ポトスライムの舟

ポトスライムの舟
194ページ
1222登録
amazon.co.jp でポトスライムの舟の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

ポトスライムの舟を読んだ人はこんな本も読んでいます


ポトスライムの舟を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

ポトスライムの舟の感想・レビュー(911)

表題作ではなく、十二月の窓辺の方、私の新卒時代を書いたのかと思った。作者と同い年だもんねぇ。この世代の10人に1人はツガワで20人に1人はナガトかもしれない。

えらいキッツイ本を読んでしまった。同世代作家さんだからこその共感。就職氷河期の中内定を得て就職した先は理不尽がまかり通る職場、それを我慢するか「12月の窓辺」。居心地いい職場は金銭的不安がつきまとう「ポトスライムの舟」。私も含めてどこにでも転がってるよ、心当たりあるよ!!てなデジャブ感を味わえます。「みんなもっときちんとしてると思ってました。おかしなことや自分の納得できないことがあると、それを冷静に指摘して対処するものだと思っていました。そうでもないことは世の中にいくらでもあるんですね」
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/10

新入社員の読む小説じゃなかった・・

MUSIC…のほうが断然すき!!やっぱYAが好きなんかなー。なんでかなー。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/01

体験に基づくエッセイのようにも読める。「前の仕事をやめた後、何もしていなかった頃の焦燥を思い出すと、体は熱いのに身震いが起きる」 ただ、カタカナの名前や人称の使い方が独特で、慣れるまで時間がかかる。

若い現代女性の働いてお金を得るということ、生活していくということの、大変さが根底にあり、両作品とも暗めな話だった。実際主人公のような女性は多いだろうな、そのリアルさがいい。暗さの中にささやかな楽しみや希望があって良かった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/18

日本の低賃金労働が真面目で質の高い女の人によって支えられているから、社会が荒れないのかな

初読み作家さん。「ポトス―」の主人公とは共通点がいくつかあって、共感できるところも多く、「十二月―」では最初の職場での辛さを思い出し…。楽しいよりは辛い部分が多い読書でした。働くこと、生活を維持すること、お金を貯めること。どれも全部大事で、でも簡単ではない。その中でどんな生活を送るか。そういったことを改めて考えさせられたと思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/15

主人公と自分が重なりまくって、とても驚いた。お金を使わないように使わないように・・・・・・と毎日どこを切り詰めるか考えたり、少額の出費でも躊躇したり。どんどん自分が内向きに小さくなっていっている感覚。 かといって、生活の全てが暗くて辛いかというとそうでもない。楽しいことも嬉しいこともある。不思議と前向きにさせてくれる物語でした。吹っ切れた後に目標達成っていうのもとてもよかった。 『十二月の窓辺』もおもしろかった。職場って自分の意思や行動じゃどうにもならない場所だよなーと改めて考えさせられた。 どちらの主人

人の思考回路ってこんな感じだよね。興味もつ出来事があちこちで起きて、たまに脈絡なく思い出して、記憶だって完璧じゃなくて曖昧だったり。やってみようとなると何らかの外因であきらめたり、違う方向に考えが飛んでって別のことやりだしたり。小説でこんな風に、人のふわふわ感(?)が出てるのって、珍しいなぁと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/11

可もなく不可もなく。おそらくは書き手のほうが読み手より楽しんでいて、それで商品としても成立する小説というバランスが何よりのポイントだが、作品として充実するにはあとニ三滴の毒が必要とみた。特にこの二つの作品のテーマとなる懊悩が、「常識人の自家中毒」なら尚更の論理。解毒し切れない「常識人」も狂う社会の限界、について疑問を呈しているのがこの作家。我慢しているうちになんとかしてきた人たちの昨日今日明日、こともなく、静かに、というこのスタンスに何より必要なのは、狂ってまで変えようとする明日なのでは。それは文壇も、だ
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/08

文体が評価されているんだろうな。「自分にも書けるんでは?」と思わせられるが実際には到底書けやしない文章、するするっと読んでしまうが噛みしめるべき味のある文章。/津村さんの作品には総じてwomen without menが描かれているような。「男を排除している」のでも「男が不足している」のでもなく、ただ自然に男が含まれていない女の世界。文学でいうところのhomo socialに近い?/俗っぽい感想としては、就活前に読むもんじゃなかった。特に「十二月の~」のほう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/28

人間関係が理由でたくさんの人が離職している。真面目で優しい人ほどパワハラの被害に遭いやすいという哀しさ。働く事、お金を得る事ってなんだろうと考えさせられる。でもちらちらっとあるユーモアと文体でさほどの暗さを感じず読める。いい作家さんだなと思う。

