雨心中
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雨心中の感想・レビュー(214)
血のつながらない姉と弟の逃避行。弟が犯した犯罪から2人で逃げ、やっと幸せをつかむかと思うと必ず壊されたり自分から壊したり。これ全ては姉が弟をスポイルしすぎた結果で、血もつながってない恋愛関係ではない2人の依存関係が途中から気持ち悪くてどよーーーん・・となりました。カヲルが一番かわいそう。
【図書館】初読みの作家さんでしたが…これは苦しい。何度も何度も幸せを手にいれかけては失くしてしまう姉弟。弟の悪気ないダメ男っぷりが元凶のようで、姉の執着が全てを引き起こしているような気もする。行き着くところまでどこまでもいって、最後の最後には幸せになれるといいです。
唯川さんの作品に出てくる人物には痛快さがあるのが多いけど、これは無かった。施設で育った血の繋がりのない男女が姉弟として生きていくんだけど、寄り添うというより依存、執着?殺人を犯した弟でも叱責する事なく、ひたすら側にいて献身する姉の姿が狂気じみていた。修道院の話が出てくるけど、彼女にとってのキリストが弟だったのかなと感じた。とにかく不幸の連鎖。嫌われ松子ぽかったかも。人が罪に堕ちる理由っていうのはけっこう些細な事なのかも、と思わせた作品。
◎ ここ最近、自分の中で唯川作品は「当たら」なかったが、これは◎ とにかく切ない。幸せになりたいのに、必ず邪魔が入る。人による邪魔ではなく運命か?最後も主人公には結婚して幸せになって欲しかった。
重かった…とにかく重くて、だれも幸せになれない。でも一気に読めた。周也から離れられない芳子・・・依存することで何を求めてたんだろう
唯川さんはもっと恋愛感情を全面に出した物語のイメージがあったので、恋愛じゃない愛情の物語っていうのが意外でした。芳子と周也の関係は、なんていうんだろうなぁ。恋愛じゃないし、ただの家族愛でもないし。できれば、少しでも幸せを感じるラストだったらよかったなぁ。本を閉じた時に、何とも表現しがたい気持ちになりました。
…なんだろう。とても重くて哀しくて湿っぽいストーリーで、共感出来なくって、読み進めるのがしんどいのに読むことをやめることが出来ない本だった。結局、芳子と周也はお互いから逃げることは出来なくてずーっとふたりの時間が続いてゆく。哀しいけどそういう人生も有りなんだなーって思った。
なんて重苦しいストーリー…。読んでいて疲れました。主人公の二人がもがけばもがくほど悪い方向へと突き進んでいってしまう感じでした。何処かで救いが訪れて欲しかった…。
とても重くて哀しい物語。決して誰も幸せになれず、同じ悲劇をこれでもかというほど繰り返す。別に幸せになりたいとは望まない、ただ平穏な生活を望む。ただ2人一緒にいられることを望む。でも、それが許されない、そんな不条理で理不尽な世界。
主人公に共感できずイマイチ。軸の2人よりもサイドストーリーにでてくる人達との絡みの方が指がすすんだ。北沢さんとカオルが特に。ハオもかわいそうだった。
何も持っていない主人公にとって、どんなに駄目な弟でも執着してしまう気持ちはよく分かる。 とても不幸に見えるけど本人は幸せなんだな。
「刹那に似てせつなく」を読んだ時には、主人公に共感できたが今回はできなかった。芳子に心配ばかりかける周也だが、芳子の存在が対応の仕方が周也の行動を助長させているのが、読んでいて辛くなってしまった。北沢さんの再登場を願って、ハッピーエンドを期待したのだが・・・破滅的で読んだ後どよ~んとしてしまった。
施設で育った女と男が、生きていく話なのだけれど、どんどんかかわった周囲の人間が不幸になっていく……。えええ、なんでそうなるのと思いながら読みました。重すぎる。
相手を不幸にする女なんだなと思った。たぶん、子離れ出来ない母親的な。折角周也が親(姉)離れできそうなのに、結局は姉(肉親)という言い訳をしつつ纏わりつきしがみつくそのねっとりとした女の湿度を嫌悪する。周也、気付けよ。動け、その姉のゆるやかな心中行為から逃げろ。
重すぎた………。なんでこの二人はここまで不幸にならなきゃいけないの(;_;)この二人どころかほとんどの登場人物が……(;_;)ぐいぐい引き込まれる文章だったから、物語に入り込み過ぎて、暫く引きずりそうなくらい落ち込んでいます。そんな読後感。ありえない不幸さなのに、妙にリアリティのある話だったから、更に落ち込む。。ううう。。
