卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)
卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなしを読んだ人はこんな本も読んでいます
卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなしを追加
卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなしの感想・レビュー(278)
おいしい料理がいっぱい出てくる本かと思いきや、偏食家が主人公とは…と微妙に当てが外れましたが、読了。のぶと正一郎が会って会話をする度に、もどかしさを感じます。本人には分かんないんだろうけれど、のぶは案外恵まれた子ですよねえ…お舅さんやお姑さんにあれだけ大事にされるなんて…
★★★★B はやりの料理関係の本かと思ったがちょっと違う。ふきの揺れ動く心情が、現代の女性みたいです。ただあんなに舅さんにつくすのは珍しいですが・・・。私は水雑炊食べてみたい。鍋にみそをぬって空焚きときいただけで、香ばしいにおいが・・・・・・。
一目惚れした相手に嫁ぐことが出来て喜んだのもつかの間、相手は想った女から手痛くフラれたばかりで―。 「死ね」とまで言う気難しい夫とのズレを料理がほぐしていくような物語です。 終盤少々急ぎ足かな?と思いますがよくまとまっています。
ふわふわ…って何?と表紙買いをしてしまった一冊。冴えない初老(でも感性が現代的なので若々しく感じる)の同心家族のお話。出てくる食べ物が素朴なんだけど本当に美味しそうで…炭火で作るたまごのふわふわ…なんて贅沢何だろう…最後にはホロリと泣ける。
てっきりお江戸の美味しい食べ物が主題の本だと思って手に取ったのですが、どうも趣が違っていました、特に腕が立つ訳でもなく敏腕でもない初老の同心とその家族の物語でした。 どちらかと言うとあまり僕の興味を引かないタイプのお話なのですが、所々に庶民的な食べ物を配しているからか、登場する人物像が魅力的だからか、とても素敵な小説でした。 朴念仁な僕には今ひとつ判り辛いのですが、嫁に入った女性はこんな事を考えているのか?と、とても新鮮かつ難しく、作り物の話なのに感心し切りです・・ チョロギの酢漬けが食べたくなりました!
すごく、すごく心に沁みました。忠右衛門さんの一つ一つの言葉に心が温かくなりました。正一郎さんも、これから良い旦那でお父さんになってくれると思います。人生、何があるかわからないものですね。私自身も、のぶの心に共感しながら前半は正一郎さんにビクビクし、時には憎たらしく感じ、後半はちょっとドキドキしながら読み進めていました。また、良い場面と一緒に登場する印象的なお料理のおかげで、こちらまで味や香りが伝わってくるようなお話でした。
確かに食べ物って、場所と一緒に食べる人たちによっても、美味しさが違うよね。 どうしたら美味しく食べられるか、考えさせられる本でした。お舅さんのキャラが秀逸。
泣けるよ、最後。人は真剣に悩み行動し、天命使命に導かれてるんだろね。自分じゃ自分が見えないんだよね。お舅さんの粋な計らいが主人公に成り代わった自分自身に響いた。※去年の誕生日に頂いた本。
【再読】「卵のふわふわ」って料理に感化されて読み直し。記憶にあるよりほのぼのしてなかった。素直になれない若夫婦がこそばゆい。何度読んでも、ひょっこり忠右衛門さん帰ってきそうな気がする。
何度もそっと涙を流してしまいました。江戸人情話、たまにはいいですね。切なくて胸が苦しくなりましたが最後、忠右衛門さんが違ったかたちで帰って来て下さったのかな…と思いましたが、初孫、見せてあげたかったです(涙)。
舅姑さんが素敵でのぶが羨ましいと思いました。それにしても正一郎さんは難しい人ですね。最後の方は柔らかくなっていましたが。結局舅さんは別の形で戻ってきてびっくりです。卵のふわふわは今度作ってみようかと思いました。
料理人が出てくるのかと思ったら違った。のぶと正一郎は互いに思っていることを上手く伝えられずすれ違っていたけど、最後にはちゃんと向き合えてよかった。お舅さんがいつかひょっこり戻ってくるといいなと思った。あと、卵のふわふわが食べたくなった。
江戸!食!もう読むしかない!!みたいな雰囲気で(笑)。料理主体ではなかったように思いますが、ちょっと謎解き風味あり、人情ありで面白かったです。
再読。江戸グルメ話…ではなく不器用な若夫婦の物語。読み終わってから表紙絵を見るとのぶちゃんは泣いてるし正一郎はにらんでるし(笑)でてくる食べ物はおいしそうだし(卵のふわふわは特にいい)舅姑さんも幇間の今助さんもいい味でてます。好きだなぁ。
今も昔も夫婦の問題は同じなんだなぁ~。正さんももっと早くに素直になったらよかったのに。そしたら、ラストは違ってたかしら。
最初は若夫婦の冷ややかさが辛かったけど、周りの人の優しさに助けられたかな。ふでの気っ風のよさは気持ちよく、舅さんの良いとこ取りなのも楽しかった!江戸の世でも人は人。良いことも悪い事もあるんですね!
