獣の奏者 (3)探求編
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獣の奏者 探求編 3巻を追加
獣の奏者 探求編 3巻の感想・レビュー(1862)
王獣編からだいぶ間を空けてしまっていたのでうろ覚えで読み進めていきましたが、だんだん記憶って蘇ってくるもんですね!「昨日の夕飯は覚えていなくても五歳のときに見た夕焼けは思い出せる」ていうのと似てるのかも。「黒鎧は、誰にも負けぬ」ヨハルさんが一気にかっこよく見えました。イアルさんかっこいい。ひたすら想う気持ちの強さが伝わってきて泣きそうになる。上橋菜穂子さんの作品だいすき。改めて実感。
エリン、やっぱり大変な目に遭ってるし! 前二作は非常に完成度が高かったが、エリンはもう1人じゃないって知ることができただけでも、この本を読んで良かったと思う。それにしてもエリンもイアルもサバイバルに強い。放っておいたら、いくらでも1人で生きられる。ストイックすぎる2人だからこそ、結ばれて良かった。
母になったエリン。子を持つが故の不自由さや切なさに共感するところもあるけど、揺るがない。逃げない(逃げようもない)。Ⅱ巻の内政から今度は外政へ。さらに王獣と闘蛇の歴史などどんどん根本にさかのぼる。たまにおいてかれそうになるぐらい。特にウハンの村からアスマルまで筋を追いながら歴史を理解するのにえっとえっと、でした。息子のジェシを始め、新たにオリ、ヨハル、ロランと魅力。特にロラン。やや道化師的?惹き付けられた。イアルだろうと思いつつやっとイアルが登場したときはほっとした。この巻はゲド戦記を思い出す。重厚。
「…ここまでね」「ああ。ここまでだな」「生まれて、死ぬまでのあいだに」「この十年があって、よかった」 何と、何と悲しい、叫びであることか。子を持って、初めて分かる、守るべきもののある身の切なさ、子を想う心。業を背負って生きる二人が、逃れられぬ宿命と言えども、深くその悲痛さを慮らずにはいられない。戸惑いつつも、現実を受け入れんとする2人に、そして無邪気さを纏いながら、過酷な運命を待ちうける幼子が、これから目の当たりにする「結論」は何なのか。完結編を今すぐにでも読みだしたくなる衝動が抑えられない。読もう。
イアルにまた会えた~!2巻から11年もたってしまっているのに吃驚。でも,「この10年があってよかった」という年月であったことが嬉しい。やっぱり彼らには幸せになってもらわなきゃ。守り人もそうだけれど,誠実であればあろうとする程,政治という生臭い世界の中では大変な思いをすることになるのだなあ・・・。ヨハルにロラン,クリウ。彼らの活躍もまた楽しみです。それにしても,エリンの夫が登場するのが第4章(半ば過ぎ!)って,作者はどれだけ読者をやきもきさせるおつもりだったのでしょうか!どなたかも書いていましたが叫びたくな
so good!図書館。<降臨の野>の奇跡から11年、30歳のエリンに大公から、闘蛇村で起こる<牙>の大量死の原因を調べよとの命が降る。真相を探る内に、エリンは歴史の闇と秘せられた繋がり、亡き母の思いを垣間見る。自らも母となったエリンはその小さな背に、王獣と、闘蛇と、家族と、国家の未来さえ負わされて、進む道の先に一体何を見るのか。
エリンが彼と結婚して子をなしたのが嬉しかった。ただ、物語は予想の範囲を越えてシリアスになっていくので、読み進めるのが辛くなる。エリンは真実にたどり着けるのだろうか。
エリンが家族を持つようになって、うれしかったけど、これからエリンの家族三人はどうなってしまうのだろうという不安が強かった。
前巻は不穏な感じがして、読んでいてもリラン達王獣がどうなってしまうのか心配だったのですが、本巻は11年が経過していてエリンも母親になっていて、表紙はエリンとジェシ親子みたいですね。数年単位の時間を掛けて侵略しようとして来る国外・ラーザからの脅威へどう対応するのかと、王獣部隊をどうするのかが今後の鍵になる感じでしょうか。次巻で終りみたいですが、どんな結末になるのか楽しみです。
降臨の野の奇跡から11年。妻となり母となったエリンは平安な暮らしにはならず、闘蛇村を巡り牙の大量死の謎を探る。国で最古の闘蛇村で命を狙われたことをきっかけに大きく動いたエリンの運命。真王と大公が治める国の複雑な政情もからんで物語は一気に進む。エリンの決断とイアルの覚悟、さてこの先の展開はいかに??もう、止められませーん。一気に4巻へ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 12/11
闘蛇の生態や闘蛇村の描写が増えて、ここしばらく王獣に偏っていた視点が、1巻当初に戻ってきたような感覚。孤独に苦しんでいたエリンの感性は変わっていないけど、家族と信念を守ろうとする力強さは大人になったなぁと思う。とりあえずイアル格好良い。ところで不器用な二人の肝心の10年間の詳細が気になるのだけど、そこはお預けか!
