回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)
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回転木馬のデッド・ヒートの感想・レビュー(912)
高校生の時に読んだ本。僕にとっては初めての村上春樹体験だったのだが、その中でも『プール・サイド』と『今は亡き王女のための』が印象に残っている。こうして再読してみて、あまりどうこう言えたものではないのだが、しかしやはりそれなりに面白い。今と昔とでは違った印象を覚える部分については愉快に思う。
「プールサイド」の男の考え方が合理的でとても好きです。あんなふうにして少しずつ人生に覚悟を加えていけたら立派だと思います。その他の話でも繰り返し使われる歯がすり減る比喩も好きです
散々村上春樹読んでての何故今までこの本を手に取らなかったのと後悔した いつが全盛期か知らないけど 全盛期の村上春樹!って感じる 文章ひとつひとつが痺れるくらい素晴らしい 回転木馬のデッドヒートというタイトルもいいですね ただこれは僕の性格だけど 事実と思って読むとなんだか胡散臭いものに感じるのでフィクションだと脳内変換して読んでました
村上春樹さんによって記された、実話の聞き物語。誰のどんなエピソードも「村上春樹的」に読めてしまう、それはまるでPhotoshopの「フィルタ」のよう。ウィットを効かせて明度を下げた、喪失と諦観の村上春樹フィルタ。かけ過ぎると生きるのがつらくなりそうだけれど。
この短編集は、村上氏自身が人からきいた話をもとに書かれるという村上氏のフィクション作品の中の特異点。前後のあらゆるフィクション作品に影響がみられるのがわかる。
話したがりの人達が沢山の面白い話を聞かせてくれたので、脚色を(ほとんど)加えずに事実を綴った...という前置きがありながら、聞き手の自分は聞き上手とは思えない程に「対話」せずに、話その物や、事象、人物にたいする「感情」がどっぷり記されてしまって、結局は「僕...」の話になってしまっているのはファンサービスかな?
少し脚色入れたにしてもこれらの短編全てがノンフィクションなんて信じられない、くらい面白い。それぞれの人たちの“自分が変わってしまった瞬間”とか誰にも言えないこと、が上手く描かれていてひきこまれた。人生の一部って自分が思ってる以上に小説的なのかもしれない。
村上春樹の短編集ばかり、電車の中だったり、病院の待合室なんかで読んでると、自分がどこにいるのかわからなくなることがある。
村上さんの作品、私は長編より短編の方が好きかもしれない。適度に入り込めるし、纏め方もスマート。たまに思わず「え?」と零してしまうオチもあるけど(「ハンティング・ナイフ」とか)。 「レーダーホーゼン」は何処か違う短編集で読んだ気がしたな。 それと...「雨やどり」の女性のあれ、素晴らしい才能に思えるのは私だけでしょうか?
タクシーに乗った男、再読したくても何故か再編の短編集には収録されてない話。風の歌を聞けと同じく何故か初版の単行本が家にある不思議な縁の一冊。
71点…誰かの話を聞いて、それを村上氏が文章にしました〜って設定の短編集。実話かどうかはともかく、どの話もあいかわらずの村上節で、いわゆるオチがある訳じゃないのになんとも言えない読後感を味あわせてくれます。シュール過ぎてついていけない話もありますけど。自分は『雨宿り』が好き。彼女が「二万円」と言い切るシーンにニヤリとしてしまいました。今度は久々に村上氏の長編を読んでみよう。
★★★★☆ 「レーダーホーゼン」「タクシーに乗った男」は、いつ吐き出されるか知らない時限爆弾式の針を飲まされた気になる短編だった。しかしそれ以外の話は、一年後私の中に残っている自信はない。
旅の飛行機の中で読んだ。直前まで、どの本を鞄につっこんでいこうか迷っていたのだけど、この本にして正解だったと思う。何かを失うのに大層な理由はないし、あったとしてもきっとちっぽけなものだ。逆に、いつの日か、ひょいと戻ってくることもあるかもしれない。すべては偶然だ。その日まで、たとえば一枚の絵の想い出に生きるのも、間違いではないと思う。
再読だったけれど、意外と忘れているものが多かった。そんな中で割と覚えているのが「嘔吐1979」、「雨宿り」、「野球場」。自分の「秘密」が語られたがっているというのがよくわかる。
事実には事実なりの肌触りがあり、フィクションにはフィクションなりの肌触りがあると思う。個人的見解だが、この触れ心地はフィクションだと思う(春樹はときどきお茶目にウソをつくと前提して)。だってその方がロマンチックだと思うのだ。・・・僕だけだろうか? 「タクシーに乗る男」と「ハンティング・ナイフ」が好き。あと「回転木馬のデッドヒート」という表題。
全てのはなしが興味深く、また短いのでいつもみたいに立ち止まる事なく読めました。なんかO・ヘンリの短編集の様な…
再読。敢えてさらっと読んだ。誰かの事実(実話)のスケッチとして文章で描かれた短篇集。そうやって読んでいくと、なかなか興味深い話だと思える。もし、私自身が村上春樹さんに出会ったらどんな会話が出来るかなと想像した。
これは"小説"ではなく人生にたまった"おり"のようなものであり"スケッチ"である。村上春樹曰く、実話を基にした小説とのことですが、真偽のほどはいかに。個人的には「レーダーホーゼン」が一番好き。慣れ・存在の疑問・客観視すること・嫌悪感、言葉にすると簡単だけど、人間の心って不思議でこわい。
村上春樹は長編ばかり読んでいたけど、短編も好きだなあと思う。村上春樹を読むといつも、失われてしまうもの・もう二度と戻ってこないものについて考えてしまう。「雨やどり」もよかったけど、最後の「ハンティング・ナイフ」がとても好きだなと思う。
回転木馬のデッド・ヒートの
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感想・レビュー:138件















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