深紅 (講談社文庫)

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深紅の感想・レビュー(601)

一家惨殺事件の生き残りで当時小学生だった少女、奏子。のちに加害者の一人娘の存在を知り、彼女に近づこうとする……。とにかく冒頭の、修学旅行の夜を楽しむ奏子が家族に起きた悲劇に引き寄せられる道のり、それに続いて被告人である都築による上申書の中で描かれる事件の詳細とそのおぞましさに、一気に物語に引き込まれた。台詞の陳腐さにたまにガクっとするものの、二人の少女が出会うまでそして出会ってからも、物語全体に張りつめるような緊張感が最後まで続くのが凄い。面白かったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/14

とても面白かったです。特に前半。本当に感情移入しやすい巧みな文章。引き込まれました。

犯罪被害者と加害者遺族…2人とも自分が生きていていいのかって悩みながら生活してて、その心理描写が本当にリアルだった。はじまりの緊張感に比べると後半は少し拍子抜けな気もしたけど、現実的な結末やったかもとも思う。

被害者の娘と加害者の娘の交流

★★★ 始まりは中々クールでリアル。途中から悲劇にいきそうでイヤミスは勘弁と読み進めると・・・中途半端な印象ながらこれまたリアルか。

何が起こったのかと冒頭から惹き付けられる。架空の話と分かっていても、描写力がしっかりしてるので暫しその話の世界に没頭する。濃い内容でこういうのが良く書けるなと作品としての完成度を感じる。この作家の作品を読んだ後はいつも何かを考えさせられる。余韻が残るというのか人間の持つ奥深い心情を引き出される感じ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/14

終わり方の印象があまりになくて再読。最初の展開はぐいぐい引き込まれた。それに引き替え、最終章はふんわり終わっていて、読み終えても思い出せないくらい(笑)衝撃的な前半とは反対の終わり方、それがいいのかな。。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(1) - 01/11
reha-hiro
読むの早いですね(゜o゜)速読ですよ
ナイス!ナイス! - 01/11 19:30


無惨に顔面を潰された家族4人の遺体…奏子は、唯一の生き残りとなった…「被害者家族の遺族」…心に「闇」を抱える少女…もう1人は…犯人の娘、未歩…「殺人犯の娘」…彼女もまた心に「闇」を抱えることになった…事件を境に交わることの無い人生を歩むはずだった2人が出会った時…そこに待ち受ける「運命」とは?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/09

読み始めは面白く、犯人の上申書のリアルさにぐいぐい引き込まれて読み進めたけれど、一転加害者と被害者の娘が出会うころから青春小説ぽくなり、途中で犯罪を思いついたあたりは少し安っぽい犯罪小説風になったのが残念。登場人物は、男性が描く20歳の女の子という感じで、あまり共感できなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/08

圧倒された。奏子と都築の目線で語られる事件は、一気に読みたくて仕方なかった。ふんわり終わったのに救われた。

野沢尚氏の小説を読むのは、「リミット」に次いで2冊目。この方の作品は、登場人物の心の動きの表現が兎に角凄い。自分の胸にぐいぐい迫ってくる。ラストがあっさりで少々拍子抜けだったが、冒頭の事件以上に衝撃的なことが起きてもおかしいし、これでいいんだと思った。野沢氏の新しい作品を読むことが叶わないのは残念だが、出版されている作品は全部読みたいと考えている

表現がうまいのか、引き込まれる。 被害者遺族、加害者遺族の心の闇の表現がすごい
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/23

現実の事件を題材として、フィクションとはいえ、ここまで被害者遺族や加害者の家族に焦点を当てた作品、しかもこういった内容の作品を描いた作者の勇気には素直に感服します。ただ正直に言って、ありがちな内容だしラストもいまいちパッとしない。比べるものではないかもしれないが、東野圭吾の『手紙』の方が上かな
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(2) - 11/20
えみりー
夜分遅く失礼します。 「手紙」は加害者家族にほんと感情移入してしまいますよね…。映画も素晴らしかったです。 「真紅」の方は、やっぱり2章までの被害者、加害者それぞれの心情にぐいぐい引き込まれて、かなり凹みました(笑)
ナイス!ナイス! - 12/09 00:34

