鉄の骨
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鉄の骨の感想・レビュー(771)
面白かった!650ページもある分厚い文庫ですが、3日くらいで一気読みでした。あとがきにあったけど、タイトルが「走れ平太」だったら、私はきっと買ってなさそうなので、このタイトルでほんと良かったと思う!
ゼネコン談合を当事者側の視点で描いた作品。「いびつなスキーム上での遵法精神は、かえって社会の害悪たりえる」という大義名分のもとに行われる談合をめぐり、各社間の思惑が交錯し、熾烈な交渉が展開される。犯罪=悪と断じるのは簡単ですが、そこで思考停止してはいけないこと、さらに正義と驕りは紙一重であることをリアリティをもって伝えてくれる作品です。
やっぱり池井戸潤熱いです! 建設業界ゼネコン談合事件の本。いやあ面白い! しかも彼女との関係も暗礁に乗り上げて、談合問題と恋人問題がからまりながらのっぴきならない展開に! どの登場人物も味があり、流石!とっても面白かったです。 ところで、談合って現実には今でも続いているんでしょうか???
下町⇒タイヤときて池井戸作品3作目。中堅ゼネコン一松組に入社し4年、現場一筋の主人公・富島平太がある日、業務課への異動を命じられる。そこは別名、談合課。談合は悪とする平太だったがいつしか談合の世界に取りこまれていく。2千億円の地下鉄工事の入札を巡りフィクサー、建設各社の談合担当者、政治家、検察、主要取引銀行が入り乱れクライマックスへと一気に進んでいく。談合に纏わる話だがある意味純な平太が、働く意味を自問し、悩み、成長する青春小説の一面も見せる。読後感も池井戸作品ならではで満足して本を閉じることが出来る。
談合やゼネコン、もっと取っつきにくい内容かと思いきや、主人公の平太がどこにでもいるサラリーマンで好感が持て、さらりと読めた。ラスト、彼にとって本当によかったのかなと思ったけど・・・
入社4年目で仕事を覚えたての新人がどんどん社会というルールを知っていく様と学生のときから交際していた彼女との様子、田舎の母のことと、どんどん話の中に引きずりこまれ、あっという間に読めてしまった。
中小ゼネコンに勤める若手社員の平太。現場専門だった彼が談合課と呼ばれる業務課に異動して、業界の古い悪慣習である談合に巻き込まれていく。理想と現実のギャップに悩みながらも、他の大手ゼネコンの役員や天皇と呼ばれる談合の仕切り人、理不尽な役員などと共に入札を戦い抜いていく。先輩の西田さん、かっこ良いです。****
大手ゼネコンの公共物件入札に関わる談合の話。調整の場の描写は、個々の思惑をはらみ真剣身を帯びる。抜き身を手にするような迫力で描かれていた。談合の必要性と非合法性のはざまで考えさせられる主人公の葛藤。遠望深慮で談合摘発を逆手にとる大戦略を描いた上司。手に汗握る面白さがあった。主人公の恋の行方、母の病気を差し込み切迫した状況を演出している。そんなサイドストーリーについては物語に厚みを持たせてはいるものの、何となく未完結のような印象を受けた。
池井戸氏の作品は最後がスカッとして読後感が良い。今回も八方ふさがりと思いきやまさかの大逆転。銀行を書かせるとめっちゃリアルですな☆
【図書館】 年末に「下町ロケット」からファンになり、「空飛ぶタイヤ」経由でこの「鉄の骨」。最初はいやーな感じで仕事ってこんなもんよね、って読んでいたのに驚きのラストまで一気読み。池井戸さんはホントに引き込むのが上手い。
ゼネコンによる談合を描いた物語。「相互扶助」「必要悪」の大義名分のもと、フィクサーの元に日参するゼネコン幹部達、政官財の癒着などの描写はもはやフィクションと思えないほどリアル。マネーロンダリングの巧妙さも実際模倣されないか心配(笑)平太の彼女・萌の計算している感じや園田の人を見下した態度にはいちいちイラッとした。ところでこの三角関係的なくだり本筋に必要だった?先輩社員の西田、普段はちゃらけてても仕事となると誇りと責任を持ってる感じがカッコ良かった。ラストまでどうなるかわからない展開も楽しめた。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/13
公共工事をめぐるゼネコンの談合に関するフィクション。 悪いと知りながらも組織や自分の都合で「必要悪」が生まれる過程が、なんだかリアルでありオゾましい。 検察や企業の駆け引きは読み終えた後にちょっと痛快。546ページもあったけど、あっという間に読めるほど面白かった^^
堅苦しくなりそうな企業物、しかもこのページ数。読むのに時間かかるだろうなと思っていたがあっという間に終わってしまった。それほど読みやすいし面白い。他の池井戸作品を読みたくなった。
while reading, i was irritated for girlfriend.because i know very well about her mind. all cast are charming. I don't know about this business,but it is easy to understand. I will recommend this for my friend.
