人格転移の殺人 (講談社文庫)
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人格転移の殺人の感想・レビュー(270)
ミステリかSFかと問われたらいい意味でSF寄りの作品。早い段階で「7人」か「一周」と予測はできたが、最後の結末は予測できなんだ。読後感の良い作品。
犯人を定めても定めても、その裏を突かれる。伏線に気付いても、それまで。でも不快感はない。結末の導き方にも、腑に落ちないところがない。これがプロだということか。
おもしろかった。システムをしっかり理解してなかったので大分頭がこんがらがりましたが…。推理はしっかりやってるしオチもきれいで良い読後感。
良くも悪くも時代性を感じた。超常現象をパズルに組み込むために試行錯誤した工夫の跡が興味深い。解説の森博嗣はなんでそんなにテンション高いのか。
物語の説明部分で中々のれない……そこを我慢すれば、ハイペースでグイグイ読み進められるのだが。本格ミステリとしては異常な設定ながら楽しめるが、下品なドタバタ劇が楽しくなさすぎる。ラストは良いですけどね。
「七回死んだ男」を読んで面白かったので読んでみました。面白かったけど最後の種明かしまでが長かったな。途中まで自分なりに推理してたけどややこしくなって挫折しました。登場人物の名前が日本人だったらもっと楽に読めたのにな。
アタマごちゃごちゃなったわ。でも真相に至るまでの推理は優しく手ほどいてくれて鮮やかすらあった。終わりかたがやっぱりそうなっちゃうのね〜って感じでちょっとニヤリ。
設定上混乱させられるのは仕方ないはずなのに、抜群のリーダビリティでストレスを感じさせない。設置された舞台も計算されていて唸らされる。そしてラストを読み終えると清々しい読了感に浸れました。これは良い!
おもしろかった。淡々としている。キャラクタがいい味を出してる。トリックやギミックはミステリとして真剣に見るよりSF風味の味付けと思うのもいいのかもしれません。
ベタな本格に偏っていたので、クローズドサークルの中で人格転移と殺人が繰り返されるという設定は刺激的だった。途中ややこしすぎてわけがわからなくなりかけたが、オチでなんとか戻ってこれた。面白かった。
序盤の入れ替わりサークルの説明がややくどい。でもそこを乗りこえれば二転三転する人格転移ミステリーが楽しめる。パズルとか好きな人には特にオススメ!
実は私、比較的初期の段階で犯人とか謎の答えが分かったのです。ある図が出てきた段階で人を入れ替えて確認しちゃいましたもん。ですが、そこまで分かっていた状態で読んでも謎解きシーンは結構ややこしかったです(-公-;えっとー、この時この身体に入っていたのはこの人格でーみたいな感じ。なもんで論理的思考が苦手な方にはオススメできません。そこが面白さのキモなので。逆に論理的検証やパズル系が好きな方は楽しめると思います。
6人の人格と肉体が入れ替わった状態で次々事件が起こり、普通に読んでたら絶対に混乱しますので注意が必要です。西澤作品らしくブラックなユーモアも交えた事件のなか、オチが秀逸。愛の素晴らしさを語りすぎ(笑)あと解説の森さんはカッコつけすぎです(笑)
へぇー。ほー。頭がこんがらがるけど、それも楽しんじゃえーっていうお話。不条理は不条理なままだけど、それでもいいかっていうお話。面白かった。
再読。西澤保彦は巧い。まず人物描写が「百戦錬磨のオカマかよw」というくらいに辛辣でエッチで巧い。しかもそれが「人格転移」なんていうケッタイな設定と不可分に結びつき、キチンと謎解きに奉仕しているのだから巧い。ついでに「マスカレード」とか「アクロイド博士」なんていうネーミングも巧い。氏の作品歴においては『七回死んだ男』と人気を二分する作品だが個人的にはこちらが好み、というのはそのSF的設定に秀逸な(一応の)オチを付けている点が巧いからだ。そして、それを受けたラストシーンが……巧いんだなぁ、これがまた。
久しぶりに徹夜。ミステリーとしても面白いけど、いわゆるTFモノ(要素としてはTSFも含む)としても楽しかった。『七回死んだ男』に続いて2作目。
どんどん入れ替わってって頭が混乱する。図を書きながら理解していかないとついていけなくなるな。答え(犯人)が明かされても、ホントに答えがこれなのか、まだ別に解釈があってもいいんじゃないかと考えてしまうね。よくあるミステリとは違っておもしろかった。
