死因不明社会 (ブルーバックス)
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死因不明社会の感想・レビュー(377)
頑張って読みました。葬式には、何十万〜何百万も金をかけるのに、どうして死亡時検索は、ほっとかれるの? 葬儀社のオプションにAiを付け合わせて、葬儀の前のワンステップにしては。
別宮さんによるインタビュー形式で書かれてる部分もあり、バチスタシリーズを読んでないと分かりにくいかもな本書です。しかし、内容はしっかり書かれていて…海堂作品で取り上げられてた事件の話も出てきてました。無知は罪……その言葉を認識されます。
海堂さんの本は「福島・大野病院事件」が「極北クレイマー」、「ジーン・ワルツ」も現実での出来事がフィクションの物語となって本になっている。その本達で伝えたかった事の全てが「死因不明社会」では語られているので海堂さんの作品の既読者には是非読んでほしい作品です。
死因なんて何となく、医師が全て解っていると思っていたけど、 とんでも無い間違いやったわけやね。 刑事事件も含めて、解剖率が2%と言うのには驚いた。 死因をないがしろにする社会は、犯罪行為、虐待、医療過誤の未発見。 そして治療効果の判定もないがしろにする社会なのであり、 それが今の日本の姿だったんだ。 著者は解決策として、Ai(オートプシー・イメージング) を提唱しており、 それは、はなはだ合理的に思えるんだが... 発刊から4年後の今日、 はたして事態は好転しているのだろうか。
ブルーバックスなのに、小説を読んでないと分かりにくい。変な本ですが、言いたい事は単純で明確。Aiで医療を復活させよう。頑張れ白鳥って感じです。これを広めるためにバチスタ書いたんだから、書いた甲斐があったのではないかな。
バチスタシリーズの海堂氏による,Ai導入への啓蒙書.解剖結果と体表からの判断にはズレがあり,その上解剖の実施率は2パーセントという現代の日本の医療に対し,画像診断を組み込んだAiというシステムを作る提言を,様々な論拠を以って示している.何よりも,氏の著書を読んでいると大いに納得出来る部分も多く,「『バチスタ』はこの本を書くためにうまれた」との言葉にも納得.アカデミーとエンタテインメントの橋渡しが出来る人材は貴重.
近しい親族の死が偶然立て続いたので手に撮った本。海堂尊ワールド初探索/"死体はみんな生きている"(メアリー・ローチ)に基礎医学教育目的の解剖はいささか方法として古いのではないか、と問題提起されていたのが思い起こされた/エーアイと聞くとAI(人工知能)を思い起こしてしまってAiの認識に時間がかかったが、架空の人物の対話形式と豊富な資料で読みやすく読めました/作者が推理小説家として既に有名なのである意味スピンオフ作品ともいえる本書はブルーバックスとしては新しい試みかも
海堂作品全部に通ずるものがこの本には描かれていると思う。 人の死=終わりではなく、どうして死んだのかを調べることが医学の発展につながっていくのだそうだ。そのために「解剖」という手段が重要らしい。しかし解剖するには費用がかかる。 そこでAiという手段が非常に有効だと。遺体をCTやMRIで診るだけでかなり細かいところまで死因が分かるとのこと。チームバチスタでは、そのAi(死亡時画像検索)の重要性が具体的に書いてあり、医学に対して全くの素人でも、なるほどと肯くしかない。 しかし現実問題Aiの実施率はすごく低
現代日本の死因究明における解剖率は2%である事実とそれに至るまでの背景、海堂先生の提唱するAiがこの問題にどのように有益なのかについて書かれている。詳細なデータに基づいた文章はわかりやすく読みやすい。白鳥・葉子の会話で理解を深めやすい。海堂先生がどれほどAiに情熱を掛けているかが伝わってくる。本書を読んでいると、イノセント・ゲリラの祝祭をよりいっそう楽しめる。
全ての遺体の中で,解剖が行われるのはわずか2%でしかない.ただ観察しただけでは,正しく診断が可能はそれほど高くない.しかし,解剖をするためには時間的にも金銭的にも莫大なコストがかかってしまう.それを避けるために,新しい診断方法としてAiが提案されている.
