εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε (講談社文庫)
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εに誓って SWEARING ON SOLEMN εの感想・レビュー(543)
今度はε。それにしてもどういう意味の順番なのだろうか。アルファベットに対応したらなんなんだろう。そんな事態があるのか?と序盤の疑問が終盤に解決されてスッキリ。なによりおもしろかったのが最後の一文。
途中までは、登場人物の鬱々とした独白と、動きの少ない展開に退屈だった。バスのトリックは、確かに、いかにもという感じだけれど、きっちり騙されたので楽しめた。でも、今作のキモは2人を心配する西之園嬢でしょう。
偶像ではなく物体でもなく、『関係』で括られる集合?Φもθもτも、そしてεも関係を表すという。ただその関係の行き着く先には、常に悲劇がつきまとう。Gシリーズ4作目の舞台は夜行バス。『本来こうあるべき状態なのに…』という不可解さの正体が肝になる多重『トリック』。邦題も間違いではないが、英題の方が本質に近いと感じたお話。巻を重ねる程に深まる謎の行方がますます楽しみ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 01/11
考えても良い。考えるべきなのだ。そして、考えても死なないことに価値があるのではないか。結果として、死ななかったことに、価値があるのではないか。そんな気がする。
このGシリーズは、全体的にミステリーという感じではないストーリーだと感じます。特にこの巻は、そうです。むしろところどころにくる不気味な影がとても気になります。序章みたいな感じがつづいて気持ちがくすぶってきたので、次に期待です。
トリックにひっかかった!気持ちいいくらいすっかり騙され…説明されるまでわからなかった!事件もハラハラしたけど、登場人物たちの思考や会話や関係性を読むことがただひたすら面白かった。
あー騙されたー。種が分かってみれば、うん、確かにいかにも怪しい文章形式だったよな…。でもGを読むのは久々だったもんで、加部谷と山吹ってこんな微妙な関係だったっけ?ということにばっかり気をとられて仕掛けスルーしてしまった。フラグがあるなら海月くんの方かと思ってたのでちょっと意外。でも今回の加部谷と山吹の会話はおかしな味があって面白かったなあ。東京ばななのくだりもゆるくて良かったけど、とくに同人誌の扱いについて話し合ったあとの「大丈夫、僕がついている」には声出して笑ってもうた。それ言うタイミングおかしい。
Gシリーズ四作目。事件のトリックとかの解説をさらっと流すのは相変わらずだけど今回のトリックを仕掛けるのが実は・・・な感じは新しかった。でも色々ずるい気はする。解説、シリーズじゃなくてこの巻だけ読んだって人ばかりだけどそれだと意味わからないと思うんだけどな。
種明かしの前に、あれ? と気付いてしまった。自力で気付くには遅すぎるし、な中途半端なタイミングだったのが自分に残念。でも、このタイプの話は、読み終わった直後に確かめに読み返したくなるので好きです。やっぱり、騙される方が面白いのですよね。結局。それにしても、加部谷と山吹の関係性って不思議なような、まぁでもよくあるよね、と思わないでもないような。なんというか、結局のところ、こんなにGシリーズが進んでも、山吹が一番よくわからない気がする。
これまでの森博嗣さんの作風から、登場人物たちが一緒のところに居ないことは最初から容易に推測できた。ただ、それが「誰が」「どうして」というところが分かりませんでした。
トリックに引っかかるのはいつもの事だから良いとしても、森ミステリー内のあまり出来るイメージのない警察にやられたのが悔しい(笑) 今回は密室殺人ではなくバスジャック事件だったが、やはりGシリーズを通しての軸があり、終わりに向けて情報量が巻を追うごとに少しずつ増えている感じがして続きが読みたくなってしまう。
1つずつの謎解きに集中せず、思考やロジックに重きを置いてシリーズ全てで1つの答えを出そうとしている森ミステリーGシリーズ。一度ハマるとやはり抜け出せない。
途中でん?と思った、あれがああしてこれがこうなって、まぁ結局またみごとに引っ掛かってしまったのだけど、なんか恵美ちゃんと山吹君、いい感じですね
騙されちゃいました。これは叙述トリックに入るんでしょうか。こういう「やられた」感があるミステリは好きなんですが、今回はちょっと物足りない感がありました。なぜだろう・・・海月君や萌絵、犀川先生の活躍が少なかったからかな。『ε』についても一連の事件に比べてインパクトが小さいし、取りあえず繋がってるんだろうけど見えてこない。事件解決までに推理と言える程のプロセスが無かった所とか・・・。う~ん・・・。まぁ、山吹くんはちょっと騎士っぽくて良かったけど。
再読。Gシリーズの中で一番好きな話。最初に読んだときは見事に騙されたので、確認しながら読むのも面白かった。エピローグでの自殺に対しての加部谷さんの考え方が好き。
一つの事象には付随する数々の概念がある。また多くが絡まりあった事象であれば、付随する概念は無限大であろう。『死』という事象はどうだろうか?何より付随する概念が多いはずだ。宗教などはその最たるものである。さぁ森博嗣のGシリーズ4作目、テーマはバスジャックというよりも自殺であったような印象だ。自殺にも方法が色々ある訳だが、その中で共通するたった一つの部分を壊しにかかった。一晩かけて死に向かう人の心情を描写する。写ったのは何か?死に意味を見出すならば、はたして…。一つの答えとしてこの本は在る。
見事にトリックにしてやられました。思わず最後の萌絵の推理部分を何回か読み直してしまいました。今回で山吹君と加部谷さんの距離がだいぶ近づいたのかな?あと同人ネタは笑えました。
斬新なバスジャック!結局解決はしてないというかよくわからないけどこのトリック自体は面白かったしいつになくわかりやすい^^赤柳さんが各事件の関連性を考察し始めたけどまだまだわかりませんね、四季さんが主軸?綺麗にまとまった解決に期待ー。〇山吹さんの男前な発言にときめきつつ、加部谷ちゃんとの会話に吹き出したり(笑)姉の同人誌とかーw萌絵ちゃんと国枝先生の車内での会話も面白かった。
このシリーズを読むまでは結構、四季が好きだったんだけど良くわからなくなってきた。どんな風にこの謎に絡んで何を求めているのか見えないが、天才だからこその理屈はもはや凡人の私には受け入れがたいものなのかも。今回、西野園嬢が思いの外、大人になっていたので国枝先生と同様な驚きを感じた。
★★★★☆ Gシリーズ4作目。Gシリーズの中で一番、頭の中にスッと入ってくる作品でした。わかりやすかったというか。山吹くんと海月くんのお互いを理解し合っている感じが好きです。
バスジャックおもしろい。Gシリーズ、最後の謎がスッキリしないのが続きますが、きっと最後につながって感動をもらえると信じてます。次は「λ」!
うーん☆微妙☆今回もはっきりとした答えが出ないままに終わってしまった。私が単に鈍いだけだろうか?あれだけ個々の心情を吐露する場面が描かれているのに収集しないままにあの結末☆今回こそ主役?と黙された二人も結局は端役。前作『τ』の答えを導き出すものとも言えない☆ギリシャ文字と真賀田四季がこのシリーズの基軸なのだろう☆シリーズ全体を読み終えた時にφから始まる全ての謎が解けるのか?もはや一冊を単体として捉えずシリーズ全体を一話と考えないと読み続けるのがシンドイかも☆と言いつつ不思議な森ワールドに魅かれるのはなぜ?
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