図書館の女王を捜して
図書館の女王を捜してを追加
図書館の女王を捜しての感想・レビュー(185)
「図書館はお花畑。人は本と本の間をひらひらと飛び回る蝶。」という表現が心に残った。登場人物の書き込みも薄目で、途中でこれはドロドロしてくるのかしら?と思わせるも、結局はサラッとほんわかした読後感。何につけ不思議な物語でした。あっさりした物語だっただけに、「あとがき」を名乗るには長く、つんのめった感のある「あとがき」の濃さが際立っていた。
題名と装丁(牧野さんのイラスト)で手にとってしまったが、ちょっと合わなかった。言い回しがちょいちょい下品で、それが持ち味なのかもしれないけれど、私の好みではなく。亡くなった妻の香り、蝶の形の栞、図書館に残る彼女の気配…と、好みのツボはあっているんだけどな〜。エッセイのような長い後書きも、え?何の関係が?と唐突な感があった。作者の中ではつながっているのかもしれないが。
☆1 守護霊の存在を信じますか? 互いの伴侶を無くした二人、それが守護霊として互いに憑いている!? ファンタジーな設定ながら、どこか落ち着いた雰囲気で日々の生活は続く。 蝶の栞と薔薇の香が登場人物を繋いだ。 私とこの本を繋いだのはタイトル。薔薇のマリアに出てくるトモヨさん(文書館の女王様)に似てるなと思って手にとった。読書で得た知識は繋がり、飛躍する。ロリータ順子という人物もいずれ何かに繋がるのだろうか、それは現実世界に影響するのか。輝き、燃えた彼女の冥福を祈りつつ、私は次の知識を読みあさる。
喪った人の言葉を、知ることができたなら。もう一度、その顔を見れたなら、と。図書館の本を征服していくことに、喜びを見つけていた妻の面影を、匂いを、少しうろんな人々の間に見つけていく物語。あぁ、それにしても、本当のバタフライキスとは(笑)
「図書館」という単語に惹かれて手にとりました。図書館・栞・香水とポイントがあり、色々な人と繋がりができていく。守護霊と話ができるとか見えるとかほんわかした不思議な話でした。
久々にミステリとかサスペンスじゃないほんわかした本を読んだ。わたしも会話が出来たらいいのにな。サチエさんの性格は生理的に好きじゃないので読んでいて不快だった上、それに乗りそうになっちゃう主人公にもやもやした(奥さんも同じ気持ちだっただろう)。わたしは気付かなかったのだけど、そういえば、表紙…笑
「あちら」と「こちら」の距離が妙に近いのに、あまり違和感や恐ろしさを感じない。奥さんの居場所はすぐ見当がつくけど、折々に引用される名作のタイトルや言い回し、小洒落た小道具で美しく感じる。
蝶の栞や香りなど、印象的なものでうまくバランスをとってるよう。ファンタジーな安心感と妙な不安感が混在している。そんな本編後のあとがきが強烈で、印象ががらりと変わり、作者自身のカウンセリング小説的な一面も見えるよう。
『図書館戦争』をずっと読んできたので、タイトルつながりで、借りてみました。この方の本は初めてだと思います。私には霊感が全くないので、よくわかりませんが、こう簡単に、誰かについて、思い通りにしたり出来てしまうなら、ゴーストバスターは必要だなぁと思いました。盲目の青年が、触れることで、背後霊と話ができる設定は、安直かと。それと、タイトルと内容が結びつかない。主人公の亡くなった奥さんが女王ってことでしょうか。
この作者の、ファンタジーな世界をどこか冷めたダジャレとギャグで描いた作風が好きで15年くらい前はよく読んでました。久しぶりにこちらの新刊を見つけて読んでみたものの、当方自身が年をとったせいか、作者のパワーが落ちたのか、たんたんとした流れは昔と変わっていなかったものの、あまりおもしろく感じませんでした。本編よりも何が言いたいのかよくわからないあとがきのほうが記憶に残りました。
大切な人を失った喪失感を何かで埋められるか。といったら、否。 でも、失った人が霊的な存在で、その辺にいるとしたら。ちょっと興味はある。 (図
これは、帯とタイトルに騙される一冊でしょう(^_^;) 霊云々が出てきたあたりで「ん?」と思い、それがメインに話が進められていくにあたっては、もう惰性で読んでしまった。妻を亡くした男性の元に、「私の亡夫があなたに憑いている」と話す女性が訪れて・・・という内容。内容はともかく、蝶の栞は魅力的だった。本編よりも、長いあとがきの方が小説らしいというのは、いかがなものか(^_^;) そして、この作品のあとがきにする意味&意図はなんだったんだろう?
