暗黒館の殺人(四) (講談社文庫)
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暗黒館の殺人 四巻を追加
暗黒館の殺人 四巻の感想・レビュー(413)
視点について、狡い、とか思っちゃだめですか?叙述トリックだとわかって読んでいるのに(しかも全く忘れているとはいえ二度目!あまりの恐怖に過去の私は記憶を封印したに違いない)真相は衝撃でした。最初の頃にこれまでのシリーズとのいろいろな関わりが表現されていましたが、それが逆だったのもびっくりでした。8年間、連載だけでも5年間、それだけの大掛かりな構想がきちんと収束しているのがすごいです。ネタバレをせずに感想を書くのが難しい。ラストの惑いの檻の中、気になります。誰がいるのかとか想像するとすっごく怖い!!
完結。館シリーズを順番に読んできたので、大体の予想はついた。でも”中村青司”があのように絡んでいるとは予想外だった。(物語中の)現在の浦登家の構成が気になる...
4巻。完結。小説としては終止符が打たれたが、物語の外にて、これからも暗黒館には時が降り積もっていくのだろう。多くの謎が明かされ、また多くの謎を残していった/玄児のくだりは話が読めたが、まさかの江南くん。しかし振り返ってみると伏線はあるのよね/ともあれ館シリーズファンにとっては滾るラストシーンである。まさか、まさかまさか..と思っての結末。十角館以来の衝撃。これを待っていた。
【若干ネタバレ注意】ゴシックミステリーというだけあって雰囲気がすごく好き。館シリーズは実は初めて読んだというアホな私ですが、最初から読みたくなりました。私は中也と江南が入れ代わってると思ってたけど、そんなわかりやすい訳ないですね(⌒〜⌒)
【極力ネタバレに注意しつつ】まさにありったけを詰め込んだ館シリーズの集大成。これまでの館シリーズと比べても幻想感が強かったかなと。そこに関与してる1つはやはり分裂する《視点》、物語が少しずつ進むにつれ増す不協和音。《視点》の謎の正体がわかると一気に最終局面まで加速する。あとそれぞれのトリックがと言うよりか、物語の緻密さが際立ちました。過去館シリーズに出てきたキャラクターそして、シリーズ中最も重要といってもいい中村青司。この作品を読んでから前の作品に戻りたくなったのは言うまでもないです。
膨大な頁数に相応しい大仕掛け。集大成にして原点回帰。変な比較だが、ドラクエⅢで終盤に辿り着く新天地を目の当たりにした感動と重なった。全てはここから始まったという厳かな気持ち。「十角館」しか読んでいない館初心者でも、例の人物の本名が明らかになる一文に声を上げそうになるほど驚いたのだから、シリーズを刊行順に読んでいたのなら如何程の衝撃だったろうか。今更だが少々勿体ないことをしたかも。とはいえ、この終幕と開幕を知ったのなら未読の館シリーズを読み逃す理由は無くなった。そして、いつか再び暗黒館を再訪問しようっと。
★9(←館シリーズを全て読了済の評価) 全てが明らかになる四巻。これだけねっとりとした本は久しぶりだった。【ネタバレ】まさかまさかの「私」の正体には驚かされた。中村青司は偏屈な気難しい人間だと思っていたので、実は意外と常識的な人間だった事に不思議な違和感を覚えた。最終的にはダリアの祝福に本当に効果があったのか明かさる事なく物語の幕が閉じるが、実際には効果がないのに人肉を喰らい、不死に陶酔している一族だったという話の方がエグみが強くて良い気がする。
2600枚という、広大なフィールドに仕掛けられた地雷が、あちらこちらで爆発。満身創痍で読了しました。無傷でこのフィールドを駆け抜けた人は、おそらくいないのではないでしょうか。それほどまでにサプライズ満載の作品で、楽しませてもらいました。
図書館の返却期日が近かったので、途中を斜め読みしてしまったが、それが惜しいほどの怒涛の伏線回収ラッシュ!嗚呼、出来るなら読み返したい!ミステリというよりは、私はゴシックホラーとして楽しめました。特に『惑いの檻』が素晴らしい。時が降り積もり、やがて腐敗し、甘美で痺れるような空気の中に、暗黒館は聳えている。彼らはひたすらに永劫の時を生きる。ーーーただただ、ダリアの祝福が為に。
「館シリーズ エピソード0」という感じで面白かった。長編だし展開は遅いしでかなり上級者向けだと思ったけど、独特の書き方(視点の移動)が引きつけるものがあって飽きずに読めた。湿っぽい世界観もなかなかよかった。
いやあ読み応えがある大長編だったので満足感に浸っています。あることを一つネタバレと知らずに知ってしまっていたので何が起きているかがある程度割れてしまったのが残念でしたが、18年前の事件や抜け穴での推理はとても楽しめました。
