言でいいや。
すべてのはじまり。今作は院内政治の様相が細かに書かれている。私のような一般人に大学病院の実情は窺い知れないが、どこの大学病院も、大学もこんな感じなのだろう。個人的に好きなのが猫田なのだが予想の斜め上を行くサボりっぷりには潔さを感じるしその千里眼っぷりには身震いを覚えるほどだ。一作目のバチスタより続くこの桜宮ワールドは好きな登場人物がいると数倍物語を楽しめると確信する。
上下巻とも、1日で読破。バチスタシリーズのスピンオフ的な位置づけ。医療問題をテーマに取り上げるというよりは、高階先生の実力とタヌキっぷりを書いた内容。本筋とはあまり関係がありませんが、花房看護士の「弱い人間に対していい加減になれるのは、強くて優しい人にしかできない気がします」というセリフに感銘。
あっというまに下巻も読破。面白かった!高階さん遣り手だなあと思ってたけど、佐伯教授は更に上を行く人だったな。高階、佐伯、渡海と3人とも信念は違うし、誰の考えが正しいのかわからないけど、3人とも凄いと思った。渡海先生どこいった。でもきっとまた違う話で会えるんだろうな。手術見学のあとの、田口、速水、島津の個性溢れるレポートが面白かった。適性を見抜いた世良ちゃん素晴らしい。内容とは関係ないけど、上下巻に分ける意味がわからない…。バチスタとか、他のもそうだけど。
何が正しいのか誰が正しいのか。全ては患者の命のために、それぞれが外科医としての信念とプライドを持って目指すところへ進んでいく。バチスタシリーズでは「医局政治や局内の地位なんて」と、田口先生目線で思っていたけれど、この作品の佐伯教授と高階講師をみて感じ方も少し変わった。患者の命や、渡海親子の想いだったり、いろんなものを背負っているんだな…
タイトルにもなっている、通常の銀色とは違うペアン、ブラックペアンとは何なのか、何故佐伯の担当するときにだけ用意されるのか……。上巻で抱いた疑問が綺麗に解かれ、すっきりした。
若手のみによるスナイプを使った手術や後半の手術など、緊張感があり、そこで発生したアクシデントを解決する場面は面白かった。
★★★★☆医療問題をテーマにしたバチスタシリーズとは異なり、佐伯教授、高階講師、渡海、世良研修生の個性の強い異なる立場の4人が、外科医としての自らのプライド・信念をかけた医局の戦いは読み応えがありました。バチスタシリーズのルーツとも言える作品ですが、田口の進路を決めるきっかけとなった失神騒動、血しぶきをあびた速水は学部生でありながら早くもジェネラル・ルージュの片鱗をうかがわせています。ブラックペアンの真相は最後で明らかになりますが、静かに去っていった渡海自身を象徴するかのように考えさせられる作品でした。
渡海、高階、そして佐伯。それぞれの外科医の信念を見せられた。どれも違っていて、そしてどれもが正しい。三人の信念を見た世良がどのような外科医としての道を歩むのか、続編が楽しみ。上巻ではそこまで印象の強くなかった佐伯教授だが、下巻で一気に好きになった。清濁併せ呑み、地獄の道を歩く。そんな姿が格好いい。20年後の彼らの原点が見られたのがよかった。ここから、彼らの歩く道が始まったのかと思うと感慨深いものがある
ブラックペアン1988の
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感想・レビュー:292件















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