アフターダーク (講談社文庫)
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アフターダークの感想・レビュー(2658)
ひとつひとつが、最終的に絡まってつながるのかなと思ったけれど、ファイドアウトするように、静寂のまま了… 久々に村上春樹を読んだけれど、この静寂感、独特で、好きだなと思った。
その場の様子や風景の伝え方がすごくきれいだと感じた。すごい展開があり最後は衝撃の結末があるわけでもなく今までに読んだことないようなタイプの本だった。特に物語の山場を見る事無く残りのページが少なくなっていく事に絶望を感じた。
この歳になって、ようやく初・村上春樹。最初は意味がわからんと思ってたけど、読み進めるにつれて、作品の中での夜の位置づけや、人と人との距離感に共感を覚えた。感覚的には割と合うのかもしれないなぁと思う。
僕にとって村上春樹2作目♪私たちの視点は興味深く、「何かを本当にクリエイトする」ことの会話がとても印象的だった*「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」ってさ。
村上作品2作目。やっぱりよくわからなかったが、文章が、なんとなく美しく、芸術的な感じがした。ノルウェイの森よりは好きだった。もうちょっと他の作品も読んでみようかなと思った。
日付けはどこで変わってしまうのだろうか。例えば二つの針が上を向くまで。例えば夜が明けるまで。昨日と今日、彼方と此方、光と闇、二つの世界。その境目はあまりにも曖昧だからこそ、主観のない傍観者の目が必要なのかもしれない。少し特殊な「私たち」が主語の今作は遊び心満載の実験作でした。ただ今回、彼は2000年代の若者及び周縁文化を描こうとしていて、結果としてそれは歪で不完全な物に思えたのが残念。本人もそれを自覚して、1q84年へと向かったのかもしれないですね。
わかりやすい起承転結じゃなくて、流れる空気感というか、文章を楽しむ作品という感じ。ねじまき鳥とかノルウェイの森みたいに、もっとストーリーのある作品のほうが好み。
神の視点を借りた茫洋としたダークな世界感。ファミレスで読書するマリに声をかけるバンドマンの高橋。ラブホの用心棒の元女子プロレスラーと従業員。暴行され身ぐるみ剥がれた中国人娼婦と裏社会の中国マフィア、暴行犯のSE。眠り続けるマリの姉エリ。それぞれが絡みあうでもなく話は過ぎ去り…なんだったの~?って終わっちゃう~
村上春樹作品の中では、少し特殊な感じがした。神視点でストーリーが進む。村上春樹も少し実験してたんじゃないかなって感じ。他の作品に比べて完成度は低く感じた。
神視点の文章を探していて読んだんだけど想像してたのと違った。でもこれは面白かった。うちの教授が文学でページの半分以上を白にできるのは春樹だけとか、春樹はライトノベル、みたいに散々なことを言っているけど、これを読んでほしい。そんなにページ無駄になってない。ところで内容について考察。エリは明晰夢(脱体?)を見ていると予想したのだが、どうだろう。現実と夢が逆転しているとか。私たちっていうのはエリの無自覚的な視点じゃないかな。そうすればマリの登場シーンで視点が引きつけられたのも納得いくし。今のところ春樹で一番。
あーまさに夜ってこんな感じだよなーというストーリー。静かな夜、不気味な夜、徹夜の夜、色々な夜が心地よい。そんな感じだった。
劇的な展開がある訳でもないし、派手な人間ドラマがある訳でもない。主題は何かと問われると答えにくい。でも、次に何が起きるのかが気になってどんどん読み進めてしまう不思議な魅力がある。そしてスッキリすべてが解決して終わることもないのに、読後感良好。そんなお話。
ノルウェイもハードボイルド…もダメだったのにこれはハマった。お洒落で気取った「僕」でなく、ただ観察するだけの「わたしたち」の物語だから入り込めたのかもしれない。夜明け3時台に NHKBS でひっそり流れていそう。「ドキュメント 終電と始発のはざまで」 みたいな……
かなり前衛的な雰囲気でした。同じ時刻て視点がかわってっていく感じでした。自分的には少し作品の世界に入り込めない感じでした。すぐ分かれる作品かな、と思いました。
いろんな出来事と登場人物がてんこ盛り。だから飽きずに読む進めたが、自分の中では消化不良。え~もう終わり、この作品は何回も読み込むとまた違った感じがでると予感した。
これまで「僕」という一人称から語られる物語を書いてきた村上春樹が、「私たち」というひとつの視点から物語を紡ぎ出す新しい試み。
結局何が言いたい?よくわからなかった.最後に姉が目覚めるような展開にもならず.置き去られた携帯が効果を発揮するわけでもなく.白川は中国人に襲われることなく.とっ散らかったまま終わってしまった.
初村上春樹。オムニバスの映像作品のように夜の深淵が白み始めるまでを視点を切り替えて追っていく。私たちが深い眠りについて、意識を手放している間に確かに蠢いているものに対して思いを馳せる感じ、なのかな?実際に読んだことはないけど、戯曲か舞台のプロットを読んでいる気分になりました。
大昔に書いた感想より。‥3回読んだけど、残念ながら、今回も意味がわからない。前回よりは、「ただの状況の連続」ではなくなったが‥安直だけど、キーワードは「逃げ切れない」?逃げる者達は夜の狭間で出会い、逃げるのをやめたマリには朝日が。人間=大衆の一部、白川は大衆代表、顔のない男は、大衆の視線が寄り集まってできたもの。マリと高橋の恋愛は不要と感じる。個人的に、Radioheadのアルバム「In Rainbows」を聞きながら読むの、おすすめ。闇を疾走。
風邪気味でぼんやりしていたので、 昨夜無性に、春樹作品が読みたくなりました。 内容をすっかり忘れていたので、この子を再読してみたのだけど、 捉えどころがない…脚本とか戯曲みたい。 でも、現実とあちら側の境目が分からなくなってしまう読後感や、 不気味だけど、リアルに感じられる「なにか」の存在が際立っていて、 1回目より今回の方が好きになりました。
高校生のころに読んだときは、素直に好きだと感じられましたが、改めて読むとところどころの人物描写に癖を感じました。うまく表現できないのですが、コムギとマリの会話は特に引っかかりました。誰かより自分は傷ついていると意識しているような二人同士の会話だったからでしょうか。もっとコムギが普通の女性だったら…。 監視する側される側、の表現は独特の臨場感があってどんどん読み進めてしまいます。柔らかな情景のラストシーンも素敵です。
短い文を多用して人物や情景を描写する。誰がどこでいつ何を見ているか分からない。周囲に無関心であると同時に、互いに監視されている現代人の閉塞感。つながりを持たない希薄な人間関係に疲弊する姉妹。彷徨う人々を24時間受け入れるファミリーレストラン、コンビニエンスストア、ラブホテル…。コンビニエンスストアに置き去りにされた携帯電話。現代を象徴するものがふんだんに描かれているけれど、そこには教訓や批判はなく、あるがままをあるがままに写したように思えた。
アフターダークの
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感想・レビュー:461件














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