地下鉄工事の談合、仕切り役の三橋顧問は同郷の平太が可愛かったんだろうと思う。現場での熱血漢ぶり、他社の役員に吾しての交渉、凄い若手だ!本音では、談合をしたくないといいながら、しがらみに流されてしまう三橋顧問が平太の「昔の貧しかったけど幸せだった時代にもどりたいか」という問いに「今が一番いいと思うようにしている。」というポジティブな言葉が、結末までいくと、とっても悲しく聞こえる。
下町ロケットからファンになった池井戸潤氏の作品。ゼネコンの談合をテーマにした話でした。それだけでなく、銀行とゼネコンの考え方の違い、それに関わる人間関係、平太と萌のなんともいえない関係など、読んでいてとても引き込まれるところがありました。はじめ手にとったときは結構分厚いなぁと思ったんですが、読んでみればあっという間でした。おもしろかったなぁ!
よく取材されてて面白かった。談合時代が懐かしかった。でもスーパーランクはまだかわりないかもです。予定価格と最低予定価格の説明がなかったのが少し物足りなかった。
談合についてスリリングに書かれてぐいぐい引き込まれた。池井戸氏と言えば、銀行をテーマにした小説を良く読んでいるが、建設会社をテーマにした本書も非常に面白かった。現実に起きているニュースへの興味も深まる。
公共工事をめぐる大手ゼネコンの談合。談合は必要悪なのか?政治家の裏金作りのシステムとかリアルな記述で読みごたえがあった。真正直な平太がよかった。池井戸さんの小説はみんな面白い。
建設会社に勤める主人公が、異動によって談合に関わるようになり業界の論理と社会の論理の間で悩む物語。談合ってこんな感じでやってんだ!と分かりやすいストーリーになってます。特に建設業界の“談合を正当化する論理”は納得できる面もありました。だって現実でも最近は過当競争で、適正価格以下で商売をしているところが沢山あるように思えます。まさにデフレスパイラルです。もちろん談合が良いとは思わないですが、物やサービスに対して適正な評価をする事が大事なんだな~などと考えさせられました。
建設会社に勤めていたので、小説なんだけど、とってもリアルな感じがして!うちも一度検察の調査とか入ったこともあって・・・。建設会社がつぶれると世の中がおかしくなるってよく聞くけど、本当にそうなのかな。そんなに建設業ってすごいのかなって昔から思ってた。税金でやる公共工事は国民のお金だから、やっぱり談合抜きで入札してほしいよなー。そんな話の中、恋愛ももりこまれてて!これは本当に、おもしろかった!!!
