まっすぐ進め
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まっすぐ進めの感想・レビュー(350)
素敵な雰囲気の連作短編集でした。石持さんがこんな話を書くとは知りませんでした。無理矢理な、こじつけ的な部分もありますが、短編だし、それほど違和感もなく楽しめました。本のタイトルがダサいので(すみません)それほど期待してなかったのですが、個人的にはかなりお気に入りです。
秋は、人を愛し愛されることにおびえていたのかも。観察力、想像力のずば抜けてよい直幸に出会って人生の扉が開けられた感じ。ありえな~い・・・と言いたくなるような展開でもここまで真正面から目を逸らさずに語られるとそうかも・・・と頷いてしまうような展開。だからって嫌じゃなくテンポ、歯切れの良さにどんどん引き込まれてラストまでたどり着いた。???の飛び交うような部分は多々あるけど、突っ込まず差し出されたものを見て、2人の将来を祝福したくなった。石持さん初読み。もっと読んでみたいと思った。表紙の絵が気に入りました。
言いくるめられてしまいそうなほど、整然としたものいいですが、どこか納得いかない感じ。ナゾが解かれた瞬間の感情は素直に受け止めたい。けれど、もうちょっとすっきりが足りない。どっちかっていうと千草ちゃんに語られた話の方が好きかな。
石持さんらしい、短編ミステリー小説。今回は主人公の恋愛要素が強かったかと。若干無理やりな感じもする推理だけど、うまくまとまってるから、心地よく読める。彼女の抱える悩みは、想像以上に重いものだったけど、それを踏まえて愛しちくれる人がいるって幸せなことだと思う。
図書館で表紙と題名に惹かれて。「Rのつく月に~」に似てる感じかな?と思ったけど意外ににずっしりとした終わり方だった。日常の謎なんだけど納得がいくようないかないような。好みの別れる作品だとおもう。
この突拍子も無い無理やり感ありありの理詰めの推理、どっかで読んだことあるような・・・と思ったら、石持さんの作風は坂木司に似てるんだなぁ。そんなことまで解かるかい!!って推理も、こんだけ押し付けられると、降参って感じ(笑)嫌いじゃない。テーマは重めだけど、さくさく読めてなかなか面白かった。
ほんの少しの謎や矛盾から よくまぁそこまで推理(邪推?妄想?)できるモンだなぁ。こんな男性が彼氏だと片っ端からほじくりかえされて 隠し事のひとつも出来なさそうで…嫌。でも主人公カップルはピッタリな組み合わせだった、という事でお幸せに〜。
安楽椅子もののミステリー。テーマは結構重いからか、読了感も結構重め。けど、全体的に見ると爽やかっぽいのは不思議だ。秋が「捕われている事」は予想はついた。けど、ラストはあんなにあっさり納得できるものなのか…?結局、「彼女」がどうしてそう思ったかについては語られてないし。この辺がスッキリしなかったのが残念。
話のベースは同著者のRのつく月には〜に似ており、ある事象に対して存在する思いを読み解くようなお話。どこに着地するかと思いきや意外なとこに着きました。話とは関係なく直くん、秋ちゃんという呼び掛けに、凄く優しい雰囲気を感じ良かったです。
明確な結論のないミステリ。与えられた情報をもとに推理というか想像を働かせるのだが、納得できるような、無理があるような。主人公とその彼女の性格とか、なんともなぁという気もするが、まあそれも一つの味なのでしょう。
本格ミステリの作者が書いた半分ミステリ半分恋愛小説。 それなりに楽しめた。 主人公の男性が恋愛しながらそれぞれの章で起こる事件を解決していく、という連作短編集のような形で、それでいて事件とからみながら恋愛が発展していく、という実に面白い仕立て。
内容には関係ないのだけれど、また急性白血病という病名が出てきた。書籍化の際追加された、直幸の友人の婚約者が語っている部分。彼女の父親がこの病気で、中学生の時亡くなっている。なんで、白血病をだすかなぁ?ガンでいいんじゃないの?この病名に過敏な自分を思い知らされる。美男美女で聡明なカップル。現実味はないけれど、読後感は悪くなかったです。
流れ的にはホームズみたいな観察眼、豊富な知識、洞察力で日常のなぞを解く感じ。真実は一つ的な。 情報量が偏ってるんでかなりこじ付けがあるけど、そこはそれ受け入れなきゃ全てが始まらない。 でもまっすぐ進んでその先に幸せはあるんだろうか?
