灰色の北壁 (講談社文庫)
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灰色の北壁の感想・レビュー(168)
山岳ミステリーの短編3作が収録されている一冊。山を舞台にした小説が好きなので読みはじめたがあまり物語の中に入り込めなかったかも。どの話もクライマーの心理状態や山々の描写は秀逸で決して面白くないというわけではないのだが、短編である故か、それともミステリー?部分に目がいきがちになってしまったせいか大自然の臨場感を感じる事がないまま読み終えてしまった。ただ単に期待していた内容と違っていたというだけなのかもしれないが…。
『ホワイトアウト』を読んだのは何年前だったか。同じ雪山ものでも冒険小説ではなく、雪山を舞台にした山岳ミステリー3編。どの話もミステリーとしても手堅く出来上がってるけれど、それ以上にその中で描かれる不器用な山男たちの生き様に胸が熱くなる。こういう話弱いのよ。3編どれもいいけど表題作が一番好きかな。
クライマーを題材にした短編3作。山登りはしないという作者だがクライマーの心理描写などがきめ細かく表現されている。自分はこんな過酷な登山をしようと思ったことはないが、クライマー達が山に引き寄せられる理由がわかるようなそんな作品。
好き嫌いはあると思いますが、私はとても好きです。 短編3編なので比較的早く読めますが、内容は濃いので満足度は高いと思います。 わたしは「黒部の羆」が好き(^_^)v
期待していたよりも浅かった。肝心の登山について深く語られていなかったと思う。新田次郎や夢枕獏の「神々の山嶺」などに比べると、純粋な山岳小説でない分そのあたりがまだ甘い気がする。ただ、「雪の慰霊碑」中の、居場所がなくなったとき生きている感触を求めて山に登る…という言葉には共感できた。山の意義を改めて考える気になった。
面白かったです。「黒部の羆」は他の本で読んでいました。山男の友情って嫉妬が絡むと割とあっけない?!まあでもザイルを故意に切った切らないでドラマになりますからね。「灰色の北壁」は作中小説が素晴らしいです。登山の描写や周りの風景の描かれ方が秀逸。最後は良い終わり方と思うんだけど、死んでいった人が可哀想。「雪の慰霊碑」は凄くいいと思ったんだけど、最後の最後で、えええ?!まさか息子の嫁と…?そりゃないでしょう。減点100でした。真保氏の描く雪山の描写が素晴らしいので硬派な山小説を是非書いていただきたいです。
最初の話が一番印象に残りました。時系列の並びで、普通にあっと驚かされた。人間模様もさることながら、厳しい環境の中でそびえたつ絶景に憧れます。
テクニカルな趣向で山で生きる男の意志を継ぐ「黒部の羆」、二人の登山家とひとつの山を巡る語られなかった真実を描く「灰色の北壁」、息子の命を奪った山との対話からある想いを浮かび上がらせる「雪の慰霊碑」の三編を収録する山岳小説。迫真の登山描写もさることながら、山に向き合う人々の純粋で直向な一念には胸を熱くする。
元人気作家の短編3部作。冒険小説?サスペンス?1作目は著者の「知ったかぶり」を感じる山岳用語や登攀用具名の多用が鼻に付き、オチが乱暴な駄作。2作目は「オチ」に意外性を感じオモシロイが、個人的に登場人物達の関係設定が苦手。3作目はストーリーが「竜頭蛇尾」の印象。「恋愛(男女)関係」を絡ませるストーリーが苦手だなんていったら大半の小説は読めなくなるが、初老の自分は興味が涌かない。そーいえば、老化(痴呆症含む)の初期段階は「身の回りのコト」に興味がなくなり始めるらしい。
ホワイトアウトや奪取のような娯楽小説を読みたかったのだが、この作品は山岳ミステリー小説だった。山岳小説は特殊な言葉が多々でてくるので、なんとなくこういういうことだろうと推測しつつ読んだ。叙述トリックが用いられているのだと思うけど、なんだかもやっとした解決だった。
山を知らない人にも読みごたえがある。長谷川恒男のすごさもわかる。
短編だけど、真保裕一作品の魅力のコアが純度100%で詰まってる感じ。『ホワイトアウト』とかももちろん好きですが、実はこの作品が一番好きかな。
なんで、山なのか?そうして、どうするのか?いかにも素人臭いが、やはり一度そこで躓いてしまう。そんなこと、どうでもいいのかも知れないけど。
灰色の北壁の
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感想・レビュー:45件














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