ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)

ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)
192ページ
690登録
amazon.co.jp でブラフマンの埋葬 (講談社文庫)の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

ブラフマンの埋葬はどんな本ですか?

小川洋子
小説
日本文学
その他
女性作家
文学

ブラフマンの埋葬を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

ブラフマンの埋葬の感想・レビュー(532)

再読。

ブラフマンという名前がまず素敵。全編通して小川節炸裂。私はこの静謐な世界観が好きですが、人を選ぶかもしれません。ちなみにずっと猫のイメージで読んでいたのですが…違うっぽいなぁ。不思議だわー。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/30

題名から最後の結末は分かっていたけれど、それでも悲しい。幻想的で静謐な物語。

通常の小説は、作品の何処かに著者の主張が凝縮された一文もしくは一段落がある。しかし、この小説はそういった一部分で何かを伝えるのでは無く、全体で一つの世界を表現をしている。主人公の目を通して映された世界。まさに、まるで明け方の夢のような、そんなお話。登場人物の詳しい説明がされないのも、著者が読者の「夢」を大切にしているから?なんて思ったり。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/19

文字で描かれる情景描写の美しさ、その言葉から世界観を自身で想像を膨らませて補強していくところに喜びを見出すタイプの作品のように感じた。後わざとらしいくしゃみが憎めない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/17

思いの外、結末がショッキングで涙してしまった。穏やかさのなかの秘められた凶暴さが印象的。諸悪の根源は女です、と突きつけられた感じがしてならない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/05

読んでる最中ずっとスタジオジブリの絵が頭に浮かんでいた。こないだ観た『借りぐらしのアリエッティ』的な。なんということのない、結末も途中で読める話だけど、静謐な雰囲気とブラフマンの可愛さ、その裏側に流れる小さな仄暗さが印象的。小動物好きな人におすすめ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/29

どこにも存在しない静謐な世界を舞台にした物語。所々、エロティックなのが小川洋子テイストですかね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/22

231

サンスクリット語で謎を意味するブラフマンの名をつけられた生き物と僕の触れ合いを描いた作品。素晴らしい感性で構築された世界観――芸術家が集う〈創作者の家〉、古代遺跡、泉などといった物語の鍵になる情景と種族を超えた友愛を育む僕とブラフマンの生活が読んでいてとても心地よい。短いセンテンスの中、感性の冴えと熟練の職人技がひかっているのがすごい。何にしてもブラフマンの愛らしい動作の一つ一つが目に浮かび、和まされる。ラストの人の業によってもたらされるブラフマンとの静謐な別れには正直、こちらが悲鳴をあげそうになった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/17

水かきがあったので、河童かと…でも肉きゅうはないか…書かれた内容を忠実に再現して描いてみると、とんでもなく変な生き物になりそうで止めた。爆発的な悲しみの表現はなかったけれど、ブラフマンの死を悼む感覚が、染みいるように入って来て寂しかった。亡骸が小さいっていうのは、どうしてこんなに悲しいのだろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/16

ふしぎなおとき話を読んでいるような感覚。レース編み作家が最後優しくて良かったです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/13

ブラフマンいったいどんな生き物だったのだろうか、水かきがあってもいつも水中でなくても生きていける、カワウソかな。動物でも人でもお別れは悲しいな。管理人のブラフマンへの気持ちが良かった。ちょうど知人が自分でのペットの犬を車でひいて死なせた後で落ち込んでるのでエンディングに驚いた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/10

物語の舞台が外国のような気がしました。レース編みのおばあさんが、いい味出していました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/08

(☆☆☆☆)創作者の家の管理人をしている主人公と彼が助けた生きものに彼は謎という意味を持つブラフマンと名付け育てる。淡々とした文章の中に書かれている二人の情緒的な交流。途中までブラフマンはどういった生物なのか気になって仕方なかった。もちろん、今も。最後の喪失感が何とも言えない。ブラフマン、愛らしかったな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/03

