夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)
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小説
長嶋有

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夕子ちゃんの近道の感想・レビュー(240)

hj
登場人物も場の雰囲気も、なんだかぼやぼやのびのびしていてとっても現代らしいのだけれど、若い僕が求めているのはもっと劇場型の、嵐のような小説なのです。この作家はサイドカーに犬をのときのように子供を主人公にした方がその感性をもっと活かせるような気がする。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/10

長島有の小説はいつかぜったい全部あつめる。みんな淡々としてる。部室でだらだら気分。オチにくるものが何かわかったけど、それもしっくりくる。後ろについてる書評で、大江健三郎が「そうそう!」て思えること書いてる。

ふわふわとした雰囲気で、事件を事件として扱わず、日常のひとこまに落とし込む表現力は圧巻。大江が選評で述べているが、若手作家にありがちな気負いが感じられず、その柔軟な筆致で紡がれる世界は、確かな力を感じる。一方で「猛スピードで母は」に比べ、あの鋭利な描写が弱まり、緩やかな優しさが強調されている点は少し残念。好悪の問題かもしれないが、彼の価値は前者にある気がする。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/30

ほのぼのとしていて好きだ。情景描写が細かくて、素敵な世界に酔える小説ですね。何回か読みたい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/24

平易な文章で街の風景、電話の音、照明の具合、会話などが丁寧に描かれていく度に「何気ない」様子が「何気なくない」特別に裏返っていく。しかもその裏返り方がまた何気ない。主人公を始め、あまり事情が明らかにされないことのほうがこの小説には多いが、でも不思議とその、知らない、知り得ないことによって逆に彼らの日々の営みを感じることができたりもする。ブルボン小林から長嶋有へと続けて読むと、主人公の着眼点や語りの端々から、大江健三郎の解説にある「作者は語り手が作家自身であることを示している」という読みにより合点がいった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/20

思ってたより面白かった!ゆるい雰囲気だけど抽象的、ポエム的ではないから読みやすいし、けど軽すぎなんてことはないし。大人たちの人間関係が超気になった〜何事もない…のかな?主人公くんは実はかなりおじさま??大江さんの解説がとても良くて、他の受賞作品も読みたくなりました
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/11

ああ、自分のしたいようにの~~んびりと生きていっていいんだなあと実感。話ののんびり&ゆったり感がたまりません。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/28

名古屋場所に向かう新幹線で相撲の章を読む。不思議な偶然。貴闘力と札束は想像に易し。フラココ屋でインシタントコースー飲みたい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/14

文庫にて再読。

読み進めるうちに、もっと物語が続くような錯覚に陥ってしまった。個人的にが相撲を観戦しにいくあたりが大好きで、また読み返すと思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/04

選評も、楽しい。

『瑞枝さんの原付』『夕子ちゃんの近道』の短篇的な良さが、連作になることで(たしかに少しずつ明らかになってゆくことの面白さもあるのだが)見たくないものを見ちゃったなという気もした。にしても、微妙なところを書くのがうまいなあと思う。特にぼくは長嶋有の書く女性が好きだ。そしてやりとりも面白い。セリフに感情だけでなく背景的なものがみえかくれし、ときどきいじらしいほど軽く響いたりする。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/30

ふわふわ漂うように生きている登場人物たち。自分の生き方はそうそう変えられないのさ、みたいな頑固さを各人に感じる一方で、やたらと「群れ」で行動している。自由のようでいて、ちょっと息が詰まるような……。なんだか不思議な関係性。

◆エスココ屋に関わる人物は不思議な人ばかり。 まあ一番不思議なのは主人公なんですが。 書き下ろしが蛇足のような。

セリフの使い方が独特。細かいことを丁寧に表現しているから、慎重に文字を追った。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/02

電車の中に閉じ込められてるような閉塞感を感じながら読んだ。なんか息苦しい。後半は少し空気が入った

忘れてならないことはこれはすべて小説での出来事で実際のこの本を読んでいるほうのこの世界には一度だって行われていない事だってことだ言うことだ。瑞枝さんの「そうじゃなくて、作業の連続を見続けた君と店長が、朝子さんの作品なんじゃないかな」と言ったとき主人公と同じにえっ、またまた瑞枝さん、なんて思ってしまうことは、
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/11

再読。本作の延長線上に『ねたあとに』があるように思える。

ただただ登場人物たちの生活が続いていく雰囲気がとても心地よかった。最近、こういう小説が好きだ。何が起こるわけじゃないけど、ひとつひとつが丁寧に描かれているような。

横浜で友達が仕事あがるまでの時間つぶしに買って、東横線のホームの固いベンチに2時間ぐらい座り続けてイッキ読み。やっぱ長嶋さん、好きです(告白)。帯の裏のオマケが実にナイスだったなあ。 ぜひ読んで欲しかったのでそのまま友達んちに置いてきたんだけど、わたしもまた読みたい。どうしよう。

主人公が、夕子ちゃんのある重大な事実を告白される(相談される)ところの描写がイイネ。しかし長嶋有の作品に出てくる人は、なんかみんなふわふわした生き方してますw真面目なサラリーマンとかOLって小説にならないんですかね?

