雪が降る (講談社文庫)
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雪が降るの感想・レビュー(270)
新規購入ではなく、積読状態だったもの。 2012/2/15〜2/16 藤原伊織氏の短編集。「台風」、「雪が降る」、「銀の塩」、「トマト」、「紅の樹」、「ダリアの夏」の六編。何かを背負った男達の意地、諦め、悔恨などなどが藤原氏独特の文体で綴られていく。お気に入りは「紅の樹」か。 亡くなられた作家の作品は、読んでしまうと残り少なくなってしまうので、手に取るのを躊躇してしまうが、やっぱり読みたいよなあ。
「雪が降る」は本当に本当に切なくて、でもそれを全て受け止めて淡々と仕事をして、さらに成果も出しているなんてすごすぎる。そしてライバルの本部長も。まさしく「かっこいいとはこういうことさ」を地でいってる。藤原作品、大好き!
なるほどこれがハードボイルドか。ナルシストとはまた違うのね。人生コースアウトのおっさんばかりなのに非常に格好よい!!いおりんはまりそうな予感。ビリヤードを知らないと見せかけて実は玉突き屋の息子とか、三流デパートのバイトだけど野球がプロ並みとか、なにかジャンプのバトル漫画に通ずる盛り上がりを感じる。
【※長文※】「藤原伊織は実に良い」。改めてそう実感した、上質な、見事に上質な短編集。彼の作品を読むのはまだ二作目だが、以前読んだ『テロリストのパラソル』よりも、こちらの方がもっと好きかもしれない。/私が何故この作家の作品を好むのかというと、会話が鮮やかすぎるからだ。出てくる人出てくる人、皆それぞれに味がある。老若男女問わず、とにかく人間が魅力的なのだ。おまけに女性がみんな気丈でサッパリしており、気っ風が良い。ウジウジめそめそした(続コメ欄)
久しぶりに藤原伊織を読んだ。短編集なので、長編と比べると物足りなさはあるのだけれど、逆にストーリーのシンプルさから心に残るものは大きかったと思う。基本的にハッピーエンドは無いのだけれど、心が温かくなるような話ばかり。雪の降る前に読んでしまった。また雪が降るころ読み返したい。
私にとって特別な作家さん。この本はもう10年は私の手元にあります。悲しくて、理不尽で、狂ってる。だけど、どの物語も読了後は温かくなれます。研ぎ澄まされた文がすうっと入ってきます。
短編集。「台風」悲しい話。でも、最後の二行が救い。人が生きていく'強さ'とは?「雪が降る」いい物語だ。心が暖かくなり、眼頭も熱くなる。若くして死んだ親友を思い出した。「銀の塩」『テロリストのパラソル』の主人公が登場。「トマト」人魚から人間になった。食べたかったものはトマト。野菜か果物かはっきりしない半端なものは人魚の世界には存在しないらしい。「紅の樹」唐獅子牡丹の高倉健と富士純子を思い出した。「ダリアの夏」暖かい話。他人には判らない夫婦のお話。
初「イオリン」。ビリヤードをめぐる人生の後悔、台風の中を背筋を伸ばして歩く強い人間。かつての三角関係とリバー・フェニックスと雪の日、友人が締めるネクタイ。バングラデシュの銀の星、バーで丸ごとトマトを食べる人魚、樹の名前も知らずに育った元ヤクザの青年、ダリアを打つ少年とその停滞した家族。何だろう、不倫の話とか、元ヤクザが未亡人を助ける話とか、まとめてしまうとどこかで聞いたものみたいだけど、読んでいるととても新鮮で惹き込まれる。登場人物がとても良くて、その描写が上手いからなんだろうなぁ。他の作品も読みます。
『テロリストのパラソル』が面白かったので。男クサイ短編集だけど一つ一つの話が濃い。台風・雪が降るがなお良かった。もう新作が読めないのはとても残念。
イオリンはすごい。魅了的な女性と素敵な子供の描写にやられてしまう。ストーリーの良さに泣けてしまう。残念ながら一通り読んでしまった。次回は五年後に再読しましょうか。
うーーん、「テロリストのパラソル」があまりに良かったのでちょっとがっかり、かな。「雪が降る」の女性など女の私から見るととても子供っぽくて未成熟な感じだけど、男はそういう女性の無邪気さが可愛くて好きなんだろうな。「台風」はとても良かったですね。
静と動を書くのがすごく上手いと思う。遺書になったラブレターがとにかく素敵。ロマンティックなのに足が地についているセリフの数々に感動しました
病院の待ち時間を利用して読む一冊にしていたので、読み終えるまでに随分と時間が掛かってしまった。格好良いなあ。その一言に尽きます。思えば夏の頃から読んでいた訳ですが、「ダリアの夏」の最後、『今年の夏の仕事が終わったな』と孝志が思った所で、私も漸く読み終えたのだなと少し感動した。どこか駄目なオッサンは萌えだ!と主張して、それが理解して貰える一冊だと思う。
文庫フリーク@灯れ松明の火
はじめまして。僭越ですが『てのひらの闇』おすすめさせて下さい。主人公は広告マンですが〔紅の樹〕を深く、長くした感じです。未読でしたら駄目なおっさん萌え、さらに進行確実かと。
ナイス!