中村青司の始まりでもあり、全ての館の始まりでもある暗黒館。原稿用紙2600枚にも及ぶ超大作がようやく終わりを迎えました。浦登家に纏わる陰惨な過去や”視点”の正体が明かされるので、時間を忘れて一気に読んでしまいました。玄遙氏の<惑い>は今なお続いているのか、中村青司は本当に死んでいるのか……。最後まで真相は明かされぬまま終わるのも、怪奇色の強いこの物語にはなんとも云えぬ余韻を与えてくれます。巨編だったので読むのに躊躇っていましたが、本当に読んでよかったです。最後までこの物語を読んだ人々に<ダリアの祝福>を─
あの人の物語だったとは........。完全に騙されていた......。 遂に暗黒館の殺人(四)最終巻を読み終えました。長かったぁ~というのが、まず正直な感想ですね(笑) それにしても、完全に騙されておりました。まさか、あのようなストーリー だったとは......。 三巻でほとんどの謎は明かされるのですが、ようやくこの最終巻で明らかになる”視点”の謎。最初から、この”視点”の意味が 理解できず、最終巻の謎が解けるまで、本当、気持ち悪かったです>< 今度は、全てを理解したうえで、再読してみた
中村青司の館はまさにここから始まった。4冊にわたる超大作でしたが長さを感じさせませんでした。ただ、あまりにも謎を残しすぎのような気もします。
シリーズの集大成に相応しいラスト。集大成だからこその黒。読み終わって改めて館シリーズを一から読み直したくなりました。この作品として割り切れない謎を残している辺りが物語の雰囲気を高めてますね。これぞ幻想&本格ミステリの最高峰だと思います。
こういうオチって、ちょっとずるくないか?と思ってしまう。 迷路館の時も思ったけど、これじゃ推理しようもないというか… とはいえ、4冊楽しめました。
雰囲気や世界観の作りが上手くその点で読ませられる。館シリーズの小ネタも多くファンには嬉しいかもしれない。でもミステリとしてうーん騙されたという感覚がない。幻想小説というかファンブック的な位置にあるような気がしてならない。
読み終えるのが寂しいくらいに面白かったです。普通のミステリーであれば最後に打ち上げる大きな二尺玉のような驚きの落ちが、この暗黒館の殺人最終巻では何回も打ち上げられるので、何度も心地の良い感動と痺れるような混乱をもたらしてくれ、至福の限りでした。館シリーズ中で最長であり、最高傑作であり、一番の異色作であると思います。綾辻行人の投げる柔軟な変化球は驚きに満ちていて、なにより、この作品を起点として円環してシリーズを再読する楽しみが増えました。
鳥肌たった!一区切り。館シリーズ、もっともっと読みたいけれど、どこかで安心している自分もいます。
しばらくはちょっと軽めの本を読みたいな、と思うほどに、濃い作品でした。「ミステリ作品として」ということ以上に、作者が書きたいことを書いて、それでいて読者もこれまでの作品を読み返したくなり、かつ新作を期待してしまうことに感心です。終わりでもあり、始まりでもある。あとがきの言葉を借りれば「極彩色の黒」。この表現に尽きるな、と感じました。
一刻も早くこの館や”視点”の不協和音から解き放たれたく読み出したら止まらなかった最終巻。個々のトリックより、物語全体の緻密な作り込みに尽力されており、見えざる力の存在を感じざるを得ない。そのせいか読了後の方が背筋が寒くなった。まだ血脈は続いているのだと思わせるラストまであまさず幻想的。過去と始まりの館。ここまでの館を訪れてきた読者にはたまらない結末でした。浦登一家の歪みこそが館に巣食う闇の正体か。だからこそ崩れてもまた蘇る・・・そんな気も。暫くミステリは結構です、といいたくなる程の達成感と疲労感を体感。
4巻に入る前少し自分の中で推理していました。そしたら案の定予想通り・・・似たようなのをゲームでしたことありますね ヴィジョンが違うんですよねこの作品は。とても巧く話を繋いでいると思います。館シリーズの最高峰だと思いますね。
実は「第参編」読んだ後一気に次の日には読破してしまい申してたんですが…所々に辻褄の合わない文面がちらちら見えるなぁ…と感じておったら…伏線は「視点」。「うぅ~むちぃ~っと反則でね?」と素直に感じた次第。で結局「戸惑いの檻」とか「玄遥」の謎は?すっげこのあたり消化不良でござんした。…がなかなか読ませていただきやした。最後の「中也」の婚約者の名前がでた時は鳥肌たっちまいました。そうきたか!と。
長さを感じさせない見事な作品。登場人物や事件をいたずらに増やさず、周到で丁寧な描写が続く。"視点"の部分は幻想的かつ親切で、よいアイディアだと思う。仕掛けは予想を超える凄さで、脳内世界がガラガラと崩れる醍醐味を味わうことができた。既刊の館シリーズに一段と深みを加えることにも成功している。参りました!
