知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)
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知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチの感想・レビュー(270)
名著だと思う。留学などをして、アメリカなどのディベートタイプの思考に親しみのある人にとっては「いや、全部知ってるよ」とかなるのかもしれないけど、問題は知っていても、出来ていない事だと思う。この本は物事を多角的に見る際に必要とされる考え方をノウハウ、体系として書いており、非常に実戦的だと思う。誰しも知っていても抜けているところはあって、そこを問題に遭遇する度に、ページをめくりたいと思う。人間関係に悩む中学生の時に「人を動かす」。そして社会に出る一歩手前の高校の時にこの本を読んでいたら人生変わったと思う。
教育学を教え大学教育について考えてきた教授は、論文を執筆するだけでなく講義でもその考えを実践してきた。常識やハウツー的マニュアルに頼るのでなく、自ら考える能力はどうすれば形成できるのか?ありきたりなステレオタイプから抜け出し、知識や情報に振り回されない視点とはどのように身に付けられるのだろうか?そのアプローチを、学生に伝えるために丁寧に、丁寧に解説していく良書。
考えるときにずらしてみたり、一歩ひいてみたりして考えようって本。あと、語尾や言葉遣いで隠された前提があるということを丁寧に説明している。名著かと。
大学1年のときに手に取った本。当時は、この本を読んで「自分は今まで頭を使ってなかった」と衝撃を受けた。懐かしい。あの時に手に取っておいて本当によかった。
ものごとには、二面性が存在する。非線形、複雑系に存する世の中にあって、単眼的な思考ではその本質を見失う。誰でも日々圧倒的な情報量を浴びている現代、思考停止に陥いるということは、あらゆる意味で後れを取ってしまうということに他ならない。頼れるのは「自分の頭」だけだ。したがって考える力というもの身につけるということが肝要となる。
偏った一つの見方は物事の考え方を狭め、物事の本質的な要素を理解できず、また気付かなくさせる。それを防ぐにはどうしたら良いかをこの本で語っている。その中でも為になったことは、あるひとつの物事や現象を短絡的に既存の世間一般の合意に沿って認識するのではなく、その概念や観念をある程度でかい枠組みで抽象化しそれを考えられる要素で分解し、いくつもの要素から解釈していくことが重要であるということ。これを行うことで我々はどれだけ少ない要素で、もしくはひとつの要素だけで物事を解釈していたのかが分かることとなる。
常識にとらわれないよう意識し、どんな事柄にも「なぜ?」と疑義をはさむことを忘れないようにし、多角的に解釈して答えを導き出そうというような内容を勧めている本。「当たり前じゃん」と思えるような展開から「なるほど、こう来たか」と思える展開に持ち運ぶ技術は驚嘆した。この本は一貫して批判的な読み方、考え方を教え説いていた。しかし、何も批判的な読み方、考え方ばかりが正しいわけではないだろう。現在読んでいる本を肯定するにはどこが足りないか、どうすれば説得力が増すか、などといった読み方も重要である。ということも知れる本。
すごくわかりやすい。もっと早くに読んでおけば良かったと後悔。読んだからといって必ずこの思考法を身に付けられる訳じゃないから、これらを意識しつつ勉強することが必要なんだなぁ。すごい大変そうだけど、頑張ろう
再読。今まで漠然としか頭になかった、「ものごとを多角的に考える」ということを、様々な事例のもと、とてもわかりやすく教えてくれている。ステレオタイプにとらわれないよう、これから何度も何度も読んでいきたいと思う。
物事を多面的に見ることが重要とはよく言われるが、ではどうすればそれができるのかとなったときにこの本は助けとなってくれる。丁寧に説明してくれていて、とても役に立ちそう。もちろんいきなり実践するのは難しいので、少しずつ。いい本読んだ。
ポイントやまとめがあり、読むのは難しくない。が、実践するにはかなり大変かと。通読して把握し、足りないところを徹底的に叩き込み、日常から意識して実践しなければ本当の意味で読んだことにならない一冊。
物事を多面的に、曖昧な言い方をすれば「深く」、常識にとらわれずより正しく考えるためのお作法のような本。この本を読むことは理解することはそんなに難しくないけど、実践できるようになるには、何年かかるかな・・・
「常識にとらわれるな」「物事を多面的にとらえろ」とはよく言われる。 では具体的にどうすれば多面的に捉えられるようになるのか? そこまで解説される事はほとんどど無い。 しかしこの本では、具体的な考える方法まで事細やかに書いてある。非常に面白い! 「ありきたりな事しか書けないからレポートなんて嫌いだ、 どうすれば書店にある本のような独創的なことが考えられるのか」 と悩んでいる人はぜひ一度読んでほしい。
