マドンナ (講談社文庫)
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マドンナの感想・レビュー(1178)
40代の男性サラリーマンの視点から仕事と仕事絡みの人間関係を描いた短篇集。『ガール』で男性は女性よりも気楽みたいなこと書いたけど、男は男で大変みたい…。上司、部下、取引先とか面子も気にしなきゃいけないし、なんかめんどくさい。これから社会人1年目で、部下はいないし、同期の階級も一緒な分少しは楽なのかな?自分が中間管理職くらいの立場になった頃に読み直したら、主人公たちの気持ちがもっとわかるのかも。
ガールに引き続き、奥田作品3作目。40代男性目線の小説だけど、あるある~って思えることもありました。私は「ボス」が一番お気に入り。女の上司って、たぶん男性側からしたら扱いにくいし、大変なんだと思うけど、最後に救いがあるというか、、上司に隙が見つかったところが良かったです。
ガールのように女性を主題においた作品かと思いきや、40を過ぎた中間管理職が会社と世間のしがらみに悩まされる短編集。いろいろあった結果、全く話が進んでないこともあるが、細かい心情描写が、おっさんのもどかしさをよく表わしている。じれったくて、読みながらイライラすることもあるけど、結局先を知りたくて読まされてしまう。人と会う前には読まないほうがいいかも。
主人公たちの言い分に共感はできないが何だか気持ちは分からないでもない。不器用なりに「正しい」と信じてきたものに真っ直ぐ頑張って来た人たちばかりだから。そして『ガール』を読んだ時も思ったけど、この方はどうして女性の心がこんなに分かっちゃうんでしょう?他の作品もきっとハマる気がするので是非読んでみようと思う。
★★★/5 40代の家族持ちサラリーマンのほろ苦短編集。着地点が穏やかなのは、主人公すべてに「家族」という立脚点があるから。そのことが、この短編集を「ほんわか」とも読めるし、「つまらなく」も読めるようになっている。それにしても、一遍を除いて、「けんか」のシーンが入るのだが、社会人って、そんなに喧嘩するんだろうか?それと一作目の「マドンナ」のヒロインの好きな映画俳優Steve Buscemiという変化球。これには、おじさんは、いちころだろうし、これを云う25歳女子の手練感はただものではない。
日常生活の話、『家日和』に続いて『マドンナ』読みました。面白かったです。家日和が女性の面から見ていたとすると、この『マドンナ』は完璧男目線!読んでいる時は、こういうのあるあるの苦笑ばかり、5つの短編で読みやすいものばかりでしたが、特に”マドンナ”と”ボス”が好みでした。
40代の中間管理職が主人公の短編オムニバス。20代中盤の自分としては、主人公たちに共感することは難しかったし、主人公たちの不器用っぷりに歯がゆさも感じた。ただ、いずれこんな悩ましい時期が自分にも来ると思うと・・・(汗) 短編それぞれで、「部下への恋」、「子供の進路」、「女上司」などなど、テーマが異なっているので、読み飽きることが無かった。一日で読破。
『ガール』とは反対に、40代の男性が主人公の短編小説。『ガール』よりもすっきりしない結末が多く、「男って大変…」と思わせられた。女上司に悩まされる「ボス」はこの上司の可愛らしさが最後にわかり、温かい気持ちに。女性の話の方が元気が出るのって、どうしてだろう?
四十代それぞれある程度の立場とプライドを持った会社員たちの日々が、突然やって来た誰かによって揺すぶられる、そんな短編。登場人物はけっこう体育会系で、さらに不器用で板挟みにあうと、うまく取りなせない感じのおじさんだから、喧嘩の種が多くて、その展開がおもしろい(笑)
男の人って大変だなとつくづく思う。男社会で生きる女にも苦労はたくさんあるけれど、白黒はっきりしている分だけ楽。よく女は面倒臭いと言うけれど、いえいえここに出てくる男たちの方がよっぽど面倒臭いです!それでも彼らを憎めないのは、えらそうなことを言っても奥さんの顔色をうかがったり、上司と同僚の板挟みになって右に左に揺れるリアルな心情がわかりやすく描かれているからなのだと思う。その辺のうまさはやはり奥田さんですね。個人的には正しいことが全て正解ではない『総務は女房』に、そうそう会社ってそういうところと静かに納得;
女性の私目線からすると、「なんて偉そうなの!」と憤慨する場面も多々あり…。ただ、中間管理職ほど大変な役職もないと思っている私は、主人公達の憤りも分からないでもなく、結局は彼らを応援してたりするから不思議。全体通して哀愁漂うお話だけど読後感が悪くないのが素敵。奥田作品の良さを改めて実感。他作ももっと読んでみたいな。
この主人公たちとちょうど同じぐらいの年代。同じぐらいの立場の人間として、見透かされてる気がした。見透かされてないと思ってるのは自分だけかもしれないけど。
中年サラリーマンの悲哀が見え隠れして、とても楽しい短編集でした。パティオに出てくるおひょいさんと鈴木さんのお父さんの生き方はとても素敵。こんな風に年をとりたいと思いました。
奥田の観察力と軽妙さが産んだ珠玉の短編集。 中年サラリーマンを主役に配し、不思議な概念を持った人物とのふれあいと、その理解が見所。 クライマックスまでがうまく組み立てられており、非常に感情移入しやすい。 特に「パティオ」が良かった。 必読!