なかなか好き。展開される推理に感心するとか納得するという楽しみ方よりは、関わる人たちの優しさにホッとする感じか。「ぼくの彼女」が抱えるものも確かに残酷でしんどいけど、置き去りにされた女の子の話がどうにもインパクトが強かった。答え合わせがないからあの後がわからないけど、あの子にとって直幸たちの存在は少しでも救いになったろうか。
石持さんお得意(だと思う)の安楽椅子探偵系ミステリ。どの話にも強引なご都合主義っぽさはあるけれど、淡々とした中にも優しさがある推理のためにさほど気にならずすいすいと読めた。ミステリだ謎解きだと意気込んで読むのではなく、二組のカップルの恋愛小説だと思って読むとまた違った印象に。推理というより推測のまま終わっている話もあるけれど、その推理で人が幸せになれるのであればそれもありかなあ、と思ったりも。まっすぐに進んだ先がどうか陽だまりのような場所でありますように。
とても読みやすい文章で、サラリと日常の中の謎解きを描いていますが、扱っているテーマは意外と重いです。それでも読後感がとても爽やかなのは、作家さんの読ませ方が上手いのかなぁ。
いかにも石持さんって感じの日常謎とき話でした。ちょっと無理矢理な話もあったけど、読んでて不快じゃない。しかし最後の話は驚いたなー。過去にそんなことがあったとは。
私たちも他人を見てよく想像を働かせるので、面白く読みました。文体やお話はさらっとしているけど、考えさせられながら読みました。この作家さんのほかの作品も読んでみたいです。
初めての作家さんでした。学生ぐらいからでも読める日常の謎解き&恋愛もの。とても読みやすく傘の話などはよかったです。4人の関係も微笑ましい。1時間のドラマをポツポツみてる感じ~
ナオユキって名前の人は、ステキな人が多いのねー(*˘◡˘*)なんて…
こんないろいろ考えてる人とつきあうって大変そう…んーどうでも良くね?で終わらなさそう。石持浅海今まで知らなかったけど、カワイイオシャレな謎解き作家さんね♪
感動しちゃうくらい美しい女性高野秋に出会った川端直幸が、彼女の左上にはめられた2つの腕時計は何の意味があるのか?彼女が時々見せる心の闇は?直幸が千秋の秘密を知るお話。千秋の悲しい辛い過去にびっくりしたけれど、ラストは眩しいくらいの光がみえてよかったぁ~。「幸せに向かってまっすぐ進め」で直幸、いい名前じゃ~そんでもって、顔もスタイルも頭もいいって、千秋幸せもんじゃ~。
さらりとした言葉の中に、熱さがあったり、ほっこりもしたり、終始読みやすかったです。千草視点の話の方が好みでした。傘の話がいちばんよかった。
与えられた情報を手がかりに想像力と論理を駆使して推理するが、真実が明確にならないものが多く憶測の域を出ない。でもそこが魅力。可能性は無限で、想像力を逞しくすれば幾つもの推理が生まれる。幾通りもある道筋から一つを真実と信じまっすぐ進もうと決めるきっぱりとした姿勢が、不幸や死が背景にあってもそこに一つの区切りをつけさせる。短時間で、少ない情報で人の心の奥底がわかるはずはなくても、悲しい事実に変わりなくても、何かしら結論を下さないと人は前に進めないんだなぁ。
一応、日常の謎系の安楽椅子探偵ものになるんでしょーか。「Rのつく月には気をつけよう」のような食べて飲んで無駄話のような謎解きをして…という連作。川端目線でない2作は書き下ろしとあって、ほか3作とは空気感が微妙に違うような、とってつけたような感じも。ラストの話は、結局のところ救われないのだが、秋は救われたと感じるのか?(図書館より)
日常の謎プラス恋愛小説、といった感じの連作短編集。推理が強引な気がするが普通の小説と思えばそれなりに面白い。ただし、最後の短編は除くが。
この著者でハズレに当たった記憶がない。今回は日常的な話(アタシ好み)。語り手の視点が少しずつ変わるけど、メインの登場人物はたったの4人。それぞれに魅力あるキャラだ。読みおわって、ほっとするというか、暖かい気持ちになれるというか、ほっこりできた1冊。
どの話も真相は定かではなく、推理がちょっと強引な気はしましたが、楽しめました。「いるべき場所」の推理だけは納得したくない・・・。
安楽椅子探偵。あくまで、口上での推理であるため、事実が何であるかというのは不明のまま。しかし、その論理は納得できるし、導かれた答えは幸せなものばかりで、あったかい気持ちになれた。
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