冷たい密室と博士たち (講談社文庫)
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冷たい密室と博士たちの感想・レビュー(2583)
結構さらりと読めた。大学の建築学科でマスターだったこともあり親近感を感じる。でもユニックスなどパソコン系の話題はちょっとついていけない。密室殺人も、(動機とか人間関係などではなく)純粋に密室の形成され方に焦点を絞っているのが新鮮である。「F・・・」などと比べると、物語に厚みが不足している感はある。まあ~、シンプルに、きれいに落ちたと感じました。
森作品はこの2作目から4作目が好きです。犀川の発する言葉のセンスがちょうど合っている感じ。森作品を初めて読んだころは、動機が後回しにされるのがとても新鮮だったのを覚えている。本作はシリーズの中ではかなり人間くさい(”普通”の人でも十分理解できる)と思うけれど、他の人に理解しがたい動機、というのは、世の中に森作品が先んじていた部分だろうなと思う。
理系度は落ちたけど、実験風景はときめくな。地味で奥手男子の悲劇ともいう。犀川先生はどっちかっていうと、理論じゃなくって直感先行型なんだろうか。萌絵さんに対する感情も読めん。プライドとかさー、理系人間(に限った話ではないけど)のドラマがおもしろかった。
このシリーズ面白い!前の巻もそうだけど加害者の殺人動機や背景は物語終盤になるまで殆ど紹介せず、殺人方法のみを先に考えさせるという手法が新鮮で非常に面白い。相変わらず犀川先生は格好いい
S&Mシリーズの2弾。Fほどの感嘆はないが、トリックの美しさ・理論的さは変わらず素晴らしい。犀川先生と萌絵の関係の変化も見えてきて面白い!続きが楽しみ。哲学的な要素もあり、独特の表現にも引き付けられるミステリィ作品。「責任と責任感の違いがわかるかい?」
「すべてがFになる」がわたしの中で衝撃だったので、それに比べたら少し地味な感じがした。でも、萌絵の身に危険が迫ったり、どきどきする場面もあっておもしろかった。
新装版にて再読。もはや初読の感激はない。しかして、全く色褪せない。邂逅を果たした大学生の頃。難しいコトバにワケも分からず、森センセが生み出す『“密室”の壁を超えた“超密室”』に、ただひたすら感動したあの頃。社会人になって、技術用語も理解できるようになり、より深いトコロから理解し、ココロとアタマの奥底で味わう、ひとつ次元を増した感情の激動。代表作としての"F"は確かにスゴイ。が、作家・森博嗣が生まれた背景を知った今。真の処女作・"冷たい密室"に最高の賛辞を贈らずにはいられない。It's so "Cool"!
S&Mシリーズで一番好きかも。専門用語などは飛ばし読み。喜多さんが出てくると、雰囲気が明るくなっていいなあ。トリックはちょっとややこしくて混乱気味でした…。犯人の思考がはかりしれませぬ。どんな気持ちだったんだろう。天才と狂人って何が違うんだろう。犯人の精神はどれくらい強靭なんだろう。それともとっくに壊れてたのかしら…
昔ながらのミステリ、という感じ。派手さはないけれど(なにしろ『F』のインパクトが強すぎた)、各人物の思考を追っていくのは相変わらず楽しい。シリーズものの第二弾、ということで、犀川と萌絵を中心とした日常の厚みが増した感じ。なんか雑談が面白いんだよな……。
S&Mシリーズ二作目。極地研の建物内で、密室殺人事件が起きる。なぜ、密室になったのか。動機は?Fほどのインパクトはないけれど、非常に面白い!理系ミステリィ楽しい!萌絵ちゃんに弄ばれてる(笑)犀川先生可愛い!
