猫丸先輩の推測 (講談社文庫)
猫丸先輩の推測を読んだ人はこんな本も読んでいます
猫丸先輩の推測を追加
猫丸先輩の推測の感想・レビュー(191)
殺人事件なら探偵かその周辺関係者が、時には警察との交流を経て事件を明らかにする。日常で不可解な謎に遭遇しても、積極的な完全解決が望めるかと言えばそれは難しい。真偽の程は如何にあれ、この猫丸先輩の『推測』は、はてなと思った疑問を納得させ、私達に安心をもたらすものである。「夜届く」と「たわしと夏とスパイ」が好き。
良くできたユーモア・ミステリーである。お気楽な猫丸先輩が立てる、"推理"ではない"推測"にはどれも納得せざるを得ない説得力がある。可能性の多様さが面白い『桜の森の七分咲きの下』や、ハードボイルド調に描かれるペット探し『失踪当時の肉球は』など、異なる趣向のものを楽しむことができる一冊だった。
日常に侵入してきた数々の小事件に対して、猫丸先輩が「推測」を展開する。俗な例えや思い込みのひっくり返しがとても小気味良い。謎が完全に解決されるわけではないのだが、何故か爽やかな読後感。近くにいそうなちょっと頭のいい先輩て感じ。
ほんとに「推測」で、最終的にそれが事実だと分からない。でも、きっと猫丸先輩の言い分が正しいと思わせる説得力はどこからくるんだろう。変人呼ばわりされている猫丸先輩だけれど、根は良いヤツだよねえ。唐沢なをきさんのイラストがすごくそれっぽくて好きです。
タイトル通りの内容の本。たいていの謎解きが「推測」で止まっている。唯一、推理と呼べる話は四つめの「たわしと〜」ですかね。小さな事件なんですけどね、みんな。ミステリーとしては珍しい形ですが、短編集としてはとても良かったと思います。「桜の森の七分咲きの下」の推測が、個人的にはお勧めです。ストーリーとしては「失踪当時の肉球は」が好みです。外見と喋り口の合わない猫丸先輩が魅力的でした!それにしても聞き覚えのあるタイトルがたくさん……
猫丸先輩が相変わらずかわゆいです´v`桜の木〜のお話が、よくそんなことに考え至るなぁと感心しました。商店街のお話は、その後が凄く心配…ww
タイトルの『推測』って何だよ、『推測』って~と突っ込んだんだけど、第一話の『夜届く』読んで納得。なるほど、これは、『推測』以外にありえないよね。おもしろいし、猫丸先輩以外の結論を、思いつかないし。ほのぼのして、楽しめるし、装丁も可愛い。ところで猫丸先輩の口調がちょっと時代がかっているようで違和感覚えたんだけど、慣れてくるとこれが先輩の持ち味かな、と思えちゃったり。
楽しめた。「日常の些細な謎に合理的な解釈をつける」というコンセプトが秀逸。本格とか名推理となると、どうしても探偵役の、もってまわった言い回しが嘘くさくなるのだけれど、これは「推測」だから、逆にそれが生きてくる。自分の中では久々のヒット。次作も期待。
ほのぼの日常の謎系ミステリー短編です。語り部的ポジションな人の身の周りで起こるちょっと変な出来事、差出人不明の電報が届いたり、花見の場所取り中に変な人に絡まれたりに対して、ある時は通りすがり、またある時は野次馬根性丸出しの見物人、そんな位置から猫丸先輩が想像と言う名の推理を披露するお話です。基本的には人が死なないお話ですので、血が苦手な人でも大丈夫。猫丸先輩の愉快なキャラクターと切れ味鋭い推理、そして毎回ほぼ共通している語り部ポジションのへたれっぷりをお楽しみ下さい。
この装丁でですね本格に期待していいものかって疑問に思うわけですよ私はすみませんがね。でもさ読み終えた後はもうスタンディングオベーションするしかないのね。これはとんでもなく素晴らしい短編集だった。猫丸先輩は『過ぎ行く~』でどんなキャラか多少は知ってたけれどこの短編集ではその変態っぷりが如何なく発揮されてて笑ってしまった。しかしどの短編も思い込みによる心理トリックが使われてるし真相が全く読めなかったのは恐るべし・・・。日常の謎を書くことができる作家の頭の中ってどうなってんだろ。ただただ脱帽。
猫丸先輩シリーズは本作から講談社に移籍。イラストも付いてよりほのぼのとした雰囲気になり、時折犯罪絡みの話もあるものの、ほとんどが日常の謎。 タイトルが「推測」だけあって、鋭い推理でずばり解決、とまではいかないのが残念。
★★★★☆ 9 非常に面白かった。解説に加納朋子さんが務めておるように、いわゆる日常ミステリーであった。どの作品にも共通していることは「ミッシングリンク」が重視されていることである。その出来は素晴らしく、かなりの意外性を与えてくれた。特に「夜届く」は白眉。猫丸先輩の飄々としたキャラクターも面白く、小気味良い内容となっている。既に読んだ二作もミッシングリンクが優れていることをみると、著者はミッシングリングの天才といえると思う。
真相が明らかにされない、タイトル通りのあくまで「推測」を猫丸先輩が披露する。でもその推測にはかなり説得力があって、普通の人とは違う視点を持った猫丸先輩はすごいと思った。
ずっとにやにやしながら読ませていただきました。「推測」ってやはり作家のうまい逃げ口だと思うけど面白いから、猫丸先輩が可愛いからもういいや。八木沢と絡む話がもうちょっと読みたかった。残念。あと郷原さんと鯖江君の話ももっと読みたい!
タイトルの通り、不可思議な事件を猫丸先輩が「推測」する短編集。それぞれ、事件そのものは刑事事件(となり得るもの)も多いにも関わらず、主人公たちの日常風景と、直接の当事者じゃないという立場ゆえか、全体的に「日常の謎」ミステリ的な雰囲気に溢れた作品になっているように思う。ただ、猫丸先輩がバイトをしていなかったり、とか、東京創元社の作品とはまた違った印象を抱かせる部分が多い、とも感じた
内容は面白かったんだけど、イラストと猫丸先輩の口調が苦手。イラスト、表紙はいいけれど(カバーしちゃうから)電車などで読んでいて挿絵のページにくるとうんざりする。(児童書でもないのに挿絵がある意味がわからない)猫丸さんの口調は芝居がかっていてわざとらしい。躁状態すら演技じゃないの?って気がしてしまう。自分の演技に酔うナルシストっぽい。
「猫丸先輩」が6つの難事件に「名推理」ならぬ「名推測」で事件を解決に導く新感覚日常系ミステリ!個人的には「夜届く」、ハードボイルド風ペット専門探偵が最高!な「失踪当時の肉球は」が良かった。
猫丸先輩の口調にすごく違和感を感じてしまい、なんだか噺家のイメージが固定されてしまったため、中途半端な落語を読んでるような気分に。イラストが唐沢なをきという事もあり、氏のマンガにある、落語ネタ+膨大なセリフネタを彷彿とさせられます。なので、どうしても頭の中で、唐沢なをきの小説を読んでるような感じを拭い去れませんでした。
ほのぼのミステリ、という書評を聞いていたので気軽に読み始めたのですが中身が意外にも本格的で驚きました。キャラクター性も味があるし、何より日常に隠れている謎の解明にどきどきしました。
猫丸先輩の推測の
%
感想・レビュー:50件














ナイス!
































