蒼穹の昴(3) (講談社文庫)
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蒼穹の昴 3巻を追加
蒼穹の昴 3巻の感想・レビュー(933)
新聞記者達のグローバルな視点が入る事で、外側から客観視した清国のありようが描かれるようになった。李鴻章の苦悩と偉大さに感服。春児が聖人のような人柄になったのは少し意外だった。そして王逸と小梅のシーンが結構好き。次巻でラスト、結末に期待。
王逸と小梅・李鴻章の交渉・春児と文秀の再会等、そろそろ気持ちが中だるみしそうと思っていたところに、ちょうど盛り上がる。 春児が出来すぎなきらいもあるけれど、それもまたよし、と思ってしまう。 そしてジュゼッペ・カスチリョーネの伏線どう畳むのか…気になるので、勢いのまま4巻突入します。
「九十九年後に清国はあるまい。だが政権はどこかに必ずある。支那という国土と支那人は必ず存在するんだ。その時イギリス人は大変な犠牲を払って香港を返還しなければならない。九十九年かかって肥やした香港の全てを、その都市機能もろともに返さねばならないんだ」「つまり 李鴻章が死んでも 条約は生き続けるんだな」「西暦1997年。そのときには、いまこの席に居合わせた人間たちの誰も生きていない。だが、九十九年という時間は確実に経過する。」
外国人記者達の登場で新たな視野を得て展開が軽やかになった反面、出番が減ったこともあり大人になった春児が何となく遠く感じられて切ない。文秀との再会は嬉しいけれどもどかしく、二人を隔てるものに泣きたくなる。王逸と小梅の場面は何度読んでも滂沱・・・。どうしてこの人が、なぜこんなことに、嘆くよりも憤ろしさに歯噛みしたくなるようなことばかりで、西太后じゃなくても乾隆帝を罵倒したくなる。ともかくも、これだけ広げまくった膨大な伏線をまとめあげる4巻、何度読んでも鳥肌の立つあのラストに、これからまた向かいます・・・!
物語はいよいよ清朝末期の様相が記述されていく。しかし、本当に浅田次郎の作品は実在の人物と、モデルがミックスされた物語で、作家の想像力を見せつけられる作品ですね。ただ、まだ、蒼穹の昴の、隠された意味が解けません。
第1,2巻までは序章でやっと物語が動き出した感じ。重要ポストの死が立て続いて起こり清が揺らぎ始める。そこに主人公たちがどう絡んでくるのかはまだ詳しくはわからない。お気に入りは、二巻まで反対勢力に属していたある二人が抱擁するシーン、そして李鴻章の痛快なまでの交渉手腕。
落日の清国舞台に繰り広げられる物語。遥か昔、世界史の教科書では何ページが割かれていただろう。李鴻章の九十九年租借。香港返却は私の記憶にも有る。史実を基に物語を紡ぐ。やはり作家さんは、浅田さんは凄いな。巻末近く再会する春児と文秀。白太太の託宣通り、遥か遥か遠くに来てしまった二人。子供口調になる春児が痛ましくも可愛い。最終4巻へ進みます。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/02
岡やトムのジャーナリストの視点が入ることで混乱していく清王朝の姿をより深く理解できる。 春児が文秀との再会で昔の純朴な少年に戻る様は泣けてきた。 西太后が乾隆帝の声を聴き意思を継いでいるように、春児は乾隆帝を誰より理解し芸に秀でた郎世寧の生まれ変わりなのかなと思う。
思いやら策謀やら色々と濃い巻でした。玲玲ちゃんの結婚式はみんな幸せに迎えることができるんでしょうか。ドキドキしてしまう。。文秀と春児、2人のようやくの再会に感動。
どんどん話が外へと広がって、世界情勢の中でもがき苦しむ清王朝の姿が浮き彫りに。把握すべき事柄や人物が一気に増えてちょっと大変。この巻で一番好きなシーンは、春児と文秀が酒を酌み交わすところと、夢に魘された文秀と玲玲の会話。二人して「少爺は、どうしてそんなにやさしいの」って…。あと思ったのは、浅田次郎って子供っぽい大人を描くのが本当に上手い。大人が不意に見せる子供っぽい顔も上手い。すごく魅力的に描かれててキュンとする。
最早物語は春児、文秀等関係無く西太后と帝を中心に進む。この大きな国ではこの2人も登場人物の一人に過ぎないのではないか、と思った。それでも二人の再会シーンにはこみ上げるものがあった。本来なら許されるはずの無い会話に。その他では、英国との交渉に臨む李鴻章の存在感は圧倒的だった。その李鴻章でも守りきれないこの国を帝党の若者達はどうしていくのか?彼らに何が出来るのか?老練で狡猾な一部の后党達にどう立ち向かうのか?物語はスピード感を増し最終巻へ。
