チェーン・ポイズン (100周年書き下ろし)
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チェーン・ポイズンの感想・レビュー(851)
読メのお気に入りさんが、去年の一位にしていて、かなり気になっていた本です。「あと1年。死ぬ日をまちつづける。それだけが私の希望ー。」という帯にも、興味を惹かれます。読み始めたら、おもしろくて一気読みです。そして、見事に騙されました。この本は、「生きる」ということを考えさせられます。毎日毎日が過ぎていくそこに自分の存在意義や価値はあるのか?とか…。けれど、私の場合、登場人物のようにそんなに真面目でも、ナイーブでもないようで、頭にふとよぎるくらいですが。
前回この作者さんで読んだ2冊がよすぎてこれは普通だった。よすぎてといっても感動するほどではなかったけど…騙される感じが好きだからそこはよかった!!
面白かった! 初めての作者さんだったし、テーマが「生」だったので、自分にはあまり向いてないかもしれないと思いつつも、帯の誘い言葉と最初の一行でもう惹かれた。時間軸なんかも非常に分かりやすくて、結構簡単に読み進められた感じでした。 「死」を待つ女性と、3件の服毒自殺を調べる記者と。所々にあった小さな矛盾や引っ掛かりも最後の最後で納得がいき、本多さんの仕掛けたひっかけに堂々とはまり、これ程までに種明かしまで何も気づかず読み進めていたのは初めてかもしれない。 面白い、本当に面白かった。出来ればもっと早く出会いた
名も知れぬ平凡で孤独な女性の生。「自分を一番知っている人。あなたが正確に何を考えていたかまでは分からなくとも、あなたという人間を知ろうとしたら、私は誰に会えばいいでしょう?」誰しも「一人分の孤独」を持って生きているが、この孤独と向き合って受け入れて人と生きていくことについて考えた。高野の友人・職場の評価と百合の家での言動のズレが人間性を感じさせた。
初めての本多作品。最初から惹きつけられました。一年後の自殺に救いを求めて、日々を過ごす女性と、自殺していった人々の謎を追うライター。二人の話が交互にそれぞれの叙述で語られ、やがて真相が明らかに。最後の山場からエンディングまでの種のあかし方が(文字通り)いいですね。ドキドキしますが後味は悪くないです。
一気読み。久しぶりの本田節、堪能させていただきました。まじで面白いです!主人公高野章子は30代も半ばのOL。人生に何も希望を見出せなかったところ、ひょんなことで出会った人から「1年後、楽に死ねる毒薬を与えるので1年間生きてみてください。」と言われる。物語は、高野の死に至る1年間と、高野の死後、高野の足跡を追う雑誌記者の話が交互に展開される。果たして真相はいかに。コメントはネタバレなので、未読の方は見ないでちょ。
あれ?文庫版の帯が気になってたのを図書館から。なんだけど、そっち?高野章子と一年の自殺と雑誌記者。ふ、と嫌になってもういっかて思ってしまうこともあるけど、それでもやっぱり死にたくないなって思うけど、ここにはそういうのじゃなくって周りを包み込むように死の影が付く。あと、一年。孤独とか絶望とかそういうこと以前に、もっと突き抜けて、ただ無の物語だと思った。
本田さんの作品、今回初めて読みました。 ほぉ~そうなりますか~。最後に完全にだまされてしまいました。 でもそれがすごく心地良かったです。
やられたー!(*_*)本多さん作品2冊目だけど長編ということもあってか前回のmomentより読みごたえがあった。皆さんのレビューを見ていたのでどんなどんでん返しがあるのかハラハラしながら読みました。最初から騙されてたとは・・・・そして転機となったシーンではなにが起こったか分からず三回くらい読み直しました(笑)最高です。
やられた。結末を知りながら読み進めていくんだなーって勝手な先入観で思っていた。そんな簡単なことではなくて、とてもいい望んでいた結末がそこにはあった。おばちゃんの施設ですごした日々がとてもよかった。本多さんやっぱり大好き。
本多孝好はやっぱり天才だと思う。ストーリーもトリックも秀逸だけど、何より読後感が素晴らしく良い。辛くて苦しい世の中に、ほんのすこしの救いを感じる、素敵な一冊。
もし私が章子さん立場なら死んでしまっていただろうか。いや死なない。でも10年後ならはっきり言えない。いろいろ考えるきっかけになりました。
2012年1冊目。連続自殺を追う記者と自殺を決めた女性の物語が時系列をずらして交互に進んでいく。施設を守る決意をしたときの女性の心情描写がピーク。生き甲斐を見つけてなお死ぬことを決める強さみたいのが良かった。あと死ぬ間際で未練を持って死にたいってのもなるほどなって思った。ただオチは残念。ミステリーの読みすぎ?意外さはあったけどそこまででもないと言うか…まぁ解けたわけではないんだけども、もっとスッキリしたかったと言うか。本多さんは真夜中の五分前が一番だなという感想。
作中に『二十歳の原点』が登場するというので読んでみた。予想よりずっと面白くて、すっかり罠にはまっていたのでどんでん返しに息を飲まされた。高野悦子という名前を上下に分けた二人の女性の一人は死に、一人は生きたことが感慨深い。元ネタの高野さんも、槙村悦子のようにひょんな事がきっかけで、死なないで済んだかもしれないのに、なんて考えたりして。
本多さんの本って表紙が奇麗だなぁ〜と思います。中身のイメージとよく合っていて、"透明"な感じ。とても好き。内容は…最後は本当に祈るような気持ちで読んでました(>_<)だって、少しずつ生きる希望を取り戻してきているのに!! けどよかった。救いがあって、とてもいいおはなしでした。ブログにも感想書いているのでよかったらどうぞ☆ 『物語は世界を救う』http://talessaveourworld.blog.fc2.com/blog-entry-44.html
