モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)
モダンタイムス 特別版を追加
モダンタイムス 特別版の感想・レビュー(300)
「魔王」と比較するとライトな読み心地だけど、拷問シーンは淡々と書かれているこちで帰ってグロさが増されているし、謎だらけの不気味さは前作以上で、先を知りたいがばかりに分厚いこの1冊を一気に読んでしまった。私も検索ちゃんなので、すぐ検索して身の危険に晒されること間違いなしだな。我慢できずに「播磨崎中学校 個別カウンセリング 安藤商会 間壁俊一郎」で検索したら、まさかほんとにあんなサイトがあるだなんて!(笑)
「魔王」の続編とのことだったが、どちらを先に読んでも大して問題はない様に思う。「超能力」、「安藤」は共通のキーワードであるけれど。「魔王」では、体制化、ファシズムへの危惧が描かれていたが、本作は広大にシステム化された環境下では「個」は一つの歯車でしかなく、「仕事だから」の一言で、「個」は知らないうちに理不尽で凶暴な流れに加担してしまう恐ろしさが描かれていた。翻弄される男たちの中にあって佳代子のぶれないスタンスには、「複雑に考えすぎない方がよい」、「近視眼的でも身近な理不尽に対処」との示唆を感じる。
謎だらけの前半部分の方がハラハラドキドキ面白かったかも。といっても後半部分も楽しめました。でも、もっと深く話を広げれたようにも思えますが・・そうなるとさらに分厚くなってたでしょうけど。
★★★★★ 「魔王」を読んでおいて良かった。魔王と逆でポップなストーリー展開が楽しい。キャラクターも皆良かったけど、特に奥さんが良い。謎すぎて惚れた。ある意味病んデレか。
読み始めてからすぐに「あ,何だかゴールデンスランバーに似ているな」と思ったら案の定,ゴールデンスランバーと同時期に書かれたものだということをあとがきを読んで知りました。読み終わった時はパソコンで検索するのが恐くなってしまいましたが,つい「播磨崎中学校 個別カウンセリング 安藤商会 間壁俊一郎」で検索してしまいました。その先にちゃんと待っているものがあるのが面白い(笑)
あと、数十年未来の設定のようですが、もう現時点で、小説のような状況だと感じるな。まあ、背景設定よりも、自分の頭で考えて、自分でどう行動するか。これですね。しかし、奥さん怖い。
話が思ってもいない方向に進んでいき、面白くはあったのですが、もう少しテンポ良く話が展開していくと良かったかな。ページ数多すぎ、重すぎで、ちょっと読み疲れました。
なんだろう、このジワジワ来る面白さ。人はわからないときは何をすればいいのか?、とか、あるキーワードで検索してから巻き込まれる事件とか、主人公がSEとかビビッとくる。あと、井坂好太郎が良い味出してる。情報操作の論理はすごくよくわかります。魔王はサンデーのマンガしか読んだことないけど、すごく良かったのを思い出した。
情報が進化しすぎた未来の日本の中で一番強かったのは、「物理的に」強い佳代子でした。大きな目的の為に生きてるんじゃなくて、小さい目的の為に生きている、というのが一番しっくりきました。
「展開がなんだか漫画みたいだなあ」と思いながら読んでいたんですが、あとがきを読んで納得。漫画雑誌で連載されてたものだったのね。いつもの作品よりさらに読みやすく、ちょっと現実味のない展開もあったけど、「本当にこんなことが起きてたらこわいな」、と思ったりもした。まあ、感想といえば、「とにかく長い」。79
読んでる途中に思ったことは、話の進むテンポが悪い。夢中になって読む感じじゃなかった。内容も正直微妙。伊坂作品の中では駄作の方なんじゃないかと。
久し振りに小説を読み始めようと思い手に取った。挿絵があり読みやすいだろうと思ったからだが、先に絵が目に入り邪魔でしょうがない。もうちょっとページを考えてくれれば。そして、魔王を読んでいなかったのが悔しい。最後に作者の説明読んで気づいた。遅かったな。