前作とは11年の隔たりがあり、エリンが母になっていました、闘蛇や王獣の謎が解き明かされていきます。1日で読んでしまいました。いよいよ次巻で完結です。
文庫化されるのが待てなくて、図書館から借りて読んだ。真実、幸せ、大切にしたいもの、守りたいもの…エリンの選ぶ道は、いつも厳しく険しい。前2巻では見えてこなかったものが、今度は更に視野を広くして丁寧に描かれているのに、物語の展開のスピード感は変わらず、一気に私をこの世界に引き込んでくれた。どうか、みんな幸せに。そう願うけれど、上橋さんのことだ、きっとすんなりと丸く収めてくれないだろう(笑) でもきっと、明日に続く結末を迎えると信じている。
アニメ版が王獣編で終わっていたので、「その続編?」と思ったが、なんのなんの。更に運命の歯車は複雑に噛み合わさり、物語は進んでいく。人の脆さと強さを描き、綺麗事ばかりではない展開。そこが本作を児童書を超えた児童書と位置付ける所以なんだろう。しかし…破滅へと突き進んでいるとしか思えない展開。どう完結するんだろう。気になるぅ(汗)。
読むのがもったいなすぎて、なかなか読まずにいたが、ついに手を出してしまった待ちに待った続編。 内容は期待通り。成長したエリンが、何を決断し、どう生きていくのか、完結編も楽しみ。
守るものができると人は強くも弱くもなるんだなあとしみじみ。エリンとイアルの関係が、夫婦以上の絆を感じさせてくれる。抗えない大きな政治の力に負けずに、自分で困難な道を切り開こうとするエリン。ナウシカみたいだなあ、と思いました。完結編が早く読みたい。
エリンがすごくお母さんになってて、成長したな〜とか感じられる3巻!闘蛇についても色んなことがわかってきて続きが気になる。エリンが家族とどうなるのかも!
闘蛇編王獣編のあと間があいたので、忘れていた部分もあった。エリンがイアルと一緒になって、お母さんにもなっていて、感慨深かった。でも相変わらずしんどい道を選ぶなぁ。生き物の理。長い時の流れの中で人々が繰り返してきた選択や愚行。人は争いからは逃れられないのか。時に埋もれ隠されていた真実。戦わないための模索。自分と、現実と向き合い、自分の進む道を選ぶこと……。エリンはどこにたどり着くのだろう。
これからどこに向かっていくのか。。。。もうエリンは幸せに暮らす事はdきないのだろうか?エリンと家族と王獣たちが幸せに暮らしていけたらいいのにねぇ~結局なんでも人間が悪いのだね。
母になったエリンが王獣編までに明かされなかった、闘蛇と王獣の謎を解き明かす過程の話。全然ジャンルは異なりますが、時が経ってもどこかしら少女のような感性を持っているエリンは、赤毛のアンみたい。
再読。闘蛇編、王獣偏、刹那と一気に読み直してから探究編に入ると読みとばしてた細かいところもしっかり入ってきて新鮮な気持ちで物語に没頭できた。やっぱりディティールが素晴らしい。。ヨハル様の「闘蛇の角を握れば、黒鎧は、誰にも負けぬ」かっこよすぎ。。ジョウンとはまた違う大人の魅力が溢れすぎてもう汲んでも汲んでも汲みきれない・・みたいな・・
「命を歪めることは許されない」という信念に基づいて決断するエリン……でも、そもそも”歪める”ってどういうことを云うんだろう……自然に生きるって、どういう状態を”自然”と云えるんだろう(人も動物も) 後半が楽しみ
ううむ。あえて火中の栗を拾う、この決断は重いよ。だが、逃げないことを選択した彼らは、なんて気高い勇者なのだろうか。大団円を迎える完結編であってくれ!