コツ
コメントありがとうございます。『手紙』を読んだのはずいぶん昔ですが、とても印象に残る作品だったので、それと比較してしまう内容だったので、「なんだ、そんな終わり方か…」と思ってしまいましたね。
ナイス!ナイス! - 12/11 05:15


被害者の娘と加害者の娘。どちらの傷も大きく重た過ぎる。加害者の娘に殺人を犯させようとした被害者の娘の気持ちも何となくわかる。最後は罪を増やす事無く気持ちが解放されて良かったのではないかと思った。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/09

☆4
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/03

自分以外の家族4人がハンマーで顔を叩き潰され虐殺された。数年後、加害者の娘が自分と同じ歳と知り近づいていく。被害者遺族と加害者遺族。2つの憎悪が化学反応を起こしていった先は、温かな読後感。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/01

S
被害者家族と加害者家族、それぞれの傷。心から分かり合うことは決して出来ない。苦しい。

一家四人殺しのただ一人の遺族である女性と、死刑囚の加害者の娘とのやり取りを描いた小説。そのような方法の復讐に向かうのは予想外だったが、ラストにはそれぞれ成長した二人が。結局身元を明かさないまま別れるラストにはじんわりしたが…あえてそうしているんだろうが、話し合ってぶつかり合って相容れないはずの二人が友情を築く展開を期待していた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/20

被害者と加害者それぞれの娘の交流の話。距離感がよかった。オチをあのタイミングに持って行ったのは絶妙だった!

惨殺事件の生き残りと加害者の子供が時を経て出会う。 黒い芯と溜まっていく悪意、そしてその決壊が圧倒的に読者に迫ってくる。 意外な伏線の展開から吐露された感情は、私にも真理と思えた。ラストと共に鮮烈な印象が残る、傑作である。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/05

一家惨殺事件の生き残りの娘と、その犯人の娘。憎しみ合ったり、もっとドロドロな展開になるかと思ったからちょっと拍子抜けしたが、全体的にはおもしろかった。ラストはちょっと中途半端に感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/03

映画を借りて見てたんだけど、初めて読書。 引き込まれて・・あっという間に読み終わってしまったが。。。 最後の最後はあっけなかった気がするなぁ。。

最初は緊張感あり物語に引きずりこまれて、一体どんな話になるのかと思っていたが、なんとなく青春ドラマのようなテイストになり、最後アリバイ作りになってからは、先々の破綻も予想でき、まったく興味が持てなくなった。だが、結末は知りたいので完読。クッキリとしたイメージも残らずにいたが、最後の解説を読んで納得してしまった。解説って、大切なのだということを知った。

魔笛を読んで面白かったので、二冊目として読みました。うーん、いまいちかー、、、

一晩で読んだ。吉川英冶賞の時の評価は「前半に比べ後半が弱い」だったらしいけど、逆に後半が強すぎるというか、前半のシリアスさに比べて後半がドラマチックすぎる。好きな高橋克彦が大絶賛してたから買ったんだが、期待はずれ。一気に読んだから面白かったんだけど。「被害者家族と加害者家族」というテーマではつい昨日「風紋」を読んだところだったから、あれに比べるとやっぱりイマイチ。

いつお互いの素性を打ち明けるのだろうとドキドキしながら読み進めたが、結局何も起こらず、ちょっと肩透かしをくらった。「加害者は法律によって裁かれ、被害者は社会によって裁かれる」 「甘味とは生きている自分を再発見できる味覚」という言葉が印象に残った。

これが殺人者の娘の休日だ。腹が膨れると眠たくなり、愛する男のぬくもりを横に用意し、四人の死と、死刑判決を受けた父親の存在など簡単に脳裏から追い出し、まどろむ休日だ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/21

