スイス時計の謎 (講談社文庫)
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スイス時計の謎の感想・レビュー(479)
シャイロックの密室が個人的には一番好き。完璧だと思ってる犯人視点で追いつめられていくのを見るのが楽しい。 表題作のスイス時計の謎のロジックは素晴らしいですね。 証拠もないのに犯人を追いつめるとは。論理的です。悪魔的なまでに。
現時点で、作家アリスの中で一番好き。表題作はもちろん、「シャイロックの密室」好きです。倒叙ものが好きなので、それだけで楽しめるのだけれど。しかしもっと白熱したせめぎ合いのある倒叙ものが読みたい。(毎回犯人が浅はかなような)
表題作『スイス時計の謎』が面白かったです。ロジックが凄い、これぞ本格推理といった感じ。さらにアリスの過去がちょっと触れられててなかなか興味深かったです。美少女(笑)
《図書館》「スイス時計の謎」が好き。私にしては珍しく、読み終えた直後にもう一度読みたいと感じ、始めのページに戻りました。二度目はオチが分かっているのでまた違った味わい。死んでしまったら終わりなんだな、としみじみ思いました。
有栖川有栖の作品は安心して読めますね。表題のスイス時計の謎がたまらなく素敵です。何も無いところからロジックを駆使して推理していく展開には脱帽しました。あるYの悲劇もネタは好きではないが展開が楽しめた。他の国名シリーズも読もう。
「天の裁きだって?神の御手のなせる業か。勝手なことしてくれるじゃねぇか。裁いていいと、誰がてめぇに言ったんだ」 by火村先生 何かこのセリフが印象に残った。
これぞ「本格」って感じだった・・・。物的証拠はほぼゼロに近いのにロジックでつんでるというチェックメイト的な解決編には驚嘆。そしてそこに訥々と挿入される著者自身の「本格」に対する想いには静かな哀愁があった。面白いというか勉強になった。
国名シリーズ第七弾。謎解きが主眼の本格ミステリばかり四篇収録。特に表題作のロジックは凄い。アリスの感傷にも心揺さ振られるものがあった。もう一つ印象的だったのは、推理小説の、どこまでも合理的な行動を取る犯人像(無論完璧ではない)について、作者御自身が言及なさっていた事。推理小説の登場人物は皆頭が良いな、などと思っていたのだが、すとんと納得してしまった。
妙に勢いづいて、のんびりながらも作家シリーズの再読を進める。と、今回は(個人的には)避けては通れない『スイス時計の謎』を堪能。何度も読んでいるのにもかかわらず苦戦する表題作。それでも少しずつ理解は深まっている……ような気がする(弱気)。解説にもあったが、こういった本格ミステリに自然と手が伸びるのは無意識に救いを求めているからなのか。それにしては1年中読んでいる(笑)。『女彫刻家の首』の最後の火村先生。キレ気味なのには苦笑だが、しとめ損ねた犯罪に思いを巡らせて、病院の廊下で胸を掻き毟りでもしただろうか。
新規購入ではなく、積読状態のもの。2011/10/20〜10/21火村&有栖シリーズの短編集。「あるYの悲劇」、「女彫刻家の首」、「シャイロックの密室」、「スイス時計の謎」の四編。シャイロックの密室のトリックは理系人間からみるとちょっといただけない。が、こういうシリーズものは、続いていることに意義がある。四編の中では表題作が出色。
作家と助教授の国名シリーズ7作目。やっぱ有栖川有栖は短篇が秀逸だなぁと再確認。綿密なロジック、ウィットに富んだ台詞、お茶目な三十男たち。ミステリの要素を抜いても充分すぎるくらい満足できる素晴らしい一冊。
ひたすらにロジック。まさに時計みたいな精緻な推理で、きっちり犯人をあぶり出しにくる。短篇集だけど表題作は中編程度の長さか。さすがにベテランの実力と納得できる出来だった。
新本格の巨頭,有栖川氏の,エラリ・クインに倣った国名シリーズの第7弾.表題作は純粋なロジックにフォーカスした傑作.閉ざされた館や強烈な見立て殺人ではなく,純粋に美しいロジックで構成された傑作.単にロジックでガチガチなワケでもなく,小説家としての矜持を感じさせるノスタルジックな記述にも要注目.勿論,表題作以外の作品も楽しめるコト請け合い.