最終巻です。驚きの連続でした。あーこれ疑ってたけど考え直してたらやっぱり!?とかこの人がそうなの!?とか心のツッコミが半端じゃなかったです(笑)本格&幻想ミステリの巨編を堪能させてもらいました。そして館シリーズをまた始めからおさらいしたくなりますね。次は「びっくり館の殺人」になるのかな? しかしこれだけの大作全四巻を二日で読みきったのは勿体無かったなと思ったり。・・・だって気になるんだもん!
第四巻。なんだかんだ言いつつも予想もしていなかった結末を存分に楽しませて頂きました。館シリーズにとって、集大成的な作品であると同時に始まりの作品でもあったんですね。これだけで完結する一ミステリというよりは、館シリーズを全て読んできた人へのファンサービス的な意味合いが強い作品のような気がするので、本作を最初に読むことだけは絶対にお勧めできません笑 あと、水車館と同じように、視点の時間移動や過去と現在の偶然の一致など、幻想小説的な部分も受け入れられるかどうかで面白さが変わる作品かも。
まさかと思いながら読み進め、十角館の殺人を彷彿とさせるP346の破壊力。ミステリだけではない、幻想だけではない。正に集大成。存在が近い。死に近付きすぎた。大好物です。幻想だけでは物足りないという方でも推理面で楽しめます。奈須きのこさんや竜騎士07さんが影響を受けた作品、樫田レオさんがミステリ史に残る萌えキャラと語った美鳥と美魚を堪能したいという不純な動機でミステリを読み始めた私ですが、こんなにも素晴らしい娯楽があることを教えてくれた、新たな人生の糧を授けてくださったことに感謝。皆様に<ダリアの祝福>を。
館シリーズ最長「暗黒館」の第4巻。壮大なスケールで描かれた光と闇のミステリーでした。文句なしの最高傑作でした。これぞ綾辻行人です。視点移動、斬新で面白かったです。何度まさか、嘘だっ…お前かよっ…と思ったことか…。しかもあの最後はとんでもないですね。あらゆる方向を警戒していましたが、まったく予想していなかったラストです。今までとは館の意味が間逆ということになるんです…よね
やっぱり!と思ったり、そりゃないよ!と思ったり、その他いろいろな思いがごちゃごちゃしてしまってカオス。でも読み物として雰囲気はとても好みだった。この暗闇の世界観にすっかり捕らわれてしまった。現在の浦登家の家人の気配が感じられたのもいい。
ミステリーとしては長すぎるほどの超大作ですが、それを乗り切って結末に辿り着く価値のある作品でした。 今までの作品は、もちろん順番通りに読むのがベストだけど、一応は順不同でも良い流れでしたが。この『暗黒館』だけは別。全ての「館」を訪れてから、最後に立ち寄るべき場所です。 綾辻さんが館シリーズのファンのために書いた、傑作です。一つ前の『黒猫館』が今一つだっただけに、それを吹き飛ばす破壊力でした。
暗黒館の殺人 四巻の
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