ローズガーデン (講談社文庫)
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ローズガーデンの感想・レビュー(283)
★★★☆☆ 短編集は、基本あまり好きではないが、これは結構良かった。義父との関係、SMクラブなどダークな世界の話 好きです。
「ローズガーデン」は主人公ミロがあまりにカッコ良過ぎて物語りに入っていけなかった。高校生の頃、俺の周りにはあんなに醒めていて、自分に忠実な奴はまるでいなかった。みんなもっと周りを気にしていたように思う。そんなミロが成人し、探偵になってからの話のほうが現実的で親近感が沸くな。もちろん大人になってからだってミロは十分にカッコいい。高校の頃ほどは自分に自信を持てなくなっているのだけど、それでも傷つきながらでも自分に忠実なのだよね。怖いものがないわけではないのだけど、怖いものに立ち向かっていく。カッコいい。
裏表紙の作品紹介を読んで、ミロのキャラクターをもっと放埓な感じかと想像したけれど、思いがけずそうはなかった…。ミロの視点から描かれた3作は、ゲイバーやSMクラブなど、その舞台や設定こそきわどさがあるけれど、ミロの語り口は常識的で生真面目で、冷静な印象を受けた。「独りにしないで」の、女性さえ目を離せないくらい美しい、有美の描写が清々しいほど印象に残った。
「ローズガーデン」と「独りにしないで」が特に良かった。博夫とミロは互いにかけがえのない存在であったにもかかわらず、そのバランスの崩壊はとてもあっけない。「独りにしないで」は、話の捻り方が秀逸。桐野夏生は人間の「裏」を描くのがとてもうまい。
「客は私を見て、女の人で良かった、と呟いた。女とは思わなかったと席を蹴られたことは何度もある。探偵としての私は、32歳の女というだけで圧倒的に不利だ」・ローズガーデン・漂う魂・独りにしないで・愛のトンネル:パターン外しの夫視点の表題作がシリーズのムードもキャラ立ちも既存のストーリーさえ否定したような傑作。通常の語り手の”私”ミロには虚言癖があると”俺”は語る。ジェンダーものは変態ものになる必然があるが、ロリコンがババコンになる希望も提示した傑作。正常性欲はジェンダーに影響されてる、コメント欄に続く
ミロと博夫はどうなったのか?そこを最後にちょっとでも読みたかったかな・・・。ミロのたくましさは好きだけど~、2編目以降は話が面白くてどんどん読めたけど~、ミロからは博夫のひの字も出ないんだな・・・?
微妙。何を描き出そうとしていたのか分からなかった。謎解き小説といった感じか。舞台が夜の新宿なのは面白いが、いまいち盛り上がりに欠けていたように思える。主人公の妻と夫の設定は面白かったので、その2人の話が第1章でしか描かれないのは残念だった。第2章以降でももう少し記述があるとよかった。
ミロシリーズを順番に読破。ミロのカッコ悪さを人間臭さがあって良いと好意的に解釈しないと次作に進めないような気がした。みんな不完全な人間なのさ。まともなのはトモさんだけのような。
ミロシリーズを2作読んでから読む。表題作を読んでミロと父のイメージががらりと変わってしまいかなり戸惑った。「ローズガーデン」だけシリーズから浮き上がっているように思うが、シリーズ全部読むとそうじゃなくなるのかな。あとは探偵ものの短編3つ、普通に面白い。トモさんとの関係に説明がなく、これだけ読んだ人にはこの二人の微妙さは伝わらないのでは。
村野ミロシリーズの短編集。面白いけど他のを読んでからのがよかったのかもって思った。桐野さんの本に出てくる女の人は毒があるんだよね...
表題作がミロの義父との倒錯の親子ゲームの話を聞いて高校時代のミロの虜になった夫との関係を描いて強烈。他の3編は短編ながらもストーリーが面白く展開も早くサスペス感もあっていい。
ダークを読む前にやはり、生前の夫とミロの出会い、ミロの過去を読むべきですね。ローズガーデン以外は、ミロの短編集みたいな話が載っています。軽く読むのに適しているかも。
★3 他のミロシリーズを先に読んだほうがこの短編集が生きてくるのか?乃南アサの音道刑事シリーズのように。表題作のローズガーデンは桐野夏生らしい官能的な話。
『ミロ』シリーズの短編集。村野ミロが探偵としてスキルアップしていく途中経過を描いた感じ。その中でも表題作『ローズガーデン』は書き下ろしだけあってちょっと異色。主人公はミロではなく夫の博夫。『顔に降りかかる雨』でこの夫婦に何があったのか興味が湧いた方は御一読。やはりダークです。
表題作のミロがなんだか「顔に降りかかる雨」等とイメージ違いすぎるのですが?後づけ設定に無理がある気がしてなりません。その他の短編は平々凡々なお話ばかりですが、ミロ物としてとても楽しく読む事が出来ました。★★★☆☆
ローズガーデンの
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