文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
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文庫版 姑獲鳥の夏の感想・レビュー(3296)
京極堂の話の内容が中々理解できず、正しいような言いくるめられているような混沌とした空間に閉じ込められた気分だった。事実や自分の体験さえ色々な側面を持ち、意識や心の力で歪んでいく。本当は何があったのか?一つまた一つと真実に近付く度にまさかと思わされ、引き込まれた作品。怪奇色が強く異様さが目立つが、でもあくまでも人間の意識や心が引き起こしたもの。そう考えれば遠いものではなく、形を変えればごく身近にもあり得る感じが怖かった。嗤う伊右衛門でも感じたが、京極作品は読むのに体力がいる。でも体力使っても読む価値はある。
初京極作品。本当におもしろかった。1日かけて一気に読んでしまった。古くから伝わる悪い意味での風習もそれを信じとめられない人間もこわいね
鉄鼠の檻から引き返して再読。やっぱりおもしろいですね。2回目なので比較的すらすら読めましたが、ところどころ忘れているところがあって新鮮さもありました。ただ、京極堂の言っていることを一行一行丁寧に読むとだんだん何を言っているのか分からなくなってきます。おそらく分かった気になる程度が最適なんでしょうね。あと、榎さんが至極まともなことを言っていて驚きました。シリーズが進むごとに榎さんの変人ぶりが発揮されているように感じます。
初京極夏彦。面白かった。前半は頭に全然入ってこなくて、何を言ってるんだ?って感じだったけど、中盤から一気に引き込まれる。気が付くとめまい坂にたたずんでいるような靄のかかったフラフラした世界にいた。
ページ数は多いけどぐっと引き込まれて読めてしまうのが京極作品の特徴ですね。 関口の思考に引きずられて何が本当で本当じゃないのかわからないまま読んでいって、最後に京極堂に憑き物落としをされる。圧巻でした。
分厚い本。文字の海。なのに600ページを感じさせない文章の勢いに、ぐいぐい引き込まれました。1ページ1ページのキャラクターの行動がちゃんと思い出せる。京極堂はやはり魅力的なキャラクターですね。もう一回読んだら、きっと榎さんの言動がいかに合っているかが楽しめそう。
初めての京極さん。手を出してよかったです。いやー姑獲鳥も怖かったけど、登場人物が怖すぎる!人間怖し。夜のこの時期にチョイスしたのはまずったか…笑。しかし、京極堂さんの長ったらしいセリフに唖然としたよ。そしてなにより、京極さんの知識量に尊敬!きっとまだまだこんなもんじゃないんだろうなあ。あと、フロイト、ヒステリーみたいに馴染みのある話が出てきて面白かった!思わず、ねずみ男を思い出したよー全く嫌な長さじゃなかったので、満足です。
死蝋のあたりでもうやだこの小説と思ってしまった。一部のマイノリティの狂気に正常なマジョリティが振り回される話ってしょせん対岸の火事ってことでしょ。マジョリティが抱く狂気に死にものぐるいでマイノリティが抵抗する話の方が普遍性があるし勇気づけられると思うんだけど、それは京極先生が表現したいことではないですかそうですか。
京極堂シリーズ1作目。最初はなかなか入り込めなかったけど、中盤以降はだんだんと惹きこまれていき、テンポよく読めた。是非、次作以降も読みたい。
久々に再読。大好きな京極堂シリーズの一作目です。キャラクター、ストーリー、世界観、文体、どれをとってもあたしの好みドンピシャ。おちをわかって読み直すと榎さんが正しいことしか言ってなくて驚いた。最初の京極堂の長いうんちくもあたしは好きなんで楽しんで読めるけど、あそこで挫折する人多そうだなと思う。好みはわかれると思うけど是非最後まで読んで欲しいです。好きな人は本当はまる作品だと思う。
もっと妖怪チックなのがわんさか出てくるのだと思っていたけど勘違いだったようだ。冒頭、京極堂と関口が話す内容が中々難しく、読み切れるか不安になったが話が進むとペースもアップ。遺体発見後どのように解決していくのだろうと思ったら!是非ともシリーズ制覇したい。作者の知識の豊富さに驚かされるばかり。「この世には不思議なことなど何もないのだよ」
1度挫折したものが今では苦もなく。京極夏彦節に慣れたのとミステリ以外も読むようになったのが大きい、と似た文をごく最近書いた気がするな。意識が朦朧とすることもなかった。中学生にはハードであった。今はトンデモ設定も楽しめるな。関口巽が活躍してて他作より好印象
処女作でこの大作。文章から読み取れる知識の幅広さにただただ脱帽です。内容に関してはページ数の多さも相俟ってこいつは誰だ?って思うことがしばしば。いやはや、自分の不甲斐なさなに消沈でございます。再読する!!