描写と勝手な思い込みでブラフマンが犬だと思っていたけど、結局ブラフマンが何の生き物だったのか、全部現実の世界での事だったのか宙に漂ったまま、ただ淡々と、あっという間に結末を迎えた。ブラフマンの描写がキラキラしていた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/20

小川洋子らしい、淡々とした文章とストーリー。 芸術家の仕事場を提供している「創作者の家」の管理人が主人公。 主人公の、雑貨屋の娘への想いの寄せ方が、ちょっと気持ち悪いと感じてしまった。 それにしても、ブラフマンって一体なんだったのか、気になる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/19

タイトルからブラフマンとはてっきり人だと思ったけれどそうではない。猫でも犬でも、ネズミでもない。カワウソのようなもの?けがをした森の住人は主人公のぼくと生活をすることになる。ブラフマンと名付けられたその知性的な小動物のしぐさや性格のすべてが可愛らしく、ぼくとの心の交流(のようなもの)がほのぼのとあたたかい・・・ばかりでなく、深い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/16

題名が結末。別れはすぐそこと知りながら、読者はブラフマンの世界を隅々まで味わう。限りあればこそ、描写の一つ一つが潤って美しい。「猫を抱いて象と泳ぐ」の構成要素を凝縮したような作品。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/09

現実と幻想。愛情と恋慕。外装と内奥。そして、生と死。振り幅は大きいような、小さいような、そして境界が明瞭でない両極の間を往来する小川の筆致。中短編なので、満腹感はないけど、美しいものを読んだ満足感が残ります。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/21

可愛らしいお話やった。ようよう考えたらブラフマンの正体その他登場人物の素性とか全く分からんし、分からんけど、何か可愛いし、いいなと思てまう。ブラフマン可愛い。やはり何か分からんけど
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/16

モコモコしたブラフマンと僕の話。ブラフマンの説明の部分は好きだけど、ブラフマンの埋葬、は物悲しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/06

『ブラフマン』と過ごした日々とその終わりまでを描いた幻想的な小説。謎は謎のまま淡々と物語の幕は下りる。……短いけれど何かと心に残るお話だと思います、作者のセンスが良いんだろうなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/03

あらすじが、ない。およそ小説の核となるような激しい憎悪や喜びや事件も、ない。ブラフマンと僕の日々が淡々と続いてゆく。おそらくとても孤独な「僕」にしても、なぜ孤独なのか?ということには全く触れられない。全ての輪郭が曖昧な中、世の無常のようなものだけが浮かび上がって来たようにも感じられた。美しく静謐な文章を操れる小川さんだからこそ表現できた、小説にしか表現できない世界観。数年後にふと思い出してじわじわ込み上げてくるものがありそうな予感がした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/29

穏やかな暮らしの中で心を通わせていく僕とブラフマンの物語が、あたたかく胸に沁み入る。光の眩しさや風の優しさ、川のせせらぎなど自然を見事に描き出す作家の筆力は素晴らしく、その文章が紡ぎ出す美しい世界に酔わされた。世界が静かにバランスを崩し始め、永遠に続くかに思われた物語が終わりを迎える時、夏の終わりの切なさが一気に押し寄せてきた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/28

題名からラストは想像出来たのだけど、やっぱり胸が詰まりますね。泣いてしまいました。国も何もわからないどこか夢のような世界の中にある《創作者の家》で僕とブラフマンが出会い過ごした優しくあたたかな日々。生き物を飼ったことがある人はとても共感出来ると思う。ブラフマンに想い出を重ねて懐かしむ人もいたんじゃないかな。あと、何と言えばいいのか…隅々にまで意識が届いているような美しい文章にただただうっとりしました。ふはぁ…。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/27

この作品が好きだ。静謐な文章で語られるブラフマンと主人公の日々は、読んでいるこちらの心を温かくしてくれた。序盤から中盤にかけての無邪気なブラフマンに、なぜか泣いてしまった。無垢な動物って、それだけで人の心を打つものだと思う。それにしてもブラフマンって結局あんの生き物なんだろ~

