終戦のローレライ(4) (講談社文庫)
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終戦のローレライ 4巻を追加
終戦のローレライ 4巻の感想・レビュー(459)
艦船のことなど何も分からないはずなのに、それぞれの思いを乗せて進み続ける伊507に惹きつけられ、ページを繰る手が止まらなかった。緊張の続く中にも、要所要所に人と人との温かな交流が描かれる。特にフリッツが田口にミドルネームを教えるシーンが印象に残った。エピローグで征人・パウラとともに駆け抜ける戦後史は、耳に痛いことも多かった。
文庫で4冊になりましたね。「ローレライ」という機能をもった最終兵器彼女もの(何)つかラノベでも通用しそうな話だね、読みやすく傑作であったが映画は……(苦笑)
映画を先に観たので大分人が多い印象を受けました。今なら高校生くらいの若い人が頑張っていて、浅倉やフリッツ、田口のような大人たちの苦悩の描写の中に爽やかな毒消しのような役目を果たしてくれていました。 面白さは保証できますが、なんとまあびっしりとした内容!
細かくびっしりと書かれた戦闘シーンに一人一人の登場キャラをわざわざといえるほど細かく描写していく姿。最終巻は戦闘シーンが多く、ノリで結構読み進められたが、これが一冊分の量かと問われれば、無茶やといいたくなる。ここまで細かくやってくれているのだからそのまま映像化すればとても良い映画ができると思うのだが、その映画はなぜか酷評を聞く。う~んとその後みようとはおもうが。 ただし、最後の終章がこの人の必要な内容なのはわかるがやはり蛇足な気がしてしまうのは焦りすぎなのだろうか。
もちろん潜り繋がり。長すぎて忘れるところだったw 面白いのは保証するが、表現が細かすぎ。1頁の字の密度が高いので、読みにくさは普段の3割増しくらい。1巻お目見え、2巻戦闘、3巻休息、4巻真の敵+収束で2巻で終わっても可。描写には素晴らしいものもあるが、冗長?というのも正直なところ。それがいいか悪いかおいといて、半分程度に縮められるのでは?終章は傑作。これだけで新作1本書けそう。ただ、あれだけの事をしてのけた彼らが、あまりに平凡なのは、作為があるのだろう。 折角撮った映画はアマゾンで滅茶苦茶酷評されてますw
2巻の「屑鉄の意地を…」から魂を揺さぶり続けてついに最終巻。40隻(プラスα)の艦隊に孤軍立ち向かい…待ち受ける結末に「それでも」と言い続け、未来を先へ託す伊507の姿に、ただただ感涙です。
全四巻、ついに読み終えた。決して明るいわけでもなく、むしろあの戦争について、またそこから続くこの国の暗澹たる現状について考えろ考えろと迫ってくるような物語であるのに、なぜか読後はとても清々しい気持ちに。結局のところ、時代がどうあれ今も昔も人は前に進んでいかなければならぬのだろうし、その過程で時には反目し合い時には寄り添い合うのが人なのだろうなということをしみじみと感じた。
ようやくの読了。ある意味辛かった。最終決戦が描かれているのですが、各艦の配置がすぐに分からなくなっちゃうので、ほどんどギブアップです。振り返れば、半分には出来るのではないか?と言う感想です。イージスと違い、映画は見てないのですが、読了後に映画を見てみよう!という気は生まれず。 次は、軽いのが読みたい。と思う。
福井作品としては最も長い作品も最終巻。実際にはそう上手く行かないだろうとはどこか思いつつも、それを追いやってしまうほどの熱さと激しさで語られる本巻の海戦は、とにかく圧巻の一言に尽きる。刀折れ矢尽き、満身創痍で「椰子の実」の唄と共に艦の寿命を全うする伊507の姿には目頭が熱くなった。終章の有無については賛否有るかも知れないが、全ての物語が作者の手によって納得の行く形で完結されている。戦後の歩みとこの国の現在、そして何処へ行くのか…というメッセージに応えられる日が来ると良いのだが、と思う。