一回軽く流し読みしたことあったけど、全く身についていなかったんで再読。 前回読了時より一年近くたったけど、今回の方が得たものが大きかった。 新聞をとってない自分にとって、日本の論点で論の展開の予測をできるという指摘はありがたく、実践していきたい。 少し前に読んだ福田和也氏の本と併せて今後の読書の方針としていこうと思う。(Dainさんの影響を受けているのは明らかw)
第四章の「関係論的なもの見方、逆説の発見、メタを問う」はどれもおもしろかった。似たような本は数あれど、ここまで親切にやってくれる本もなかなかない。しかし第三章は繰り返しがひどく眠くなった。教育学部物出身というだけあって、偏差値教育に関する文章が多く、退屈に感じさせる部分も多い。かと言って、それ一辺倒で知的複眼思考法を教えていこうというものではないので、あしからず。『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』『共産党宣言』のくだりはおもしろかった。スゴ本のDainさんのプロフィールから読もうと思った。
この本に書かれているような考え方をしている人は、意外と多いのではないかと思う。それでも、分かりやすく実例も混ぜてまとめてあるので一読の価値はあると思う。
問題を提起するとき、「それは○○だから仕方がないでしょう」と一言で片付けないための考え方を身につける一冊。 一方向から見るのではなく、別の視点からも見れるようにするための基礎的な練習方法や考え方が丁寧に書かれている。 ただ、ところどころ読みにくい部分があったのでもう一度読み直したい。
図書館で借りたがちゃんと購入して再読する予定。思考停止に陥る危険性のある常識やステレオタイプに囚われず、物事を複数の角度から捉え、自分の頭で考える為の指南書。特に第3章「問の立てかたと展開のしかた」は日本人の苦手な分野ですので、重要だと思います。ただ、本書を読んだ後に、実生活でも思考の訓練を行わなければ知的複眼思考は身に付かないでしょう。言うは易く行なうは難し。
ステレオタイプにとらわれないための考え方をとても具体的に教えてくれる本です。特に「問の立て方」が丁寧に書かれています。自分が常識に対してもっている「なんとなく腑に落ちない感覚」が論理的に言葉に出来ようになると思います
いうなれば、日本のそれにはないアメリカの大学で得られる事が書いてあります。面白かったなー。400P弱あって尻込みしたけど、思っていたよりすらすら読了。自分の答えのつくり方/渡辺健介さんの本に通ずるところがありました。アメリカの大学で学ぶところが共通しているのだと思います。アメリカの大学いいなあ。何回も読みなおす事になります。おすすめ。
問い立ての重要性とコツを考える一冊だ。特に「問いの主語を、述語にして問い直す」と関係に注目し易いなど、便利なレシピが用意されている。ただし前書きで「考える事を伝えたい」と触れている様に、一貫して問いを<立てる事/変化させる事>という、考える歩みの進め方に着目している。例えば逆説についても「関係のない物の結果では?」という問いから見出すとしている。(ただし自分は「挙げた主体で説明されているのか?」の方が便利だと考えている) そのため事例収集の方法論や工夫など方法の大枠に目が向き難いので意識した方が良い。
いろいろなものごとを観る上で、多方面から考えるための切口の探り方を教えてくれる本でした。自分が持つ漠然とした疑問の具体的な表現法も書かれていて、ぜひ習得したいです。章ごとにポイントがまとめられているので重要なことも把握しやすくなってて、テキストとしても分かりやすいです。
知的複眼思考法とは、「自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く」思考法である。批判的な本の読み方、考えるための作文技法、仮想ディベートの方法、問いの立て方・展開の仕方、関係論的なものの見方などについて解説している。セクションごとにポイントがまとめてあることで復習がしやすく、またコツも紹介しているので実践的。さらに具体例を多く用いているので理解しやすい。
特に「読んだ内容がするする理解出来てしまう」「疑問やもやもやを具体的に表現出来ない」と思っている人に読む事を薦める。ケース・一般の往来、主語の分割、概念形成など、思考を深める為の指針の紹介を通して、問題を吟味する態度を説いている。ただし、提示されている指針で対処出来ない事例もあるはず。それでも単純化せずに、問題の取り巻く状況に注意し取り組んで欲しいと言われる。好感が持てました。
自分が常識にとらわれていることを実感する一冊。「多面的に考えるべき」ではなく、「こうすれば多面的に考えられる」という書き方なのが良い。考え方のノウハウが学べる。
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