日曜日たち (講談社文庫)
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日曜日たちの感想・レビュー(441)
過去のほろ苦い日曜日を振り返る形式の短編集。若者たちの小さな親切が積み重なることで、途方に暮れている幼い兄弟を知らず知らずに再生の道へと導く。読了感が良いです。
初・吉田修一。長嶋有著「電化文学列伝」より。ここからリモコンの登場シーンだけ取り出して話を膨らませる長嶋さんって(笑)好きだ。単体と思っていた話がある兄弟で繋がりを持っていくのが面白かった。(今さらながら)他の作品も読みたくなる作家さんだ。
タイトルを想ってみる。日曜日を生きる人たち。短編集であり、ある兄弟の周りにて展開しつつ日曜日を生きる。ただ、話はそれぞれ独立しているのでそれぞれを堪能。都会的な空気を全体的に感じるが、久しく忘れている日曜日と言う考え方を思って今日は本を閉じてみる。生きてみることが生き続けることが、ほんのちょっとほんの少しだけ前向きになれる一冊な気がします。
5つの短編集。始めの2つは「ん?これで終わり?」ちょっと物足りなかったししっくりこなかったけれど残り3つは引き込まれた。実は全ての物語が少しリンクしている。そこを勘ぐって読むと面白くないので素直に読み進めた。最後には少し泣きました。ステキなお話でした。
「愛」とか「人生」とかって、言葉にすると抽象的且つ壮大で胡散臭くなったり宗教的になったりする。そして頭で考え出すと迷宮入りループにハマる非常に複雑で死ぬ瞬間までその意味や意義は理解できない物かと思っていた。でも「愛」も「人生」も凄くリアルな現実にまみれて存在している。恋人への愛。妻への愛。兄弟への愛。親子の愛。リアル過ぎて泣けた。特に日曜日の新郎たちは泣けた。日曜日は一週間の始まりなのか終わりなのか分からないけど、月曜からの自分は土曜までの自分と劇的には変わらないだろうけど、生きる事は素敵なのかも。
【何かを忘れずにいるということが絶対に不可能だと思うから、ますます何かを絶対に忘れたくないと思う】 以前【パレード】を読んで思ったことが確信にかわった。この作家さんの考え方がすごく好き。
東京で暮らす男女5人の5つの物語。殺伐とした都会で暮らす若者が、元カノのこと、友達のこと、家族のこと、偶然に出会った人のこと、暴力をふるう彼氏のこと。悩みながら生きていく。でも「嫌なことばかりだったわけではない」とその暮らしを振り返るくらい成長していた。
○うーん・・今まで私が読んだ吉田修一作品と比べてがらっと違って爽やかで軽くて暖かい。。私は悪人やパレードの方が好き。乙一みたいに白ヨシダ黒~ってあるんですかね?黒い作品を期待してただけにガックリ感はあるけど、それがなければ読みやすくて良い連作短編だと思う。
自分のいる世界とは違う、でも、今まさにどこかで起こっていても不思議ではない、そんな日常。そこで彼らだけ、非日常な雰囲気を漂わす兄弟。彼らは何をしたわけでもなく、ただひたすらに母親を捜していただけだけれど、出会った人たちはそれぞれ勝手に様々な想像をめぐらす。結局何が起こるわけでもない、彼らにとって最善でも最悪でもない結果、だけど読み終わったとき、どこかほっとした自分がいた。“嫌なことばっかりだったわけではない”そう思えればいいな。
連作短編小説*物語と、二人の兄弟に待ち受けるラストに感動。心がほっこり温かくなる。この作品をきっかけに連作短編が好きになりました(^^)
「最後の息子」の吉田修一は、都会の人間模様を描くの上手いですねぇ。 5つの全く関係のない短編に中に、小学生の兄弟が出てきて、5つの話をつないでいます。 とても読みやすくて、人って影響を与えていないと思われるところでも、なんらかの影響を与えているときもあるんだなぁなんてこと思ったりします。 ☆3つ
再読。吉田修一作品で今のところ一番好きです。東京で生きるうちに抱える疲労や寂しさや焦燥感。過ぎ去った日々のもの悲しさ。でも、嫌なことばっかりじゃない。感動や号泣はないけど、しみじみと沁みてくる連作短編集だと思います。
5人の若者の特別な日曜日を描いた短編集 そこに全話通してナゾの小学生の兄弟が絡んでくる・・・ 少し期待はずれだったかもしれない・・・ 読んだ後に「???」ってなってしまいました 自分のお気に入りは 「日曜日の新郎たち」
どこかブラックな部分も漂っている吉田 修一の短編集。さらっと読めました。出口は見えなかったけど、日常のささいな部分をきりとっていて、集中して読むことができました。
すらすら読める短編集。都会の若者の生活風景を情景を絡めてさくっと描がかれている。早稲田出てからボーイへと推移する田端くんの話「日曜日の運勢」がいい。そうかもなあって気がしてくる。各編で小出しにされる子供兄弟の話は途中で食い物繋がりに気付いた。これが最終章で見事に収束する。なかなか胸熱。
慌ただしいけどこうして本を手に取ると、気持ちには多少余裕があるのかもなと気付く。さらっと読める小さな短編集だけど、ちゃんと満たされた生活をしているような気分になる。
借り物。吉田修一久々に読んだ。評判ほど好きではないたけど、人気あるのわかるなぁ。時々ぎゅっとくる表現が。兄弟でつなぐ意味がわからんと斜めから見てたけど、最後まで読んだら納得できた。
「この苦しみの先にいったい何が待っているのか、それをしっているか、知らないか、その違いがあるだけなのだ。不条理な苦しみは、明日を待っていても解決されない」。
住んでいるところも、生活スタイルも、自分とは、おそよ接点がなさそう日曜日たち。こんな風に受け身な感じでは生きられないなあと思いつつも、面白く読んでしまった。
日曜日たちにたどり着くまでがさくっと読めていたんで最後はすぐに読み返してしまいました…
パレードもそうですが奥が深いですね…
日曜日たちの
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感想・レビュー:103件














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