邪魔(上) (講談社文庫)
邪魔を読んだ人はこんな本も読んでいます
邪魔を追加
邪魔の感想・レビュー(1030)
傷害事件、連続放火、横領疑惑、パート先との対立、同僚との女性トラブル、といった事件、問題が複数の視点でじわじわと絡み合いながら交差していく。ゆっくりとした展開で上巻ではまだ大きな動きは無いですが、全然飽きることなく一気に読めました。下巻でどういう展開を見せてくれるのかが楽しみ。九野親子、及川一家の平和な日常の場面は、今まで読んだ奥田作品に通じるものがあってとても良かった。特に義母と写真を撮るシーンがとても好きです。
「最悪」と同じ趣の作品。 視点は三つから二つになり、格段に読みやすくなっていると思う。 主人公二人の接点である放火事件を中心に、上巻で描かれた伏線(というか落とし穴)がどのように収束するのか注目である。
伊良部先生シリーズから入った奥田作品のイメージがここへきてがらりと変わった。この作品はすごい。家族に対して疑心暗鬼になったら毎日つらいだろうなぁ
少しずつ少しずつ日常が壊れていく…。登場人物や設定が実際にありがちで、無理なドラマチックな展開にしていないだけに、逆に結末が読めずどきどきする。それにしても、人間の描き方が本当にうまいなあ。まるで久野も恭子もどこかにいて、実際にそれを見聞きし体感しているような錯覚に陥る。まるで長さを感じさせない。というか、これくらいのページ数が必要。
奥田さんの本は、伊良部ドクターの話が好きだったのと、某所でオススメだと書いてあったのでこの本を選んでみた。伊良部先生の話とは全く異なり、かなり長編だし、コメディではない。夜遊びの少年たち、妻をなくした警部補、パート勤めの主婦の話がどうつながるのかと思ったが、読み進むうちに色々なことを巻き込んでつながっていく。最初は長いなーと思ったが、後半はどんどん入り込んでやめられなくなった。どう収束するのか下巻も楽しみ。
普通の主婦、妻を亡くした警部補を主として、多くの人が犯罪に巻き込まれていく様子がリアルである。背景にはパートの雇用や警察の癒着体質などの社会問題を巻き込みながら話は進むので、かなり読み応えは重い。でも、普通の主婦である恭子が疑心暗鬼になりながら、自分の生活を守ろうと変わっていく姿、そこから読者は離れることができなくなる。下巻も一気に行きそう。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 11/01
奥田作品の圧倒的な描写力が好きな私だが、この作品ではそこまでは感じられない。テーマ、背景がこれだからこんなものか。ただ、その魅力があまり感じられなくてもどんどん読み進めてしまう。展開の早さ、長さが絶妙で次を読みたくさせるうまさ。ストーリーも面白い。やはり好きな作家。
及川(旦那)と会社と警察、及川(嫁)とスーパーと市民活動家、久野と花村と悪ガキ、久野と義母、久野の警察での扱い、いろいろ複雑にからまって…下巻でどうなる?
思いの外面白い!夫を信じきれなくなってきた妻の気持ちが辛くて心が痛かった。あー、また男の人信じれなくなりそ(笑)でも九野さんみたいな人だったら、親大切にしてくれそうでいいな!それにしても結局女って怖いや!wそんな内面的な感想。
及川妻の不安な感情が細かいところまでに伝わってきてこわい。話はつながっているけど、誰を中心に置くのか定まっておらず、どの人視点でも面白い。九野の義理母に対する対応好きだなー。間隔あけず下巻を、読みすすめたくなる。
それぞれの人の日常が少しずつ絡み合っていく様子にドキドキさせられます。装丁の美しさと「邪魔」というタイトルが対照的で、偶然なのか、意図したものなのか気になってしかたないのは私だけでしょうか?とにかく、下巻が楽しみです!!
及川恭子・・!!こえー!!これって世間がイメージするふつうの主婦なの?!こんなに保守的なの!?保守的すぎて、「こういう人って精神病みやすいよ~」と勝手に心配している。
「邪魔」とはどんな意味があるのか、考えながら読みはじめた私。ところどころストーリーに「邪魔」という言葉が入ってきて、何と何がつながるのかわからないままビュンビュン進むスピード感に圧倒されました。奥田さんの小説はディテールがはっきりと描かれているので、面倒な部分もありますが私は大好きです。本当にすぐ隣にいるような、そんな描き方です。この人たち、どこに向かっているんだっ!!
少しずついろんな人の日常に「邪魔」が入って歯車が狂い、それぞれの事件が繋がり絡み始めたとき、どの方向に転がっていくのかわからなくて、引き込まれて、そわそわして、それが読んでて楽しい。描写が細かくて、他人の私生活をのぞき見してるみたい。一番身近にいる人に一度でも不信感を抱いてしまったら止められなくてとても苦しいだろうな。
なんか上巻はネタを振りまいて、色んな怪しい場面を作っていってる感じ。別作品の最悪より最悪っぽそうな内容な気がする。及川旦那と嫁と九野はどこに向かっていくんやろうか。何かいいラストが見えてこんのやけど、とりあえずは上巻はそわそわする感じで終わってる。下巻が楽しみやが、なんか陰のある作品やな。
久しぶりの奥田小説。ぐいぐいと引き込まれて一気に読み終わりました。匂わせるだけ匂わせて、結局のところ上巻では先が読めなかったです。その分、下巻が楽しみでしょうがありません。
前半は登場人物それぞれをじっくりと描いており、だんだんと繋がりつつある様子から目を離せなくなります。とにかく続きがきになる。奥田マジック恐るべし!
様々な世代、様々な立場の人間が事件を起こし、或いは巻き込まれ、個々の事件が一つ一つ繋がり始めた時、負の螺旋は止まる所を知らない大渦へと変わろうとしている。錯綜する個人や組織の思惑のぶつかり合いは、今後どういった展開を取るのか、下巻が楽しみです。
大好きな作家さん!ホントにはずれがない。一人一人の人物に対して、設定やその人物の性格や考えなどが事細かく書かれており、登場人物全員に感情移入してしまう。読む手が止まらなかった。
奥田さんの文章はすごいと思う。笑わせたり、ハラハラさせたり、不安にさせたり。この作品も面白い!何が、誰が、邪魔なのか?単純そうにみえて手強そうな予感。下巻読みます!
邪魔の
%
感想・レビュー:162件










