とてもボリュームのある話で、細かい心情描写にまいっちんぐでしたが、最後まで頑張って読んだ甲斐ありました。「国家の切腹」って今の閉塞感を打開できない日本にも通じる話だと思うので、結構浅倉大佐に共感しつつ読み進めていました。でも、艦長をはじめイ507の乗組員が、幾度と無く振りかかる困難を乗り越えテニアン特攻を成功させ、希望は若者に託し、歌いながら沈んでいく姿に、最後胸を打たれました。彼らが、希望を託した今の日本を見てどう思うのか・・・、エピローグにも考えさせられます。
作品紹介は1巻に同じ。4巻ではローレライがアメリカの艦隊に単体乗り込み戦闘を繰り広げる。おおよそ戦闘シーンメイン。1,2巻の戦闘シーンは難しかったけど、さすがに慣れてきて、手に汗握って読めるようになった。現代の場面でやたら「戦争とは、経済とは、日本とは」みたいな観念的なこと書いてるけど、誰の言葉だこれ?って思うと白けるな。全体的な感想としては、いろんなことが緻密で面白かったけど、文章が長いっていうかクドい。描写を2/3くらいにしても十分伝わると思います。
いよいよ決戦の時。たった一隻の潜水艦が、50の米国海軍に立ち向かい、東京を守ろうとする姿には心を打たれる。どんな危機が迫ろうとも、仲間を信じ、各自が最善を尽くして危機を乗り切る姿には、圧倒される。そして、最期の時には船員ひとりひとりの想いが綴られており、目頭が熱くなった。終章では、温子の回想を通して、作者の思う戦後〜現代の動乱が目まぐるしく描かれており、いろいろと考えさせられた。この本に出会えて良かった。
力強かった 読むのに体力がいりましたが没入出来て心地よかった 閉所恐の気があるあたし的にはクジラ物って満員のエレベーターで過呼吸になるくらいのストレスなんだが絹見艦長の指令で《伊507》が旋回浮上沈降し爆雷や魚雷を躱しテニアンに突き進む辺りなんか…もう…自由自在で気持ちよいです ところで…この4の132ページ辺り絹見艦長と田口掌砲長の会話で泣けた 泣き所ではないと思うのだが全編通じてなぜかここで涙が滲んだよ
強くて優しい人たちがたくさんで、まぶしかった。人の弱さも強さも、優しさもぎっしりつまってた。伊507のみんなが好きになりすぎて最後は辛くて辛くて・・・。当たり前だけど、人それぞれの背景はほんとにそれぞれで、それが細かく書いてあって嫌いだと思ってた人も嫌いになりきれず、この人の本にはそういう優しさもあるな、って思った。最後の終わり方もよかったです。そして何気ない一文にどうしようもなく泣けたことが多々あった。
全巻を読み終えて思ったこと。
カリスマ的な存在の人物を一言で封じ込めたり、苦渋の決断に迫られた時にも女の子ひとりに背負わせようとする非道に冗談じゃないと、あっさりと言ってのけてそれが艦の全員を動かしてしまう。局面に立たされた時に人が取る行動の動機になるものは案外と人の持っている価値観からくる感情に突き動かされるものなんだと、緻密に考え抜かれた論理なんて歯が立たないと、少年征人の生き方を通して思う。そんな征人に時には心躍り、涙した。
暗く、辛い話なのに、読み終わったあとの清涼感が不思議。ただ、読んでる最中は苦しくて、そして戦争についてほぼなにも知識の無いことを恥ました。読み応え十分です。
伊507沈没のシーンは涙無くして読むことは出来ない。終章が長いかなと思ったが、最後の10ページは秀逸の一言に尽きる。戦争を戦い抜き、日本という社会を作ってきた人達に恥じないような国に、今の日本はなっているだろうか?彼らに「いまの日本を見て下さい」と胸を張れるような国になっていればいいのだが…
最後の章は、初めは蛇足かなとも思ったケド考えさせられる。ふたりは生き残り、日本にたどり着きましたとさ、で終わらないのが福井晴敏。温子の恋愛とは違った「覚悟」、という感性も良かった。17歳でとても多くの出会いと別れと非日常が日常なことを体験してしまったふたりが戦後の「平和」な日本をどのように生きてきたのか。ラストは少しだけ希望というか期待を次の世代に残してくれている感じでよかった。伊507の人たちの死に際の描写が悲しかった。戦争の話だし、実際もそうだったんだろうけど、たくさんの人が死んだ。
