犬と鴉
犬と鴉を追加
犬と鴉の感想・レビュー(31)
02/16:magame
【読了】田中慎弥強化月間継続中なんですが、うーん「鬼才」を理解するには読み浅いのかな〜 って鴉出てきたカァ…
02/06:未然
「戦争」を描いた「犬と鴉」、街が戦禍に巻き込まれ、病気の私は壕に逃げ込み、空を覆う巨大な鯨が凶暴な黑犬を放ち、父親は先の戦争から焼け残る図書館にこもる。「聖書の煙草」、母親と二人暮らしの三十三の働かない男、近所で強盗事件が置き、彼はその犯人として疑われていると思い込む。そう思い込みたい過程が独特。結局よく分からなかったが、何故か気になって読んでしまう。
01/28:ルーシュン5・3
すんごく気色悪い!(ホメ言葉)文体や使われる言葉は特に難解なものではないのだが、どう組み立てると、こういった不穏な空気が出せるのか。得体が知れない膜で体をおおわれた感じ。
芥川賞受賞3年前に刊行。 収録された3編のうち表題の「犬と鶏」は車谷長吉風。「血脈」は退屈。「聖書の煙草」は町田康風。スタイルを決めかねている様子が伺える。 受賞作も期待薄か。
01/24:HIS
田中慎弥の決定的な飛躍は、2009年のこの「犬と鴉」によって果たされていたのかもしれない。唯一戦火を免れた図書館が丘の上に聳え、荒地となった街には空中から産み落とされた黒犬たちが徘徊する圧倒的な物語空間。そこであたかも壮大な叙事詩のようにして、ある家族の歴史と葛藤が綴られていく。象徴や寓話としての解釈可能性はもちろん否定しないが、まずはこのびりびりと痺れるような文体と物語の魅力を肌で感じて欲しい。作者個人のオブセッションが普遍へと接続された怪作である。
01/19:dozeoff
08/31:紅茶
03/10:Yygmn20
03/08:しし丸
10/05:もつ
着弾したところに犬が現れたって最初は比喩かと思いました。祖母がすごくよいですね。悲しみを食べておなかいっぱいになる、というのは、米軍に犯されたがる初期大江健三郎や初期村上龍を感じさせますが、この本では日本に根づいた感覚というようには描かれていませんね。寓話ですね。最後に収録されてる話はユーモアものでよかったです。田中慎弥はこうでなくてはね。
カフカ的な不条理世界に戦後の日本の貧困と卑屈さとが寄り添っていて閉塞感を醸す。私見だが、「悲しみで腹を満たす」とは、作家における創作衝動ではないかと思う。文学、それも身を削って書く類の作家であるなら「悲しみで腹を満たし」て小説を書く必要があるのかもしれない。小説、または小説を書く段においては、生きている人間の言葉も死者の言葉も同じ言葉に変わりない、したがって死んだ祖母は幾度なくよみがえり、生き生きと主人公に語る。ラストで鴉に襲われた主人公はもはや、作家である以前に人間でさえもなくなっている
01/08:かまわない
読みつづけられない気色悪さは健在だったが、なんで「鴉」なのか、よくわからなかった。「犬」じゃダメなのか、「父」には。目玉をくりぬかなきゃダメなのか。つまり、たんに消去する以上の働きかけ――凌駕して蹂躙しなきゃいけないのか。そう考えてしまうとエディプス・コンプレックスっぽいなぁ、で終わってしまう。
11/18:juna16
わかりやすいわかりにくいの分類だったら、わかりにくい話なのですが強烈jに惹かれる世界でした。表題作はイメージが鮮烈で、唐突に戦争が始まり主人公が病気で徴兵検査を逃れ空から犬が産み落とされ、と内容を語っても意味がない豊穣な言葉に彩られた物語。別の二つも父親不在というところは共通していますが、独特の田中慎弥の世界が広がっているのです、どこまでも。
10/14:田中森
犬と鴉の
%
感想・レビュー:19件














ナイス!













