悪意 (講談社文庫)
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悪意の感想・レビュー(4024)
加賀恭一郎シリーズ④売れっ子作家の日高が殺され、同級生で児童書作家の野々口が犯人として逮捕される。野々口は日高に脅され彼のゴーストライターをしていたと告白する。野々口の手記と加賀刑事の独白で語られる事件の詳細。真実はどこにあるのか。加賀刑事の教師時代のエピソード&刑事への転職の理由も明らかに。加賀さん、ちょっとだけ先生してたんですね。とっても面白かった。失礼かもしれませんが東野さん、一冊ごとにどんどんお上手になる。次も楽しみ~
これはすごかった! 中盤くらいで事件は解決したんじゃないのかと思い、あとこんなに残ってるのに、どう展開するの?と思ったが、一つの事件でここまで読者を飽きさせることなく、引き込ませるのは圧巻と言える。加賀によって真実が解明されてよかった。あのままじゃ、浮かばれなかった。傑作。
『眠れる森』を飛ばしての加賀シリーズ3作目。いきなりの手記方式でビックリ。シリーズと言っても毎回手法が変わるのが又面白い。今回は野々口さんがワトソン君的な立場か~と思った矢先に今度は加賀の記録へ!?しかも中盤辺りで解決し始めて!?『あれ?今回は短編集なのかな?』と思ったところ今まで描いていたイメージが次々裏切られ…。今回もとても面白くて、ついつい徹夜で一気読みしてしまいました。人は自分で手に入れた(と思ってる)情報についてなかなか疑う事は出来ない事を改めて認識した作品でした。
野々口さんの手記が嘘じゃないかって所は当たったけど、その後は驚かされてばかり。何回どんでん返しすれば気が済むの!?読んでてわくわくした。 書く人によって見方も変わるし、読み手が受ける印象も変わる。記録には魔力がある。
どんでん返しに次ぐどんでん返し! 構成が上手くて、読み進めるたびに登場人物たちの印象がガラリと変わるのが面白い。「悪意」を持っていたのは、誰なのか!?
すごいおもしろかった。何度裏切られたことか!自分も犯人の思惑通りの感情を感じてしまった。そして先入観って怖い。出てくる二人の人物像が、どんどん変わっていき、最終的にはまったく違うものになってしまった。悪意に満ち溢れた作品だった。また、加賀の教師としてのエピソードも悲しい。ただ、刑事としての加賀のイメージとは異なるエピソードで、ちょっと違和感を感じたが。
加賀シリーズの中でも、これは面白い。この話は、普通の刑事物とは違い、犯人はすぐに逮捕されるんだけれども、そこから動機をつめていく点。そこからが面白くなっていく。展開がどんどん変わり、まさか動機までも偽造とは、新たなパターン。動機そのものを暴くのは珍しいのではないか。
犯人探しが1/3ほどで終り、その後は犯人の動機探し、真相へと向かいます。裏の裏をかく意外性は流石。話の進行も犯人の手記、加賀刑事の記録…など視点が変わり、いつから騙されていたのか気付いたときに悔しくなるほど巧妙に展開していきました。「悪意」は自分が今まで出会った本の中でも新しいミステリーの見せ方だと人に勧めるときに添えたいと思います。
加賀シリーズ。犯人が捕まってからが本編。犯人が本当に欲しかったのは。奪いたかったのは。死後も残るものを奪う。死人に口なしとはこの事か。もし、自分の身に起こったらと思うと、まさに強烈なこれ以上ないような「悪意」である。犯人逮捕が事件の解決ではないという、加賀の立ち位置の原点であるかのような作品。この作品で、加賀の捜査信念ともいうべき方向性が確立したのではないだろうか。名作。
手記で書かれていて読みやすかった。『悪意』に迫ることで真相を解明していき、動機は二転三転して複雑で、最後まで楽しめた。
ホワイダニット。読み終えて初めて悪意というタイトルがしっくりきた。普段から手記とかメタ系は一切信用しないで読むけど、それでも最後の伏線回収ラッシュは気持ち良かったなぁ。肝心の動機については複雑だけど…。
まんまとやられました。たった一言で勝手にその人のイメージ像を作り上げてしまい…。してやられた!という感想です。面白かった!