社会の中で「自分」を抑えて生きてきたサラリーマンたちが、あるとき生まれた衝動や感情に振り回されて人と衝突したり認め合ったりする…そんな姿を描いた短編集。どの短編も主人公が奥さんと交わす喧嘩の内容が「うわーうちの親もまったく同じ内容の喧嘩してたよ…」という感じで、やけにリアルだった。奥田英朗、初めて読んだけど結構好きかも。
悩める中年男性のお話。恋に仕事に...おじさんたちにもいろいろあるんだね(^-^)なんだか愛しく思えてきた。男性目線で書かれているけど、女性の私でもついつい納得してしまうところがあって面白かった。やっぱり奥田さんものは読みやすくて好きだな。最後のパティオの話にはほっこり。ガールも読んでみよーっと。
「最悪」とかのジャンルの話しもかけて、「マドンナ」とかもかけるって多彩やなー。ほえー。最近は奥田さんのマドンナとかガールとかのテイスト読んでるからどよーんとしたジャンルもまた読みたくなってきた。
最後のパティオという話はとても印象的だった。これから親が老いていく中でいろんな葛藤があるだろうけど、年齢を重ねた人を尊重する気持ちは忘れたくないと思った。はじめての奥田 英郎さんの本。スラスラ読めて良かった。
中年のおじさんが主人公の短編集。前に読んだ「ガール」と表紙がセットになっていたので気になって読んでみました。姉妹本なのかな?中間管理職のおじさんたちにちょっと親しみがわきました。楽しく読める一冊。
私は40代でもないし、おじさんでもないから、『あるある!』ではないけど、『ありそう!』と何度も感じたし、にんまりしてしまう箇所もあり、楽しく読めた作品だった。短編集なので一つ一つの物語も簡潔で読みやすい。姉妹作のガールも読んでみたい。
妄想ストーリーが何と言うかこう身につまされる…。ついやりませんか皆様。相手の答の答までシュミレーションしていざ実践したら予想外で大慌て、なんて日常茶飯事さ。パティオの話はしみじみした。なんにもしないでほっといてくれる所って、今時かえって貴重になってしまいましたね。それでも話し掛けられて嬉しかったおじーさんが可愛いです。出来すぎる上司のストレス発散もいい。贔屓の選手にあわせてNO残業なんて可愛いじゃないかー。ギャップ萌え、ですな。最終的にテーマは奥様は何でもお見通し、かと。
伊良部シリーズ以来の奥田作品。伊良部シリーズのようなぶっ飛んだ感じはないが読みやすくて面白かった。姉妹書のガールも楽しみ。
(☆☆☆)サラリーマン視点の短編集。最後のパティオにはほっこりした気持ちになった。奥田さんは書くものによってずいぶん印象が違う気がする。
短編が5本くらい入っています。どの話もオフィスを中心に、40代の抱える悩みを表現していて、「こういうのってあるなあ」と共感しながら読みました。どの話も気持ちよくて締めくくられていて、清々しい気分になれますね。
『パティオ』はおひょいさんに癒された。私は女だけど、あんなお年寄りになりたい。主人公に感情移入し過ぎて、時にはイラっとしたこともあったけど、やっぱり奥田秀郎のこういうテーマの作品は面白い。
40代中間管理職の悲しさとか面白さがいっぱいつまってた感じで、すごく面白かったです。あと10年チョイでこういうおっさんになっちゃうのかなぁと思ったりしながら読んでました。あっという間に読み終わりました。
楽しいたのしい。どんどんとページを繰ってしまいました。ガールは女性の目線、マドンナはわりと男性の目線からのお話のような気がします。男の人ってこんなことを考えてるんだなあってことがわかる一冊でした。
しみじみとしたペーソスを感じさせる課長たちの日常を、ユーモラスな文体で描いた短編集である。 伊良部先生シリーズのような戦艦級の破壊力はないが、駆逐艦級の面白さはある、なかなか笑える一冊。
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