楊貴妃伝 (講談社文庫)
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楊貴妃伝の感想・レビュー(30)
楊貴妃が玄宗皇帝の後宮に入ってから没するまでの16年間を描いた歴史小説。男性作家によるものだからか、貴妃が美貌と才覚だけで上り詰める浪漫や恋情より、唐帝国の政治的な内面の方に主軸が置かれていてとても合理的で無駄の無い小説。安禄山の乱に至るまでの流れが分かりやすくて面白い。
時は盛唐、名君として知られた玄宗の寵愛を恣にし、しかし皇帝の政務が疎かになり国家の安寧を揺るがす安史の乱が勃発するに及び、死を賜る運命であった傾国の美女・楊貴妃の物語。 ストーリーはあくまでも史実に基づいて淡々と進み、彼女は贅を極めた生活を送るも直接政治には口を出さない。メインはむしろ高力士ら宮中の権謀術数にあり、楊貴妃は文字どおりのお飾りであり、悪女というより時代に翻弄された狂言回しといった趣。近頃女性史なんかが持て囃されてるが、従来の歴史の中での女性の役割の典型が楊貴妃の人生にあると思う。
07/06:B-2
楊貴妃が城に運ばれてゆく際に自分が変わってゆくような感覚になり、おそらく今までとは違う特別な雰囲気を纏っていったり、さらにこれくらいの策略家じゃないと何千人の中で1人だけ寵愛をうけるには難しいのだなぁと思う。戦いに近く、策略の応酬であったのだろう。お互い愛しているというよりかは、固執だとか、執着心を楊貴妃がうまく利用しているように見える。後世まで伝わる美人、楊貴妃とは、ただ姿が美しいだけでなく輿入れ前に身につけていったその妖艶な何か特別な空気、雰囲気をまとった女性であったのだろうと思った。おもしろかった。
04/18:転妻よしこ
10/31:nabemame
10/15:柏
そういうこともありえそうだと思う楊貴妃だったけど、うーん、残念ながらそんな楊貴妃にそもそもあまり魅力を感じなかったです。どこか全体に受動的な印象で、面白みに欠ける。脇役なのに梅妃の方に興味がわくし、三国夫人の方が迫力もある。
04/03:海里
03/06:tetsu6082
★★★ 楊貴妃の目を通して唐の玄帝末期の宮廷を描く歴史絵巻です。客観的な叙述で、楊貴妃が後宮に召された後、人格が徐々に変わっていく様が描かれています。後世から見ると分かりにくい楊貴妃の性格に対して、説得力のある一解釈を生み出す著者の想像力が印象的でした。
12/13:QQQ
11/06:run
06/22:生駒
01/15:Gulico
06/16:らら
--/--:xiangyi
--/--:ずーみん
--/--:ruiny
--/--:ty.
--/--:s.shinji
--/--:手毬猫
--/--:doradorapoteti
--/--:epitaph3
--/--:巨峰
--/--:ありい
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