冷たい校舎の時は止まる(下) (講談社文庫)
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冷たい校舎の時は止まるの感想・レビュー(2662)
誰が自殺した=ホストなの? 次は誰が消える? 外面からはわからなかった各人が過去の出来事をひきずっている内面描写。というわけで一気に読みました。まずこの中の誰が自殺したのか? という思い込みがひっかけだったわけで。ミスリードがうまいね。彼が彼だったとは。自殺したのはあの人だったのか、そしてあの人の意外な一面も。など、良い意味で裏切られ伏線回収していく最終局面、面白かったです。難を言うなら爽やかに終わりすぎてないかい? あれだけの心の葛藤が全員解消できるとは思わないような。でも面白かったという感想は変らない
下巻。こんなところにも、あんなところにも伏線があったなんて驚きです。最後なんて「これってもしや誤字?ミスプリでは…?!」って思ったくらい騙されました。…私が鈍感すぎたのかな?かなりの長編だったけど、スラスラ読めたし、何よりハラハラが止まらなかった作品。素直におもしろかったです。ラストは最高に爽快ですが、やっぱり私にはすこし刺激が強かったみたいで、まだ恐怖感は消えません。笑
なるほどー。いろんなところでいろいろつながっててびっくり。やっぱりで名前でいろいろと仕掛けてくるんですね。読み終わってなんだかすっきり♪
ヒロは気付かなかった…。そしてみーちゃんも。今までの作品で名前トリックにまんまと騙されてたから注意してたのに、やられた。気付ける伏線と気づけない伏線のバランスが絶妙。登場人物が魅力的且つ親近感があり面白かった。榊のあの対応はかっこいい。家に生徒を入れるの、実際は色々面倒だろうが。 自殺したクラスメイトの真相や広がって深まっていく過去は、非現実の世界から抜け出し、前向きに今に繋がる。『ロードムービー』がやっと読める!
下巻も一気読みしてしまった・・・8人のそれぞれの思いが痛々しくて儚くてでも最後には皆前向きに自分の道を進んでいる。人はそれぞれ痛い部分を抱えそれでも、その痛みとともに進んで行っている。上下巻一気に読める、本の世界に入り込み過ぎて少しの寒さと寝不足気味ですが、とてもいい時間を過ごせたと思います。
君か、君だったのか。推理しながら読み進めましたが、ドキリとする正解に、私自身も「思い出した?」と言われてしまったような感覚!面白かった。キャラクターに嘘がないよね。近い部分に居てくれる彼らに感謝。ドクドク心臓が鳴りっぱなしでしたが、ラストは爽やか。夏の風が吹いたようでした。
そういう解答かー!違和感が一通り払拭されてスッキリしたのと、寒くて薄暗い閉鎖空間と追い詰められていく息苦しさで、読後にどっと疲れが出た。そうかそうなのかーと納得しつつも、条件がわりかし何でも対応可能な世界設定なので、そこまでしなくても…とも思った。あと挑戦状が出てくるのも、有栖川システムかなーと思ってみたり。文庫本のチラシに辻村作品の繋がりが紹介されていて「この順番で読めばより楽しめる!」と解説付き。刊行順とは異なる並びなので、次の作品を決めかねてしまう。
いやはや、まったく覚えていなかったからネタばらしに素直に驚いた。過去エピソードと現在とを結びつける上手さという点では、傑作『スロウハイツの神様』には及ばないけれど、デビュー作からこれって、やっぱこの人すごいわ。
緊迫した雰囲気に呑まれ、上巻に引き続き一気読み。そ…そういうことか!とビックリ。まんまと騙されました。役割をはき違えてた。彼らはそれぞれ、長い長い夢の中で、感じ取ったものがあるんだろうな。成長した彼らが、幸せそうで、なんだか自分のことのように嬉しくなりました。それにしたって、綺麗なラストでした。読み始めた時は、こんなに綺麗に終わると思ってなかった。たぶんそれは、現実のソレとも重なるのだろうなあ。だから自分も、がんばろう、と思います。
学園祭の日に死んでしまった同級生は誰なのか?上巻で回収されなかった伏線が回収されます。辻村さんのデビュー作のためいろいろと思うところもありましたがさすがの筆力。上巻で明かされなかった人物達の心の闇が分かります。読了した方達も「それぞれのキャラの考え方に自分をあてはめたのではないかな?」と思いました。人の何気ない想像でキャラが確立され、人の何気ない一言で傷つく…そんな立ち位置の景子に上巻同様にやっぱり共感。「あたしはここよ?」と「HERO」がとても好きです。さて次は何の辻村作品を読もうかな。
「高校生」という時期が自分自身昔過ぎて感情移入できないかなと思ったけど、真っ直ぐで一生懸命なキャラクタたちにハマり、ボリュームの割にあっという間に読めてしまった。
誰が自殺したのかは、わからない・・・。 冷たい校舎に閉じ込められた8人たちは、どうなるかな? どんどん、マネキンみたいなものになっていくので、気味悪かったです。 ついに、ホストと自殺者との正体がわかりました。 「冷たい校舎には、あの世界だったか」「まさか、榊さんだと思わなかった」と驚きました。 自殺の動機は、やはり本人ではないとわからないです。 物語は、重たくて暗い気持ちになるかもしれませんが、少し不思議な物語と感じます。