のんびりした雰囲気の話なのに、ときどき思い出したように“事件”が起きる。台詞の書き方が特徴的で、実際に口に出した言葉なのかそれとも言おうとして言わなかったのか、ぼそりとつぶやいたのか。どんな風に出てきたことばなのか考えながら読むのも楽しいかもしれない。この本に挟まれていた講談社の栞に「フラココ屋」の宣伝が書いてあったのもご愛敬。本当にあったら行ってみたいな。ぐらりとした踏み台を上がって、あの長いすに座ってお茶を飲むのだ。多分、見るだけ見て買わないでまた来る客になりそう。瑞枝さんみたいに。


傑作。文章がまず良い。難解な言葉を使わず、完璧な口語体で登場人物と彼らが暮らす街の様子を浮かび上がらせる。登場人物たちも存在感があって、どこかにいそうな人ばかり。彼らの浅いようで深いつながりが心地よい。ドラマチックなことはあまり起こらず、淡々と過ぎていく日常を愛おしく感じさせてくれる小説。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/08

③ ダメだった・・・

日常の些細な光景の描写が絶妙。大きな出来事がない日常のお話なのに、それがとても心地いい。お気に入りに追加。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/10

恋愛とか家族とか明確な関係はなくても、誰かが自分のことを思っていてくれている。その一方で同じように自分が誰かのことを思っている。それが、いいなーと思った。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/16

見慣れた街で迷子になるような、日常スレスレの非日常。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/15

「古道具中野商店」をつぎは再読します
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/01

「記念すべき大江健帯にホイホイつられて買いました。長嶋有は映画は見たけれど、読むのははじめまして、こんにちは。フラココ屋周辺を舞台にして「僕」視点なのだけれど、「僕」を透過して見ているような、いい意味でとても味の薄い「僕」を通して、少し変わった周辺の人たちを描いている作品で。登場人物はそれぞれがそれぞれに生きているのだ。さすがでございました。初版限定帯裏も要チェックです。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/26

長嶋有さんの本は2冊め。好きだなあと思う、ぼんやりのろのろした雰囲気が私は好きだ。前に読んだパラレルより少し湿り気があってしっとりした作風になっている。さいごの「パリの全員」はおまけなんだよね?大江健三郎さんの推理に、びっくりしつつ納得した。海猫の鳴き声の正体みたいに。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/27

スーパーヒーローなんかより、こういう人になりたいかもな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/27

丁寧な情景描写、とぼけた味わいの会話、そして一癖も二癖もある登場人物たち。大人のための童話のような雰囲気を持ちつつ、その裏に思いがけないシビアさも併せ持つ。寝転がりながら読んでたので、ヒラっとフラココ屋の栞が落ちてきたときにはふとこの物語世界に迷い込んだかの様な気がした。いいよね。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/09

この空気感が好き。みんな優しい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/03

sou
「自分が確かに生きてそこにいるという証にみえた。証って、なんだかつまらないものだ。」  / 「ジャージの二人」「僕は落ち着きがない」に続き3冊目。クボタマサヒコが薦めてたので。

小さな、些末とも思えることを、大事に大事にそして丁寧に描いている作品。著者のこの優しい文体で書かれたら、どんな細かなことでも愛おしく思えそうだ。最初は主人公が淡白な性格なのかなと思っていたけれど、夕子ちゃんに対する「君は、この僕が畏れ敬う数少ない人なんだから、どんな時も泣いたりしないでよ。 」の言葉でその思いを撤回した。いいなあ。こういう関係。最後の大江健三郎の選評でさらにぐっとくるので、そこまで読んで欲しい。あと栞が嬉しかった!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/17

流れている時間の淀みが独特で、読むスピードが物語を追い越してしまいそうになる。何度も戻っては、何度も読み返す不思議な体験をした。再読するために、何もしない時間を確保したい。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/22

発見の驚きのハードルを下げることに尽力している作品。

初読み。読書をするとき流れで読んでしまう節があるのだが、これを読んでいる時言葉一つ一つを大切に読みたくなった。内容はゆるいはずなのに。そこに一人一人の生活なり人生が描かれているからかなと思った。本当に些細なことだが小説内に小田急線の言葉がでたとき普段から使っている線なのでちょっと嬉しかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/16

久々イイ!

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夕子ちゃんの近道の 評価:48 感想・レビュー:58
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