探偵伯爵と僕 His name is Earl (講談社文庫)

探偵伯爵と僕 His name is Earl (講談社文庫)
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探偵伯爵と僕 His name is Earlの感想・レビュー(490)

まだ小さい子供の「僕」と探偵伯爵とが、連続誘拐事件を追う。子供にも読めるミステリーというテーマで書かれた本らしい......。いや、しかし最後のどんでん返しは子供には理解しにくいと思うし、理解させたくない。大人として読んだ自分としては、冷っとする結末で、ミステリーを感じた。

小学生の「僕」が、探偵伯爵と、誘拐事件を解決してゆく話。 「僕」の一人称で、語り口も子供っぽく、導入部は児童書のよう。 「探偵伯爵」から受ける印象も、江戸川乱歩の少年探偵団みたいだしね。 ではそういった冒険小説なのかと思えば、ミステリですらなく。いつしか文章からは生々しい事件の悪意が滲みでてきます。 名探偵の冴えた推理も、過剰装飾なトリックも無価値。現実は心労の積み重ねだと言わんばかり。達成感も爽快感も無し。傷は残る。 朗らかな文体の中身は、そういったドロリとしたものでした。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/07

どこか面白いところありましたか~? あった、と言えるところは、少年主人公の森博嗣風にすかしたところ。そこしか後に残らなかったです。ですが、それすらも忘れそうです。ごめんなさい。

読み終わりました。いあー、ちょっと変わったミステリーでした。でも、ちゃんとしたミステリー、森博嗣的には正当派でしたね。エピローグで、え!これは本当は(本当じゃないけど)どんな感じだったのかな、と考えてみました。だんだん、残りが少なくなってきました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/25

図書館本。著者の作品は何気に初めて。あとがきがアンガールズの田中でびっくりした。この人意外と読書だった気がする←失礼。少年の疑問点を伯爵がごまかす点がすきだな。最後の下りは一体どういうことなのだろうか。そして、意外と残酷というか、いきなり現実がきてびっくりした感じ。

楽しめたけど何か物足りなかった気が……。森氏らしいといえばらしい作品。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/21

森博嗣さんの読み切りになると思われる本。多くの著者の本を読んできたが、基本は変わらないと再確認した。頭の切れる伯爵と主人公の少年を中心に事件が起こる。事件背景ははっきりしないが、少年と伯爵の感情や信念が多く伝わってくる。こういった系統の本ではありがちな少年の成長等は見られないが、個人の感情の葛藤が描かれているように思う。胡散臭い成長を書くより、自己の正義と社会にゆだねる部分や他者を考える行動が楽しめた。こういう本のほうが読んでいて個人的には面白いと思えた。事件を調べる地道な作業もアドベンチャ要素があった。

図書室で借りて授業中に一気読み。買って何回も読み返したいな。

なんというか、対象年齢を敢えて低くしたという感じなのだろうか?先日読んだ女王シリーズとのギャップが面白かった。ただ、それでも一部に鋭いエッセンスが入っていてそこが森博嗣さんっぽくて良かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/13

初・森氏でした。なんというか、「センタラインをオーバ」とか「ハンバーガ」「ミステリィ」みたいな書き方ってたぶんこの人の特徴なんだろうけどちょっとわざとらしいというか、なんかなあ・・・って感じでした。むいてないのでしょうか。

最後に「僕」が私に変わるだけで、死刑をめぐる問題だけではない闇を見たような気がした。

どこか現実離れした存在だった伯爵が現実の醜さや罪のあがない方を説く落差が印象的。最後は伯爵でも探偵でもなく、ただただ犯人を追う男がいたけれど、それでも捨てきれない、変わらない部分があることは「僕」には救いになったんだろうな
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/23

最後にドキッ
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/12

迫力がある。絶え間ないリアリズムにしびれる(死語)。身もふたもないことを笑えるのは毎日を抑制して過ごしているからこそ

相変わらずふわふわとした、森氏らしい作品。 確かに最後のオチがあるかないかで全然印象が変わるコントラストが見事でしたが全体としては子供目線で深い事情が伝わってこないのが物足りなかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/08