「小説という形式はミステリをやるのに優れているのだ」という確か北村薫の言葉があったと思うけれど、ミステリという形式は小説を載せるのに優れているのだ、ということもできるよなあ、と思うなど。
精神世界の支配者は一体誰のだろう。 記憶を忘却させ、またフラッシュバックさせる。 この復讐劇は、最後まで助かっているほど報われない。 失われた記憶の真相とは?支配者は誰なのか? 彼ら彼女ら1人1人の物語でさえ 1冊の本として作ってしまえばいいのではないかと 思わされるぐらい惹きこまれた。 上 であった伏線をなんとか回収しながら また、次の展開がどうなるか気になってしょうがなく とてもドキドキさせられる本だった。
読み終わった。菅原のエピソードはたまらない。おもわず教室で涙がでそうになった。一人ひとり、丁寧に描かれている。すべてが落ちるとことにおちるけれども、どこに落ちるか予想はできなかった。あのテスト0点です。ラストは映画「インセプション」的な終わり方だったです。
「一番上にいないと安心できない。そんなもので価値を計ってもらわないと、永久に満足できない種類の人間なんだ。」消えたなかにも自殺した人がいるのかと序盤は思ってたが、どうせこいつやこいつじゃないのにと、ちょっと途中飽きた。菅原の件からとても面白く一気に読めました。
8人とも、みんな思いやりがあって、素敵な個性を持っていた。それでも誰かを傷つけたり、傷つけられたりしながら生きていくしかないのかな。最後は、話がきれいにつながっていて、長いお話だったけど、やっぱり読み切ってよかったなと思いました。
そして怒濤の下巻。と思いきや一人一人の人物を掘り下げるのが主で、なかなか話が進まない。なんだか8人のカウンセリングカルテを読まされてる気分。章が終わっても「次はこいつの話かぁ!」の繰り返し。正直、途中で諦め、誰?を確認してしまった(笑)。しかしレビューを読んでいるともう一ひねり以上ありそうなので、結局全部読み終えました。 読後感良かったですよ。なぜ担任教師にそこまで拘るかは疑問が残りますが。まとめもきれいだと思います。
辻村さんの書く男子はカッコイイ。一人一人形の違った優しさに涙無しでは読めませんでした。伏線を回収して、話が繋がった時の爽快感は病み付きになります!
そこにおとしてくるか。意外なところにもってきました。最後の贖罪は都合よく感じたのも否めず…でも、彼女が残ってくれたからこそ、きれいにまとまったのですね。人間の弱さと強さ、強くあるための行動は自分を弱くしてしまう。一筋縄ではいかないのですね感情って。個人的にはケイちゃんがすきでした、最後まで(^_^)/
これがデビュー作か~すっごいな~。上巻の初っ端からあの2人だけ名前に違和感はあったんだよね、でも忘れたころにねぇ、うまいなぁ辻村さん。菅原の過去篇が長くて長くて……でも満足!鷹野がアレって全く思い至らなかった!ロードムービー早く読みたいな~!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/27
あの校舎の中にいた菅原は深月が願った形の菅原だったってこと? 榊が生徒だったら良かったのに っていう台詞はそういうことですよね?あと生徒の菅原の姿はどうだったんでしょう…やっぱ昔の学生の頃の菅原の姿…? でもじゃあ何故他の人達は菅原の存在に違和感を持たなかったのだろう?って思ったんですけどそれはあの世界のホストの願いが優先されてるからってことなんでしょうか…?ちょっと頭が悪いんでそこら辺こんがらがっちゃってますけどとてもいい話だったと思います。続きが気になって読む手が止まらない。
面白かったです!!最近読書に費やす時間が無くて…(泣)読み終えるのに時間かかっちゃった。一気に読みたかった!!辻村深月さん、大好きです。ちょうど今の私と同じ歳、同じ時期…8人の高校生が繰り広げるお話。ページ数は多いけど、入り込んだら止まりません(^q^)/
いゃ〜怖かったけど…本が分厚くてビビったけど、良かった〜! …多分、どこにでも居そうな高校生と誰もが知ってる学校とかが舞台だからリアルに頭に描写が浮かぶから余計にドキドキしたのかも。まず今年一番のお気に入り決定。(まだ始まったばかりですが‥)
菅原くんは何かみんなと違うな、とは感じていて、ホストは彼では?と思ってたけどそういうことか!またまた名前トリックにやられました。心理描写が丁寧すぎるくらいに細かく、登場人物一人ひとりへの愛情を感じました。切ないけど、やっぱ友達っていいなと思わせられるラストでした。ただ、みんなにちやほやされる主人公と自分を同じ名前にしている作者に若干のナルシシズムを感じたことは否めません…。
分厚かったので随分長い間読むのを躊躇っていたが、読んでビックリ。一気に読んでしまった。ホラー?ミステリー?ファンタジー?登場人物8人の背景がそれぞれ丁寧描かれていて、最後にパーツがはまった時の驚き、そして納得させられている自分がいた。読み始めには想像できなかったけど、後味もいい。精神世界が舞台というのが新鮮だった。これがデビュー作品ですか…。すごいなあ。