私も前巻から少しだけ間が空いてしまったが、本の中ではあれから11年という歳月が経ち、ジェシという息子ができて、長くは続かないかも…と覚悟しながら、生活してきた二人。ジェシは何も知らずに大きくなって、幸か不幸か(両親の愛情を受けて幸せに決まってる)。ジェシの無邪気さが堪らないが、それも切ない。前半は闘蛇の謎の探求で、後半はそれを踏まえて話がガラッと変わる。毎回感じるけど、情景描写が凄すぎる。
エリンは、リランに大自然の大空を飛翔してほしいと願った。それは、自分と、夫と息子の安寧と結びつくものでもあった。読んでいくうち、決して多くはない選択肢のなか、私も死を選ぶしかないような気がしていました。でも、それは安易な考えだったんですね・・・。すべてがエリンにとって逆風で、それなのに、生はすべての生き物に等しく与えられるべきだと、一点の曇りもなく信じるエリンの意志の強さに、セィミヤ同様ハッとさせられました。ひょっとして、人にはなべて、私の中にも、そういう強さはあるのかもしれないけれど。そう願いたいですね
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(5)
- 10/19
noe@灯れ松明の火
mya*さん、コメントありがとうございます。私も、感想欄じゃ書ききれないほど色んな思いが沸いてきました。イアルの思いから発せられる熱がどっと伝わってきたり。主に3人を見守るエサル師の気持ちでしたが(笑)
ナイス!
-
10/23 00:29
mya*さん、コメントありがとうございます。私も、感想欄じゃ書ききれないほど色んな思いが沸いてきました。イアルの思いから発せられる熱がどっと伝わってきたり。主に3人を見守るエサル師の気持ちでしたが(笑)
ナイス!
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10/23 00:29
子どもの時に読めたなら、また違った感想を得られだだろうな。大人としての感想しか持てないのが悔しくて仕方ない。2巻から11年後、今や8才の子の母となったエリンの物語。当初、書かれる予定がなかったらしいのに、それを感じさせない闘蛇の設定が見事。。ソヨン母さんはきっとまだまだ沢山のことを抱えて亡くなったんだろうなぁ・・・。おそらく本意とは違う道を行くことを決断したエリンが、この後どうなるかが非常に楽しみ。ラストシーンといい、息子とのシーンといい、イアルがとてもかっこよかった1冊です。
ファンタジーはあまり読まないが、例外的に嵌ったのがまさか児童文学とは。闘蛇と王獣という、本来人間の手に余る存在を廻って、国や人の運命が変わっていく。これは現実世界での人間と兵器の関係にも近い。他国を侵略しないという意味では、リョザ神王国は日本と近いのかもしれない。が、国を護るため、他国と交渉するためには軍事力がいる事は当たり前すぎる話。この理屈が分からない人が日本には多いのが不思議である。と、少し斜に構えた感想を書いてみる。
「生まれて、死ぬまでのあいだに」「この十年があって、よかった」というイアルの言葉には胸にくるものがありました。降臨の野の出来事から長い月日が経っても エリンは国にとって重要人物で…。イアルとエリンが何を考え 決断を下したのかとても気になる。この国の行く末を見届けよう。
ちょっとした言葉づかいがそっくりなエリンとジェシ。親子なんだなあとしみじみ。降臨の野から時が過ぎ,家庭を持ったエリンが再び王獣と闘蛇をめぐる思惑に関わってゆく。エサルがエリンとイアルの不器用な生き方を思い遣る場面がいい。「奏者」としてエリンに共感するロランのこれからも気になる。セイミヤの張り詰めた日々は,エリンの提案でどんな方向に向かうのだろう? 緊張する場面が続く中,食べ物の描写にはほっこりとしました。
何が自分の命を奪うのか知らないまま死ぬ、ということが印象深かい。歴史は繰り替えされるとは言うが、私はその過去を知らず、それでいて未来の何を想像できるのかと、思いました。上橋さんの書くイアルとエリンの表現は、本当に大人にしかわからない情景が後からじんわりと理解できる。子供にはどんな風に感じられるのかを子供の頃にも読んで知りたかった。
『王獣編』から11年経ち、エリンはおそらく三十路(上橋女史はバルサといい、この年代の女性が見事)…大公から舞い込んできた闘蛇大量死の原因解明、明らかになる大きな隠された過去。政治的なシビアさ、重すぎる宿命。けれどもここに、家族がいるからこの話はいいんだな…イアルがお父さんやってる!今日の晩飯とか明日洗濯しなきゃとか妻はいつ帰ってくるんだろうとか、いいな、おい。腕白ジェシへのエサル教導師長さまの先生っぷりに感動。一筋縄ではいかぬジェシへの説教に搦め手を使う辺り、「返事は短く、心をこめて!」プロでらっしゃる…
「最前線を駆ける覚悟のない者に、武人は敬意を抱かぬからです」
最後の1行、身体が震えました。
イアルもエリンも凄い。
早く続きが読みたいです!!!
え、お母さんなってるよエリン!前作は本当に綺麗に終わった話だったけれど、この先どうなるの!?って思ったから、嬉しい続刊。相変わらず上橋さんは子供の心情を描くのうまい。そして、うん、やっぱり人生なかなかうまくいかないもんだね。
獣の奏者 探求編 3巻の
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感想・レビュー:542件










