4巻の中でダントツ一番面白かったです。P236この世界の戦をあまねく鎮めるために、いまは私は魔女になる。船乗りたちに死をもたらす魔女ではなく、すべての戦に終わりを告げる終戦のローレライに・・・。 鳥肌たちました。終章&ラストシーンも素敵です。
昔は戦争ものを格好いいと思ってました。でも今は戦争ほど悲しくて切ないものはないと思います。大切な人と何気ない日常を送れること。それは何にも勝る幸せで、彼らの世代が私達に残してくれた宝物なんだなって思いました。
最後のほうは登場人物が死にすぎて切なくなります。折笠の「あんたたち大人が勝手に起した戦争で~」(あ、これ3巻だったか)はちょっとアムロやカミーユを思い出すなど。そして、伊507と米艦隊の戦闘は「沈黙の艦隊」を思い出さずにはいられない。終章は蛇足かと思いますが、戦後史を概観するには丁度いい長さの教材と思えなくもないです。
お約束の終わり方なのがわかりきっているんだけど泣けた。今まで読まずに毛嫌いしていたのを激しく後悔するが、再読には当分かかりそう。うっかり読めない。
なぜだか知らないけどキャプテンハーロックのイメージと(トムクルーズの)Minority Reportのイメージとががたびたび頭の中をよぎる。今まさに深海の使者(吉村昭)を読んでもいるので、ドイツと日本との間を行き来した「伊」号潜水艦のイメージともだぶる。あぁマジ僕らは子供達に誇れる国を作っているか?などと自問してしまった。
最初からこの緊張感だったら。しかし風景描写が下手である。潜水艦ものや戦争ものの映画を見たことがなくとも、情景が想像できるのだろうか。★★★☆☆
興奮が残る小説だ。戦闘描写と心理描写、日本とアメリカと世界の視点、浅倉大佐の「国家の切腹」の意味、自ら決断して第三の原爆を防ぐため米軍との決戦に挑む伊507。そして銃後から現在に至るまでの日本の描写と信じること伝えることの意味。極限状態の中で人間の醜い部分と美しい部分を描いたまさに人間賛歌だ。そして大義(システム、他者)に流されるのではなく自分を信じて道を切り開いて強く生きろという強いメッセージを放っている。 「その力を未来に繋げろ。立ち止まるな。振り向くな。走り続けた先に、きっと望む朝が来ると信じろ」
終章は終章というか余章って感じだなと思ったり。いろいろあったけどハッピーエンドでした、で終わらないのがこの小説を小説たら占めてるんだろう。でも、めでたしめでたしで終わってほしいと思うのは自分の精神年齢が低いせいなんだろうなぁ。
映画は...アニメにしたほうが良かったな。色々と削りすぎ。 肝心の中身ですが、新書版で既読ですが、新書で読むのと文庫で読むのとでは受けるイメージがちょっと違いました。あれ?意外と(ページ数)薄い?みたいな。新書だと読んでるうちにどんどん重みを増してくるんですが、文庫だと一定ページ数で次巻持ち越しになるんでぷっつり切れちゃうんですよね。なのでどちらかと言うと新書オススメします。たかが小説だけど、4巻での登場人物たちの最期の思いを読むとちゃんと生きなきゃなと思います。
他人の感想を見ているとラストが賛否両論のように思えるが、私はあれは他の福井作品(イージスとか)とローレライをつなげる上で大切だったのではないかと思う。結局、一人の作家が一つの歴史と、社会と向き合って生める世界観は一つなわけで、終戦を端緒に現代まで、日本の社会は人つながりの上に在るということを強く感じた。……で、実は四度目になる再読だったが、何度読んでも、最終巻はやはり涙なしでは読めない。一人ひとりの紡ぎ出す命は、思いは、そしてそれぞれの結末は、あまりに強く胸を衝く。キャラクターの全てが舞台装置であり、物語
終戦のローレライ 4巻の
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感想・レビュー:63件














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