ツンデレ若旦那とデレデレ舅さんと江戸若妻。料理小説のようで若妻成長記。登場人物が粋でいい。桐屋の娘だけはちょいと痛い目みてほしいもんだ。
なんか憎めないお舅さん、良いですね。お姑さんもきついけど良い人だし。正一郎の冷たさには腹立つけど、なんかステキな家族です。家を出ても放ってはおけないのぶの気持ちよく分ります。気になるのが、黄身返しは本当に作れるのかな?
江戸の食事や暮らしぶりに興味があって、手に取った本の一つ。面白くて、そしてもちろん美味しそうでした。のぶの視点で進むので、正一郎にだけ非があるように描かれていて途中で不快に思ったけど、のぶが自分を省みるようになり、二人が少しずつ、自身も互いへの態度も変化していく流れは嫌味がなくてポジティブな気分で読んでいける。時代小説らしい語り口や人情話なんだけど、食べ物についてのテーマは結構現代的
タイトルに惹かれて借りてみました。初宇江佐作品ですが、予想通りおいしそうな本で満足しました。正一郎さんがしゃんとしないから、のぶさんもお舅さんもお姑さんも皆悲しい思いをしたのです。全く。結局お舅さんが全部治めてくれました。ひょっこり帰ってきて欲しいです。
宇江佐さんのこの作品がきっかけで、私は時代小説も読むようになりました。読書メーカーに記録する前から何度も読み返してしまうくらい好きな本です。何度読んでも同じところで泣いてしまいます。
最初は正一郎の態度にのぶと一緒に哀しくなったり憤ったりしていた。だけど、のぶが嫁ぎ先を出る経緯や、舅・姑や嫂との関係を感じているうちうに、江戸時代の人々の生き方は今とそう変わらない心があるんだと感じた。そう思うと正一郎に対する気持ちも少しずつ変わっていった。不器用で自分の気持ちをストレートに表現することが苦手な正一郎が、僅かずつではあるけれどのぶみ歩み寄っていく。相手と交わし視線が言葉よりも大きいことがあるから、正一郎とのぶにはよりを戻して欲しくて後半は激しく応援していた。
もうなんか、やっぱいい。繰り返される日常がそのまま切り取られて本に詰められている。この作家さんのこんなところ、やっぱり好き^^お舅さんとお姑さんがナイスであり☆でもあの夫にも後半は感情移入出来たりw現実ってきっとこうなんだろうなあってしみじみ思う一冊。生きて居ると、いいなぁ
お舅さんはいい味出してるなぁ。世間や人に頓着しないお舅さんのような人になれたら理想だなぁ。正一郎はつまらん男と思っていたが、それなりに訳ありということと、最後までおのぶの気持ちを尊重しようとしていた事で許そうかな。いまはあまり期待できないご時勢だけど、息子の嫁さんに気持ちよくご飯を作ってもらえるのって幸せなんだろうなぁ。
先日TVで「黄身返し卵」を見たので再読。前半は正一郎のDVっぷりに憤りつつ,ラストにはやっぱり泣いてしまいました。無用の用って粋なことですよねぇ。
料理に絡めながら、心がすれ違ってしまった夫婦が少しずつ関係を修復していく様を丁寧に描く。当初は最低な夫だが、舅と姑がやさしく情に厚いところが救いだ。夫婦の問題というのはいつの時代も変わらないモノなのだろう。続編を望む。卵のふわふわ、作ってみようか。
粋な町人と不器用な八丁堀の若夫婦,その間を自由自在に行き来できるような不思議なお舅さん。食べものってその味自体よりも,人がどんなときどこでどんなふうにいただいたかのほうが心に残るものです。伏線を回収しつつ余韻も見事なお話でした。心太の章が好きで,夏にまた読みたいと思います。
食べ物をはさんで進むが、なにせ夫婦仲が冷や飯くらい冷え切っているので前半は重苦しい。卵のふわふわ食感みたく温かでやわらかな心持ちになれるまでがブリザード。元鞘のきっかけ(舅の顛末)が、ほろ苦く寂しい読後感だった。この夫婦は今後、うまくいくのだろうか?>放流
のぶのひたむきさにじ~んときた。もう!正一郎ったら!!二人の関係がもどかしい!!忠右衛門さんはいなくなったけど・・・・救いなんだと思いたい。
読了してしみじみ。のぶと正一郎夫婦は2人とも意地っ張りで不器用で読んでて非常にもどかしかったけど、そのぶんリアルだった。こじれた夫婦の仲はそう簡単にはうまくいかないもの。そのぶん嫁を心から思っている姑ふでと舅忠右衛門を始め周りの人々がとても温かい。ラストは良かったねという思いと失った人への切なさで複雑…。
心にじ〜んときます。最後に心から良かったねと言えるお話でした。(一人行方不明なんだけど)卵が好きなので題名だけで買ってしまった本だけど、意外に良かった。
卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなしの
%
感想・レビュー:81件














ナイス!

































