クラインの壷 (講談社文庫)
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クラインの壷の感想・レビュー(471)
風呂で一気に読み切った。足がふやけた。面白かった。2005年の作品だと思って読んでたのに、後書きで20年以上前に書かれたものだと知ってびっくり。設定もSF的でありながら「そのうち出来そう、ありそう」というリアルさがあり、楽しくハラハラと展開を追えるようになってる。全く、想像力が凄い。自分が見ているものを揺るがすという点で不気味な危うさを感じた。ネトゲ廃人とやらの予言なのかも。
読書中、K2が結構夢に出てきました。不思議な読了感でした。梨紗ちゃんか七美ちゃんのどっちが現実?私には大人版の星新一っていう感じでした。
「メビウスの輪を四次元にした」ゲーム、「クラインの壺」が見せる幻覚は、現実との境を廃すことで現実になってしまったのか…一度猜疑心が芽生えてしまえば、いつまでもいつまでも迷路からは抜けられない気がします。正しく、彼は「モニター」でしたね。
20年以上前の作品とは思えないくらい、今、リアルに想像できる世界。もう数年経ったら実現できたりするんだろうか。ゲームの中身も別荘に逃げた後もどきどきはらはらできた。自分の感覚さえ信じられない怖さ、この本を持つ感覚さえ嘘なのかもと思える怖さ。
ここまで精巧なVRが実現できたなら、もはや一周回って現実と何も変わらない世界な気がする。壺に関わった時点でいつか疑心暗鬼に囚われるのは必然だったのでしょう。裏で死んでみても表に出られるとは限らないわけですし
バーチャルリアリティのゲームを開発する機密企業に、自ら作成したRPGが採用され、そのゲームを完成するためにモニターになることになった上杉。面接で採用された女性の梨紗とともに、驚愕の世界を体験します。体験が重なるうちに、その企業に疑問を感じ自ら調査していくと・・。終盤から、噛み合わない???だらけのすごい展開。読んでいる自分も夢を見ているような感覚になります。そして最後は鳥肌が立ちました。『コントロールできるうちに逃げろ!』のささやきが聞こえました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 12/09
昔ドラマで最終回だけ見てしまってからずっと気になってた本。ドラマの方をはっきり覚えている訳じゃないけれど、どうしてああいう結末になったのかはわかったのでスッキリ。この話がまだドラクエ3の時代に書かれたというのには驚いたけど、科学って案外そう突拍子もない方向へは進まないものなのかな、とも感じた。少しはっきりしない終わり方だけれど、むしろそれがこの物語のキモなんだろうな~。二人で執筆しているって言うのもめずらしい気がした。
15年ほど前にNHKのドラマで観ました。それが面白くて、今でもけっこう覚えています。で、筋をなんとなく知ってしまっていることが怖くて、手を出さずにいた本書…。うーん、やっぱり知らずに読んだ方が楽しめたかも。自分が思った以上に話を覚えていることが恨めしくなりました。(笑)出会いが小説でなかったことを少し後悔しますが、やはり15年たっても忘れられないくらいのパワーが本作にあるのだと思います。ちなみにドラマはジュニア向けだったそうで、細部やラストが巧妙に変えられていました。なるほど、原作はこうだったのかと納得。
ゆっくり読み出しましたが、どんどん引き込まれて、あっという間に読了。予想通りの展開でしたが、クラインの壺というタイトルそのままに、表が裏に、裏が表に、どちらにいるのか分からなくなる展開。作中にも登場する不思議の国のアリスにもちょっと似ています。
読みきってしまった。面白い。ミステリーだとかホラーだとかどうでもいいですね!よくこんなの当時に思いついたな、と。コレに影響されたゲーム作家もいるんじゃないでしょうか。彼ら(?)の他作も読みたいですね。
あらすじからしてアニメっぽくて、それ程期待してませんでしたが、意外と読めました。もう一歩どんでん返しがあるかなと期待しましたが、残念そこまでだった。主人公の感じる気持ち悪さってわかる気がします。少なくとも映画マトリクスの前に読んでたら、もっと印象が違っただろうな。当時はMS-DOS全盛、ドラクエはまだ3だった頃の小説、当時でこの構成は斬新だったろうな。トリック、構成やシナリオ等に古さがまったく感じられないのが素晴らしい。出会うのが遅すぎた作品でした。でも面白かったです。一読の価値はあると思います。
この小説を寝る前に読み始めると、瞬く間に時間が過ぎ、ちょうど読み終わる頃に起床時間になるのでおすすめです。それほど熱中して読んでしまいます。
めちゃくちゃ面白かったです。舞台が現在でも全く違和感がないくらい。ただときどき「どうして携帯使わないの?」ともどかしさを感じたときに、ああこの時は携帯は一般的でなかったんだと思いだし、その時初めて書かれた時代を思い出すという。もしかしたら本物の「クライン」ができても存在感がある本かもしれない。
ラストはなるほど~。 私もそんな感覚に陥るかもなーと共感。 でも、あの人の『声』が現実への手掛かりかも。 私なら、もうあんまり考えずに労働して生きていくかなぁ。
☆5 面白い!タイトルもニヤッとさせられるし。これが書かれたのが89年だとはビックリ。未来を読んでいたかのような構想に本当に驚く。
これは素晴らしい。読みながら、この先はこうなるんじゃないかと予想して、当たったと思ったら全く別の方向に答えがある。私が生まれる前に書かれた古い作品なのに古さを感じない。しかも、ミステリーが得意でない私でもスイスイ読めた。自信を持って他人に薦められる本。
こういう系は怖い。余韻がオルアファクトグラムを思い出した。VRゲームの記述を期待していたのでその部分は残念。ただ話としては好きなジャンルとオチなので非常に楽しめた。それにしても自分が生まれた前後に書かれたのに全然古く感じないのは凄いな。もっと読んでいきたい
誰もが夢見るVRゲームがもたらす弊害。ありがちな展開と結末でも89年に上梓されたことを考慮するとその出来といったら。実際、真相に至るまで作中の主人公に入り込んでいる自分がいた。本なのに、文字だけなのに。理想のままが理想なんだと思った。
SF色がかなり強い。今自分のいる世界は、現実なのか、仮想世界なのか。平成元年にこの作品が発表されており、著者の先見性というか想像力に脱帽。先が気になる展開でとても楽しめた。
お勧めされてこの作家を知り読んだ本。僕が生まれる前にかかれた作品だが全く古さを感じさせず、むしろそれだけ昔に書かれた作品であることにすごく驚いた。飽きがこない展開で面白かったです。
面白い
評価軸として「目新しさ」があるだろう作品だけに、今読むと題材に手垢が付いているのはすこし気になる。それでも丁寧かつ手際の良い展開は見事。古典の力強さというのはある。(稲)
ずっと気になってた作家さん。とにかく読みやすい♪さくさく読めて嬉しい。どんな作風なのかこれだけではよくわからなかったので、他の作品も読んでみたい。ロールプレイングゲームの原作者であり、モニターを引き受けた主人公。しかし一緒にモニターになった女性が行方不明に…。謎が解ける部分はとてもおもしろかった。でも、自分がこんな目に遭ったら物凄く怖いだろうな〜。もう何を信じればいいかわからない。ラスト、本当はどっちだったんだろう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/12
クラインの壷の
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感想・レビュー:129件














































