ロシアは今日も荒れ模様 (講談社文庫)
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ロシアは今日も荒れ模様の感想・レビュー(219)
私はロシアについて形容する時よく「おそロシア」と言うが、本書で描かれているのはむしろ「おもロシア」な原風景。学校の勉強やメディアの情報を通してしかロシアを知らない方にとっては本書の内容はにわかに信じがたいかもしれない。切っても切れないロシア人とウォトカの関係やエリツィンが支持されゴルバチョフが嫌われ者である原因から見え隠れするメンタリティー・・・確かに物騒な国だがロシアほど面白い国は他にない!南国にはない屈折した面白さがツボ。☆☆☆
米原さんとロシアとの出会いは、偶然には思えない。彼女がイタリアに育ていたら、ここまで深みのある人間になりえただろうか。 いつの日か、また読みたい一冊。
米原節炸裂!ゴルビーからエリツィンあたりの時代を生き生きと描き出している部分が面白い。この本とは関係ないけど、米原万里さん橋本龍太郎に押し倒されそうになったとか。エリツィンにもかなり気に入られてたみたいだし、魅力的な女性なんだろなぁ
おもしろ過ぎるロシア。冒頭のVODKAを巡るロシア人の考え方から、ソ連崩壊後のロシア社会の混乱など少し前の時代のロシアが描かれていてめちゃくちゃ面白い。意外にロシア人は今も変わっていないとは思うが。
深刻な事態を、軽妙な文体を通して笑い話に変えてしまう。でも、笑い話だからといって皮相的になるわけでもない。その姿勢に敬服しつつ、楽しく読めた。
中三ぐらいの時にはまっていた。こんな面白い作家がいるのか、こんな大きな人間になりたい、と。今になってたまたま下北沢の古書店で売られていたのを見て、昔のことを思い出し買ったのだが、やはり米原さんは素晴らしい。快調に読める面白可笑しさがあり、深い面白さもある。読みだすと止まらない。今から思うとかなり若い時にこの人の本に出会えたのは本当に良かった。また機を見て他の作品も読み返していきたい。本当に早世されたことが悔やまれる。
相撲ファンが居たりするように隣国ロシアでは日本への関心は高いが語学が障害らしい。TMI事故で現職カーターが落選し(草の根レーガン当選)チェルノブイリがソ連崩壊を招いたとすると(著者は翌年2月のゴルバチョフの「核廃絶」の3時間20分の演説を同時通訳してヘトヘトになったと言う)福島一は日本にどのような没落をもたらすのであろうか。’80年代には日本の住宅事情もまだ悪かったようで個人的に自宅に招くと要求金額を「二桁下げてくれた」には笑わされる。表紙の南伸坊のマトリョーシカの絵が重層的内面を象徴しているような。
ちょっと古い本ではあるけれど、ロシア人の性質に関する話がとても面白かった。特にお酒についてが多かったが、諺など多く引用されていて楽しい。高校で習ったぐらいしか印象がなかったエリツィンやゴルバチョフもいくらか身近に感じた。
面白かったけどもう10年以上前の本だし、最近のロシアの話も読んでみたいなーと思ったら作者の方は亡くなっていたのね…残念……。お酒の小咄とかゴルバチョフ、エリツィンの話が笑えた。わたしはもう少しお政治を勉強しないといかんなぁ。
たまたま手に取った一冊でしたが、米原氏の軽快な言葉遣いと聡明な頭脳、さっぱりとした性格に著者のファンになりました。既に亡くなってるとのことで非常に残念。
通訳の目から見たエリツィンやゴルバチョフなど筆者にしか知ることのできないロシアの大物たちの素顔が見られて興味深い。全体的に毒がありつつもロシアへの愛を感じます。世界的チェロ奏者のロストロポービッチの相撲好き、トロ好きな素顔はたまらない親しみを感じさせます。しかし本当に貴重な視点をもった人なだけに若くしてなくなられたのが残念。
米原さんの鋭い洞察力とユーモア溢れる文章が絶品。かつ、ロシアやロシア人についてはじめて知ることばかりで読むのが止まらないほどの面白さ。ゴルバチョフやエリツィンの話しはかなり貴重。古さを感じないので、政治家やロシア人と仕事をする人は参考になると思う。
この本を読むと、いかに自分がロシアやロシア人について知らないか思い知る。やっぱりロシアを始め旧東側諸国の事は、西側の国と比べると圧倒的に情報が少ない(自分は)。そういう意味でも貴重な本だと思う。学者が書く本ではなく、生の体験を通して書かれてるから面白いし読みやすい。