あれですね、火村とアリス美味ぇ…と言いながら眉間に皺が寄るような本格ミステリを楽しむシリーズですね。特にスイス時計の謎、は謎過ぎて一度読んだだけでは理解に及びませんでした。クリアな頭で落ち着いて読み返すと、なるほど100点満点で論理的。面白かったです、先生。
気楽に読める安定したミステリ短篇集。二番目の『女彫刻家の首』ではほぉ~と納得。論理ミステリが好きな方は『スイス時計の謎』で謎解きに挑戦されては。
「スイス時計の謎」のロジックが素晴らしい。派手な設定やどんでん返しが無くても、こんなにおもしろいミステリーが書けるんだと感動しました。アリスの初恋の女性の自殺未遂と、彼がはじめて小説を書いた因果関係がなかなか理解できなかった自分に落ち込みもしました。「シャイロックの密室」に関しては、犯行現場から持ち帰ったものを食べるのかという疑問はありますが、案外、人間ってそんなものなのかもしれません。
表題作、何を言われているのか解らず何度も読み返す。火村スゲーぐうの音も出ない推理
偽美少女アリスも過去の痛手から救われたようで良かった
火村先生が『シャイロックの密室』や『スイス時計の謎』みたいに犯人を論理的に追いつめるシーンが好き。特にスイス時計、謎解きのシーンで一瞬んっ?ってなりかけたけど、止まって考えれば考えるほど穴のないロジック。こういう犯人当てが読みたかった。
「あるYの悲劇」本歌とは趣向が全然違う純粋なダイイングメッセージ解読もの。「女彫刻家の首」ラストの火村の心情が印象に残る。でも、弾劾は出来ても裁く権利は誰にも無いんだよ…。「シャイロックの密室」倒叙ものなのでトリックよりいかにして解くかを追う楽しみ。ラストのたった2行の記述に愛しくも哀しい火村の火村たる所以が溢れている。「スイス時計の謎」タイトルどおりの、スイス時計のように精緻で美しいロジック。作家アリスシリーズ随一の美しさ。有栖川短編でマイベストを、と云われれば迷いなくこれを挙げます。
どの話も面白くて一気に読破しました。特にスイス時計のロジックの精密さに脱帽。火村先生の犯罪者に対する冷たい憎悪に興奮を冷まされてひやりとした気分になる話もありますが、それでも火村先生の天才は快感です。
「46番目の密室」に続き「スイス時計の謎」がドラマCD 化されると聞き、発売までに読んでおこうと思い探してきました。 そして表題作の見事なロジックに唖然。火村の推理を何度か読み返して確かに犯人は一人に絞られるなとやっと納得したところです。面白かったと素直に言える作品でしたが、これを音声だけの表現で伝えるのは大変ではなかろうか。
短編3作と中篇1作。シャイロックの密室とスイス時計の謎が特に好き。シャイロックは犯人と探偵の両目線から追うもの追われるものの緊迫感が伝わってきてよい。犯行の動機はどんなに正義を振りかざしてもそこには狂気が滲んでいてそれを火村は見逃さない。スイス時計の謎では本編の出来は勿論のこと、美少女ネタに笑わせて…いや楽しませてもらいました。あの美少女が推理作家になったらしい!面白かった。アリスのトラウマの元の例の彼女の現状がわかってよかったね。真犯人の動機と仲間からの断罪になんか可哀相になった。
矛盾がなく、きっちりと終わる、論理的な推理小説な所が好き。このシリーズのレギュラー達に、暑苦しく、うるさいキャラがいないのも、すっきりした感じがして良い感じ。
「あるYの悲劇」の犯人を捕まえるきっかけの場面には吃驚。こういうのがあるから日本語は不思議だ、と、読むたびに思う。そして表題作。前回まではそう思わなかったのに、今回じんとした。
三度目の再読にして、やっとスイス時計のロジックが理解できました。納得できると何倍も面白く感じる……。作中の、「時間は不思議だ。伸び縮みしたり、反復したりして人をたぶらかす。時計の針が一定の間隔で一回転しているなんて、事実であっても真実じゃない」という台詞に感服。時間という折に閉じ込められている社会を、あてつけがましくなり過ぎない皮肉で表しているのがうまいな~!
面白かったです。火村シリーズは尻上がりに面白くなっていく印象があります。どの短編にも印象に残るネタを仕込んでいて、ロジックも堅くて上質。/お気に入りは良く出来たダイイングメッセージものである「あるYの悲劇」。冒頭パートの意味はよくわからなかったけど……。
表題作の「スイス時計の謎」が一番面白かったです。丁寧に書かれていたので、解りやすかったです。あと、アリスの過去が報われた事が良かった!
1日で一気に読みました。表題作の火村先生の悪魔的論理は噂通りの鳥肌ものです‥‥!!解説にも書かれていますが、条件提示からしっかり描写されているのが有栖川作品の面白さだと改めて感じました。理詰めちゃんと読み直さなきゃ‥笑
再読。有栖川さんの文章はやはり読みやすい。女彫刻家の首のラストが、これから謎解きに入るという心積もりで読んでいたので良くも悪くも印象的だった。
さらっと読めるのが有栖川ミステリの特徴だが、表題作は熟読、再読必至の圧巻の出来。悪魔的消去法からたった一人の犯人を見つけだす火村が凄い。「女彫刻家の首」の火村の最後のセリフにも冷水を浴びせられたように…痺れた。国名シリーズ屈指の作品と見た。
スイス時計の謎の
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感想・レビュー:72件














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