京極堂の理屈と言うか、屁理屈を聞かされるばかりで、話が全く前に進まない時は、この先どうなることやらと気を揉んだが、話が進み始めると一気読みであった。流して読んでると、サラリと見過ごしてしまいそうなのだが、もしかして恋文届けた時に少女に暴行しちゃってるの?そして、もっと妖怪みたいなのが出て来るのかと勘違いしてた。
面白かった。飽きるか心配だったが、それは無かった。文章が上手すぎて、時間も忘れて読み進めた。分厚い本だったが、終わりに近づくにつれ、まだ読みたいと愛着が湧いてしまった。次作も読みたい。
計算し尽くされていて非常に面白い。長い割に一気に読んでしまった。文庫版。確か600頁ほどだったので、10時間。うち8~9時間はぶっ通しで読んだ。
思い立って再読。初読時より受け入れられることが多くなってて安心。地雷多しのメフィストの元と言われても仕方ないけど、割とまともな方だと思う。薀蓄が多い長いって評判だけど、物語を面白くするため、より確り理解するための前置きにはなってる。京極堂の語りを小さい塊として、本筋の話との繋がりから大きな物語が形成されていくようだった。
最初は、この厚さ大丈夫なのか?と思ったが、入り込んだらあっという間で。独特の雰囲気のあるミステリィでした。京極堂のああ言えばこう言う喰えない態度に、分かっていながら関わっていって、案の定掌の上で転がされてる関口が好きだ。
読みはじめは中々進まなかったが、中盤からは慣れてきたのか、するする読めた。読み終えてから文章がページをまたいでいないことに気づいた。
母が子を想う気持ち、というのを考えさせられた。呪いなど、悲劇が全面に押し出されており、複雑で奇怪な印象を受けた。だからこそ、最終章の07の慈愛に満ちた締めくくりが秀逸だと感じた。未来とは未だ訪れぬ過去であり、過去とは訪れてしまった未来 という言葉が響いた。虚構の舞台劇、死人の思い出で、関わるべくして関わった運命的な物語だ。物質的記憶の集合が命であり、心で、遺伝子を効率良く遺す、いわばこの本自体がその役割を担っている。
終わったー。何度も読みはじめては諦め、読みはじめては諦めを繰り返していたけど、読んでいくと続きがすごく気になるお話。登場人物のイメージはCLAMPだったので、京極堂も関口も榎木津もみんなイケメン(笑)。旦那の描写が、ギャップがありすぎて面白かった!!
魍魎の匣を先に読んでしまって時系列が逆になったけど読了。ずば抜けたオリジナリティでページ数同様、内容も納得のボリウム。メイントリックについてはちょっと狐につままれた感じですね、魍魎の匣と比べると曖昧模糊なところがありますがそれも含め独特の雰囲気に一役買っているというところでしょうか。それにしても京極堂の説教くさいところがまたよいですね。
再読。本当に読めば読むほどその文章に呑まれて行ってしまう作品です。 京極堂こと中禅師秋彦の表現、比喩法は長いのに退屈しない、幅広い範囲での話です。ありえないことを言っているところだってあるのに納得させられる。深い活字の海、というより暗黒深海のような本です。過去読んできた中で一番特殊な作家で癖になる作品です。今まで読んできた作家とは全く違います。
表紙の姑獲鳥が可愛くて購入。飽きさせない展開、予想外の結末、あっという間に読み終わりました。内藤と菅野はギルティ。敦子はいらない子なんかじゃない!
3冊くらいは書けそうなネタの詰め込みっぷりと、不思議事象に対する有無を言わせぬ根拠付けがすごい。疲れるけど面白い。
初京極作品。たしかに読後の達成感と、後半一気読みさせる筆力はすごい。思っていたよりかなり少ない時間で読み終えました。だけどまた京極作品を読むかと言われれば微妙…。結局、こういう話ってご都合主義と、"ミステリーのための物語感"を感じてしまうからあんまり好きになれないんだろうなあ。
凄まじい文章力。京極堂の言葉に飲み込まれた。一見薀蓄を語ってるような話も、物語の理解を深めるために重要で無駄がない。
分厚さなど問題にならない、密度の濃い異色ミステリでした。特に最後の方は一気読みです。関口も私も目の見える盲人。とてもじゃないですが京極堂や榎木津のようにはなれないですね。続編にも期待。
読友さんからのお薦めで初の京極作品。序盤を乗り切るのが大変だった。言っていることは何となく理解できるものの、ついていけなくて2,3度挫折しかけましたが、事件が動き出してからは目が離せなくなって一気に。関口さんと同じように京極堂や榎木津の会話にイライラしつつも、いつのまにか引き込まれています。また作品全体を包む何とも言えない霧のようなモヤっとした空気感がたまらない!事件の真相に辿り着く時には膨大な文章にも納得。あれだけ京極堂が薀蓄してたにも関わらず私は盲目でした…。もう自分の目が信じられなくなりそう…。
この世で1番怖いのは妖怪でも幽霊でもなく人間なんだなとよ〜くわかりました
序盤が難しくて読むのに時間がかかってしまったけど、とてもおもしろかった。最初から読み返したいなあって思うけど、しばらく経ってからでいいかな。京極堂は知らないことはあるけどわからないことはなさそうだなあ。
京極作品はこれが初めて。内容もさることながら、京極さんの知識量や語彙の豊富さに脱帽しました。人間の「脳」を殺人犯にしてしまう発想がすごいなあ。まだまだ理解が及ばない部分がたくさんあったので是非再読したい!好きな作家さんがまた一人増えました。
文庫版 姑獲鳥の夏の
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