丹念に書かれた閉じた話だ。守護霊としてつく話は梶尾真治さんで同様の話があったけれど、向いているベクトルがあまりにも内向きに思えて。最後のあとがきが独立したお話で。結局一番書きたいところはここだったのかも。あとがきの彼女へのレクイエムと思えば、この雰囲気は納得できるかもしれない。
図書館に通うことが大好きだった妻が突然亡くなった。その妻がお気に入りの『香り付きの栞』を図書館の本に挟んで返却する。残された夫は妻の『栞』の匂いを嗅ぎに図書館に通い、『栞』がなくなるたびに補充する。その『栞』が人々を引き合わせる偶然なのか必然的なのか・・・ちょと切ない。
今までそばにいた人が、突然いなくなる・・・。考えたくないくらいおそろしい。この本は、知人と喧嘩別れしたあとになくなったと聞いた著者の自分への癒しのために書いたのではないかと、あとがきを読んだ後思った。人への記憶、想いはしおりにつけた香りのように、だんだん薄れていってしまうのか。切ないな。
図書館でタイトルに惹かれて以前から読んでみたいと思っていた作品・・・なのだけど、予想した話と全く違っていてガッカリ。他の方も書かれているように下ネタが多いし、ストーリーも何が一番書きたいのか伝わって来ない。一体何を狙って書いたのだろう。文章が上手いとも思わないし、後に残るものもない。そして作品内容とかけ離れた長いあとがき・・・なんだったんだ、一体。
この著者の作品を初めて読んだ。話の筋は悪くないと思うのだが,オカルトに寄っているのか怪奇によっているのか判らない上に,常にシニカルだと感じた。あっさり人を死なせるのもいただけないと思うし,死んだ人とごく普通に会話できる世界観もなかなか受け入れがたかった。タイトルの意味が最後までよくわからなかった。タイトルは大変に美しく,あの栞の蝶をもっとキーにして詳しく書き込めば,題名に応じた珠玉の作品になりそうな気がする。微妙な感じ。
てっきり女性の作者と勘違いしていて、読んでいると男性目線の表現が出てきてやっと気づきました。内容も想像していたものと違っていたので、最後はどこに行き着くの?と思ってるうちいにいろんな色に変化していくような作品でした。最後はまあるい、きれいな色の球体になったような感じだった。ただ、あとがきを読むと作者の意図したことを自分が読み取れていないのか?と不安になってしまいました。
ほのぼのとしながら、優しい文章で、くすっと笑ってしまったりしながら、読みました。しかし、後書きがリアルで、一瞬で空気を変えてしまい、違う本を手にしたような気分で???となりました。後書きのいう前作を読まねば解決しないのか?図書館でそのときそのときの勘と感でひっぱってくるので、こういうこともあるのね。
【図書館】図書館で物色中に、タイトルがやたら目をひいた。流し読みするのにはちょうど良かったけれど、尻切れ感が強いのは後書きのせいでしょうか・・・。
タイトルに惹かれて読みましたが…内容がイメージしていたものと違って、どうしたものか…と思いました。スピリチュアルなものに全く興味がないので、物語世界にいまいちついていけなかったところがあります。が、文章が妙に魅力的で、ニヤっとしたり吹き出しそうになったりしながらタラタラ読了。ところで、このあとがきはどのように扱ったらいいのか?
想像通りの展開で特にこれといったことはなく、ただ「この人は胸しか見てないのか」と思ったが、あとがきを読んで複雑な気持ちになった。あとがきの物語の方が読みたい。
ご都合主義的な展開もあるが、登場人物にみな好感が持てる。柔らかで、希望と哀しみの透けて見える物語。個人的にはあとがきが不要。せっかくの、ほのぼのとしたせつない読後感が台無し。
事実は小説より奇なりというけれど、本編よりもあとがきの方が「物語」になっていると思った。主人公のその後が気になる。大丈夫なんだろうか、この人って、私が心配することもないのでしょうが・・・
大切な人を亡くした後、その人の霊がすぐそばにいると聞いたら少なからず縋りたくなってしまうんじゃないか。でもその感情が霊によって操作されていたら。恋心まで操作されていたら…。故人がよかれと思ってしてくれたことでも、一度小突いてやりたい!と思ってしまいました。文学作品や作者を突っ込みに取り入れるって、ちょっと斬新。
いつもは憑く話はじめでやめてしまうのですが、軽い感じと謎でついつい読み切ってしまいました。憑く憑かないは置いといて、比喩表現というのかな…とても綺麗でした。
守護霊や霊能者が出て来るけど、怖い話ではなく優しいお話でした。どちらかと言えばファンタジー?凝った作りのしおりにすごく興味がわいた。
図書館の女王を捜しての
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