3年ぶりに『モダンタイムス』読みました。今回は特別版。挿絵付が良かった。よくわからないところが私には多い井坂作品としては、一番良かったかな?『魔王』とそんな形で繋がってるなんて!まさか腹話術だなんて!(ちょっと忘れてた)安藤兄が時空を超えて出てきた感じ。性格は違うけど。とはいえ、確かにシステムは怖い。無自覚?なそれも大きなシステムって、だから『モダンタイムス』なんだねえ。チャプリンのそれは見てないけど。でも、これを読んだら、なんか解ったような気がするのは、やっぱり井坂さんの勝利なんだろうな。良かった。
確かにそうなのだ。伊坂幸太郎の本は読みやすいし、会話主体だし、最初からありえない展開で読者の目を引き付ける。これと言って難しい語彙が出るわけでもなく、手軽に読めることに終始している。そして何より、彼の本で世界が変わるわけではない。ただ、沁みる。日常のある部分において、それがプラスであれマイナスであれ読書した経験というのは間違いなく個々の日常に生きるはずだ。これは個人的なことだが、彼の本はいつもプラスに働いている。しかし、けれども、「勇気はあるか?」の問いに対し「この本から貰った。」とは、答えれない出来。
人間は大きな目的のために生きているんじゃない。小さな目的のために生きている。」 世の中が大きくなり、全ての人が何か大きな流れの中の歯車となる今。シンプルに、目の前の大切なモノの為に生きよう。 大きなテーマの中にエンターテイメントとして様々な人物や事象を取り込み、ハッとする良い言葉が散りばめられています。
知人に借りた特別版、やっと読み終わりました。挿絵がちょくちょくリアリティあって怖かったなあ。魔王が苦手な作風だったから倦厭してたんだけれども、伊坂さんらしいユーモアもあり、とても面白かった!
★★★★☆ 『魔王』の世界から50年、それは検索から監視が始まる恐ろしい世界。仕事だから、システムだからと無自覚に動かされる人々。真実は一体どこにあるのか。考えろ、考えろ。勇気はあるか。大きな目的より小さな目的を。スカートを直す人間になれ。面白いが、もう少し分量を絞れなかったものか。しかもこの文字の大きさで二段組みは読みにくい。(図)
モーニング発の初小説。連載内容をまとめたもの。花沢健吾の挿し絵付き。
ストーリーとしては『魔王』の続編にあたり、世界設定は共通している。
とあるシステム開発の現場で直面した謎から展開する物語。序盤は正直冗長に感じる点もあるが、中盤以降の畳み掛けは壮絶。
著者名を模した井坂幸太郎という人物が登場し、また主人公の職業は著者の前職システムエンジニアである等、著者の投影や自伝的要素の有る無しを考えさせる。伊坂幸太郎にしては異色、と感じた点はそこ。
★★★☆☆ 通常版は既読で、挿絵が見てみたくて借りた。以下、挿絵の感想。全体的に、文章だけで読んだ時のイメージとズレがあった。例えば岡本猛は29の主人公より若いはずなのに、これではおじさん・・・。まぁ、読者によって頭に浮かぶイメージに差はあるから、それは許容範囲だし、そっくり再現する必要はないけど、明らかに間違いっぽい描写も。 でも、連載時の挿絵を全て収録するというのはなかなかないし、良かった。挿絵が凄く素敵な作品とか、単行本化すると全部カットになっちゃうのは惜しいと思っていたので、もっと増えてほしい。
すべての情報は操作され、真実は私達には一生わからないのかもしれない。何かが起これば人が携わる、それが介入の方向から全く別の「事柄」になってしまう。佳代子の後ろが全く不明のままで終わるが、これはこれであると思う。人のすべてを知ることなんてできないと思うし。それにしても強いし、言ってることも力強い。別れることが何より辛いというのも分かるし、生きて会えることも当たり前ではないのかも。それにしても・・・恐い!恐すぎる!!読んでる間、長編小説と違う妙な感覚だった。ゴールデンスランバーと同時期執筆だったとは凄い。
