狐闇 (講談社文庫)

狐闇 (講談社文庫)
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狐闇の感想・レビュー(190)

『凶笑面』は私が初めて読んだ北森作品で、『狐闇』は、そこに収録されている「双死神」というエピソードの本編ともいえる内容。謎の存在といえる”税所コレクション”の正体が明らかに……。しかし、冬狐堂という人には随分とやきもきさせられる。蓮丈那智と似ているとよくいわれるけれど、冬狐堂は「一人じゃ何もできない人」のイメージが自分の中に出来上がっているので、素直に賛同できないなー。孤高の天才と、努力家の秀才では、越えられない壁があるように思う。

☆☆☆ シリーズ長編2作目。陶子さんがまたかなりきついお立場に。今回は助っ人がたくさん出てくれて孤軍奮闘にはならず良かった。蓮丈先生と共闘とはまた素晴らしい。似た者同志ですが、やはり那智さんのが一枚上手って感じだな。男前すぎて。終盤の忘れもの~てくだりで絶対2人デキちゃうと思った(笑)陶子さんは外面強くて親しい人にでも滅多に寄りかかったりしないけど、内面脆い部分もあって目が離せない。本筋は、背景が深すぎて現在の事件との結びつきがどれだけ説明されてもぴんと来ない。話は面白いが、大掛かり過ぎて理解を超えた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/04

北森さんの遺志を継いで、浅野里沙子さんが書き上げてくださり最近発売された「邪馬台」を読む前に、予習の為に再読しました。「わたしたちはまた、いつかこの事件に関わることになるかもしれないね」と最後の方で那智さんが陶子さんに言うシーンが…そして「邪馬台」へと続いていくことになるんですね!「狐闇」は冬狐堂シリーズですが、蓮丈那智とその助手・内藤三國や雅蘭堂の越名・そしてあのビア・バー香菜里屋まで登場させるオールスターキャストで、その上内容も濃いので、北森作品の中でも特に好きです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/17

冬狐堂シリーズ長編第二作。まだ読んでない、同じ作者の別シリーズ、蓮丈那智シリーズとリンクしているらしい。そちらも読んでみよう。長編第一作もかなりきつかったけれど、これもキツイ。しかし、一気に読ませる力はさすが。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/30

冬狐堂シリーズの長編2作目。波乱万丈。の一言に尽きる展開、すごい。しかし前作に比べて陶子をサポートしてくれる協力者の存在があり、一人で立ち向かう胃がきりきりと痛むような緊張感はいくらか緩和されたような(それでも緊張感はばっちりですが)。 蓮丈那智シリーズ『凶笑面』収録の「双死神」にリンク。なるほどー。狐闇を読んでから読みなおすと、三國がいかに危うかったかということが非常によくわかります(苦笑)。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/25

★★★☆☆[3/5]

旗師・冬狐堂シリーズの長編2作目。別シリーズの主人公・蓮丈那智や、雅蘭堂さん。更に別シリーズに登場する店が出てくるのが、最近ファンになった私でもなんだか得した気分になりました。続編が読みたいです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/19

前作で“宇佐見陶子”にあまり興味がわかず、なかなか2作目に手が出なかったが、「凶笑面」を読んで買ってみた。……蓮丈那智のような強さが好きな自分は、宇佐見陶子の強さにあまり惹かれないんだな。感情的で脆さもあり人間的なんだけど。すごい盛り上がりがあるわけでもなく(対峙するところがクライマックスだと思うんだけど)、ずっと同じテンションで読める。「口は災いの元」とよく言うけれど、まさにだね。そして「自分で蒔いた種」でもある。読後、自分が居る世界は小指の先っぽほどだなぁと思えた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/27

何が嬉しいって、孤高のクールビューティー、蓮丈那智がゲスト出演(それ以上か?)していること。ただでさえ、のめり込むように読んでしまう展開に、大好きなキャラクターが絡んでくるとなれば、これはもうおもしろくないはずがないのだ。まさに、狐と狸の化かし合い。誰が本当のことを言っているのかわからない。事件の謎と複雑に絡み合う人間模様がおもしろい。骨董そのものの知識とあわせて歴史などの背景も描いていくわけだから、決して量産のきく作品ではないけれど、これからも読み続けたかったなあと思う。とても残念です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/11

《感想は単行本で》
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/13

「古美術の価値は、正確には趣味と嗜好の定めるものですから、万人に公平であるとは限りません」
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/19

北森さん3つのシリーズ(私が読んだ中で知っている)の全てのキャラクターが登場する読んでいてワクワクする一冊。「凶笑面」に収録されている「双死神」の本編ともいうべき出来上がりです。(半分くらい読まないと気が付かない私でした。)両作品に、陶子と三国が会話する場面が有るのだが、微妙に「語彙」が違う芸の細かさに感心。で、どっちが先に書かれたのか調べなくては...。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/10

