厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)
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厭魅の如き憑くものの感想・レビュー(500)
表紙に惹かれて買ったが、内容も面白かった。 初めてこのタイプの本を読んだが、新たな世界が広がった。 好きな作家が増えるきっかけになった記念の一冊です。
推理が二転三転してうんざりしてきたところにかまされるどんでん返し。ミステリとしてもホラーとしてもかなり面白かったです。伏線の張り方や文章の凝り方には恐れ入りました。ラストはホラーらしく終わりますが、それもまた良しですね。
推理の積み重ね部分での切り捨てられていった推理も魅力的。真相はけっこうバカだと思う。だけど伏線が念入りに張られていて、なんかすごいと感じさせられる。いろいろと気にかかる部分もあったけど、このシリーズはもっと読んでいこう。
横溝作品の好きな私にとってはワクワクしながら読み始めました!横溝ワールドにホラー感を満載した感じですね。ラストの謎解きも二転三転と、「名探偵!事件解決!」じゃないところが良いですね。謎が残ったままの終わり方も、中途半端な感じではなく余韻として楽しめます。民俗学的知識等をもう少し凝縮してもらえると、ページ数も減って読みやすいかも(笑)
地主の絶対権力と盆地特有の閉鎖的な雰囲気、そしてそこに根付いた信仰から起こる恐怖の感覚。ホラーが先行して、ミステリーが追っかける感じかな。民俗学者だから、話し始めて犯人を二転三転させるのもご愛嬌。探偵だったら見切り推理っぽくてアウトだけどね。そして綿密に仕組まれた叙述トリックには違和感無く嵌まってしまったわ。読み返していないけど、読み返せばキチンとそうなってるのが理解でき面白いかも。
トリックそのものは大したものではないのだが、舞台装置やら世界観やらでお膳立てされた神視点のパートは面白かった。これによってトリックに面白さや納得感、騙された感が出ていたと思う。だが、不正解の推論に説得力を持たせるための設定(次男と黒子の仲が良い)がそれだけのための設定になっており正答の後には意味を失っていたり、長男が神隠しに遭った真相が最後まで明かされなかったりと消化不良感の残る作品だった。
民俗学と田舎独特の風習を織り交ぜたストーリーは個人的にかなり恐怖だった。日本独特の怖さを表現した作品だと思う。 ラストは少し盛り上がりにかけたかなぁ。
てっきり名前トリックかと思っていたよ。最初、謎解きが意味わからなかった。何度も読んで、「指しているのこれか!」と……(遅) 推理パート行ってからも何度も騙されたし。それにしても、あの人が犯人でなくて良かった!!
こりゃ、すげえ。文章が凝っているのは当然として、装丁も凝っているので雰囲気満点。その分読みにくくもあるのだけど、強烈過ぎるどんでん返しのためと思えば安い安い。お釣りがくる。「首無」はもっとすごいらしいので期待。
文庫本にて再読、文庫版は、舞台になる神々櫛村の地図、事件現場の見取り図、人物相関図そして、難しい固有名詞には頻繁にルビがふっているという、至れり尽くせりの仕様になっています。最初に読んだときは、漢字に苦労しましたが、今回はルビのおかげで苦労なく読め、地図や見取り図おかげで背景のイメージがつきやすく、物語の世界に集中できました。膨大な情報量に得体の知れない不気味さ、二転三転する推理、あっと驚く構成。再読でも楽しく読めました。でもつかれる。
こ、怖い!!ところどころものすごく怖いー!!蘊蓄は飛ばし読み。もっと少なくていいのでは?結末も不満あり。でも自作は本格色が強いらしいので、読んでみようかな…
推理パートに入ったな、ついに謎の解明か!と思ったらそこからもどんどん推理が重ねられてびっくりした!所謂普通の推理モノだと、一回謎を解明し始めたらそこから語られるものは全て真実なので、そのつもりで読んでいたらどんでん返しが一杯あって混乱しました。やられたー。黒子はあの人だと思っていたから当たってたと思ったのになー。面白かった。
一度挫折して再挑戦した。ちゃんと読んでみれば凄く面白かった。土俗的な因習や信仰が強く残る山村という舞台設定ながら、刀城言耶をはじめ、連三郎や当麻屋医師らが客観的に物事を考えるというスタンスで事件に臨むので読みやすくはあった。刀城の探偵としてのキャラクターも面白い。真相というよりは最後のタネ明かしが上手い仕掛けなんだろうけれど、如何せん長大でややこしいストーリーのため作者が凝らした趣向についていき切れなかったのはもったいなかったかも。
いや面白い!なかなか読みごたえのある量と固有名詞で結構読むのが大変でしたが、やはり膨大な量の伏線を回収していく終盤は盛り上がりますし。驚かされますね。ですが首無と比べると結末は、やけにあっさりといった印象でした。
色々思うところはあるけれど面白かったし、民俗学的な薀蓄が好きなのでもうそれでよし。全員集まっての解決編、探偵役のあまりの手探り感は、ホラー的側面が担っている物語の不安定さを地味に煽る。その不安さ、ぎこちなさ、すっきりしなさが良い。と、この作品に関しては思う。
かなり読むのがきつかった・・・。一ヶ月かかり今日の帰りの地下鉄で読了。横溝正史的なものを期待したけど、正直いまいちだった。面白かったら続きも読もうと思ったけど、ないな。犯人も騙されたってより、は!?みたいな感じ。
二転三転ってそういうことか! おかげで真相に辿り着いたときの一文のスッキリ感は大きかった。非常に緻密な構成に後から読み直して感心したけど、それだけに小さくまとまってしまった印象だった。