再読。前回、話の筋は読めたものの、そこに流れる哀しみにかなり気持ちが引っ張られたので、今回は冷静ストーリーを追ってみた。けれど、孤独や絶望、死者への周囲の反応、絶望を知ってしまった人の姿が丁寧に描かれていて、やっぱりうまいなと再確認。生きる人がいて、死を選んだ人がいて、この話は成立している。ただ児童養護施設死守の最後のドタバタ劇は、ストーリーの中で浮いているかな。
やはりこうきたかって感じのラスト。でも予想だにしなかったなぁ。気持ちよく騙されました。気持ちいい!本多さんのお話は気持ちがいい。
*「人はみな孤独です。誰だって1人分の孤独を抱えている。―1人分の孤独になら耐えられる。そういう耐性を人間は備えているはずです」騙されました。同じ名前で名字を言った時点で違和感はありましたが…。でも槇村さんが生きていてよかった。あの子供たちと頑張って生きていってほしい。そうすればきっと孤独にも耐えられる。平坦に感じられる毎日<生きたいと思いながら死んでいく今日。死を選ぶのは当然良くないが、平坦な毎日よりいいと思ってしまうことはあり得ると思った。孤独って本当に耐えられるものなのでしょうか。
ミステリーとして面白いというよりは、おばちゃんと子どもたちの交流に心があったまった。これからこの子たちがどのように成長していくのか気になります。
チェーン・ポイズン読了。 再読なので話の筋は把握しているけど、それでもやっぱり面白い。 中身については他の皆様が書かれているので、ちょっと視点を変えて装丁についての感想なぞ。 一見シンプルでも、随所にちりばめられた「こだわり」がとても素敵。 タイトルのシルエットやはなぎれ部分の色使い、扉に使われた紙の手触り、 ページ部分のフォント、帯を取ってもつけても美しいところは、ある意味反則。 文庫本は手軽で良いですけど、手元に残したい本はハードカバーが良いなと思えた、そんな一冊でした。 装丁を手がけた高柳氏に感謝。
こうきたかー。ここを読んでたのでどんでん返しがあるのは予想してたものの、やはり最後はやられました。サトシくん、たくましくなりそうですね。でもそれは見守ってくれる大人がいればこそ。おばちゃんの言葉遣いが変わっていくのが面白かったです★★★☆☆
まさかのまさかで、お~でした。後半はやめられない、止まらない、で、結末がそうだったの!!でした。必要とされて生きてるって感じることわかる。
誰にも名前を呼んでもらえない孤独な女性。「もう死にたい」無意識につぶやいた一言。『本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」そこに居合わせた見ず知らずの人間がそう囁いた。更に、生命保険への加入を提案され、一年頑張ったらご褒美を上げるとまで言われた女性は・・・。その人にとっての生き甲斐が在り続ければ再生するチャンスはある、ということだろうか。最初は死の気配に満ちていたけれど、後半に向かって生気が現れるようになり、どんどん面白くなっていった。この作者さんの作品は、さら~っと染み入る感覚がある。
完全に騙されました。後半になって違和感にあれ?って思って、ああなるほど、みたいな。まだ生きていたい。大きくなったこの子たちを見たい。最後の最後に救われた彼女に感動しました。絶対に二千万あてがあるから、と言い張る所では少し泣きました。あんなに他人のためなんかに大金を渡したりしない、と言っていた人が。不思議ですね。人に必要とされることが、彼女に生きる道をまた指し示してくれたんじゃないでしょうか。とにかく感動しました。この年で読んでよかった。また十年後読んだらきっと違うことを思うんでしょうね。ちょっと楽しみです
一人分の孤独。確かにそれを自覚したことが自分にもあった。でも、どうやってそれを溢れさせなかったのかはもう忘れてしまったけど(笑)。自殺に向かっていく人の心の闇みたいなものを追っていく記者は、ある意味読者の心境でもあるのかも。まぁ、とにかく、最後は「やられた!ニヤリ」って感じだった。
見事に最後の瞬間までだまされました。ページを進めるにつれて登場人物が哀れに思えてどんどん不安が増していきましたが…途中で読むのをやめるとすごくもやもやした気持ちで寝ることになるのでぜひ一気読みしちゃってください!
同じころにアルカロイド系毒物で自殺した3人。 週刊誌記者がその原因を追究する。はたして真実に触れることはできるか。。。読後感は良い。
図書館で偶然見かけ、借りたのですが、思いがけず心を揺さぶられました。 自殺に向かっていく人の闇ってこんな感じなのだろうか、と想像しながら読みました。最後の方は、登場人物の生きたい、だけど……という葛藤に感動です。そして叙述トリック(?)にやられた!ってなりました(笑) これをきっかけに、また本多さんを読んでみようと思っています。
死を決意した人物の、最後の1年というものに興味を惹かれて読みました。「あと1年」と思うと、急に気が軽くなって、なんだってできる! ・・と主人公は「あと1年、あと1年」と魔法の呪文ように唱え、会社を辞め、暇つぶしに養護施設でボランティアを始めるなど、今までとは違う毎日を送ることで、目を見張るほどに魅力的に変貌していくのです。
本多さんツアー中。全体的に少し暗めな印象。長めなお話ですが途中でだれることもなく、ラストまでドキドキして読めました。
最後にそう来たか!という感じ.よくあるトリックではあるけど,そこに生きる意味とか,命について考えさせる内容を作り上げるあたりが本多さん.
2冊連続で死にまつわる話を読んだので疲れた。全然トリックがわからず、このまま終わるのか?と思ったら、そこは本多さん!ラストで魅せてくれた。読んでる最中は気分が悪かったけど、このラストのおかげで読後感は良かった。
チェーン・ポイズンの
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