かつて子どもだったあなたと少年少女のための『ミステリーランド』 最初は子供向けの文章だね、って思ったけどラストの伯爵からの手紙は大人向けだと思うな。 このオチにするなら、もうちょっと作品中にそれを仄めかす箇所があっても良かったかもね。 でも、十分楽しめたけどね。 ★★★
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/29

やっぱり、森さんすきだなー。きっと早熟な子供だったんでしょうね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/22

解説のアンガールズにワロタ。ちょっと意外すぎる人選だったので「いいのか?」と思った。「森博嗣は怒らないのか? 大丈夫なのか?」的な。作中にある様々な「ものの考え方」的な部分が読んでて面白い。読書しているのとはちょっと違う感じがする。面白い。あとやっぱりカバーがスゲー綺麗。

8.0。ミステリーを色々読んでて、愛せるキャラクターはあまりいないもんだと考えていましたが主要キャラクターがみんな個性的で良いなと思いました。ラストちょっと前になって「あぁ、なかなか良い作品だったなぁ。」と思って安心してましたが…最後の最後で鳥肌立ちました。

ミステリーランドから文庫落ち。子供向けでごまかさないという森先生の持論が良く分かる。アンガ田中の解説がちっとも解説になってない。小学生の感想文かよ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/02

探偵伯爵と僕。このタイトルに何か胸の高鳴りを感じたことの出来た人なら楽しめるであろうジュブナイル小説。小説。あと久しぶりに森博嗣が本気で書いてくれたと飛び跳ねました。ひゃっほい!

好きな雰囲気。解説にアンガールズの田中さんがでてきたのが1番驚いた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/29

初・森博嗣作品。語り手が小学生、という設定で、ちょっと子どもっぽいのか?と思いきや、そんなことはなかった。すいすい読むことはできるし、とても読みやすい文章なのだけれど、中身が決して簡単なわけではないし、事件も”日常の謎”などではなく、れっきとした殺人事件。派手なトリックとか、大どんでん返しがある、というのでもないが、淡々と綴られる、ちょっと大人びた主人公の語り口が、より事件の不気味さ、見えない犯人が忍び寄る恐ろしさを表現している、と言ったらいいか。なんというか、とても斬新な作品だった。素直に面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/20

前半は、森作品であることを忘れてしまっていた。が、読み進めていくうちに、あぁやっぱ森博嗣だ、と思った。解説、アンガールズって!笑
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/12

まるで児童文学、という印象はあまり受けなかった。それは新太君の視点の鋭さからかもしれない。大人や犯罪への疑問、意見はきっと誰もが感じたことがあるだろう。読み出すと止まらない、面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(2) - 07/07
るい
森さんの描く子供の視点って面白いですよね!大人の誰もがイメージするような子供像とははっきり違うはずなのにすごく納得いく感じというか。児童向けだからこそ「典型的な児童向けらしさ」を排除してるんじゃないかなぁ、とも感じました。すごく色んなところに、森さんらしさが詰まっていたような。
ナイス!ナイス! - 07/07 21:35

天栞
るいさん、お久しぶりです! 子供?視点ですよね、気分的には(笑)特に印象的だったのは「大人はこうしてたまに好意的な嘘をつく。だから僕たちは騙されたふりをしなければいけない」と新太君が胸中で呟く場面です。一種の恐怖さえ感じました。新太君の考えをリアルの子供たちにそのまま当て嵌めてしまいそうです。アールの名前がアナグラムだったのには気付きませんでした。私も早く“森さんらしさ”を感じられるようになりたいです♪
ナイス!ナイス! - 07/12 07:28


子供向けの文体ともとれる平易な文章とコミカルなキャラクターでさらりと読ませるライトミステリーかと思いきや、オチで一気に方向転換した。賛否両論あるのもわかるが、この締め方は嫌いではない。たったの一枚の手紙により、「僕」の作った夢にまざまざと現れる現実の汚さと、あえてそれを隠蔽した「僕」の対比が素晴らしくも悲しい。秀作である。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/07