刀城言耶シリーズの第一作目ということで、張りきって読みました。 最初だからか、合わなかったからか、中々入り込むことができず、途中苦戦したけど最後はやっぱり面白かった。 ホラーがホラーで終わらず、かといってホラーも程良く残しつつ、その不思議な現象をきちんと現実的に説明してもらえて、全てが分かった時のスッキリ感は最高。
民俗学・ホラー・ミステリーが好きなら読むしか無いです!最後に「え?そうだったの?!気付かなかった!!」という所もあったりしてミステリーとしても本当に楽しめます。ただ若干難しい地名やら土地の配置やらあったりと頭がぐちゃぐちゃになりますがそこはきっちり把握して読んでいった方がいいと思います。
横溝系譜のホラー推理小説。終盤に至るまでが退屈過ぎるのが難点。読む価値は二転三転どころですまないどんでん返しのためにあると言って過言ではないと思う。
評判どおりホラーと本格が見事に融合。民俗ホラー物が好きな人にはドストライクなミステリーではないかと。真犯人は途中で想像できてしまいましたが最後の解明部分で論理的に説明されるとわからなかった事だらけでそうだったのかと圧倒されました。オチのつけ方も全体に漂う雰囲気を最後まできっちり持って行っていて納得。
とりあえずめちゃくちゃ怖いけども本格ミステリー。そんなホラーとミステリーの融合を追求する刀城言耶シリーズの第一作目。まさにわたしにとっちゃドストライク。終盤のタネあかしが2転3転とほんと笑かしてくれますよ。しかし最後の最後にくるどんでん返しにはえぇっ!って感じでそこついてくるかってミステリ読みまくってる人も新鮮な騙しに会うことでしょう。
前半で登場人物の名前のややこしさや情報量の多さに煩わしさを感じたが、そこをしっかり把握しつつ、章ごとの視点の切り替えを意識して読むと「んっ?」と疑問を持つ餌のようなものがちりばめられています。終盤の謎解きではそれらがつながっていくのが爽快でした。ホラーらしい締めくくりも好きです。とても面白いと思います。
刀城言耶シリーズ第一弾!!作り込みすぎ......。村、地形、家柄、風習、宗教...etc。さらにいろんな人が体験した、いろんな不可思議なこと。もう伏線だらけ。仮説を立てては崩れて......を繰り返し、たどり着く真相。トリックはよくあるもの。でもここまでやられると、なにも言えない。上級者向けって感じのミステリー。疲れたけど、読み終わったときの開放感はこの上ない。
ホラーとミステリーの融合、的な。全体において、民俗信仰の説明が長くて少し疲れる。あんまりホラーの部分を感じられず。ただ民俗学とかに興味ある人は別の意味でも楽しめる一冊になるかと(^O^) ミステリとしては全然わからんかったw地の文を疑うなんて出来ませんよ…
世界観がとても緻密に構成されており、話の進め方も作者独自の工夫がされていて非常に面白かったのですが、疲れました。村の地形・人間関係・歴史の理解など中々スッと頭に入らないような部分が多々ありました。しかしそれぞれの心理描写や独特の雰囲気と相まった恐怖感はよかったです。あと主人公が「探偵」として謎解きをするのではなく、合理的思考の下様々な可能性を排除していく真相の暴き方は好みが分かれそうだと感じました。個人的には好きですが。 読み終わって一言→「勇ェ・・・」
真犯人候補が多すぎてしかも変わりすぎてちょっと笑った。読んでると家の中にいても何かに覗かれてるのかもなんて感覚になってきたりして。紗霧の日記はカカシ様目線で書かれてるとか最後に言われても・・・読み返す元気無しです。でもなかなかおもしろかったです。
ホラー調の推理物ではなく、ホラー(非合理)と推理(合理)の融合。流石、物語の運び方は面白く、作者の創意工夫を感じる事が出来たが。読者としては、兎に角、疲れた・・・。入り乱れた人物関係の把握に疲れ、構成に施された仕掛けの把握に疲れ、地理描写の理解に疲れた。内面描写重視とはいえ、もう少しスマートにしてほしかった。
民族ホラーと本格ミステリとの美しき融合、「刀城言耶シリーズ」第一長篇。煩雑な親族関係や複数人登場する「さぎり」、錯綜した土着信仰と、整理すべき情報が多く序盤は読み辛く感じられた。が、それも真相が開示され、作品構成自体の果たす役割を理解したことで生じる、この衝撃的な「世界の転倒」を思えば充分帳消しに値するだろう。現実か非現実か、ミステリかホラーか、と常に揺らぎを与える作風で読者を納得させる為には、やはりこれだけの世界観の作り込みが不可欠だったように思う。出し惜しみせず、一冊の中に数々の発想を盛り込んだ傑作。
まあ、○○の段階で、あれは想定の範囲内。世界観の構築の方は、それなりに緻密だし、面白いとは思うんだけど、そのための説明だけでちょっと疲れた。探偵役は、自分のこのみとしては、罠をかける以外の理由で二転三転させるのは好きじゃない。前半の神隠しなどの伏線を、もっと面白く処理してくれるのかと思っていたが、残念。でも、映像的な見せ方はなかなか。次に読む作品に期待したい。でも、久しぶりの難産だった。同じ名前を使うのはやめて欲しい(笑)。
う〜ん、乗れなかった…。民俗学ミステリーだからね、と言われれば、「そうか」と思ってしまうけど、何だか舞台設定が大げさすぎッスよ。説明も長すぎて、あまりオドロオドロしさを感じさせてくれなかったのは残念! 最後の二転三転する真相究明も、「キタ〜!!!」と思わせてくれるようなカタルシスがなく…。まあ、ここまでよく調べて、しかも世界観を構築しているな〜とは思うけど。ちょっとね〜。この他のシリーズ、読もうかな〜、ど〜しようかな〜。
厭魅の如き憑くものの
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感想・レビュー:172件














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