海堂さんといえばAiを教えてくれた方、ですが、こんなに詳しく知れるとは思いませんでした。今までの物語りではAiは凄い。でもじゃあなんで普及しないのか、とまではページと物語の流れの都合上(たぶんです)語られませんでしたがこれはその先をしっかり描いてくれています。イノセントに通じる所があるそうなのでイノセントを読む時にきっとまた読むかと。
今まで海堂さんの本を何冊か読んでる人はもちろん、知らない人でもAiについて非常に分かりやすく、死亡診断における医療の問題の現状を、裏付けされたデータや統計でしっかり説明されていて、かなり興味深い本でした。フィクションでこれだけ厚労省を痛烈に批判しているので、逆に厚労省の意見など聞いてみたいとか思ったりします。これは海堂ファンだけではなく、一般の人にも多く読んでみて欲しい本だと思いました。
作者のAIに対する並々ならない想いが十分に伝わって来ました。色々な作品を書いているのも、この想いからなんだろうな〜。我々市民も真剣に考えるべきだと思いました。が、どうも一方的に言いたいことをまくし立てられているようにも感じ、反対の立場の意見も聴いてみたく思いました♪
白鳥が別宮の取材を受ける形式で今の検案の問題点とAiの必要性を解説。非常に分かり易い内容になっている。2%しか解剖が行われずに死亡診断書が書かれている現状に驚き…
海堂さんの熱い思いが伝わってくる一冊。白鳥&別宮が出てくるので読みやすかった。厚生労働省指導の医療の経営効率化、そして医療崩壊…。それを食い止めるのがAiならば、どうしてすんなり導入されないのか不思議。お役所のパワーバランスは一般市民の感覚とズレている方向に流れていくものなのねぃ。
言ってしまえばAiの有用性と国の愚策を滔々と述べ続けるだけの内容です。ただ、その分Aiに対する情熱を感じました。もっとAiの認知度が上がってくれば、また話が変わるのではないでしょうか。この筆者の本をいくつか読んでいると白鳥と別宮の会話が分かりやすく、より理解がしやすいと思います。
海堂さんはここへ導くために一連の小説を執筆しているのか。Aiの意義と必要性。でもBlue Backsでの勝負は万人受けは難。だから小説版『イノセント』か。白鳥と葉子の会話だけでも大まかに分かりますが、苦手なら別モードが用意済みなわけですね。巧みだ。「無知は罪」「特にメディアに関わる人の無知は、拡大再生産される」メディアに限らずですね。口コミ力は絶大ですし。死因特定に地域差があるのは遺憾。とは言えキラキラ星人の官僚公務員さんに「平等」の概念、実感できるのかしら。何にせよ「中間発表」です。見守り続けたいです。
「チーム・バチスタ」の中核になっていたAiを取り上げた本。無知は罪と繰り返し語られるように、知らないことの怖さ恐ろしさを実感。白鳥・別宮の対談形式というのがおもしろくてわかりやすかったです。
イノセントゲリラの祝祭を読んで作者のAiに対する並々ならぬ執念を感じたのでより理解が深まったらいいなぁと思って手にとって読んでみました。
海堂さんが作家デビューのきっかけとなったAiの必要性についてかなり詳しく書かれていて、一般人でもわかりやすい。解剖説明の写真は衝撃的でしたが・・・。一応、白鳥さんや別宮ちゃんの対談形式となっているものの、やはりいつもどおりの物語形式の方がいいなと思う。最後の方は飛ばし読みしちゃった、ごめんなさい。。。
Ai情報センター(http://www.autopsyimaging.com/)を見るとAi専用CT車ができたそうです。あと、海の死因究明にAiを海上保安庁が導入するというニュースもあり、着々と普及に向かっているようですね。
無知は罪、という言葉を噛み締めつつ。国家の不作為に対してわたしたち市民は敢然と糾弾していかなければならないんですね。日本の医療・医学の発展と公衆衛生の向上のために、死亡時医学検索への費用拠出を心から願うものです。現場の心あるお医者様たちは色々と奮闘なさっているんだ、ということに勇気付けられました。
この本が書かれたのが07年。この三年の間でAiはどこまで普及しているのであろうか。一々頷けることが書かれている。しかし、これを訴えるため海堂氏は「チームバチスタの栄光」を書かれたとか。頭が下がります。
Aiという言葉を知らなかった私が、その言葉を知るようになり、この死因不明社会を手に取り、日本の現状ってこんなんだったの!? と驚きの声をあげることになりました。海堂さんの策にまんまとはまったわけです。Aiの普及のために自分が何かを今できるわけではないのですが、「無知は罪である。そして無知とはね考えようとしない怠惰の中に棲息する」という最後の言葉は頭にたたき込んで起きたいと思いました。
おいらが行っている眼科の先生も厚生労働省には批判的なんだけど、医療界ってみんなそうなのかな?まぁ厚生労働省がひどすぎるのかも知れんけど。バチスタシリーズを一通り読んだ人にはとってもとっつきやすいAi(を中心とした死亡時医学検索)の入門書です。
海堂尊氏の書籍でまずここからスタートする人はいないだろうとう前提において著者及びファンが愛すべき登場人物の口を使ってAiを用いた最新医療について語った一般向け医療解説書。今までの小説はAiを広めるための序曲にすぎなかったのだということがはっきりとわかる。これを読んだ上で再読すると違った医療ミステリとして読めるかもしれない。役人側から見た医療を語ることでお役人気質が医療の妨げになっていることもチクリいやえぐる様に突っ込んでいる対談が面白かった。
ブルーバックスではあるが「科学の解説書」ではなく「Aiの啓蒙書」というべきだろう。Aiの導入実現に向けた迸るような熱意が、行間から滲み出てくるような奇書。論理を超えたパワーに説得されてしまった。
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