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01/12 19:36
はじめまして。僭越ですが『てのひらの闇』おすすめさせて下さい。主人公は広告マンですが〔紅の樹〕を深く、長くした感じです。未読でしたら駄目なおっさん萌え、さらに進行確実かと。
ナイス!
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01/12 19:36
いいなぁ。男女の物語でさえ、ハードボイルドテイストで。バカくさい遠まわしなセリフがなくて、キレの良さとセンスの良さで、テンポ良く読み進められる。
みなさん、それぞれの話が良かったと評されていますが私は「雪が降る」のみが良かったです。元々短編集が苦手なので引き込まれるまでいかないんですよね。
おもしろかったです。短編集なんだけどどのキャラクターもそれぞれ魅力的でした。ハードボイルドでロマンチック、ステキです(笑)。ただ1話目のみ主人公が主役というより傍観者の役割で、ちょっと消化不良だったかな。★★★
文庫フリーク@灯れ松明の火
ご無沙汰してます。『ダックスフントのワープ』はお読みでしたっけ?私、読んだとき、あぁ、こういう文章・描写が基礎に有るから、藤原伊織さんはハードボイルドが光るんだなぁ・・と変な感心してしまいました(笑)
ナイス!
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07/01 18:29
ご無沙汰してます。『ダックスフントのワープ』はお読みでしたっけ?私、読んだとき、あぁ、こういう文章・描写が基礎に有るから、藤原伊織さんはハードボイルドが光るんだなぁ・・と変な感心してしまいました(笑)
ナイス!
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07/01 18:29
お気に入りは「台風」「雪が降る」。 原「てのひらの闇」ともいえる「紅の樹」があるのを見ると、他の短編の長編化を見たかった気もする。 詩的な作品。 傑作。
短編集。どこからこんなにアイディアが浮かんでくるのか。人物描写が細かくって、引き込まれます。単純に、面白かったです。たまぁに、胸をえぐられるような感じあり。私だけかもしれません。
短編集ですが、いやっかっこいいっ!ハードボイルドで、それぞれの主人公に凛とした芯があって。主役がみなストレートで、むっちゃほれぼれします。
弱さがあってこそ「かっこいい」が完成されるんだーって思った。どのお話もすきだけれど、特に『紅の樹』がお気に入り。いおりーんっ!!!
カッコイイ男(一般的な意味でなく、筋が通ったというか、任侠的な、というか)といい女しか出てこない短編集。著者の世界に惹き込まれます。
ダメな雰囲気があるのに、どこか一本芯が通ってるストイックな男の描写がうまい。少しクサイくらいのセリフや展開、著者は結構なロマンチストだったのかなぁ。
伊織さんの本に出てくる男は、みんなかっこいい。ハードボイルドでロックで、でも少し弱くて、真がある。今回も、いい男がたくさん出てきた。「雪が降る」が特に好きだった。どっちの男も最高。
雪が降るの
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感想・レビュー:57件








