シリーズキャラクター大集結の読みごたえある長編。なるほどこれが蓮杖那智シリーズの「双死神」の裏にある真相だったのか。「双死神」では謎めいたクールな印象があった陶子だったが、実は陶子の熱い闘いの真っ最中だったとは。とにかく、前段の陶子が罠にはめられていく緊張感ある展開から、中盤以降のシリーズキャラクターの集結、謎解きのスケールの大きさと、読後のカタルシスが半端ない。雅蘭堂・越名集治は出会っていなかったので、「孔雀狂想曲」は先に読んでおくべきだったorz
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/16

『理不尽の気配をいち早く察知し、その被害を最小限に喰い止める事こそが、理知というべきモノの正体だ』『多くの人間にとって、例えば命を引き替えにしても譲れない一線というモノは、存在しないに等しい』あぁ、確かにそうだと納得。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/23

jun
最近、ちょっと嵌っています、北森鴻。登場人物が個性的ですね。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/07

2010-81 狐罠に続いて読みました。ふりかかる疫災のスケールが謎解きに向かうにつれ大きすぎて頭に総て収まらないほど。陶子の危ういながら強い精神と闘い方がとても好ましい。あと2冊も楽しみ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/06

陶子は本当に人間的であり、弱くもあるが強烈な意思を持てる強い人でもあり、読後、今まで以上に陶子が好きになった。しかし、あとでこの話とリンクしてる蓮丈シリーズの方を再度読み返すと、視点が変わるだけでまるで違う癖のある人物として描かれており、それがまた物語を深くしている。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/05

500pを超える厚さにもかかわらず一気に読んでしまった。謎の青銅鏡を手に入れた冬狐堂が無実の罪に陥れられる。その背後にはとある歴史的な謎が・・・。今回の陶子は孤独でありつつも多くの人間に支えられていることがはっきり実感できる展開だった。醍醐味は何といっても蓮丈那智が事件の協力者として登場するところで、他シリーズを読んでると益々楽しめる。『凶笑面』収録の「双死神」要併読。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/27

旗師宇佐見陶子シリーズ。競りで青銅器を手に入れた事から大きな事件、時代の流れに巻き込まれて行く冬狐堂。あまりに壮大で、混沌とし、どう収束をつけるのか、と思っていたら、そう来たか、と。流石北森鴻。一人で闘う気概を持ちつつ、周りの仲間に助けられ、自らの職業へのプライドと人としての自尊心を守るため戦いに挑んで行くその姿に、潔さと強さと弱さを見る思い。折角、孤高の民俗学者蓮杖那智を始めとする北森鴻オリジナルメンバーが出会い、この先の関わりもあり?と楽しみを覚えるも、そう、もう北森氏はいないのだなぁ、と。とても寂し
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/16

競り市で青銅鏡を手に入れたことから始まる魑魅魍魎の親玉級の命を掛けた化かしあい。裏の裏をかき、先手の更に先手を取る。手に汗握るサスペンスとは、このことですよ。北森オールスターズ勢ぞろいで面白さ倍増!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/09

図書館:読み進めることが怖いほどに深く、暗い闇が広がっていた。蓮杖シリーズとのリンクにニヨニヨ。ほかにもその後の作品への展開が予想されるような気配があるのかな。征韓論とか‥
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/14

蓮杖那智&内藤三国そして雅蘭堂の越名と他シリーズの主役が勢ぞろい。他シリーズの作品で出た話とこんなに関連性があるなんて・・・。是非とも他シリーズを読んでから本作を読んでほしい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/03

★★★☆☆

向こう側から見た話をこちら側からの視点から見直す。こちら側の方が好き。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/27

無茶苦茶面白かった!個人的には歴史の展開が面白かったけど、小説としても面白い!
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/23

いっぴき狼ならぬ狐な陶子が、実のところかなりもろく、友人や周囲の人々に支えられてなんとか立っているところが、共感できます。骨董業界のあれこれをベースに、日本の伝承や歴史を織り交ぜ、幅と奥行きのある興味深いストーリーでした。特に鉄に関する仮説が面白く「さもありなん」。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/17

続編が読めない事が哀しくてならない―御冥福をお祈りします―香奈里屋シリーズが好きだったんですが、勿体無くて、他の作品がなかなか読めなかったんです。前作長編『狐罠』もそうでしたが、息を呑む展開に加え、工芸品に対する深い造詣、歴史的解釈がプリズムの乱反射のようで魅力的です。今回は『銅鏡』を巡るミステリー。蓮丈那智シリーズと大きくオーバーラップして、香奈里屋もちょっぴり出てくるし、ファンには美味しい一冊
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/06

突然の訃報により再読したくなった。北森オールスターズで楽しい作品なのに、ちょっとしんみりしちゃうのはどうしてだろう…。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/06

今作も面白かった。古美術商の裏側、民族学が混ざり合ってすごく良かった。そして、お馴染みの人達がたくさん登場するのも豪華で良かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/03

★★★★☆[再読/通勤読書&入浴読書]

よくここまで骨董の暗部を描けるなぁ。そして登場人物が豪華過ぎてにんまりしてしまう。蓮丈那智シリーズをまた読み返したくなった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/13