あーあの事件か・・・と実際の事件を思い出しながら読んだ。彼女の「隠れ屋」の存在にドッキリ。自分も同じような感覚を持った時期があったから、他人事とは思えず・・・ただ、彼女の場合は生きていくために必要な場所だったんだろうな。だんだん精神の均衡が崩れていくのが感じられて切なかった。経験したことのない人間が言えることなんてないんだな・・と無力感。やっぱり野沢さんの文体がワタシに合ってるなぁ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/16

すごいです。裏のあらすじ等で読むかどうか正直迷った作品でしたが、止まらず読みきりました。途中鼻ににつく語り手の部分も、最後きれいに覆されました。それがあったからこそやったんやと思いました。解説でもありましたが、二章が60点なんてあり得ない。逆でしょう。すごかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/14

rei
ミステリ・サスペンスとしては不思議な読後感。家族を殺された生い立ちを持つ娘と、その家族を殺した親を持つ娘が、その後をどう生き、どう関係していくのかが緊張感のある心理描写の中で進行します。 一瞬の報道でも、当事者たちには膨大な時間が続いているのを想像できる貴重な物語です。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/12

殺人事件は事件の表面だけが見られがちだけど、残された遺族や加害者の家族のその後の生活などを含んだものが殺人事件なんだと思う。だから、その部分に焦点が当てられていてとても興味深かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/10

心理描写に途中まではかなり引き込まれてしまった。しかし最後の部分で消化不良感が残る・・・残念。野沢さんの作品が好きだけに、もう少し!!を期待してしまった

すべてが弱いね。人間ドラマとしてもミステリーとしてもどうなんだろう? 全てが中途半端。 2011-66 ☆

家族惨殺事件で唯一生き残った少女。思春期を過ぎて、でも大人にもなりきれていない。感情にコントロールがきかない、そんな被害者が考え抜いた、加害者家族(同性・同年齢)への復讐劇。そして「自分探し」を完結させたいがために企てた復讐。残酷であり、甘酸っぱくもある、とても切ない作品でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/16

序盤はイマイチ、中盤から盛り上がってくるパターンが多い中、この作品は序盤から終盤まで、バランスもよくスムーズに読めた。だだ、サブキャラ達の存在感が余りにも希薄なこと。未歩が明良に対して殺意を抱くくだりが、流産の件を踏まえても余りにも強引すぎる感があったこと。そして最後の場面の中途半端さが残念。被害者と加害者、それぞれの心理描写や苦痛などはよく書けていたと思う。ですが全体的に今ひとつ・・・
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/10

犯罪を取り巻く社会問題に鋭く切れ込んだ素晴らしい作品も、被害者の遺族や加害者の家族を扱った作品は多く、読み慣れた感は否めない。奏子は感情の起伏が激しすぎて、復讐を果たしたいのか、自分を慰めたいのか、最後まで理解に苦しんだ。そこがいい作品だとは思うが。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/26

主人公である被害者の娘がひねくれすぎていて…。上手いなと思ったのは被害者も決して善人ではなく恨まれる理由があったこと。これが全くの善人ならまた話が違ってきたのでは?と思う
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/20

被害者の立場から描かれた小説は多い中、加害者をとりまく人々の辛い心理描写が丁寧に描かれた作品
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/17

設定がすごい。おもしろかった。悪いのは、元々は被害者でしたね。でも、その後に残された人々にとっては辛い。いやぁ~おもしろかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/05

改めて、事件の被害者は加害者家族も被害者なんだなあと・・・・。被害者家族も加害者家族も深い傷を負い、その傷はなかなか癒えずさらに不幸を呼ぶ結果に・・・・。そのギリギリのラインで、最悪の結果にはならずによかった。希望が持てるラストでなにより!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/02

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深紅の 評価:36 感想・レビュー:109
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