あなたはこの他人の投稿を見て、本の評価を判断していませんか?もしある人物が『よい本だ』と大量に投稿し、そう思わせようとしていたとしたら? ・・・これは作中の会話にもあった話です。ネット化されいて本物を見ないで検索されたものを信じるという、『怖さ』を強く感じました。学んだこともあります。システムが巨大になると、人からは全体を想像する力が消えること。あと、広告で他と差をつけるには・・・など。仕事で使いたい!と思いました。ふふ、インターネットでの広告の仕事なんですがね。検索して見つけてもらうための・・・ね。
予約して借りたものの、あまりの分厚さに、読めんのかいあたし!とつっこみを入れたくらい見たとたんびびった。しかし、さくさくさくと読める読める。いったい終わりには何が待っているのかとわくわくしてたら、国家とかが出てきて、あ~やな流れだなあと脱力したのは否めない。今現実に日本という国家がしに瀕しているんじゃないかと言う怯えもあって、コメディが混じっていながら素直に笑えなかった。頼むから縁側でのんびりお茶を飲む老後を与えてくれよ!国家。
挿絵・花沢健吾の特別版。依頼された仕事を放棄して失踪した先輩エンジニア。彼の跡を継いで仕事に取り掛かる内に、危険な事件に巻き込まれていく。「魔王」の続編ということで、所々に前作の登場人物が再登場するのが嬉しい。「魔王」が好きな人にはもちろんお薦め。「ゴールデンスランバー」と同じく、結末とは概してこういうものなのだと割り切れば、分厚いけど長さを感じさせずかなり楽しく読める。こういうダークで重厚な伊坂は珍しいから、ストーリー展開を拷問に頼りすぎな点もあまり突っ込まないで置こう。伊坂第2期らしい作品でした
巨大な敵にわくわくした。テンポがよく、さくっと読めた。佳代子が行動は野蛮だけど考え方はまともだと思うのは危険。彼女が正義なんじゃなくて、ひとつの考え方というだけでそれは緒方や兎さんの考え方と基本的に等価値だ。出だしの一文と最後のセリフは、伊坂節だよなあと思ってしみじみ味わった。よくこんな印象的な言葉が書けるもんだ。本全体から、分かりやすい敵なんて居ない、自分の人生を生きろっていう感じのメッセージが読み取れた。
何とも言えない感じ。伊坂マジックは特になく、軽やかな会話がポンポンある感じ。ただ、その軽い台詞にときどき心に響くものがあってそれには感動しました。だけど、本の内容がイマイチだった。もう少ししたら、ゴールデンスランバー読みます。
今まで読んだ本の中で一番分厚い本だったと思います。超長編で重い内容でも一気読み出来たのは伊坂作品だから。でも超長編なのに残るものが少なかった、というか軽かった印象が。でもでもラストと読後感は良くて。ちょっと不思議な位置の作品でした。ただ伊坂さんは大好きですが残忍な描写は苦手なのでもう止めていただきたい・・・。(図)
読み返したりはしないと思う。あんまり好きじゃなかった…。内容が肯定できないというか、好きになれないというか、でも、にも関わらずおもしろくて最後まで読んでしまった本は、久しぶりでした(→たぶん初めてではないと思う。でもたとえばそういうタイプの本が何であったかというと思いだせない)。好きじゃないし肯定もできないけどおもしろいこたおもしろい。やってることとか見た目とか絶対的に趣味が正反対で好きになれないんだけど、友達なんかには絶対にならないんだけど、まあ、見てる分にはおもしろい=興味深いクラスメイト、みたいな。
2.5点 長かった・・ こんなに厚い紙をつかわなければ、これほど重たくなかったろうに。内容よりも、読んでる時の重さで思い出すことになるだろう小説。
モダンタイムス 特別版の
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感想・レビュー:113件














ナイス!






























