人生ベストテン (講談社文庫)
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人生ベストテンの感想・レビュー(246)
ドラマの主人公にはなれないような登場人物たち。劇的な何かが起こるわけでなく、感動する人に出会えるわけでなく。自分の現状と日常の生活にどこか不満をかかえつつ、それを変えられずにいることにモンモンとして、さらにストレスを感じるという毎日を送っている。自分も含めて、案外そういう人は多いのだろうなぁs。。。と感じながら読む。心が満たされるか待たされないかは、起こった出来事や身に降りかかった事象うんぬんではなくて、結局、自分の心の中のとらえ方の問題なのかもね、と感じた。
「十年前の僕らは胸を痛めていとしのエリーなんて聞いてた」という歌詞に共感してたあの頃が、もう15年前なんだ…。「ふてくされてばかりの十代を過ぎ分別もついて」と思ってたけど、その頃の分別なんて、借りた金は返さないといけないくらいのものだったな。いろいろあって、いろいろ知った。だけど、まだ「夢から夢といつも覚めぬまま僕らは未来の世界にかけてく」そんな気分が消えないのも事実。よしもとよしともの「青い車」で泣いた。たぶん、今読んでも泣く。ここ数日角田光代の本ばかり読んでいる。切実に胸に響く。
さらっと読める短編集。色んな登場人物がでてくるけど誰一人として好きになれる人が出てこない。だけどちょっとだけ自分に似ているところや共感出来る部分があって…複雑な気持ちになった。どの話も、悩みを抱えている主人公が最後は無理せずにちょっとだけ前向きになっていく感じが良かった。
どの話のどの人物も全く好きになれない。卑屈だし意地汚いし情けないし…かといって裏表や影や奥行きがあるわけでもなし。ここまで読むのが面倒になる本も久々だった。好きな作家さんには間違いないが、読んでいて胸やけを起こしたのは初めてだった。…残念だなぁ。
いろんな人生があるもんだなぁと毎度ながら思いました。不幸な人の話ながら、何か希望みたいなものが感じられて、角田作品は読んでて気持ちがいいっす。イッセー尾形の解説もいいっす。
最後は酔っ払い読み。とりあえず今日はマイ人生のベストテン入り。
今年も早10月で残すところあと3ヶ月。毎年月日の立つのが早く感じますね。それなりに一生懸命にやっているつもりですが、日々流されているのは否めないです。小さなドラマの短編集でしたが、そんな日常でも、何かのきっかけで自分を見直したり、気持ちが切り替わったりすることってあるのなだなとこの本を読んで感じました。振り返ってみると自分の人生でランキングをつけると若い頃の事ばかりだなあ。いや、あった。読書メーターに出会ったこと。これは間違いなくランクインで赤丸急上昇中です! 人生いろいろ~♪
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 10/04
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
こめっこさん、過去を振り返るきっかけになりました。でも、これからベスト10入りするような素敵なこと作っていかなくてはですね!
ナイス!
-
10/05 07:05
こめっこさん、過去を振り返るきっかけになりました。でも、これからベスト10入りするような素敵なこと作っていかなくてはですね!
ナイス!
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10/05 07:05
実際会ったら凄く疲れてしまうであろう、こちらの体力を削ぎおとされるような感じになる登場人物が多かった。かといって疲れる読後感ではない。シチュエーションで一番遭遇したくないと感じたのは「観光旅行」かなあ。
再読本。角田さんの文章で心に残るのは、なんでもないような日常の描き方だったりする。簡単な言葉で、簡単に入り込めるような、思い描けるような、そこにあるような、情景。焼き鳥食べたいなぁ。
なんだかなぁ・・・な人生が6つ。どれもこれも主人公がイタイんだけど、部分的に自分と重なる部分もあるのが怖い。そのじわじわくる怖さが角田さんの文章なんだよなぁ。後味悪し。
大学の図書館で拝借。登場人物にイライラする自分を感じながら、それぞれが身近に感じられた。「貸し出しデート」の中の“ひとりで生きることは男の人と関わりを持ち続けるということと同義…”にはなんだか納得のため息がでた。序盤に感じたイライラが終盤スーッとなくなった。
随分と読書をしていなかった。やっと復活。そうしたら、活字が染みる染みる。無意識に角田氏を選んでしまうところが、何だか自分らしい。イッセー尾形の解説が、これまた素敵。大学生の頃、折に触れて彼のひとり芝居のビデオを夜中に繰り返し繰り返し観た。今、折に触れて角田を読むのと、多分同じ理由なのかもしれない、と気付いた。その理由は、解説で語られる尾形自身と同じような気がする。おこがましさ満開だけれど…。
登場人物がだいたいイタイなあ。でも、そんなイタイ人たちと世界を、角田さんは「それでもいいじゃないか」といっているかのよう。 ああ、どうでもいいけど「貸し出しデート」の田吾作(出張ホスト?)が狩野英考にしかおもえなくて、なんだか、うわーうわーうわー、なコントを観ているようだった。わりと田吾作は好きだ。
ものすごく地味な普通の人と、偶然出会ったこれまた地味で嫌で普通な人の話。「嫌だ」と相手のことを感じながらも似たような行動をしている主人公の姿に自分が重なって痛い。自分の人生ベストテンは何だろう、と考えてみてもやっぱり大したことはないけれど、それでも、だからこそ愛おしいと思う。
なんていうか,解決しようのない胸のモヤモヤ。そんなものを小説化した作品集です。人生ベストテンってすごく哀しいんだけど,でも,自分の人生だってそんなに彩られているわけじゃない。何が幸せで何が不幸なのか,考えさせられる1冊です。
日常って何気なく生きてるから、自然と捻くれた目で世の中見ちゃってるんですね。少し素直に生きて見てはどうですかって言われてる気がしました。
表題作含め6つの短編を収録。しんみりしたり、驚いたり、笑ったり、相変わらず素晴らしい語りで様々な気持ちにさせてくれる。 理解出来ない他人や何もわからない未来に対して不安を感じ、ふと幻の安定した繋がりや生活を夢想してしまうけれどやはりそれは嘘で、不安定なままの日常を受け入れ力強く生きていこうとする希望が感じられる。 設定、構成、ちょっとした言葉の選び方どれをとっても質が高く、短編集としてはかなり洗練されている。 お気に入りは「人生ベストテン」「貸し出しデート」佳作。
私はOL。今日は久々に早く帰ってデパ地下で買ったお惣菜とビールを一人堪能しながらこれを読んでる。読み終わったら半身浴するんだ~♪ああなんか幸せだにゃー♪という気分になりながら読んだ。大人な女の子の夜のお友達に一冊☆
どこにでもいる普通の人のイヤ〜〜〜な部分が目白押し。人生ベストテンかぁ。そんなに印象深いことなんてないなぁ…と思いつつ、ランクインしてくるのは同じような時期の出来事。悔しくて泣いたことばかりだわ。だから、読み終わった後凄い泣いてた(笑)。泣いたらすっきりしたわ。さぁ、明日もがんばろう。
人生ベストテンの
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感想・レビュー:51件

















