岡&トムの日米記者が、物語の複雑さや登場人物の力関係を「解説」してくれるので、程よく中身が理解できる三巻。文秀が物語だけでなく、歴史の表舞台に押しやられつつ、春児も宦官デモクラシー(!)をバックに力強く成長しています。我が国で習う日清戦争が、かの国において、また異なる側面を見せつつ、多大な影響を及ぼしていたことを、新鮮に感じています。今の中国という国が、なぜこうなのか、なぜあぁなのか、少しわかるような気がします。
帝党と后党の対立に列強からの圧力も加わり、清という国がいよいよ揺らぎはじめました。登場人物の存在感も大きくなり目が離せません。皆が幸せな結末を迎えられるのだろうか・・。ジュゼッペ・カスチリョーネのエピソードが結末にどう絡んでくるのかも気になります。
春児が成長しすぎかと思えば変わらないとこもあって、史了はさすがの手腕で新法派を動かしていく形ができてる。李鴻章の貫録とかカッコ良かったけど、旧世代が崩れて最終巻へ。あーたのししみだ
初っ端2の終わりに気になっていた玲玲ちゃんが出てきて、びっくり。さすがに好きな文秀と一緒になるのは無理だけど、幸せになると良いな…。 3では岡やトムなども出てきて文秀や春児の視点からの話が少なかったのが1,2と多少違ったかも。後半文秀と春児が二人っきりで昔みたいみたいに話しているところは、ちょっと泣けてきた。時代が違ったら二人は離れる事もなかっただろうに。次も楽しみ。
三巻では、岡やトムを中心とした新聞記者の視点で進められる。客観視された春児に心の底から震えた。西太后を語る彼の誠実さ。筆舌に尽くしがたい凄まじい作品だ。さあ、四巻だ!
時代は刻々と進み、歴史を築いた先人達もそれぞれの死を迎えていく。春児は変わらず恩義を尽くし、多くの人が救われていく。文秀との再会のシーンは泣けた。いよいよ最終巻。終わってしまうのが寂しい。
既に香港の返還が為った現在に李鴻章の交渉場面を読むのは感慨深い。乙女な西大后と孤高なる李鴻章の描写に胸躍る。成長した春児が一瞬で子供に戻る、史了との再会シーンに感涙。昴の星は春児を守っちゃいないのに…(;ω;)
★★★☆☆ここにきてやっときな臭い流れに。進士登第後それぞれの道を歩んできた文秀と王逸と順桂が再び交え、その後は…。歴史的には結末がはっきりしているので、それぞれの最期をどう描くのか、浅田さんの手腕に期待。
歴史の大まかな流れは知っているだけに、細かな部分に興味を持って読んだ。面白い。勿論面白いのだが、やっぱり中国史を学んだものとして梁啓超が架空の人物に置き換えられているのはどうにも違和感がある。多数の読者がこれを史実と大差ないと思ってしまい、ほんの数行しか出てこなかった梁啓超のことなんか忘れてしまうのはやりきれんですよ……。
一気に色々なことが動き出した。この流れは誰にも止められない。秘密裏に動いているものが多すぎる。どの道を行くことが最善なのか分からない。利己的の思惑、確固たる信念など人を動かす力は様々だけれど、その集合体の力強さは全てを飲み込むものがある。それぞれの思いも良く分かるので、何とも言えない切なさがある。全体を俯瞰することができればと思ってしまいます。早く続きを読まなければっ。
【ネタバレ有】李鴻章かっこよすぎ!!しかし、伊藤博文の暗殺計画かと思いました。まさかシュンコイさんとは……。このまま西太后と光緒帝の仲はこじれてしまうんでしょうか…。蘭琴と春児も仲良くしててほしいなあ。
李鴻章がカッコイイ…。架空の春児や史了が歴史の流れに苦悩するメインストーリーもいいけど、教科書でしか見たことがない単語や人名が息吹始めて踊り出す、この面白さが歴史小説の醍醐味だと再確認した第3巻。
春児主体だとテンションがやや失速するものの、3巻も面白かった。李鴻章や文秀のような政治家が今の日本にいたら…と思わずにはいられない。
徐々に清朝を植民地化する諸外国と、内輪揉めに終始する清朝。そんな中で李鴻章の香港を巡る交渉は読んでてゾクッと来た。1997年に返還された香港の発端はこの時代だったんだと…。99年を永遠と考えるか、長い歴史の一部と考えるかの違いは、人の器の違いだろうか。文秀と春児の再会の場面は切ない。謀略を防げず無力感に苛まれるというか、運命に翻弄されるというか。そして、頼るになる人が次々と退場していき、最終巻はさらなる混乱の予感…。
どこが虚でどこが実なのか。歴史ミステリーの要素も加わりとても読み応えのある展開です。残念に思ったのは冊数が少ないこと。この規模の歴史物なら文庫本で8冊はほしいです。主人公二人のエピソードがもっとあればと思ってしまいます
蒼穹の昴 3巻の
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感想・レビュー:146件














































