風の歌を聴け (講談社文庫)
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風の歌を聴けの感想・レビュー(3359)
青春のヒトコマって感じ。何かありそうなんだけど何もなくて、でもやっぱりそこには何かがある。 こういう文章を書きたいなぁと思わせてくれる小説です。ちなみに初村上春樹。おもしろかったです。
本薄いし、淡々と話が進んでいくから、「いやいや、やっぱ春樹大した事ないっしょ?Han?」みたいなことを感じながら読んでたら、「不毛さ」をテーマにした奥行きが深い本なんだと気付いた。「今の一瞬は過ぎゆくモノだけど、その一瞬の過ぎゆく現実を描写したかった」らしい。卒業を控えて、もう学校行く必要がなくなった僕には、めいっぱい感傷的なところを刺激されたんです。良い時期に読めた。本ごと、それぞれに「旬の時期」があるんだなぁって思います。
村上春樹って彼の作品を読んだら一発で「あ、村上春樹だ」て分かるからすごい。作風が非常に独特なんだと思う。淡々として、すらすら読めて。あぁ、でもいまいち、どういう話だったのか分からない。面白くはあったんだけどね。読解力不足かしら…。
読書の世界に入り浸るきっかけになった本。150ページ程の短い内容なので、文字を読むことが苦手な自分でも最後まで読むことができた。清涼な文章の心地よさを知る。初めて村上春樹に触れるなら、ノルウェイの森よりこちらをオススメしたい
70年夏の時代空気を背景に読むと、不思議な時間の流れが違って見えるかもしれません。女性とのつきあい方に違和感、むしろ拒否感を持つ読者も多いでしょうが、処女作で独特な時空を持つ小説世界をつくりあげたのに驚きました。小説の流れや会話は、不思議感を無数に仕掛けて人に読ませてしまう力があり、私のそうですが、タイトルの意味がわかりません。「遠くで汽笛を聞きながら」の感覚かなあ。デレク・ハートフィールドという、エンパイアステートビルから傘をさして死ぬ作家の紹介が秀逸で、独特の時空がありえると感じさせてしまいます。
村上春樹の処女作、どんなもんかと手にしてみたら。冒頭に文章を書くことについて尊敬するアメリカの作家のことが出てきて、その後ひたすら付き合った女の子たちの話が出てきて、途中で世界中の人間を愛しているというキリストみたいなラジオ局のパーソナリティの挿話が出てきて、最後にまた冒頭のアメリカの作家の話が出てきて終わる、そんな話。ファンタジーを予想していたら全く地味な話だった。最初エンパイアステートビルから傘を差して死んだ無名の作家が出てきたときはその作家は痛い奴だと思ったが、途中から著者はその作家のことを本気で尊
ノルウェイの森に引き続き村上春樹の2冊目読んだ。2冊読んで、なんとなく彼の世界観が見えてきた。良くも悪くも淡々とした日常、冷淡性、達観、安定感のある不安定さといった感覚が心地いい。ダメな人はダメ。この作品に関しては、本の構造の既成概念に挑戦したいという気持ちが少なからずあったのかなと思った。日付の様にころころ移り変わる展開。変な挿絵。1Pまるまるある短い会話(テンポを演出)とか。特にオススメするような内容ではないが、150p位しかないので電車内でちょろっと暇つぶしにならいいかも。
(再読…)それにしても村上春樹を読んでいる人の数は凄まじいな…有名な作品は殆ど読了ユーザー4桁超えとは。…いったいどこに魅力があるんだろうな。個人的には、自分が 男で あるから、一人称'僕'に馴染むところが大きいのじゃないかと考えるんだけれども。…ただそれは感情移入とかそういったことではないんだよなぁ!不思議な魅力、この村上春樹の'僕'には読者を引き込む独特のパワーみたいなものがあるんだろう。時を超えた無常の極地に吹く風の歌を聴け…デレク・ハートフィールド。“昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか”ニーチェ
再読。何も考えずに読めるから好い。これを最初に読んだのは大学に入った直後の5月のことだったので、これからもきっと読むたびにあの日々が思い出されるに違いない。そしてあのとき隣にいた人の顔は、ずっと思い出せないままだろう。
この人ってサリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を翻訳してますよね、たまたま「ナインストーリーズ」読んでいたんですが同じ匂いがしました。どういうことかというとどちらも全く意味が分からなかった。でもどこかできっと深い意味が隠れているんだけど誰かが説明してくれないと永遠に気づかないであろう事なんじゃないかと思う。
とても読みやすく、時代を感じる良い作品でした。いい時代だと思いました。独特な空気感や会話も好き。ハートフィールドを検索しましたが、架空の人物なんですね。彼の作品も読みたいと思いました。
あとがきにもあるように、どこから来てどこへ行くのか……どうにも掴みがたい話。ある種雰囲気だけでもっているような、そうでもないような。
「風の歌を聴け」読了。村上春樹デビュー作で、彼独特の暗喩を最後まで楽しんだ。この題名の意味は登場作家ハートフィールドの著書「火星の井戸」にあると思う。「我々には生もなければ死もない。風だ。」広大な宇宙を前に完璧な文章は存在しない。我々はただ風の声を聴くことしかできない。
村上春樹初読み。正直内容がいまいち理解出来ませんでした…発表された約30年前で時代背景や当時の空気は感じられました。昔のトレンディドラマみたい。いつか再読すればもっと深いとこまで読み取れるかな?