とにかく先が気になる!!この一言に尽きます。まぁ先…と言うよりも私の場合はトリックが、なのですが。密室なのにどうやったんだろ?動機は?犯人は?登人物達が自分なりの仮説をあげ、持ち寄って話し合う場面があるのですが、その仮説は間違っているのに「なるほど!!」とひとりで気分が上がったり。お風呂入っている間まで悶々と考え込んだり。トリックを知って爽快感MAXというわけにはいきませんでしたが、私にはとても面白く感じられました。
いやはや、タイトルの「冷たい密室」がそのままの意味だったとは。S&Mシリーズ2作目読了。本格ミステリの王道中の王道、密室モノ。しかも、トリックもある意味王道。なので、理解しやすかったが、前作に比べると少し地味だった印象。そして、相変わらず会話や犀川の考え方がおもしろい。
今思えば、本格ミステリと言われるものを読んだのは、前作が初めて。今作は、前作より派手さが無い分、ミステリの基礎(?)みたいなものが読めたような気がする。森ミステリからの流れを受けついた作品もたくさんあるんだろうなぁ、と言った感じ。40刷以上されてる作品があるのも分かろうと言うもの。合間に入る、文学に対する犀川先生の哲学もまた楽し。
本の内容自体は大好き。だが、このシリーズを「理系ミステリ」ってくくりで評価するのが気に入らない。「理系の人だからわかる」とか「文系だからわかりづらい」とかいう問題じゃないだろうと。
犀川・西之園シリーズ2作目。このシリーズは、事件よりも、犀川助教授と萌絵ちゃん、二人の関係が気になるというのが正直なところだ。最後の場面、お見合いのことで、萌絵ちゃんに突っ込まれてコーヒーをこぼす犀川助教授の姿を見て、思わずニマリとしてしまった。
オーソドックスな密室モノ。超天才が登場する1作目と3作目に挟まれているからか他に比べて雰囲気が人間臭い。最後の謎解きで犀川先生が延々としゃべっていたのがなぜか面白かった。こんなにしゃべる人だったけなぁ。
トリックの種明かしはしてくれたものの、ややこしい。 第一弾の方が難しい内容だったが面白かったと思う。 あとは犀川先生との距離を縮めるにはやっぱり萌絵が行動を起こさないとね。
前作のような天才がいない分トリック・動機ともに地味な印象を受けた。 それでも筋道立った論理展開は面白く、考えながら読まないとついていけないけどそれがいい。最後の数学の話や責任と責任感の違いなど犀川先生の考え方が興味深い。
久々再読。犀川先生の友人・喜多先生が所属する研究室での殺人事件。事件そのものより研究者(卵含む)のやりとりが面白い。最終盤の謎解きでアシスト(?)に対する犀川先生の心中コメントが可笑しかった。
Fに比べると事件の謎をそこまで不可思議と思えず、途中少しだらけてしまった。けれど今回はそのぶん、S&Mの関係の進展が垣間見えてにやにや。
あれだけ調べておいて親子関係に辿りつけない警察の無能さに呆れた。こんなにも無能なら、なにか設定を付けてハナから登場させなくしても良いのでは。これだけ離婚家庭が出てくると、読者としては当然隠れた血の繋がりを気にするものだけど、そういう意味でアンフェア。トリックもそこまで驚かされるものではない。ミステリとしてよりも、登場人物を通して漏れてくる作者の本音のほうが面白かった。
面白いとこまで行き着くのに時間がかかった。 自分でトリックを考えさせる感じなので、トリックについての話が大半だった。犯人たちの心理描写があまり書かれていなかったので少し物足りかった。
Fに続いて2作目!前回のような超人的な天才が居ない分地味に感じ事件内容には新鮮味があまり感じられなかった。が、専門的な用語とか沢山出てくるのは相変わらずで話の展開には楽しまされた。あと犀川&萌絵の今後の展開が非常に気になりました(笑)
S&Mシリーズ2作目。前作が完成度が高すぎたので、少し見劣りしますが、やっぱり好きです。自分で論理的に組み立てて行くのもが面白く、そこが森博嗣さんの魅力であると、再確認しました。理系脳なあたしにはたまらないです。今回のはちょっと動機が好きじゃなかったかな…前作の人間的でない動機がすごく好きだったからって言うのが強いですが、もっと違った動機付けを期待してしまっていたからだと思います。役に立たないから面白い。すごく納得www
解決シーンの犀川先生が本当に数学を教えている先生みたいだった。それだけ論理的な謎解きだったということかな(笑)国枝先生の役に立たないもの発言は深いですね。実際に試験さえなければ数学って面白かった気がするし(笑)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/17
読んでいる途中は「この情報がなんなんだ」ということが最後にそうなんだ、っていうものがちょこちょこあるのが楽しいです。今回だと鍵にポストイットとか。(これだけではネタバレにならないと思っている)難しい言葉の説明もわかりやすかったと私は思っています。例によって犯人は切ない背景を持っている。犯人にも同情したくなる…理系のスパスパッとした話と人間臭い部分の融合が気に入っています。読んだ後に気が滅入るほどじゃないのがいいです。
犀川先生&萌絵シリーズ二作目。前作同様難しい言葉も多くわからないところもあったけど、事件が起きてからは意外と楽に読めました。面白かったです。このシリーズを勧めてくれた友達に言われたとおり、読んでると自分まで頭が良くなった気がしちゃいます。
学校の図書館でなぜかこれだけ抜けてて、古本で購入しました。(笑) 今回は途中で何点か自分で推理できました!部屋がどの部屋かわからなくなって、読み飛ばしたりもしてしまった。(笑)前作と同様、理系の難しい内容もわかりやすく書かれていて、考えながら読むことができました。そして、犀川先生と萌絵が可愛いくて!キュンとしました(笑)萌絵を助けに来てくれるシーンがすごく好き。
あーこれラブコメだ。(読み終わった最初の感想) 最後の解答シーンがとても論理的に整理されていて素敵。このシーンのためにすべてがお膳立てされている構成だと言っても過言ではないかもしれない。
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