私も多分同じ道を辿ると思った。なので読んでいて気持ちがダイレクトに伝わってきてとても切なかった。今まで読んだ作品とはまたちょっと違ったが、私は一番好きかも。
週刊ブックレビューで取り上げられていて面白そうだから読んだんだけど…わたしには合わない本だった。共依存でもない。だって芳子しか依存してないんだもん。周也は利用してるとしか見えないし。文章はそれなりだから読ませるんだけど登場人物に魅力がないのが。
うーん…なんか、あまり唯川さんっぽくないように思いました。そして、暗い。全てがダークで、ラストも「えぇっ!?」って展開である意味衝撃でした。続きが気になって朝方まで掛けて一気に読んだのに、とても残念でした。
恋愛物ではないところに最初違和感があったがぐいぐい引き込まれた。明るい兆しが見えたかと思うとまた堕ちるの繰り返しに出来すぎた話のようにも感じたが場面場面で実際にもなんかありそうと思ったり。周也から脱却するところまで見届けないとなんだかやるせない。
テレビ朝日の裏黒いけど人情系の連続ドラマの香りがちょっとするかな~☆ 気付くと、不幸な話に引き込まれてる自分がいた。 ラストも、こうなるだろうなーって感じ。 現実、周也みたいな相手に出会ったら、幸福なんだか不幸なんだか。。 この血の繋がらない姉弟とは、関わりたく無いと思う自分がいたなー。
決して賢い生き方ではないのに、こんなに夢中になって読み終えたのは何故なんだろう。芳子から周也への、ひたむきで全てを無条件に受け入れる愛に惹かれるのか。ストイックに真っすぐに働く姿が心地よいのか。今度こそ穏やかに生きられるかというところからの、大どんでん返しに目を離せられないのか。・・単に、他人の不幸は蜜の味なのか・・・ 自分の身体でさえわが身のものではなく神のもの。ただ周也だけは私のもの!との執着ぶりに圧倒される。周也の存在そのものが芳子の自我の存在意義なんだろう。支えがないと人間は生きられない・・ね。
いままで私が読んできた唯川作品とかなり作風が違ったので少々戸惑った。 主人公二人が陥る負のスパイラルに読みながらため息が出てしまう。 なのに、読み進めるうちに止められなくなっていた。 周也みたいなタイプって、男としてもちょっとかわいいけどタチがかなり悪いかも…^^;
昔読んだ、『嫌われ松子の一生』を思い出した。施設出身の芳子と周也。本当の兄弟ではないけど、本物以上の強い結びつきがある。読みながら、それぞれの幸せを祈っていたけど…(;_:)
芳子にとっての幸せは周也の傍にいられることだとしたら、つらい状況であっても幸せなんだろうなと思いながら読みました。鈍色のなかにさす薄日のような小さな幸せの場面がとても尊くみえました。いつもの唯川さんとは違う重量感。これからも楽しみにしています。
読んでいて何度も、ふと、この著者は誰だったっけ?と思う程、唯川さん色を感じない内容でした。逃げても逃げても不幸が追って来る幸薄い姉弟。不幸が、さらなる不幸を連れて来て読んでいると、しんどくなってきます。重たい昼ドラみたい^_^;でも今迄の唯川さんを読んで来た人には新境地と感じられて良いかも。
重い…重すぎる……読んでて、なんで!!とモヤモヤ。血のつながりより濃い繋がりがあるんだろう。でもモヤモヤ。幸せになれるはずなのに、あえて背を向けているような。いや、幸せの方を向いた時に、周也が必ずいてその周也の後ろに不幸があるんだろうな〜。「幸せ=不幸」のもれなくセットみたいな。お互いがお互いに依存しあい、悪いスパイラルを産み続ける。ほんまに題名通り、心中だと思った。
予想以上に重かった。唯川さんにしては意外な感じ。姉弟という、血は繋がっていないにも関わらず、それよりも濃いものを感じさせる二人にイライラしながらもつい読み進めていました。こういう関係って端からはとてもよく見えるのに、いざ自分の身に起こるとなかなか気付かないものなんですよね、きっと。この物語の中でも一番哀れなのはハオやと思います。周也と名乗りさえしなければ…と。ラストもやるせないけれど、この二人にはぴったりな終わり方なんでしょうね。
芳子は、周也に依存されることに依存する共依存ですね。「道を踏み外す女には二通りある。男に駄目にされる女と、男を駄目にする女。相手を捨てない限り、男も女も駄目になる。」周也への執着を断ち切らない限り、お互いに幸せにならないでしょう。でも、この心が安まらない不安定な状態が、芳子の空虚感を満たすのだろう。
雨心中の
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