ウランバーナの森 (講談社文庫)
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ウランバーナの森の感想・レビュー(470)
ビートルズやジョン・レノンに全く思い入れがない(というかよく知らない)ので、正直初めの方は話に入り込めず苦痛だった。便秘ネタも読んでてあまり気持ちのいいものじゃないし。ジョンが心療内科に通いだしたあたりからやっと「これからどうなるのかしら」って思って読めるようになった。その後は結構スラスラ。後の奥田作品(まだあんまり読んでないけど)の萌芽が垣間見えて楽しい。でもこの作品だけに限って言うと、ビートルズの衝撃を体験した人じゃないと味わいにくいと思う。私みたいに「社会科の資料集でみたことある」レベルだとねぇ……
同い年作家奥田英朗の本で、唯一未読であったこの本を、Hawaiiのパシフィクビーチホテルで読み終わりました。 そそ、わたしはこそーりとHawaii4泊6日の旅へ行っていたのです。やっぱりハワイイはいいや♪ でも、ワキキキビーチの海水はかなり冷たくてヒザまでしか入りませんでした。わはは。でわまたぁ~。 っと、感想を書かねば。 この本を読んで「盂蘭盆会」という言葉の意味がよおやくわかりました。昔、吉田拓郎の『蒼い夏』という歌にこの「盂蘭盆会」というか言葉が出てきて、わたしはその時からづっ「盂蘭盆会」ではなく
心も身体も解き放たれ再生を果たした時の爽快感がすごく伝わってきました。また、ビートルズの曲を聴きたくなってしまった一冊でした。あんまり意識して詞をよんでいなかったので、読み終わった瞬間、歌詞が気になって仕方がありません。
忌まわしき過去と便秘に際悩まされつつ、お盆を迎えるジョンの再生のファンタジー。引き込みうまいしどんどん読ませてくれました。苦悩と救済、あの世とこの世の魂のふれあい、まさに供養。便秘ネタじゃなければもっと評価されてそうな気はするが。でも奥田氏らしい俗っぽさで良い。いやーいいもの読んだ。ジョン・レノン抜きにしても全然楽しめるかと思います。
ジョン・レノンの休業期間を描いた小説。死者との交流によって、ジョンの心が少しづつ再生されていく過程は、これがデビュー作とは思えないくらい完成度が高いと思う。ただ、便秘の話が詳しすぎるんじゃ・・?(笑)まぁ、そこも奥田さんらしくて、好きなんですけどね。
すっごくよかった。 ジョンが日本に毎夏いたことも知らなかったぐらいだから、ビートルズ世代の人とはまた違う感覚なのかもしれないけれど、新鮮に楽しく読めた。 初小説がこの本というのは、奥田さん、やっぱりすごいなあ。 奥田さんの本の中でもかなり上位に入ります。 ジョンが創作活動を行わずに主夫をしていた時代のフィクション。 ジョン・レノンがどういう人だったのかもついでに気になってきたよ。 素直な伝記も機会があったら読みたい。 読み終わったばっかりだけれど、また読みたくなる本。 1月だけれど、今年1番かも。
再再読くらい。魂救済の物語って書くと大げさだけど概するとそんな話。傑作ってわけではないけどオチがくだらなくて好き。モデルは名前もまんまネタバレにもならないくらいジョン(レノン)です。軽~い雰囲気が読後感良好!
洋楽への思いが強い作者のJ.レノンへのオマージュ的作品。直木賞作家でもある氏の処女作だがさすがと言うか、すでに手馴れている感じすらある。霊との交信というとトンデモ、オカルトになりがちだが、みごとに構成し、主人公の空白の期間を経ての復帰作での変貌への大切な儀式として昇華させている。また、アジのある精神科医の出現も、伊良部シリーズへの足がかりになったのかも。氏の作品で未読は数冊。読んでしまうのが惜しいと思わせる数少ない作家。
本書はジョンが軽井沢で送っていた4年間の逗留生活にスポットを当てたお話。ジョンが名作“ダブル・ファンタジー”の創作のきっかけを掴むまでに至る魂の逍遥とでも云おうか。ジョン・レノンに纏わる逸話や実話、エピソードを消化して彼の人生と創作のキーとなる母親という存在、そして息子を上手く絡ませて幻想小説を紡ぐという発想は買えるものの、もう少しエンタテインメントによって欲しかった。私は今は閉館したジョン・レノン・ミュージアムにも行ったくらいのファンだが、それでもなかなかこの物語にはのめりこめなかった。
皆さんの感想を読んで、奥田さんのデビュー作と知りました。最初は、便秘やら体調不良の話で何なんだこりゃ。と思いましたが、ジョンの救われていく過程からは前のめりで読みました。読了後、あとがきを読んで、題材に選んだ経緯を知り、さすが面白い視点を持たれているなぁと感心。
まずまずおもしろかった。最近ビートルズを聞き出したところやし、彼らについても、もっと知りたいと思えた。「運命にやさしくなることを知ったんだ」ってところにグッときた。「受け入れる」とかは聞いたことがあるけど、「やさしくなる」って。この言葉、いい。めっちゃいいやん。メモしとこ。
こういうちょっとミステリアスな雰囲気、スキです!軽井沢のヒンヤリとした肌触りを感じました。ジョン・レノンのことはほとんど知らないんだけど、これを読んで、興味がわいてきました。
奥田英朗「ウランバーナの森」読了。『彼らの喜びも悲しみも苛立ちも苦しみも全てが当事者として理解できた。誰にも罪などなくもし罪があるとすればそれは運命という名の罪だった』そして、やがてジョンは『運命に優しくなることを知った』私が運命に優しくなれる日はいつだろう。let it be.