野々口の手記の通りだと思っていたので、展開に驚いた。
野々口は悪い奴だとは思うけど、可哀想な人だとも思う。
東野さんの書物は、相変わらず読みやすい文章でスイスイ読めました。そして、いつもとは違う予想外の展開でした。まさか、名誉づくりの工作をしているとは。しかも、加賀刑事は容疑者と被害者の幼少期まで調べ上げ、真実まで暴く。内容的には以外でしたが、わたしとしては、犯人が分かった時点で面白味が一つ欠け、最後まで興味を持ち続けることができませんでした。
手記をそのまま信じてたら見事にやられました。そんな中でも真実に気づく加賀刑事は凄いです。加賀刑事の教員時代にも触れられ、ようやく何があったのか判明。色々驚かされっぱなしでした。野々口に同情しつつ読んでいたのが、まさかの展開に驚きです。
最近初期作品を読んでいたので、こういうのも書くんだと認識を改めました。読後にもう一度タイトルを読むと、人間ってここまで悪意を持てるのかと考えてしまいます。深い作品でした。
悪意というタイトルの意味を理解するまで、本文に出てくるまで、悪意の正体が一体何なのか全く検討が付きませんでした。一度悪意が提示されてからも、悪意の解明が続きます。加害者の本当の悪意は一体どんなものか、是非途中で諦めずに最後まで読んでみてください。
理詰め、理詰めで相手を追い詰める。加賀さんって、ほんと、執念深いな~。読んでいて、かなり疲れた。世の中って難しく考えるとうまくいかないよね。犯人だって、何かと考えすぎ。それほどまでに人って信用できないかなぁ?後半のいろんな人の語りは宮部みゆきの「模倣犯」の最後の方に似てる気がした。こういうのって苦手。
この本は暗い。そして黒い。読了後はこの本その物が黒い塊になってしまって、多分二度と手に取ることはない気がするね。犯人さんが早々に捕まって、後半半分が動機解明にあてられたからこんななったんかなぁ。まさに悪意のかたまり。それが私には強すぎたようです。でもそれはそれで東野圭吾さんがうまいって事ですよね。ってわけで、次いってみよう。
376ページの100ページを超えたあたりで、犯人が逮捕されます。残りのページは、犯人が明らかにしない動機の解明に充てられます。そして、最後に真実が。。。。東野圭吾って作家は、いろんなチャレンジをしているなぁ と感じさせられます。
犯人は早々に捕まる。というか目次の段階で…。ただ捕まった後の動機の解明がメインテーマだった。捕まることを覚悟して動機だけを隠すというのも凄い覚悟だなと思った。また、先入観は恐ろしいと改めて実感した。記載されているさりげない嘘だけでなく、あえて記載しないことで読み手を誘導するところが…。最後に悪意の意味が明らかになるが、むなしさを覚えつつ、自分にも心当たりがあったりなかったり。あとは、加賀が教師を辞めた経緯も明らかになった。若いというか、刑事の加賀からは考えられない未熟さ(?)と言うべきかな。
犯人は誰だろう…と考える普通のミステリーではなく、それぞれの角度から犯人や動機を考えていく、みたいな感じで、めちゃめちゃ深く、面白かった。読めば読むほど2転3転していき、自分の考えや推理がひっくり返されたりして、ほんと面白かったー。もう一回じっくり読んでみます。
手記から推理を発展させて行く、という形が面白い。告白の章を経て、残りのページでどんな具合に事件をひっくり返すのだろうかとわくわくしながら読んだが、期待を裏切らない結末だった。先入観は危うい事を改めて認識。
悪意。。この言葉からして、歪んだ感情が、からまる内容かな。。と、たやすく想像してましたが。。。登場人物の気持ちは奥が深くて複雑。。それなのに、なぜか。。読んでいて眠くなる本でした。コンタクトしたまま寝落ちを数回。。やっちゃいました。w
ちょっと変わった展開。「人間を描く」。確かに最初の手記で日高のイメージは最悪な人物像だと刷り込まれました。ま、その後の展開にまんまとはめられてた私。犯人の執念深さが怖かった。加賀さんが教師を辞めた理由もわかった。なるほどね。
悪意。読んでて気持ちのいい感じはしないなぁ、加賀さんシリーズ四作目で今まで順番に読んでるが、今回の登場人物たちはあまり魅力的じゃない。
展開がこのように奥深くなっていくとは思わなかった。 東野先生の小説はあまり読んだ事がありませんでしたが、日記から語る辺り、とても面白い作りだったと思います。 流石話題の作家さん(知らぬは私だけか?w) それにしても、悪意というか、「嫉妬」って言うんでしょうかね? 出来れば「嫉妬」は「殺意」に変えず「尊敬」に変えたいですよねぇ・・。
★★★☆☆ 加賀恭一郎シリーズ4作目。犯人は悪意に満ち満ちてました。今回は犯人は早期に捕まります。しかし動機が分からず苦悩する加賀さん、しかも、犯人はわざと偽の手記を加賀さんに渡し惑わす。しかし一つ一つ犯人の動機を解明していくのはやはり凄いと思いました。加賀さんの教師としての過去も描かれていて胸が痛くなりました。余り騙されはしませんでしたし、ちょっと長かったので評価が低めです。
☆☆☆ 犯人逮捕からが長い、真の動機に迫るミステリ。加賀刑事の執念と、野々口のどこまでも手間をかけた周到なしたたかさ。乗せられて面白かったが、盛り上がった割に結末は・・・。もっと衝撃的なものがあるのかと思った。加賀シリーズはあまり読んでない(これが最初かも?)ですが、ストイックな人ですねぇ。いじめ問題は難しいなぁ。でも教職時代の対応は明らかにまずいよな(汗)
後半になるにつれてどんどん面白くなった。最後に犯行の全貌が分かった時の驚き。なる程、だからタイトルが「悪意」なんだ、と。人間ってこわいな…。
amazonによると 2007年に購入済みとのことだった。在庫を調べたけど 見あたらないので処分済み?となると 再読となるのですが・・・犯人捜しではなく、動機探し。(そう言えば うっすら記憶が・・あるような、ないような)今まで読んだ中には出てきていない 加賀の教師時代の経験が解決のヒントになっている。
悪意の
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