60年代を体感として知らないわたしは、あの時代の、常に熱を帯びたような空気感を、切望しているのであった。ディランは社会批判を歌い、ザ・バンドはひたすら心地よいバンドサウンドを鳴らし、成功者の転落をワンテンポ遅れたキーボードに乗せて皮肉ったり、やさしく霞んだ歌を歌ったりした。わたし、現実では知らず、八割方は想像で、そうして、莫大に膨れ上がった60年代に、ぴったりくっついて、お腹が鳴るのをぐっと、こらえる。
シュールでした。でも、かなり中身が詰まってるような読み心地。あの薄さだけど、考えることが多かった。主人公はなかなかニヒリストでした。パン屋再襲撃にあった象使いの話など、今後の作品に展開されるワードが多く目につきました。
村上春樹は、やっぱり体にあわなかった。 自分にとって、村上春樹は小説ではなく、詩に近いのだと思った。 俺、詩読まない。 詩、読むべきだろうか。 読書家として精進します。
読めば毒されるのはなんとなく感じていたから避けていた村上春樹。死ぬほど読みやすく、感性を撫でるだけ撫でてどこかに行ってしまうような文章。含意があるようで、あるいはその含みしかないような文章は、カバー袖の白さとあとがきのデタラメさから、本を読み終わってなお小説世界が終わらない不気味さを覚える。 想像の余地の出し方や、クリアな文体は、真似したい人が続出するのもわかる気がする。
初村上春樹。とらえどころがなくて、よくわからなかったけれど、 村上春樹にはまってしまう人がいるのもわかるなぁ。雰囲気が独特で、よくわからないけれど、すらすら読んでいってしまう不思議。話が全く理解できてないのに、なんとなくわかった気分になってしまうような…物語を読むと言うより、雰囲気読んだ、感じたというほうがしっくりくる本だった。
村上春樹に初挑戦。 伝え聞いた通り、やはり独特の文章といった印象を持ちました。 1周目は掴みどころの無いまま、話の芯を捉えられずに読了してしまいました。 近々また読みたいです。
すごく薄い本だからすぐ読み終わったけどさっぱりわからなかった(笑) 村上春樹さんの本初めて読みました。でも、意味不明だった← いつかわかる日は来るのかなぁ…気が向いたら他の作品も読んでみようかな? なんとなくそんな気にさせられた小説でした。 不思議すぎて気になる感じ、かな?笑
ずっと「お前には合わない」と言われてきた春樹に初挑戦しました。私が好んで読むタイプの文章と違いすぎて戸惑いましたが、簡潔かつ皮肉に満ちていて、深いようで意味がないようでやっぱり意味のある断章形式の虜になりました。嘘つきで世渡り上手な「僕」と愚直な鼠がそれぞれ本当のこと、ひいては自身の存在理由を求めるさまはとても興味深いです。僕と鼠ものの小説は他にもあるようなのでちょっと気になります。ぜひ他の春樹小説も読んでみたいです。
初めて村上春樹さんの小説を読んだんですが、最初はどこか慣れなかった文章も読み進めていく内に、すっかり村上ワールドに連れて行ってくれる。ページ数は短いけれど内容が凄く濃いので、いい意味で長い小説を読んだ気分になります。僕もこんな女の子との出会いをしてみたい。
ひたすら淡々と、そして取り留めもなく話が続いていく。そしてこちらが油断している隙に、ウィットの利いた表現や核心を突く一言でどぎまぎさせられる。春樹さんの本に出会うまでは内容的な重厚感や哲学、あるいは表現の技巧こそが小説の大事な部分だと思っていたが、それ以上に、なんというか「時間(人生)の流れが刻印されている」ような、そういう要素が重要なのかなと思うようになった。いい意味で深みがなくて踏み込みやすい。☆☆☆☆
久しぶりに読んだ。他の作品とごっちゃになっていたため、「あちら側」ががんがん登場すると勘違いしていた。「あちら側」を彷彿とさせたのはハートフィールドの「火星の井戸」のところ。鼠との会話や酒をよく飲むところが好きだ。さらっと読めたが故にあまり強い印象が残っていないが、続編を読むことで印象は変わるのだろうか。続編も記憶が曖昧なので早く読みたい。
風の歌を聴けの
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