自分の一年間の年収と世界一周の費用が同じであると気づいたナガセを描いた『ポストライムの舟』 上司の執拗なパワハラ、同僚の無関心、会社という箱に生きるどん詰まりのツガワを描いた『十二月の窓辺』「特に幸せでもないが、不幸でもない」ただ、漠然と疑問に感じる このままでいいのだろうか 生活を維持するために働く意味 そもそも生活を維持する意味があるのだろうか そんな疑問を抱きながらも 毎日を何となくこなしていく事の悲哀と諦観。十二月の窓辺は泣くような話でもないのにちょっと泣けた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(1) - 11/20
aoneko
会社なんて、宇宙からしたら塵みたいな自分の生活の一部でしかない。離れてみればどうってことない。何を悩んでいたんだろうとおもう。でもその場にいる時はそこが自分の世界のほぼ全てだ。解説で作者の文体のスタイルについて触れられているところが興味深い。読者とももしかしたら著者自身とも独特の距離感を保った文体は、こういう日常型の作品を届けるのに効果的なようにおもう。
ナイス!ナイス! - 11/20 22:08


期待以上。使ったお金を手帳に書き込むところとか。ぶつぶつと心の中で思うこととか、暗いけど、地に足をつけて生きてる感じがする。働いてお金を稼ぐってとても地道なことなんだ。そこに幸せがありますように。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/15

初津村さん。『ポトスライムの舟』うまく言えないけど、好きな雰囲気の物語。最後が特に好き。岡田さんがいい。ただ、病院行く時間も惜しんでお守りひとつ買うのも躊躇してしまうぐらい働いて働いてお金を…っていうのが怖かった。『十二月の窓辺』暗い…!どんどん気分が沈みこんでうーうー言いながら読んだ。最後はちょっとびっくり(通り魔の正体)したけど救いのある終わりに感じたのでよかった。理解力不足でアサオカが「彼女」なのか「男の子」なのかがよくわからなかった…
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/12

お金を貯めるため、そこまで自分の時間、身体、精神、をすり減らしていくのか、と悲しみを感じました。無理して頑張ることの奥にあるものは。

物語り終盤の、視界が開けていく感覚を味わいたくて津村作品を読むのかもしれない。何も変わりようがないような閉ざされた日常の中で、それでも、小さな何かに目覚めるたびに自分にとっての世界は変化していくんだと思える。私は本質的には自由なのだと。そのことを忘れそうになったときには、また手に取るかもしれない。

「ポトスライム~」ではナガセ、「十二月の~」ではツガワ。主人公の生活を剥き出しにした作品。彼女らの諦観寄りな主観がつらつらと綴られており沈鬱だが、私の価値観がそれと幾らか違うだけで、人が生きるとは大体そういうことだろうなと考えさせられた。人名をカタカナにしたのは失策。把握するのに難儀した。また突然三人称で記される珍プレーには驚いた。全般に推敲不足が多く辟易。それでも芥川賞である理由は、世界一周の料金が年収と同じだから行こう貯めようという一本軸の周りで些事大事に翻弄されるやり方が堂に入っていたからだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 10/31
こたた
ナガセが「以前の仕事で激務とストレスにより体調を崩し退社して休養した」とあり、ツガワがまさに社内でパワハラに遭っている。この被せは両作品の価値を高めていると思う。作者はどんな経験をしてきたのだろう。
ナイス!ナイス! - 10/31 09:26


kei
派手な演出等は無いけれど、大地にしっかり根を張って生きて行く社会人の姿に、改めて、仕事とは何か、お金とは何か、幸せとは何か、自分に問いかけてみたくなる作品だった。読んだ後の余韻を楽しみたい一冊。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/28

第140回芥川賞受賞作。津村サン初読み。宮本輝氏の推薦文に惹かれて読みました。『ポトスライムの舟』は、主人公ナガセが仕事のモチベーションを保つ為に最初に思いついた事に??でしたが、世界一周の旅費を貯めると決めた辺りから、物語に入り込めました。実現出来そうな事を目標に慎ましく暮らす大切さが伝わりました。『十二月の窓辺』は、読んでいるうちに息苦しくなりました。が、ラストは驚きと安堵に包まれました。一気に読まないと、ぷはっっ。って息継ぎできないよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/24

津村さんてもっと年配の方かと勘違いしていた(吉村昭氏の奥様と間違えていたようだ)。「十二月の窓辺」は上司のパワハラがリアルすぎて直視できず斜め読み。津村さん自身もパワハラ被害経験者だからか真に迫るものがあった。表題作は主人公のナガセの不安定さに最初ははらはらしたが、津村さんの本を読みたいと思ったきっかけの「京都の迷い方」でのコラムに繋がるような、お守りや仏像の話とかも出てきてちょっと嬉しかったり。興福寺の一言観音様とか、戒壇院の広目天とか。つぎは「カソウスキ~」読んでみたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/16