建設会社と談合と競争の話。談合と競争の話っていうのがポイント。談合は必要悪なのか、それとも競争を排除し企業努力のインセンティブを奪うものなのか。まあその結論はこれを読んだ人によっても違うのかもしれない。ただ一つだけ言えることは下請け企業めっちゃかわいそう……
正直、冒頭はたるいな~という失礼な感想をもったのですが、読み進めるうちにぐいぐい吸い込まれ、かなりのページ数、文庫で646ページでしたが、読み始めて実質2日目に深夜まで読みふけり読了した。いずれにしても、登場人物から発せられる言葉や、人物像がいずれも素敵だった。嫌な人物も登場するがそんなこと物語の瑣末な事柄という感じた。色々な意味で、楽しく新たな世界を見させていただいた気持ちのした本。多分、私は池井戸作品にはまる…
めちゃくちゃ面白い。最後もいい!!平田の誠実さにグッとくる。池井戸潤の話は、私の知らない世界を見せてくれるからめっちゃすきやな。とにかく、これはよかった!!
安直な感想ですが面白いです。詳しく面白いところを挙げるとすると、人間関係のリアルさ、予想外の展開、談合という社会の問題、それらが計算されて書かれているように思いました。談合の話も、平太と萌の関係も気になる内容になっていて、どんどん引き込まれます。社会人の難しさを肌で感じる本でした。私個人としては買っても損が無いと思います。
まさにドラマ向きのストーリー。若輩の平太が三橋との関わりから談合に巻き込まれていくのは、ちょっと無理があるがテンポの良い展開で一気に読ませられた。本命は〔下町ロケット〕なのだが、その前哨戦として手に取った。これで益々〔下町ロケット〕が楽しみになったぞ。
ドラマを見て、池井戸さんのいつものよりシリアスだなあという印象だったが、本はやはり池井戸節ですね。話の内容は結構違いますが、各ゼネコンのすり合わせや面々はテレビの方が迫力あった。談合は池井戸さんの本来の畑ではなかったからか?しかし平太はこちらがずっと良かった。自分の仕事を持て余しながらも真摯に取り組む姿勢。でも決して背伸びしないところ。三橋にリンゴの話もじんときました。一つ残念なのが平太の彼女。池井戸の作品の主人公周りの女性はどうも魅力に欠けます。
久しぶりのドラマ→本のパターン。といってもドラマは全部見た訳でもないので余計に新鮮に読ませてもらいました。・・・でもドラマはかなり違わないかい? 最後まで西田が出てくるとビジュアル的には竹山を想い浮かべてしまったけど、かなり良い配役だったのではと思います。 当たり前なのかも知れないけど本の方が続きが気になって面白く読ませてもらいました。仕事の描写が熱いです。サラリーマンの方は必見かと(笑) 上に噛みつく西田のプレゼンの件とか、めちゃめちゃ気持ち良かった。 下町ロケットも早く読まなきゃ!
忙しくて久しぶりの読書にこの本を選びました。空飛ぶタイヤも面白かったので期待して。やっぱり池井戸氏の本は面白い。あっという間に読破できました。どことなく淋しそうな三橋がよかったなぁ
池井戸さんの作品を初めて読みました。ゼネコンのこと談合のこと勉強になりました。検察のガサ入れのシーンは手に汗握る感じ。最後の方は一気に読みました。同じ年の平太にいらだちを感じ、年上のできる男に憧れるのはわかる。でも、園田って平太を見下す感じがいやだ。
ゼネコンマンとして興味のあった一冊。今は談合こそないものの、現場の職人とのぶつかり、内勤部署での仕事を獲ることの難しさ・・・。のめりこまざるを得ない内容でした。あまりの忙しさに当時の彼女とのすれ違いも・・・。自分の思うようにすればいい、そんな言葉に救われたような気がします。
池井戸さん2作目読書。下町ロケットも鉄の骨も企業もの。面白かったですね。537ページとずっしり重かった本だけど、中身も談合からみで重い。平太の若々しいエネルギッシュさ・・思いっきり働いている感じが伝わってくる。そして、色々な人間と出会い成長していく。入札や見積金額で負けることは、それだけ何かの気付きや努力が不足だった事。「どうして貴方の企業の負債を私の会社で負担するのか?」全くその通り。最後は、良かったネエ。でも平太の彼女は、どうしたのかな?私的には分かれたほうがスッキリするけどね。
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