伯爵と名乗る探偵と出会った「僕」が、夏休みに遭遇した事件のお話でした。小学生の「僕」の語りで物語が進むのですが、最初は事件らしきものもなく、児童向けに描かれたものかなと思ったのですが、読み終えた時に違ったなと思いました。最後のどんでん返しにやられたと思ったと同時に、想像すると一層に嫌な事件になりました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/30

オチの意味がわからなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/19

森博嗣は児童向けの作品も書くのかー、ってさくさく読んでたけど、…あれ?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/10

シンプルな語り口で、森ミステリのいいところがぎゅっとつまった感じ。哲学的な色味も健在。人がつい目をそらしちゃうところを多角的にみるその視点がすき
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/08

気持ち悪い話でした。主人公「僕」の一人称で進むのでかなり平易な文体を用いておりそこは良かったのだけど、最後の最後、一瞬意味がわからなくなって三度見して、本を閉じて目を瞑った後、吐き気に襲われました。全体を通しては良くも悪くもなく、ラストでがくっと評価を落とした感じです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/03

少年の語りで進む話だから、子ども向けかというと、そういう訳では全くなく。かなり、厳しい現実が控えているミステリでした。そして、森作品は哲学的な部分が多いなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/24

Y
読了後なんとなく「行きはよいよい、帰りはこわい」というフレーズが頭を過った。とは言えあからさまな恐怖や絶望が待ち受けているというわけではなく(と思うあたり、麻痺しているんだろう)。在り来たりな日常に垂らされた「伯爵」というインクが、じわじわと作文用紙を端から染め上げてしまうような。その伯爵色はきっと見る人によって様々。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/08

m
いつもの森さんのユーモアに加えて、今回は子供視点だったから大人を見る鋭い観察力にどきっとした。そして最後の最後にまたトリック。たった一言で明かされる、後付けでもできるようなものだったけれど、そのたった一言でまた楽しませてもらえた。秀逸。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/07

★★★…まぁまぁ
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/28

sw
以前絵本作家のきむらゆういちさんが「ステーキを小さく切ってあげれば子どもも食べられるし美味しさが子どもだから分からないなんてことはない」みたいに言ってたのを思い出す
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/10

少年目線の物語で、ちょっと理系な考えの子だなーとか、伯爵とのやりとりが面白いとか思って読んでたのに、オチによってだまされた感が!ミステリーとしては面白いし、もやもや感も嫌いじゃないんだけど・・・。でもよくよく考えたら現実をはっきり言葉で説明するんでなく、描写?によってリアルに描くという技かな(笑)と思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 02/06
はらぺこ
自分はオチを読んで混乱してしまいました。あとで考えると伯爵の行動や格好が漫画的なのも頷ける気はしますけどね(笑)
ナイス!ナイス! - 02/07 00:43

ダージリン
そうですね~。オチのおかげで良くも悪くも印象が強まりました。 伯爵はあれはあれでいいんです~(笑)。
ナイス!ナイス! - 02/07 00:57


ここに書きたい事の殆どは、解説にアンガールズ田中が書いてた。何を書いても真似してると思われそうやから書く事が無くなった。兎に角、読み易いしオモロかったし好き。 伯爵の年齢を知るまでは『悪魔くん』のメフィストみたいな爺さんかと思って読んでた。まさか、自分と同い年とは・・・。 慣用句の使い方とかワープロの漢字変換とか新太が疑問に思う度に自分も不安になった。 サクサク読めるのでオススメです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/28

読みかけのまま放置していたけれど、最近時間に余裕が出来たので。まず、「僕」がワープロに書き込んでいる日記がこの物語、という視点が面白い。これが最後のオチには感心しました。けど、結局探偵伯爵はどんな人なの?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/18

初対面の子供にたかったり、ぱしりにしたり、かと思ったら本気で詫び入れたりする探偵伯爵に笑った。ちょっと冷めてる子供との対比が面白い。最初はふわふわした感じですが、中盤からはきちんとミステリー。森さんの本、初めてだったのですが、思想(っていうのか)が小学生の視点で語られてて興味深かった。文章は非常に読みやすかったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/13

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