★★★★ ジョン・レノンをモデルにした話だったので、読んでみた。 便秘からどう話が進むか先が見えなかったけど、 読んでいくと納得の展開。 ジョン・レノンが好きな人にはおすすめ!
あきらかに、あの有名なミュージシャンをモデルにしていますが、空白の時期を見事に、ユーモアたっぷりに、時にシニカルに描いてくれました。こういうフィクションがでてくるのは、やっぱり読み手としては純粋に面白い。
久しぶりの奥田作品にしてデビュー作、個人を特定してはないとはいっても、もうすぐにわかるじゃないですか!途中、中弛みなところもあったけど最後はいろんなツボを押さえて大団円。あのドクターは伊良部先生の原型なのでは?
これでいいのかジョン・レ○ン!?何だか笑いの要素が多くてびっくりしました。超有名アーティストをここまで弄り倒していいのかってのも気になりましたが、軽く読めてよかったです。
文体がまるで下手な和訳で、どうにも入り込めなかった。どうして外国人が主人公っていうと、しゃべり口調まで通常じゃないのになっちゃうんだろう。それだけで引いちゃう。ジョン・レノンの空白の休業期間の妄想、って最初っから分かっていたら、読まなかったと思う。
面白かった。ジョンレノンよく知らないけど。タイトルとかあまり惹かれるところがなくて、いちおう読んでみようか、だったけど。それでも。大事なのは心の平安ですよね。
図書館でジョンのベストCDを借りたら、かみさんがちょうど借りていたので曲をBGMに読みました。その後の作品に繋がる種があちこちで芽吹いていて興味深くよめた。後半は「マザー」を繰り返し聞きながらジョンの魂の邂逅に浸ってました。
「えっ?『インザプール』の奥田英朗さんのデビュー作?」と,図書館で偶然手に取った本。それほど大きな期待をしていなかったが,作品の奥深さに衝撃を受けた。ジョン・レノン暗殺前年の夏,妻の実家の別荘がある軽井沢での出来事。心の闇を抱えるジョンが,所縁のある死者たちとの心の交流を通して再生していく。…ドラゴンの入れ墨の船乗り。昔の彼女の母親。元マネージャー。そして,実母…。揺れ動くストーリーが温かかった。現実と夢,フィクションとノンフィクションの境目さえどうでもよくなった。すごい作品を書いてたんですね。奥田さん!
著者にしては文章がこなれてなくて、ちょっと読みづらかったのが残念。ストーリーも著者特有のどんでん返しやキャラクターのいきいきした描写が感じられなかった。あの世の描写もありきたりでイメージしづらくいまいち。最後まで読み通すことはできましたが、デビュー作なのでこんなものかなとも思います。
傷つけたり、傷つけられたりした人との精算されざる過去を心に秘める、世紀のポップスターである主人公。亡霊が現れるなど非現実的な世界に足を踏み入れていき、予想外のストーリーへ。ファンタジックな展開ながらも、途中にはさまる便秘の描写に笑うやら同情するやらし、ラストでは優しい気持ちになれる、この著者らしい作品。父子の描写が素敵。
主人公がジョンだなんて、と、まずびっくり。読み進めるうち、これの題名はRubber Soul収録のNorwegian Woodのもじりかなと思いつつ、ほとんど一気に読み終わった。後半「サビ」の部分は前半と若干曲調が変わり私には不協和音的。これもロックンロールかなとムリに納得。心に溜まっていたものと体に溜まるもの、別に出さなくてもいいんじゃないの、と言う医者の言葉もある意味真理かも。
ウランバーナの森の
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感想・レビュー:110件














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