中盤バタバタと人が死んでいくのは圧巻。この人の使うSFは無重力状態や謎の宇宙人とかではなくループものである七回死んだ男に代表されるちょっと不思議な方面だ。
西澤作品らしい人格が転移するという法則にしたがって物語りは進みます。肝心の殺人場面をすっ飛ばしているので少し物足りない感がありますが、充分楽しめるものでした。男性が出産を体験することはありませんが、あるとしたら人生観、世界観がかわるんだろうなと考えさせられました。
事件自体は中盤であっという間に展開・終結してしまうので、その点は少し物足りない。けれどその後の犯人特定と動機解明の流れは、予測はすぐに付いたものの(事件当事者の男女比率が極端なのと、ミステリーによくあるパターン《最初に○○○人物》から推測)、十分に楽しめた。博士夫妻に対して感じていた違和は、オチにて解決。
まんまとミスリードに乗っかっちゃった…。くやしい。とはいえ自分の推理通りで終わってたら駄作だったけれども。設定上しょうがない気はするけど、山場が展開早すぎてちょっと残念。
本格SFミステリでした。流石西澤保彦と言わざるを得ない。パズル的要素は言わずもがな、軽やかな文章・センスあるキャラクターなんかは本当この人ならではだよなあ。後、オチも「らしい」オチだった。ただ前置きと解決編が無茶苦茶長いせいで、山場の展開が早く感じたな。
大地震にみまわれ避難した六人の男女の間で、各々の人格が次々に入れ替わる謎の現象が。閉鎖環境で連続殺人が始まる。一体どの人格が犯人なのだ?…という話だが、連続殺人自体は物語の中盤以降で、始まったと思った途端に終焉する。従って、「次は誰が?!」的なサスペンスや「新たな殺人を未然に防げ!」的な対決気分は味わえない。序盤は人格転移のルールと登場人物の紹介。終盤は犯人当ての推理なのだが、既に殺人は止んでいるので緊張感はない。…この辺りが弱点かな。でも同作家の「七回死んだ男」は文句のない傑作ですのでオススメします。
再読2回目。帯や解説で森さんが本格なんちゃらとうたってるけど、どーみても変格。それもかなり本格的な変格。良く考えつくよなぁ。話は面白いし、文体は軽やかで読みやすい。比較的、今回は毒も少なめかな?
■2010年10月22日読了■あらすじは題名そのままで、色んな人の人格が入れ替わる。最初の100ページくらい乗り越えたら面白い。前半は、登場人物、専門用語、どの人格が誰なのか?を読み直さないと、話を理解するのが難しいかった。それさえ越えれば後半は読みやすい。多少展開早すぎやと思ったけど(笑)★3
SFミステリ。独特な発想にミステリが融合され、面白かったです。地震から逃れるために逃げ込んだ先は人格を入れ替えてしまう装置だった。次々と人格が入れ替わることになってしまう6人。閉ざされた施設の中、連続殺人が起きてしまう。果たして、連続殺人を行っているのは誰の人格なのか… 複数の人格が入れ替わるため複雑で、読み始めは誰の人格が誰の体に入っているのかよくわからなくなりました。ですが、面白い!中盤以降の怒涛の急展開にぐんぐん惹き込まれました。人格が転移するなんて、恐ろしいです。現実になくて良かった、と思いました
思わずため息するほど感心するやら、面白いやら。読後感も良いし、よくできてるなぁ。「寝不足覚悟の面白さ」という謳い文句に偽り無しだった。南部訛りと言えば関西弁に置き換えられる事が多い気がするのは気のせいか。
設定の説明もあって序盤読みづらさを感じつつ、SF設定の容器にクローズドサークルを詰め込んだ作品…と思って読みすすめたら中盤での怒涛の展開、被害者の量産っぷり。一気に読みすすめられました。終盤でのミスリードや謎解き、終わらせ方も心地よかった。好きな作品です。
SF&ミステリの融合作。直感的にあのトリックは判ったんだけど、理詰めで説明できないのは解けてない証拠ですね; 沢山人が死んだ話なのに後味が良いというのも不思議。
人格転移の殺人の
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感想・レビュー:78件














ナイス!






























