七回死んだ男 (講談社文庫)
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七回死んだ男の感想・レビュー(1140)
<2.9> 自分の意志に関係なく同じ一日を複数回繰り返してしまうという特異体質を持つ久太郎。便利なようで実は何かと厄介なこの体質を活かし、本来起こるはずの無かった祖父・零治郎の死を食い止めるべく奔走する…どんな結末が待っているのだろうかとそれだけを楽しみに読み進めましたが、結果見事に肩すかしを食らいました。期待し過ぎたかな…著者を励ますような解説の方が何かグッとくるものがありました。
同じ日を9回繰り返すことのできる体質を持った高校生久太郎が、祖父の死を阻止すべく、奮闘する。犯人と思われる人物を祖父から遠ざけても、祖父は死に続ける…。1日をリセットできるというSF的設定をミステリーと融合させていて、うまく話がまとまり、結末にも納得。なるほどね。他にもSFミステリーを書いているそうなので、読んでみよう。
身体的には16歳、精神的には30歳。設定ではあるけど、自分がこういう『体質』だったらと思うとこれはキツイな。あと、本筋とは関係ないけど、「パンツの交換ですか?」は思わず笑ってしまった。その発想はなかったな。
SFミステリー SF要素があるのでミステリーとして矛盾が生じるんじゃないかとか思いながらも最後にはうまく収束 思っていたよりもきれいに収まったし、最後には一波乱あったのも良かった 設定上の問題もあると思うけどいろいろ滑稽さが出てしまう まあそれは愛嬌といった感じで読めれば楽しめる本だと思う
設定はSF要素あり。 でも、しっかりとしたミステリー。文体も軽いしスラスラスラーと読めるし、ラストも驚きます。お風呂でえーーーー!と叫んでしまいました。あと表現の仕方もクスッと面白くてすき。
んー、何というか最終的にはほのぼのとした終わり方で良かったと言えば良かったけどなんか物足りない気分になった。面白かったけど最後がなんかねー。
たまに一日を9回繰り返してしまう特異体質を持った少年の話。ギミック→真相→ストーリーの順番で創られてそう。ミステリーというより知恵の輪っぽいかな。自分はあまり考えながら読む人間ではないので、ラストで素直に感心してしまった。暇つぶしに最適な本。
ループという設定を活かしたミステリという点でも優れていることはもちろん、私としては、個性的なキャラクター達もこの作品の魅力であると思う。ループ故に、一人一人のキャラクターの様々な側面までも描き切れているように感じた
ループものに殺人事件を組合わせ、何度も殺人を未然に防ごうとするものの、あっちの人を止めたら、こっちの人が殺し、こっちの人を止めたら、さらに3人目が殺すという、キリがない戦いが、ドタバタコメディーっぽくて面白かった。さらにエピローグでの、主観とのズレが発覚し、答え合わせが見事な構成だと思う。ループもので回数を重ねても、一回一回が似たような内容にならなかったのも良かった。
時間の落とし穴。同じ日が9回繰り返される主人公が、祖父の死を止められず、東奔西走する姿はなかなか笑える。 そしてSF設定を上手く利用した仕掛けも決まっている。 西澤SFミステリの他作品も読んでみたい。
謎解きではそこまで驚かなかったので、なんだと思ってしまったんですが、後から後から更なる真実がやってきて驚かされました。反復落とし穴は実際には起こらない現象ですが、家族関係などみるととても入り込みやすい現実的な話だと思います。現実と非現実の矛盾が癖になる。
祖父を守る使命にかられた久太郎少年と殺人もやりかねないと思しき親族たちの遺産をめぐる戦い(?)。欲にまみれ、嫉妬に狂い、恥知らずな大人たちの影で奮闘するおかしな体質をもつ平凡な少年像に心和む〜。
忙しくて早く寝なきゃと思っても、続きを少しでも読みたいと思って、帰宅するのが楽しみになった。続きも気になったが、何より読みやすくて疲れない上、ついつい笑ってしまう表現が散りばめられている。
中盤までは、何とか事件を防ごうとする主人公と、それでも起こる事件の様子がコミカルで面白い。また、最後に明かされる真相も、「そんなの気付けるか」と思ったものの、読み返してみると矛盾も無くなるほどと。一人称視点であることが凄く生きてるなあと感心した。最後まで楽しめたけれど、章題だけはもう少し捻ってほしかったなあ。
こんな設定の話なのかー!と読み始めてすぐに驚き。王道ミステリーだと思っていたので。面白かったですが、ちと長い。読みやすいのに読み終わるまでに意外と時間がかかりました。久太郎の性格は結構好きです。最後もオチとしては少々物足りなかったですが、ちょっと驚いたしニヤっとしちゃいました。
SFドタバタコメディ青春モノって感じです。祖父の死を阻止したはずなのに次から次へと問題が起きて結局死んでしまう瞬間は、『マルモのおきて』のマルモ並に『え~~~~~~~~』っとひっくりかえっていることでしょう。
設定が面白い。私の様なゲーム世代には、所謂「死に覚えゲー」のようで設定を把握し易いのですが、幅広い読者層を狙ってか説明が長々とあり鬱陶しい文章になっているのが残念な点。また、叙述トリックの要素も含んでいる構成も見所。割と分かり易いので途中で気付く人も多いのでは。個人的には、1日ズレの解説を会話だけで終わらすのではなく、次の日になったと油断した主人公がその日の途中でまだループが終わっていないことに気付き、そこから大修整を図っていく・・・と言うような物語の方が面白かったと思うのですが。文章も構成も惜しい印象。
☆7.5
意表をついたトリックと、練られたプロットに最後は唸らされる。
傑作だとも思う。
しかし個人的には、あまり読んでいて熱が入らなかった…
くだけた文体が読みづらかったのと、章題名でその章の最後がネタバレするのが少し嫌だった。
だんながネットでおもしろそうだと探したのでかりてみた。確かに表現はコミカルでなかなかおもしろかった。ただ、ちょっと文の書き方が読みづらかったけど…。
時間の巻戻し体質を利用して、殺人をなかったことにしようと奮闘するけど、Aを止めてもBが、Bを止めてもCが、次から次へと殺してしまう!という、不謹慎なほど、どこかコミカルなパニックミステリ!主人公の青年が善良すぎて、手に汗にぎって応援しちゃった!初めての作家さんだったので、違う本も買ってみようと思います(^-^)/
なんか短編集のような感覚で気楽に読み進められた。しっかしながら、最後の友利さんの種明かしが、あたかも本人も反復体質じゃないと分かんないんじゃないの?と思ったのだが。それにしてもJOJOのスタンドっぽい体質ですね、これ。
蔦屋で売ってたので、昔読んだけど再読。ミステリにSFのギミックを使い、物語としていくテクニックは実に上手いね。彼の後期の作品はドロドロしているのが多いから、初期作のほうが好みだな
SF新本格の書き手西澤保彦氏の代表作。その設定もさることながら、ミステリもしっかりしています。あっと驚く真相もあり、最後まで楽しむことが出来ました。
ミステリーとしてもSFとしても喜劇としても中途半端。読後、私には感想が何もなかった。「だから?」という感じ。この本を読むなら、それこそパズルをしたり、テレビゲームでもした方がよほど楽しいし面白い。この小説より質の高いものは、いくらでもあるだろう。小説である必要が全く無いし、事実、このような決め事の多いパズル的な設定のされた漫画も数多く発表されている。さらに、登場人物がそろいもそろって、ナイーブというか幼稚なので、感情移入さえ困難。個人的には、読まなくて良い作品だと思う。
七回死んだ男の
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