面白かった!彼と彼がほぼ同じセリフを言ってることや、彼だけがフルネームで出てこないっていうのは気付いてたのになぁ!!あんなトリックだと気づかないのは私が鈍いのだろうか…(^_^;)後からさらっと読み返すと色んな違和感が解決してまた面白い。途中あんなにホラーでどろっとしていたのに、最後は意外なほど綺麗にすんなり収まる。しかもそれが無理矢理っぽくない。春ちゃんも素敵な方法で贖罪をしてくれた。何よりも大学生になった彼らが爽やかで幸せそうなのに救われた。私も榊さんに担任受け持ってもらいたかったなぁ!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/23
ずっと遠ざけていたことを猛烈に後悔。ヒュッ、と息を呑み、ぎゅう、と胸を締め付けられたことを、涙で手が濡れた時に自覚しました。心臓がどうにかなってしまうんじゃないか、というほどの切なさに耐え、流れる涙にも構わず、ひたすらに読んだ怒涛のラスト300頁!!「良かった」その一言に尽きる。それ以外に今のこの脳が痺れるような感動を伝える言葉を持ち合わせていません。上巻で読み辛いと評し、後回しにしていたけれど、ボクと本作がようやく、出会うべくして出会えた。幸せ。お酒より、酔えます。その感動が少しでも伝わることを祈って。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 01/22
一人、また一人と消えてゆく八人の生徒達。それぞれが見つけた真相、いるはずのない一人、自分が忘れていた苦い思い出、そして自殺した生徒の名前。やっぱり、最後はある意味、〈そうだったのか〉と驚かされるし、薄々、気付いてたとはいえ、全てが分かった後も面白かった。ある人物の名前が鍵となり、隠された全てがようやく、読者にひらかれていく。
やっと読み終えました。上下巻合わせて1200ページ弱、個人的にはもう少しスリムなほうがよかったな。結局、最後まで結末は読めず、自殺者の名前を特定するのに翻弄させられた感がありました。自殺者が誰だかわかった時、一度は考えてたから、そんなに驚きはしなかったけど、菅原くんにはやられましたね。確かにピアスの件とか似てるなぁって思ってたのに。個人的には「名前探しの放課後」のほうが希望があって好きでした。でも、彼らのこれからも気になるので「ロードムービー」も読んでみたいです。
雪、降ってます。初雪です。本みたいに大雪ではないし、静けさもないけれど。続きが気になりすぎて一気読み。もう少しじっくり読めばよかったかも。もったいない気分。校舎に閉じ込められた8人がとても好き。深月、高野、充、景子、梨花、清水、昭彦、菅原。抱えていることも全部含めて、応援したくなる。一人一人の個性が深い。怖いところがたくさんあるけど、読み終わった後、少し寂しい、少し安心した気持ちになる。
図書館から届いたので一気読みしてしまった。凍りのクジラ以上にぐっときた。/以下ネタバレ/作者と同名キャラクターだから死なせやすい?いやでもあからさますぎるだろう、というところから始まり、一人一人の心の闇が明かされるにつれて疑いは移ろい、でも「なんであいつが」で一度は春子か?と思った。最終的には「実は鷹野が死んでいるのでは」で落ち着いていた。誰が死人なのかということに気を取られていて菅原と榊については何も気づかず、更には死人はこの中に居なくて死人の精神世界でさえなく、してやられた感じが強い。巧い。
上巻に引き続き一気読みでした!厚い分、登場人物の背景がとても丁寧に書かれているので、物語に引き込まれ、長さも気にせず読めました。読んだ後は、とてもスッキリとしたし、満足感があります。でも、考えさせられる所も多く、重いと感じる場面もありました。みんな色々な過去があって、表面とは違うと感じさせられました。登場人物達に共感出来る気持ちもありました。物語の結果としては、予想が当たったのと、ハズレたのが半々くらい??あぁ〜こんなところに伏線が…。本の作りも面白い(解答など)!初辻村さんでしたがハマりそうです!
辻村さんの本はこれが初めてだと思ったら、実は「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」を読んだ事がありました。ということで2作目。これがデビュー作だっていうのにびっくり。上下巻合わせてすごいページ数でした。ちょっと読むのが辛かった上巻に比べて、あっという間に読めてしまった下巻。自殺した人は途中からうすうす分かっていたけれど、意外な結末にびっくりしました。読後感はかなりすっきり。まったく状況の読めなかった初めから、8人の個性が分かる最後まで。その書き方に脱帽です。【図】
気になって一気に読んでしまった。そういうことだったのか!菅原の過去の話が、かなりキーポイントだったけれど、全く気付かなかった。そこの話に泣き、クライマックスの鷹野の思いに一緒に泣いた。それぞれ優しい良い子たちばかりだったが、自分を見つめ直して更に素敵な大人になっていきそうな予感。
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