淡々とした文章がいい。こんな感じで長編だったらまず読まないけど(笑)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/02

「維持して、それからどうなるんやろうなあ。わたしなんかが、生活を維持して。」つらい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/19

読んでいて、むかしの友人を思い出した。 あの頃 私達は、横暴さや、無知からくる粗雑さにはめっぽう弱かった。 時代が変わっても、こういう感性が どこかで生きているんだなあとシミジミ・・。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/13

表題作は淡々した日常が描かれていますが、時々クスッとさせられたりして、面白かったです。生活のために働く中で、世界一周という非現実的なものにお金を使ってしまおうと考えるナガセの気持ちは何か分かるなぁ。「十二月の窓辺」の方は全体的に暗くて落ち込んだけど、ラストは少し救いがあってよかったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/08

★★★★☆ 停滞感の表現がなかなかいい。この雰囲気で長文はきついので短編なところも○
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/04

「十二月の窓辺」の方が印象的。パワハラのリアルさに吐き気。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/20

思っていたよりも面白かった。過酷で、恐ろしさもありました。特に収録されている「十二月の窓辺」とか。これを読むと私、ちゃんと働けるかなあ……と考える。責任なんて持てるのかしら。怒られることしかできないんじゃないかなあ。そもそも社会人として生きていけるのだろうか。まあ、社会人になれるんかという問題もありますね。ああ、渇いた笑いしか出ない……。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/16

「世界一周の費用と年収が同じ」とのことだったので、もっと明るく楽しいお話かと思い込んでいたので残念でした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/15

表題作と、『十二月の窓辺』。どちらも働くことについて考えさせられる。ポトス〜は自分の働き分とお金を天秤にかけるところから始まり、最後は結構前向きに爽やか?に終わった。結構好みのお話だった。十二月〜は、職場いじめに苛まれる主人公がどこかへいくまでのお話。言葉の暴力はやはり恐ろしい。活字でも辛い。実際に浴びせられ続けるとまともな判断ができなくなるだろうと思った。あのままツガワから変えたい!なんてできなかったろうし、どこかへ行かないと、まわりの辛さも気付けなかっただろうから今回は良い判断だったのかなあ
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/14

表題作はもやっとした印象。これが芥川賞か…う~ん。十二月の窓辺のほうが好みだったかな。逃げることも大事。それが正解。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/12

「作家の口福」のエッセイが気に入ったので試しに読了。芥川賞受賞作の表題作にもう一篇を加えた中篇集。残念ながら暗くて内向的な描写がきつくてあまり合わなかったです。どちらかというと「十二月の窓辺」の方が好み。最後の方の二人の人物の正体が明かされていく過程がミステリっぽい感じがして面白かったです。次に津村さんを読むときは明るそうな話がいいな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/10

思わぬ出費があるものの目標にしていた金額がたまっていてよかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/07

後の分の方が好きでした。ぼんやりして掴めない感じがずっとついてた。パーカーの人は誰なの?
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/02

vic
淡々とした日常が描かれていますが、読んでいて悶々としてきてしまいました。「十二月の窓辺」は、じめっとした職場環境にイライラしますが、最後にはトンネルを抜け出たような開放感を味わいました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/24

表題作より「十二月の窓辺」のほうがよかったです。現状にじっと耐えてるだけだった主人公が、最後に、苦しいのはつらいのは自分だけじゃなかったと気付くところが感動モノでした。目の前の友達のつらさを分かってあげられなかった悲しみも。そしてこれからは、自分がつらいことをひとに伝えて改善するのではなく、自分が少しでもひとの気休めになれたらいいと決意する。素晴らしかったです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/04

登場人物に、きちんと名前があったら、カタカナの名前でなかったら、ちょっと読むのが辛かったかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/02

相手の言い分が明らかにおかしいのに、なぜか言い返せないように相手に言いくるめられてしまうことってあるよな、と思う場面が多かった。でもそれでも、ツガワが苛められたり、りつ子が夫から理不尽な要求を迫られたりするのを見ると、「言い返しちゃえよ!」ともどかしく感じることもあった。意地悪や理不尽な要求をする人に立ち向かうのは難しいけど、でも第三者から見ると間違ってる場合も多いし、対抗する勇気も大事だと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/28

★★★★ 会社でひどい目に合い、ラインで働く主人公、会社で人間性を否定されそうな目にあう主人公。どちらも、人への思いやり、自分のペースをなくさずに、普通にまっとうに生きているところがとても好き。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/24

もっと見る
ポトスライムの舟の 評価:71 感想・レビュー:323
ログイン新規登録