メドゥサ、鏡をごらん (講談社文庫)
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メドゥサ、鏡をごらんの感想・レビュー(259)
何と読み辛いフォントの本だと思いながら読み出しましたが、すでに罠だったわけですね。そんな事があるのかと思いつつ読み進むと不気味な結末に落とされてしまいました。実際には見てないのに、白く濁った目がまだ残像で頭の奥に浮かび上がってます。忘れるから、誰にも言わないから、出てこないでね。。
これは・・・すごいな。とにかく文章に引き込まれる。もつれっぱなしの井上夢人だけあって、男女の会話がものすごくうまい。やめどきがわからずどんどん読んでいくと、じわりじわりと罠に向かって進んでいくことになる。気がついたときには世界は崩壊し、発狂しそうになる。ものすごく怖い本である。例えるなら、メビウスの輪。表裏のない幾何学図形。たどっていくといつのまにか表が裏になって・・・。
私にとっては、子どもの頃に触れた某ネコ型ロボットのマンガに出てくるイメージが鮮烈で、ついつい気になる存在のメデューサ。読み手のそれぞれに、それぞれの恐怖と禁忌のイメージを思い起こさせる稀有な存在ではないでしょうか。そのメデューサに「鏡をごらん」とはどういうこと!?と、ずっと気になるタイトルでした。一気に読んでモヤっとしましたが、見たらダメな存在に自ら手を出したんだから当然かな。そう思わされる不思議なパワーの作品でした。
幽霊の正体みたり枯尾花、という展開に思えて戦慄しつつ読んでみたが、ラストは反則だなと思った。ミステリを期待して読むと怒るかも。サスペンスとしては非常に恐かった。著者の意図が読み手のカタルシスを妨げる、のがテーマなら成功している。
途中までは本当に面白かった。こんなにワクワクしながら読んだ本は久しぶり。ページをめくる手が止まらなかった。ラストで「はぁ?!」呆然&ガッカリ。 こういう終わり方が好きな人もいるだろうけど、自分的には納得できなかった。オチが思いつかなかったのか??
パニックに陥る主人公の心境にドキドキしながら一気読み。ただこの手の展開はありがちなので、何となく予想できてしまったのが残念。フォントの違いもあからさますぎたよ。
他のコメントを読んだら終盤のあたりの評判が悪いけど、私もです。結局主人公はどうなったの?呪うなら村の関係ある人から呪えばいいのに(呪ってるけど知ってて呪われてない人もいるよね?)・・・などなど腑に落ちない点がたくさん。ミステリータッチで書いてるから何らかのオチや解決を求めて読んでしまったのがいけないんだろう。単に怖がるためのホラーと思って読んでおけばここまでの落胆はないかも。
僕は唾を呑んだ。何度だったかわからない。世界観に惹きつけられ、唾を呑んだ。ただ最後まで盛り上げておいて最後の最後で急にしぼんでしまった感じが否めない。気持ちのやり場がみつからなかった。あとこれ、ジャンルはなんですか? ホラー?
世界観に引き込まれ、一気に読んでしまったが…これは私が思ってる通りの結末でいいのだろうか…?と、なんとも不思議な読後感。途中から頭がこんがらがってきて、最後はさらにこんがらがる。今まで読んだことのないジャンルの話だった。いや、しかし面白かった。このもやもやした不思議な読後感はクセになりそう。
世界観に入り込んでただけに、終盤の尻すぼみ加減に残念さを覚えた。あとがきでもあるように、これはいったい何のジャンルなのか?そう思わされた。推理ものと思って読んでただけにいい意味で期待裏切られたなと。そこはさすが。あと菜名子のキャラがどうにも好かんかった。
面白かったです。推理小説の主人公がホラーの世界に紛れ込んだという感じ。主人公が不可解な現象を論理的に説明しようと奮闘するも、最終的に為す術なく怪奇に屈してしまうというような点が、ホラー作品において大切な“どうしようもない感”を強めているんだと思います。推理小説をよく読む人にとっては特に。ホラー作品にはなかなかないようなトリックの使い方も魅力的でした。
当初は、ホラーに落ちるのか、SFに落ちるのか、展開が読めなくて、なにやら鈴木光司の〈リング〉を読んだ時のように不穏な感じだったけれど(笑)、ラストに至っては、やはり貞子的怨念ものの(笑)ホラー落ちといったところでしょうか? なかなか複雑な仕掛けで、読んでいてワクワク感はあるけれど、ちょっとすっきりしない感じもあった。
「メドゥサを見た」と遺して自分を石造にして自殺した作家、藤井陽造。その娘の婚約者である主人公はメドゥサとは何なのか、何故自殺したのか遺されたノートを基に謎を知ろうとするが――。人間の恐ろしさ、禁忌、不条理なものへの恐怖などが楽しめる作品です。先が気になる展開で序盤から中盤にかけて特に面白く、惹き込まれたのですが、終盤は失速気味。曖昧な部分や明かされない謎があるため、少し疑問の残ってしまった読後感でした。賛否両論なのも納得なラストです。ミステリのような文体ですが、ホラーだと思って読んだ方が楽しめると思います
★3.3 これってありなんですかね!!感想を書く=ネタばれ!となりそうなので。。。初めの予想を裏切る展開で、最後は寒気がしてきます。ただ、わけがわからなくなる展開にもかかわらづ、先が気になってどんどんと読ませてしまう作者の力に圧倒されました。井上さん天才ですな。
一つの結末であることは理解できる。最後まで謎が解明されるワクワク感や怖さはあったのだが、中途半端になった。消化不良といってもいいかもしれない。この結末から新たな物語が紡がれて欲しいと思ってしまう。ホラーにミステリー要素を加えた作品なのだが、それならホラーの部分でせめて欲しかったな。日常の雰囲気から推理物だと思ってしまったので。ともあれ、面白い作品であることには変わりない。
賛否両論あるラストですが、個人的には最後までドキドキしながら読むことが出来ました。私はこのラストは有りだと思いました。ホラーに理屈うんぬんを考えるとつまらなくなってしまうので。
とりあえず最終的にホラーのジャンルで良いですよね。今、三作目だけど、入れ子構造が好きな作家だなぁ…
再読。ホラーなのか、心理トリックなのか。物語の中にもう2つくらい物語が入っていて物語はエンドレスでくるくる回転木馬のように回転を続けてきれいにまとまらない分、怖いホラーになる
ミステリーというよりホラーテイスト。事件の真相を(ミステリーの観点から)スパッと解決!というわけではないから、読後、おいてけぼりの印象を持つひともいるだろうけれど、私はこれでも楽しめた。時間軸が行ったり来たりするので、主人公といっしょに酔いそうな心持ちにもなれた。ただ、ミステリー、ホラー、どっち付かずなので、とちらかに突き詰めたらもっとおもしろかったかも。暇なときに読むにはとても好都合な作品。
世界観に入りやすくサクサク読めたけど、どうも物語としての結末は中途半端。トリックも、「あ!」って間抜けながらに驚いたけど、微妙なストーリーでした。
メドゥサ、鏡をごらんの
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感想・レビュー:67件














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