◆「狐罠」に続く、「旗師・宇佐見陶子」シリーズの長編2作目。  前作では30年前の事件を「掘り出し」た陶子だったが、  今回は100年以上前、明治維新直後の事件を掘り出してしまう。 ◆競り市で青銅の鏡を手に入れたが、2枚のうちの1枚が別の物に差し替えられていた。  鏡そのものは明治時代のいわば「贋作」だが、この鏡には恐ろしい過去があった。  この鏡をめぐって何人もの命が失われ、  陶子自身も運転免許と古物商の鑑札を剥奪される事態となる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 08/12
藤枝梅安
カメラマン・硝子、民俗学者・蓮丈那智の協力を得て陶子は謎に迫っていく。  終結の部分がやや急ぎすぎの気がするが、それでも最後まで一気に読ませる作品である。
ナイス!ナイス! - 08/12 20:48


一気読みです!今回は素敵なメンバー勢ぞろい!すごく面白かった!
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/08

まさに商いの闇!そこまで陶子を貶めるのか!?それにしても他作品とのリンクも楽しめるし、段々と歴史と骨董の深みにずるずると引き込まれ、世界観を堪能できました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/05

魑魅魍魎蠢く世界を垣間見たような気になって、その妖しさと歴史が絡まって一気読み。これ、面白すぎる!! シリーズ次作も読みたいけれど那智先生シリーズも読みたくなってしまった。香菜里屋や越名の登場にはニヤリ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/30

副題に「宇佐見陶子対蓮丈那智」と名づけてもよいぐらい素敵な共演。(実際は対立してませんけどw)宇佐見陶子は前作もボロボロだったが今回はさらにボロボロでどうなることかと思ったが追い込まれてからの反撃とその真相は読みごたえがとてもありました。あとは他の作品のキャラがいろんな場面ででてきてニヤッとしてしまった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/18

psy
面白かったー!読みながらとてもどきどきしました。オールスタープロジェクトなんですね・・・蓮丈那智が出てきてウレシイ。かなりやもっと出てきて貰いたかった・・・
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/29

2002年に刊行された、旗師、冬狐堂シリーズ。当初は地方8紙に順次連載された作品を改稿して講談社から発刊された。今回は古美術品というより、文化財=古墳からの発掘品(青銅鏡)がキーとなっており、それにまつわる壮大な歴史ミステリーとなっている。これまで冬狐堂の女主人、宇佐見陶子に関わってきた人物や、他の北森の作品に登場する香菜里屋のマスター、蓮丈那智など様々な人物も関わりこうした意味でも楽しめる。古代、明治維新後の隠された謎が、現代に蘇る。歴史上の謎の解明とサスペンス、北森ミステリーの真骨頂が現われている。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/17

古美術商の主人公・宇佐見陶子が、青銅の鏡を競り市で競り落とした事が発端だった…。美術ミステリの長編。このシリーズで一番、ストーリーが波瀾万丈なのでは。物語の終幕は、意外な所につながってゆく…。この作者の書くキャラクター総出演、といった側面もあるので、他のシリーズも読んでからの方が楽しめるのかも。特に『凶笑面』という本との繋がりが深い。参考資料としてあがっている『能海寛 チベットに消えた旅人』は興味深い本だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/03

二転三転しつつ、時間の上でも空間の上でも唖然とするほどに広がっていく謎を挟んで二つの"陣営"が向き合う。どちらも「ものに憑かれ」、憑かれた"欲"を前にした時、人として磨き抜いた知も技も論理も財も人との繋がりも、全てを獣としてその欲を掴むために投じる"魔物"になる業を抱いた面々。憑かれた彼らが織り成す物語、そして、彼らが組み込まれることを怖れ畏れる(多分にホラ話としての)巨大な構図----過去の「歴史」を操り未来の「歴史」を創ることに憑かれた、人の業と権力の総体としての壮大な"魔"の物語が鮮やか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(4) - 04/24
相楽(twitter:sagara1)
横尾硝子。「これは、あたし達が大きく関わってはいけない問題じゃないだろうか。我が身に降りかかった火の粉は払わなければならないけれど、それ以上はのめり込まない方がいい」(p537)。
ナイス!ナイス! - 04/24 14:02

相楽(twitter:sagara1)
ただ、これだけ書いておいてなんなのだけれど、女性の旗師(店を持たない美術商)・冬狐堂を主人公とする古美術・民俗学ミステリシリーズの第二作だというだけでなく、作者の別作品のキャラクターも入り乱れてのオールスター布陣ということで。正直、この作品が初北森鴻、という身にはちょっとツラいというか、消化不良に。各所の感想を見るに、なんでも、少なくともこの作品と完全に対になる蓮杖那智主役の「双死神」(『凶笑面』)は必須、『狐罠』『孔雀狂想曲』あたりも読む必要があるのだとか。
ナイス!ナイス! - 04/24 14:18


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狐闇の 評価:53 感想・レビュー:50
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