少しもやもや感が残ったものの、ブラフマンが文句なしに(きも?)かわいかったことや、碑文彫刻家が素敵だったことなど楽しんで読めた。最後の「*ブラフマンの埋葬」の章では、語り口は淡々としてるのに、彼への愛に溢れていて涙がにじんだ。雑貨屋の娘はホント、憎たらしいなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/30

突然『僕』の元にやってきた『ブラフマン』と暮らしたひと夏の物語。緑色の泉、貝殻形の髪留め、森がため息をつくときの唇…素敵な単語と綺麗な文章で僕とブラフマンの愛らしい日常が綴られる。ブラフマン以外の登場人物は『僕』も含め名前が明かされていない。タイトルが『埋葬』とあるだけにやはりブラフマンは死んでしまうのだが、雑貨屋の娘の運転練習する車に轢かれ、ほぼ即死というあっけないものだった。しかも物語はブラフマンを埋葬した所で断ち切られたように終わる。作者はなぜタイトルを『埋葬』としたのか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/22

ブラフマンの正体は不明だが可愛いにちがいない。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/10

こういった盛り上がりが少なくて、結局何が言いたいの?という物語は苦手だったのですが、少し楽しみ方がわかったかも、と思えた一冊。一見、僕とブラフマンのひと夏の物語なんだけど、雑貨屋の娘との関係など、ふと見え隠れする不吉さ。特定の人も、国も、生き物(最後までブラフマンが何の動物なのかは謎)もでてこないんだけど、もどかしさを感じるよりも、心地の良い不可思議さに包まれる、そんな物語。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/01

ブラフマンと出会い、共に暮らし、死別するという、一夏の物語。話全体が不思議な雰囲気て、まるで夢でも見ているみたいだけど、無邪気に走り回るブラフマンの姿がありありと浮かんでくる。小川さんはこういう少し不思議な感じを描くのがとてもうまいんだなぁと、いつも感心させられる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/30

小川さん、世界を創るのがうますぎです。 小麦色の陽光や芝や森の緑、泉の水の色(視覚)、ブラフマンのしっぽが床をうちならし、音楽家たちの演奏と石屋が石を打つノミの音の響き(聴覚)、夏の夜明けの清廉な空気の冷たさ(触覚)と五感が刺激され、読後残るのは言葉ではなく世界そのもののよう。 やわらかくあたたかく美しく、かつ歪を内包する世界の妖しさ。酔いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/29

え、まさかの正体明かさず?カワウソとか?と、まあブラフマンはブラフマンとして読むのはいいとして、ブラフマンが死を迎える理由が酷過ぎる。その責任の感じられなさがこれまた耐えがたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/25

綺麗 「森がため息をつくときの唇」ドキリとしました 
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/09

ブラフマンの事を知りたくて題名だけ見て買った。思っていた本とはちがうがいい本に巡り会えたとおもう。やさしい物語だが結局のところ何がいいたいのかわからなかったのが少し残念。哀愁がただよい少しさみしいようなそんな。すぐに読み終えてしまった。

小川さんの文章を堪能した。どうしたらこんな風に自然や温度、触感を描けるのかと思う。『僕』のブラフマンに対する愛情のある優しい目線で物語は進み、淡々とした日々が読んでいて心地よい。地味なお話だけれどこんなにも印象的なのは何故だろう。繊細で優しい絵画を見ているようだった。とても好き。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/21

最後のところでそれまでの僕とブラフマンとが過ごした日々を思い返したら目頭が熱くなった。 しかし、今現在の小生の読解力ではこの作品を「偶然拾ったペットが死んだ話」としか読めない。それが悔しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/16

もっと見る
ブラフマンの埋葬の 評価:53 感想・レビュー:140
ログイン新規登録