再読。ペリメニ美味しそう。溶かしバターとサワークリームをつけるって、餃子に酢醤油をつけるのと同系列の食べ方ですね。塩味と酸味の組み合わせ。
米原さんは本当に通訳だったんだなぁ・・・ってそりゃそうなんですが。優れた目を持った人のフィルターを通すとよくわからない国も魅力的に見えてきます。
冷戦の落とし子である現在の日本にとって、正直あまりいいイメージのない国ではあるが(まあそれ自体は仕方ないと思う)、なんというんだろう、思ったよりもトップがフランクで思ったよりもさらに国民が飲んべぇで、人が良すぎて甲斐性がないのよ! と近隣国の女性に絶叫されるような国民性をお持ちだった。この著者さんはエリツィンやゴルバチョフなんかの翻訳をする「史上最強」とまで言われたロシア語翻訳者で、まあ、内容は内幕とも言えるんだと思うんだけれども。とりあえずまあ、ロシア第1冊、という辺りにすごくおススメ。
この方の絶妙な語り口で飲んで飲んで飲み倒すような ロシアののん兵衛が これでもかとロシア小話と共に出てきます もちろんゴルバチョフやエリツィンも容赦はしません でもそこには米原万里氏らしい愛情あふれるスパイスが散りばめられています
面白過ぎる!ロシアって得体の知れない国のイメージあったけど、めちゃくちゃに見える中にも単純お人よしでしたたかな人間の生活がある。ロシアへの批判がじゃあ日本はどうなんだ?と思わせるのが米原さんが本当に日本とロシアを愛した人、人間に対する信頼愛を感じる。エリツィン、ゴルバチョフが呆気にとられるほど人間的というかめちゃめちゃで親近感覚えた。国の指導者としては嫌すぎるけど(笑)
前々から気になってた本。予想裏切らず。
*ゴルバチョフやエリツィンのこんなに笑えるようで笑えないエピソードがあったなんて。知らなくて人生損した。
*通訳だけでなく機知機転に富んだ著者のスペックの高さにニヤリ。
*ロシアはまだ近くて遠い国だけど、心惹かれはじめてるわたし。
ロシアは正直いってあんまり良いイメージが無いけど、米原さんが如何にロシアを愛しているかがとても伝わってきた。ゴルバチョフやエリツインの素顔もなかなか興味深かった。
国家や政治よりも「そこに住む人々」をピックアップして語られた「ロシア」像に惚れた。今日のロシアの雲行きについても米原氏のあの口調で聞いてみたかった。
チェルノブイリ原発のツアーが今現在も行われているけどいまだにウォトカを飲めば大丈夫とまことしやかにいわれているらすぃ。でもロシア人の国民性を本書で見てなっとく。
ロシアが一気に身近になりました。ロシアという國、国民性がかずかずのエピソードで語られて終始興味をもって読めました。ゴルバチョフ、エリツィン他のエピソードが楽しい。
「ロシア」についてのエッセイ集。結構読み応えあります。ロシア人の小噺に噴き出しつつ、その豊富さに感心したり、ソ連崩壊前夜のモスクワを追体験したり、米原さんが通訳という職業を通して接した人々に興味をそそられたり、民族感情に鈍感な日本人に呆れつつ我が身を振り返ったり。読み終わってみれば、ロシア人のことと彼らの文化をちょっと、ではなく、かなり、好きになっている自分がいます。
米原万里、爆笑エッセイ『ガセネッタ&(と)シモネッタ』『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』に続く、私的には第3弾。なるほど、ロシアのあの力の源泉は、こんな所にあったかと、読みながらふむふむとひざを叩く。日本人とは全く違う価値基準で行動しているんだなぁと、改めて恐れ入る。筆者のロシア人に対する深い愛情が随所に滲み出ていて、大笑いしながら読むうちに、いつの間にか私までロシア人のファンになってしまっているのに気づいた。楽しくてためになる1冊。
「要人に頼りにされている私」オーラがカチンとくるものの、まあ通訳さんてすごいレベルの高い仕事だし当然かもなあと思う。でもこの人通訳よか作家の方が向いてるんじゃなかろうか、なんてわたしが心配する必要もないくらい文章で既に飯を食ってます。
ロシアは今日も荒れ模様の
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感想・レビュー:44件














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